| [解説] ベクトルは「大きさ」と「向き」をもつ量です。ベクトルを表す1つの方法は,矢印を用いて図形で表す方法です。 図形を用いずにベクトルを表す方法として,成分で表す方法があります。成分は単なる数字なので大きさは表せますが,向きをも表すには,数字を2つ使います。 すなわち,始点から終点に向けて,どちら向きにいくら移動したかを,x方向の移動量(符号付き),y方向の移動量(符号付き)の組で表します。 <例> ・ 右図において 同様にして, ・ 右図の (ベクトルの話をしているのか,点の座標の話をしているのかは,前後の文脈から分かりますので,混乱は生じません。・・・初めは不思議に思うかもしれませんがやってみれば分かります・・・) [要点] ・ベクトルの成分表示では,点の座標と同じように数字の組 (x, y)の形を用います。ただし,このx,yは始点から終点に向けての移動量を表し,一般には終点の座標とは一致しません。 ・始点を原点に重ねた場合には,ベクトルの成分表示は,終点の座標と一致します。 |
![]() ![]() ※ ベクトルの成分表示は,教科書では通常,基本ベクトル表示と呼ばれるものから導入しますが,ここでは,直接的に矢印図と成分を結びつけました。 高校の数学で,基本ベクトル表示は,根本的な内容の導入の際に一時的に登場するだけで,その後は出てきませんので,ここでは省略しました。 基本ベクトル表示を学びたい型は,教科書をご覧下さい。 |