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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2025年2月 

※ネタバレありです

28/ TOHOシネマズなんば アルドノア・ゼロ(Re+)
7181
あおきえい監督作品。
120分の上映時間中、新作部分が後半30分なんで、45分ずつTVシリーズ1期と2期の総集編という感じ。
火星で見つけたアルドノアの能力によって特殊な機関を開発し帝国を築いた。その帝国によって侵略される地球。劣勢に強いられていたが知己に飛び機転の利く主人公と、和平のために地球に来ていた王女が出会うことによって火星帝国軍を撃退するようになっていく。もっと複雑なストーリーだけど、とにかく大筋。
新作部分は負けた火星を率いたスレインが収監されているところに伊奈帆が足しげく通い、心を通わせる様を描いている。
とにかく本編が最高に面白いのだ。ダイジェストにしても面白いと判別できるのだ。しかし、これはTVシリーズを見ているからであって、それを見てない人にとってはこれは映画としてはどうか、とは思う。
入場者特典:描き下ろしポストカード「スレイン・トロイヤード」
★★★★
24/ TOHOシネマズ二条 ゆきてかへらぬ
7180
根岸吉太郎監督作品。
広瀬すず主演。木戸大聖、岡田将生、田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代、カトウシンスケ、蔵間爽子、柄本佑ほか。
大正時代、実在した女優長谷川泰子と中原中也、文芸評論家小林秀雄の関係を描いた文芸作。
当然、現代の役者が大正当時の人間を台詞も込みで演じていて、これが大正ロマンかとも言えるけど微妙に大根ぽく見えるのが根岸節なんかなー。
ほぼ全員、生き方が刹那的で共感は出来ない。
★★★
23/ MOVIX京都 死に損なった男
7179
田中征爾監督脚本作品。
水川かたまり主演。正名僕蔵、唐田えりか、喜矢武豊、堀末央奈、森岡龍、別府貴之、津田康平、山井祥子ほか。
ひょんなことで自殺しようとしたけど、それを前駅で起こった人身事故でくじかれ、そのくじいた見も知らぬ相手の葬式に出席したことでその幽霊に付きまとわれることになる。
面白みもそんなにないし、感動もない、その上演技指導がイマイチなのかただの大根なのか感情移入できない。
★★☆
23/ 京都シネマ ノー・アザー・ランド 故郷は他にない
7178 No Other Land
バーセル・アドラー、ユバル・アブラハーム、ハムダーン・バラール、ラヘル・ショール監督脚本撮影編集製作作品。ノルウェー・パレスチナ合作
イスラエルによってパレスチナであるはずの土地を軍訓練地にするために違法(パレスチナ側からの目線)に接収されていく日々。昨日住んでいたところから突然強制退去させられ住んでいた家は重機によって壊され、井戸はコンクリートで埋められ、追い出されていく。その地獄のような様子を撮り続けたドキュメンタリー。
オスカーにノミネートされたから観たけど、正直観たくない。どんどんイスラエルが嫌いになっていく。かといってパレスチナもテロリスト国家として、国と認めない他国も多い。特定の誰かではなく、イスラエルの姿勢が好きになれない。
★★★★☆
22/ TOHOシネマズ二条 ブルータリスト
IMAX字幕ver.
7177 The Brutalist
ブラディ・コーベット監督脚本製作作品。アメリカ・イギリス・ハンガリー合作
エイドリアン・ブロディ主演。ガイ・ピアース、フェリシティ・ジョーンズ、ジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディ、ステイシー・マーティン、イザック・ド・バンコレ、アレッサンドロ・ニボラほか。
ブダペスト出身のバウハウスで学んだ建築家のユダヤ人。ホロコーストから逃れアメリカに渡るも、妻と姪は来れずにいた。そこからアメリカでなんとか生きるすべを見つけていくのだが、宗教の隔たりや麻薬から抜け出せずにいた。
戦争の終結、イスラエルの建国などのうねりが人生を左右していく。
タイトルロールの激おしゃれなグラフィックデザインから、各章のタイトル、そして自分の知る限り初めて見るエンドクレジットの左下から右上に行く斜め仕様がすばらしい。
今のイスラエルの成り立ちを背景に起こる劇的な展開。正直、イスラエルは嫌いだけど、ドラマとしては1級品。
入場者特典:特製ミニブローシャ
★★★★★
17/ TOHOシネマズなんば 聖なるイチジクの種
7176 The Seed of the Sacred Fig
ムハマド・ラスロフ監督脚本製作作品。ドイツ・フランス・イラン合作
ミシャク・ザラ主演。ソヘイラ・ゴレスターニ、マフサ・ロスタミ、セターレ・マレキ、ニウシャ・アフシ、レザ・アクラギ、シバ・オドエイ、アミネ・アラニほか。
イランの公務員の父。自分の仕事は治安を乱した市民に判決を言い渡すという重要な役を担っていた。そんな中、長女の親友が警察の横暴で大けがをしてしまう。日に日に学生運動が激しくなる中、父親の勤める役所は危機感を感じ、拳銃を配布するが、それが家で紛失することになり、誰が盗んだか突き止めようと力で抑え込もうとする。そんなある日、父親の情報がネットで噴出し…。
予告でも銃の紛失がメインのイベントかと思ったら、その前後にある国に対する宗教セクハラと、家父長制の問題提起がメインだったという話。
重すぎる。このラストは一層、重すぎる。結局、宗教とそれを傘に着た国政が問題。
★★★★☆
16/ イオンシネマ京都桂川 セプテンバー5
7175 September 5
ティム・フェールバウム監督脚本製作作品。ドイツ・アメリカ合作
ジョン・マガロ主演。ピーター・サースガード、ベン・チャップリン、レオニー・ベネシュ、ベンジャミン・ウォーカー、ジネディーヌ・スアレム、ジョージナ・リッチ、コーリイ・ジョンソンほか。
1972年ミュンヘンオリンピックで起こったテロ事件をドキュメンタリー調に仕上げている。今作は視点をアメリカのTV局ABC視点で進められる。
なのでエンディングが驚きのバッサリ。まぁ、みんな知ってる事件だしね。わざわざ劇的に展開させなくてもね。
★★★★
15/ TOHOシネマズ二条 ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻
7174 FireBrand
カリン・アイヌーズ監督作品。イギリス映画
アリシア・ビカンダー主演、ジュード・ロウ、エディ・マーサン、サム・ライリー、サイモン・ラッセル・ピール、アムール・ワケド、パッツィ・フェラン、エリン・ドハティほか。
ヘンリー8世は過去5人妻を替え、現在6人目の妻がその強権にひそかに異を唱えている。そんな中、懇意にしていた昔なじみが拷問の末火刑に処されたと聞き、自分の身の危険も感じつつ怒りに突き動かされだす。
全編緊張感。予想以上に面白い。
ジュード・ロウがこれはスーツなのか、驚くほどの肥満ぶりでびっくりした。
そしてエリザベス1世女王の誕生に繋がっていくのか、という歴史。
★★★★☆
15/ アップリンク京都 ドライブ・イン・マンハッタン
7173 Daddio
クリスティ・ホール監督脚本製作作品。アメリカ映画
ダコタ・ジョンソン主演製作。ショーン・ペンほか。
故郷からNYに帰ってきた主人公。自宅に着くまでのTAXIの中での運転手との会話を描いている。
ロードムービーぽいシチュエーションムービー。
何も起こらないけど引き込まれる。
★★★
14/ TOHOシネマズなんば キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
IMAX字幕ver.
7172 Captain America:Brave New World
ジュリアス・オナー監督脚本作品。アメリカ映画
アンソニー・マッキー主演製作総指揮。ダニー・ラミレス、シラ・ハース、カール・ランプリー、ジャンカルロ・エスポジート、ティム・ブレイク・ネルソン、ハリソン・フォード、リブ・タイラー、平岳大ほか。
TVシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」から続く、サム・ウィルソンAKAファルコンが苦悩しながらキャップになるのが本筋。
テロに奪われたアイテムを追うキャップ。何とか取り返すもその内容がアダマンチウムで、同盟国からマッチポンプだとこじれてしまう。その真犯人を求め大統領と反目しつつも動き出すことになる。
救済かと思うほど端に追いやられていた「インクレディブル・ハルク」がフィーチャーされ、「エターナルズ」がどこで使われるかと思ってたら、ここで使われたか!しかもMCU初登場のアダマンチウムが産出とか、まさにX-MENに繋がる展開。
超人でないサム・ウィルソンの苦悩や、大統領の親子関係も描いている。しかも大統領の名前がサディアス・サンダーボルツ・ロスとミドルネームが次回作か!!
いよいよ新シリーズ本格始動といったところ。
入場者特典:マーベル映画特製コレクタブルカード
★★★★★
11/ イオンシネマ京都桂川 ショウタイムセブン
7171
「岸部露伴は動かない」の渡辺一貴監督脚本作品。
原作は韓国映画「テロ,ライブ」。
阿部寛主演。竜星涼、生見愛瑠、前原瑞樹、平田満、井川遥、錦戸亮、吉田鋼太郎、平原テツ、安藤玉恵ほか。
元人気キャスターのラジオに掛けて来た一般視聴者は爆弾テロリストだった。しかしただのテロリストではないことがわかり始め…。
全編緊張感のある脚本であり演出が面白い。原典が韓国映画だけに、全員のテンションが高いのがわかりやすい。
★★★★☆
9/ TOHOシネマズ二条 野生の島のロズ
吹き替えver.
7170 The Wild Robot
クリス・サンダース監督脚本作品。アメリカ映画
アニメなんで吹き替えでも違和感はなかったけど字幕版は、ルピタ・ニョンゴ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、マーク・ハミルにステファニー・スーと超豪華。
お手伝いロボットROZZUM7134が移送中に遭難し、動物しか住んでない惑星に不時着。6機中正常だったロズがガンの雛を育てることになり、動物たちと親密になっていく。そんな中製造元がロズを回収に現れ急展開することに。
ドリームワークスの魅力的なCGアニメ。
アメリカらしい動物に(と)会話させるところも、いかにも違和感をなくしてはいるけど、無理はあるwそんなのはどうでもいいというほどよく出来た内容。
機械系の精度はもちろんのこと、動物たちのしぐさからタッチまで最高の仕上がり。
★★★★★
8/ TOHOシネマズ梅田 アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
7169 The Apprentice
ポイントで鑑賞。
アリ・アッパシ監督製作作品。アメリカ映画
セバスチャン・スタン主演。ジェレミー・ストロング、マリア・バカローバ、マーティン・ドノバン、キャサリン・マクナリー、チャーリー・キャリック、ベン・サリバン、マーク・レンドール、ジョー・ピングーほか。
かのドナルド・トランプの半生を描いた問題作。脂肪吸引や禿げ隠し、レイプまがいの性交など赤裸々に描いているが、タイトル通りトランプをトランプたらしめた男ロイ・コーンに魂を売ったことがよく分かる展開。
そのロイ・コーンがとにかくクソヤロウ。それに師事したトランプもクソっていく。まぁ、親父の強権や兄貴の死も性格に影響はしてると思うけど。
セバスチャン・スタンのそっくりさはとにかくすごい。
★★★☆
8/ TOHOシネマズなんば リアル・ペイン~心の旅~
7168 A Real Pain
ジェシー・アイゼンバーグ監督脚本製作主演作品。アメリカ映画
キーラン・カルキン、ウィル・シャープ、ジェニファー・グレイ、カート・エジアイアワン、ライザ・サドビ、ダニエル・オレスケスほか。
ホロコーストから生き延びたユダヤ人3世の2人が、その当事者である祖母の死を迎え、故郷であるポーランドの生家に観光に行くロードムービー。
やはりユダヤ人にとってホロコーストはどの世代にも傷になってしまうんだなーと思い知らされる佳作。
ジェシー・アイゼンバーグに監督脚本の才能まであったなんて。
★★★★☆
7/ イオンシネマシアスタ心斎橋 怪獣ヤロウ!
7167
八木順一朗監督脚本作品。
ぐんぴぃ主演。菅井友香、手塚とおる、三戸なつめ、平山浩行、田中要次、麿赤児、清水ミチコ、武井壮ほか。
岐阜県関市をPRするために、さえない市の職員が映画を制作する羽目になる。順調に進んでいたところ、データを削除してしまい振り出しに。そこで舵を切り返し怪獣映画を製作することになった。
岐阜出身の監督も含め企画にお笑い事務所タイタンが関わっていて、出演者に多くのタイタン所属芸人が使われていたが、全くわからんかったw
前半はどうなることかと思ったけど、怪獣映画製作に着手したあたりからギアチェンジして激変。超面白い。感動さえできる。
最低限の特撮がよりこの作品を盛り上げてるとも言える。
★★★★★
2/ TOHOシネマズ二条 劇場アニメ ベルサイユのばら
7166
吉村愛監督作品。
池田理代子原作のコミックを、そのままアニメにしたというすごい。
けど自分はTVシリーズが最強に好きなんで、オリジナリティのTVシリーズに慣れてしまって、逆に微妙な違和感。
それに2時間弱で全編を再現してるから驚くほど駆け足。
全編、歌曲がちりばめられてて、今のCGで再現されてるから寸分の隙もない作画力。
入場者特典:原作:池田理代子伝説の名シーン複製原稿【原稿袋入り】~オスカル人生で一度のドレス姿~
★★★
1/ イオンシネマ京都桂川 アンダーニンジャ
7165
ポイントで鑑賞。
福田雄一監督脚本作品。
山崎賢人主演。浜辺美波、間宮祥太朗、白石麻衣、山本千尋、宮世琉弥、坂口涼太郎、長谷川忍、ムロツヨシ、岡山天音、平田満、佐藤二朗、山時聡真ほか。
20万人いるとされているニンジャ。その中で抜け忍になったアンダーニンジャが日本に危機を招くという事で、討伐の対象とされている。そのアンダーニンジャを追う一人のニンジャの若者が高校に潜入捜査をするという話。
監督の通り、ほぼ全編ふざけている。花沢健吾が原作なんでシリアスなシーンでも笑いを持ってくるから、ある意味間違ってはないけど今回はやりすぎw
ムロツヨシvs山崎賢人、山崎賢人vs浜辺美波では、完全にNGになるマジ笑いしてるしw佐藤二朗は調子に乗りすぎておかしなことになってるしw
本筋が薄まってしまうわ!!w
それでもVFXとアクションはしっかり演出。特に忍者の所作はすごいリアルですばらしい。
★★★☆
1/ イオンシネマ京都桂川 遺書、公開。
7164
英勉監督作品。
吉野北人主演。宮世琉弥、志田彩良、松井奏、高石あかり、堀末央奈、忍成修吾、上村海成、川島鈴遥、新井啓志、松本大輝、榊原有那ほか。
コミックを原作にした学園もの。
ある日、誰かから学級のカーストが発表され、それによって1位になった女子生徒が自殺してしまう。そのあと全員の席に、亡くなった女子生徒から遺書が送られ、それを基になぜ死んだか、誰が死に追いやったか、誰が遺書を置いたか、などのなぞをHRで解き明かしていくことになる。
予想以上に面白い出来。学園ものとしては「告白」を思い起こさせる。と言っても全然内容は違うけどね。
生徒たちがすごい演者というか舞台役者ぽくて、自分はこれはこれでありだとは思ったけど、リアル世代はこんな奴はいねーよ、ってなるかもしれない。
入場者特典:ポストカード
★★★★★

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