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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

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2025年07月

2025年8月 

※ネタバレありです

31/ イオンシネマ京都桂川 8番出口
7568
川村元気監督脚本作品。
二宮和也主演。河内大和、浅沼成、花瀬琴音、小松菜奈ほか。
満員の地下鉄で泣く幼児の母親に激高するサラリーマン。それを見て見ぬふりする主人公は、降りた駅で付き合っている彼女から妊娠を告げられる。
身の振り方をどうするか迷っているうち、地下道から出られなくなり、8番出口から出ないと進めないと理解するも、その異変気付くのがむずかしい。
原作はいわゆるインディゲームで、とにかく8番出口に向かって進む。異変があれば戻る。なければそのまま進む。というだけの簡単なトリガーで進行するゲーム。
なので主人公は原作では誰でもなく、つまり喘息持ちでもない。しょーもない設定が雑味にしかなってない。
ホラーでもないし、サスペンスでもない、緩ーい脚本が残念。
★★★
30/ TOHOシネマズ二条 ベスト・キッド レジェンド
7567 Karate Kid:Legends
ジョナサン・エントウィッスル監督作品。アメリカ映画
ベン・ウォッシュ主演。ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオ、ジョシュア・ジャクソン、セイディ・スタンリー、ミン・ナ・ウェイ、アラミス・ナイト、ワイアット・オレフほか。
北京からNYに越してきた親子。初めて仲良くなったピザ屋の娘の元カレが好戦的に一方的にいじめられる。またその父親は、金貸しの元カレの父親に借金がありそれをチャラにするために賭けボクシングをするも撃沈。その卑劣な手に闘志を燃やしや主人公は、地域の空手の大会に出ることになる。
なんでジャッキーかと思ったら、ウィル・スミス親子製作の「ベスト・キッド」あったなー。そこからジャッキー再登場かと思ったけど、全く違う役だったわ。
そもそも香港出身が北京に移り住むっていうのは普通なの?そこからNYに移住ってなんか都合いいなー
それとやっぱ空手が弱すぎて、クンフー映画になってるわ。タイトルにもうKARATE付けなればいいのに。
★★☆
30/ 京都シネマ 愛はステロイド
7566 Love Less Bleeding
ローズ・グラス監督脚本作品。イギリス・アメリカ合作
スリステン・スチュワート主演。ケイティ・オブライアン、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフ、デイブ・フランコ、エド・ハリスほか。
コロラドの田舎町。GYMを切り盛りしてるレズの主人公。そこにふらっと体格のいい同年代の女性が入ってきて、ちょっとしたトラブルから仲良くなり、恋仲になる。彼女は近々ラスベガスでボディビルのコンテストに出場したいという思いがあった。
そんな中DVの夫を持つ主人公の姉が半殺しの目に遭う。怒り心頭の主人公を見ていて、ステロイドの幻覚か怒りが止められなくなった彼女がその夫を撲殺してしまう。そこから2人の運命が狂い始める…。
そもそもの街を牛耳る主人公の父親エド・ハリスがすごすぎて、とにかくストーリーが動き始めたら転がるようにマイナスの世界に落ちて行ってしまうところが見事な演出。
A24らしい陰鬱な世界観。前向きで明るいアメリカじゃない世界が描かれていて最高。
★★★★★
24/ アップリンク京都 亀は意外と速く泳ぐ【公開20周年上映】
7565
三木聡監督脚本作品。
上野樹里主演。蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤、松重豊、村松利史、森下能幸、温水洋一、松岡俊介、水橋研二、岡本信人、嶋田久作、伊武雅刀ほか。
2005年公開の日本では珍しい、多分長編では初になるであろうオフビートなコメディ作品。
主人公のすずめは、ドイツに単身赴任の夫の愛亀と一緒に怠惰な生活を送っている。そんなときスパイ募集の求人広告を見つけスパイになってしまうが…。
公開当時は見れなかったので、せっかくデジタルリマスタされて公開されたので見てみた。
とにかく全編にちりばめられたオフビートな笑いが、なるほど祖なんだとは思える。けどこの笑いは笑いを誘うのかは人それぞれ。そういう笑い。まぁ、分かりやすい大阪の笑い(新喜劇的)がいいとも思わないけど、1回見たらもういいかな、と思ってしまう。
★★★
23/ MOVIX京都 バレリーナ The World of John Wick
7564 Ballerina
「アンダーワールド」のレン・ワイズマン監督作品。アメリカ映画
「ジョン・ウィック」シリーズのジョン・スタエルスキは今回は製作にまわっている。
アナ・デ・アルマス主演。キアヌ・リーブス(兼製作総指揮)、アンジェリカ・ヒューストン、ゲイブリエル・バーン、ランス・レディック、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ノーマン・リーダス、イアン・マクシェーン、アンヌ・パリロー(!!!どこに出てた???)
「ジョン・ウィック」シリーズ3作目のスピンオフとして作られた本作。アサシンの一人であるイヴ・マカロの出自を描いている。
丁寧に描いていてエモーショナルになるように導いているが、相変わらずのガンアクションが度を越していてる。ジョン・ウィックであるキアヌ・リーブスもがっつり絡んできて笑える。
最大の戦闘シーンである村全体対イヴがまるでTPSのアクションゲームのようで爆笑必至。これって「ジョン・ウィック」シリーズでも感じたところでさすがな感じ。
前売り特典:JWワールドのコイン
★★★★★
23/ TOHOシネマズ二条 大長編 タローマン 万博大爆発
7563
藤井亮監督脚本作品。
山口一郎、岡村渉、森野忠晋、川端英司、ボブ・マーサム、マザえもんほか。
NHKのTV特撮から驚きの長編映画化。
70年万博を阻止するために2025年の未来からやってきた奇獣が襲ってくる。でたらめな奇獣を阻止するためにでたらめな力が必要という事でタローマンに託される。
出演者全員、見たことない俳優でなおかつ台詞はアフレコで微妙にずれてたり、CGではなく特撮をメインとした演出も大画面でしっかり面白い。
70年の万博のシーンはスタンダードで2025年(未来)のシーンがシネスコ。戦闘中に上下の黒帯を剥がしてビスタになるという憎い演出。
入場者特典:劇場限定タローマンカード
★★★★☆
16/ MOVIX京都 雪風 YUKIKAZE
7562
ポイントで鑑賞。
山田敏久監督作品。
竹野内豊主演。玉木宏、奥平大兼、當真あみ、中井貴一、石丸幹二、田中麗奈、田中美央、山内圭哉、藤本隆宏、三浦誠己、益岡徹、川口貴弘、中林大樹ほか。
巡洋艦雪風を舞台に第2次世界大戦末期の大本営の動きに翻弄させられつつ、任務を遂行しながら沈没した他艦船の乗組員の救出を行っていた。
幸運艦と言われた雪風は大戦後も生き残り、戦後まで活躍した。
戦中かと思うほどの穏やかな船内。そこまではなかったかもしれないけど、人を救う事と生き残ることには人を蹴落とすとか恨むというような負の感情は必要なかったからそう演出したんだろうなと思える。それが一層、心に突き刺さり戦争モノとしては切り口の違う名作だと思った。
クライマックスの大和シーンは艦長と合わせて感動。
★★★★★
16/ MOVIX京都 ランド・オブ・バッド
7561 Land of Bad
ウィルアム・ユーバンク監督脚本製作作品。アメリカ映画
リアム・ヘムズワース主演。ラッセル・クロウ、ルーク・ヘムズワース(兼製作総指揮)、リッキー・ウィトル、マイロ・ビンティミリアほか。
東南アジアの島のイスラム過激派を調査するために潜伏していたCIAが見つかり確保されてしまったので、救出するために結成されたデルタフォース3人と、まだ2度目の出動になるJTACが潜入する。しかし状況は悪い方に転がっていって、ついに若手一人になってしまう。
現代の戦術、ドローンによる後方支援それも本国から支援というおどろき。以前も無人戦闘機の操縦士の映画があったけど、今回はそれを支援として実際に血を流す主人公の活躍を描いているので、実質いままでのアクション映画とそんなに変わりない。
その2拠点の演出が今までにない展開。そこまで差し迫った感のない本国からの支援。当然、見つかると命のない現地。その差を埋める全力で支援するラッセル・クロウの努力が面白い。
★★★★☆
11/ イオンシネマ京都桂川 近畿地方のある場所ついて
7560
白石晃士監督脚本作品。
赤楚衛二主演。菅野美穂ほか。
オカルト雑誌の編集長が失踪し、記事の穴埋めにフリーライターと共に編集長を探しつつ、失踪の原因になったであろうオカルト事件を再調査し始める。
主演の2人のネームバリューが強すぎて見ても大丈夫かと思ったら、その通りだった。ほぼクライマックスまで奇怪な現象が映ったTVやビデオで再現し煽ってくるが、その真相が人だったってのが拍子抜け。いや確かに謎のパワーだか、霊だかの力を借りてはいるけど結局人が人を貶めるという展開は思ってたのと違う。
またタイトルにある「近畿地方」がキャッチーでいいけど、結局どこの何かはわからずじまいで肩透かし。
その本性的な何かが現れるが、ジブリに登場するたたら神にも似た姿に恐怖は感じなかった。
入場者特典:背筋の書き下ろし短編小説付き呪符カード
★★★☆
10/ アップリンク京都 アイム・スティル・ヒア
7259 Alnda estou aqul
ウォルター・サレス監督作品。ブラジル・フランス合作
フェルナンダ・トーレス主演。セントン・メロ、フェルナンダ・モンテネグロ、バレンチナ・ヘルツァジ、マリア・マノエラ、ルイザ・コソフスキ、マルジェリエ・エスチアーノほか。
軍事政権下のブラジル。幸せな生活を送っている元議員の建築家一家が突然夫が軍関係者に拉致られて行方不明になる。その妻である主人公も拉致られ尋問されるも無事に帰される。収入源のなくなった一家は、家政婦を解雇し親戚の元に引越しし主人公は大学の講師に復帰する。その間も弁護士やジャーナリストを頼り夫を探すも手掛かりはつかめない。
実話を基にした作品で、軍事政権はあかん事がつくづくわかる名作。
1970年代当時の風俗や、自動車など、徹底した時代考証がすばらしい。
★★★★★
9/ T-joy京都 ジュラシック・ワールド 復活の大地
SCREEN X with DOLBY ATMOS
7258 Jurassic World:Rebirth
ギャレス・エドワーズ監督作品。アメリカ映画
スカーレット・ヨハンソン主演。マハーシャラ・アリ、ジョナサン・ベイリー、ルパート・フレンド、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ルナ・ブレイズ、デビッド・ヤーコノ、オードリナ・ミランダほか。
原点回帰という触れ込みで始まった新シリーズ。
前作で世界中に放たれてしまった恐竜は現代の環境とウイルスのせいで赤道周辺でしか生き残れない状態になっていた。その上、人々は一般化してしまった恐竜から興味が薄れテーマパークも窮地に追いやられていた。その打開策で遺伝子操作した怪獣とも言える恐竜を作り出すも、施設の不備により壊滅してしまう。そんな時、恐竜の長寿に目を付けた製薬会社が秘密裏に恐竜の遺伝子を採取するために冒険家たちを集めて、恐竜の生き残った島を目指すことになる。
陸海空の恐竜を順繰りに登場させ、その遺伝子を採取するため奮闘するさまはすばらしい。第4幕とも言える島からの脱出シークエンスに、改造恐竜が複数登場し、一気に興ざめ。残念で仕方ない。
恐竜の登場シーンはすべてSCREENX対応で、その視野の広さに感動。
前売り特典:陸海空オリジナルピンバッジ「モササウルス」
入場者特典:SCREENXオリジナルステッカー
★★★★☆
3/ MOVIX京都 劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション
7257
松本彩監督作品。
鈴木亮平主演。賀来賢人、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、菜々緒、鶴見辰吾、玉山鉄二、江口洋介、中条あやみ、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー、フォンチー、石田ゆり子ほか。
TVシリーズから映画化の2作目。鹿児島と沖縄にまたがった海洋上を舞台に小型のフェリーに乗船させたERカーで巡回し事故や重篤者を救助している。といっても運用から5年経った今、出動回数はたった2回。TOKYOMERと違い、国が運用してるので実績が出せてないため解体の危機にあった。そんな時、諏訪之瀬島で火山噴火が起こり対応を迫られることになる…。
思った通りの展開で、分かりやすくなおかつ上がる展開に感動しかない。唯一島民の勇気の決断が予想外で一層感動した。
こんな単純な展開で感動してしまうのは、自分が単純になったからな。
火山噴火から溶岩まで邦画もここまで出来るようになったかと感心。
★★★★★
2/ MOVIX京都 星つなぎのエリオ
吹替ver.
7256 Elio
ポイントで鑑賞。
マデリーン・シャラフィアン&ドミー・シー&エイドリアン・モリーナ共同監督。アメリカ映画
Pixerの最新作。
両親を亡くした主人公はデブリを管理する軍人の叔母に引き取られるが、閉鎖的になった主人公はどこにもなじめず、宇宙人に助けを求める。するとその宇宙から連絡があり様々な星のリーダーの集まるコミュニバースに呼ばれることになり…。
脚本は分かりやすく特に驚きはない展開だけど、とにかく主人公と友だちになるクマムシ似のグロードンが恐ろしく愛おしい。あとエイリアンや、宇宙人のメカのデザインもすばらしい。
同時上映の短編がなかったのが残念。
★★★★★
2/ MOVIX京都 入国審査
7255 Upon Entry
アレハンドロ・ロハス&フアン・セバスティアン・バスケス共同監督脚本撮影作品。スペイン映画
アルベルト・アンマン主演。ブルーナ・クッシ、ベン・テンプル、ローラ・ゴメスほか。
77分の中編作品。
スペインから移住してきたカップルが入国審査で引っ掛かり、赤裸々に詰問され暴かれていく様を描いている。
トランプ政策もあり、やっぱアメリカの態度は厳しいんやなー、と思いながら見ていたら実は主人公の思惑があってのことで、なるほどこういうのにも目を光らせてるのかと思わされる佳作。
空港内だけで展開するのでシチュエーションムービーで、金が掛かってないのがよく分かる。
いろんな国の内情に関する姿勢も分かるので興味深い。
★★★★
1/ TOHOシネマズくずはモール アンティル・ドーン
7254 Until Dawn
ファーストデイ(1300円)で鑑賞。
デビッド・F・サンドバーグ監督作品。アメリカ映画
エラ・ルービン主演。マイケル・チミノ、オデッサ・アジオン、ユ・ジヨン、ベルモント・カメリ、マイア・ミッチェル、ピーター・ストーメアほか。
2015年の発売されたPS5の同名ゲームの映画化。
失踪した姉を追って旅行替わりに捜索に出かけた5人組。目的地に進むにつれ抜け出せない場所にたどり着き、そこで何度も怪物に殺される事を繰り返し始める。
ホラー映画としては1級の仕上がり。主人公の行動が起因以外スマートで、結果いい方向に向かうというのがいい。敵であるマッドドクターや、怪物の強さもいい。
そのマッドドクターが原作でもピーター・ストーメアが演じていて、彼だけが名優で出演してるのはなるほどな感じ。
またエピローグで雪の中に、別の犠牲者が到着するシーンは、原作が雪山の山荘なんで繋げている感じか。
★★★★


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