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♪♥♫♦∀== 難易などの目安 ==∳♣♬∅♠
《考え方》 基本★,普通★★,難しい★★★ 《計算量》 少ない☆,普通☆☆,多い☆☆☆ |
【三角形の面積比】右図において,△APQの面積は \(\displaystyle\triangle APQ=\triangle ABC\times\frac{p}{b}\times\frac{q}{c}\) に等しい (証明) △ABCと△ABQとは,底辺△ABが共通だから,面積の比は,高さ\(h:h_1\)の比に等しい。 ここで,相似図形の性質により,\(h:h_1=c:q\)だから \(\displaystyle\triangle ABQ=\triangle ABC\times\frac{q}{c}\) 次に,△ABQと△APQとは,高さ\(h_1\)が共通で,面積の比は,底辺の長さ\(b:p\)の比に等しい。 \(\displaystyle\triangle APQ=\triangle ABQ\times\frac{p}{b}\) したがって \(\displaystyle\triangle APQ=\triangle ABC\times\frac{q}{c}\times\frac{p}{b}\)…(証明終)∎
【正四面体(正三角錘)の高さ\(h\),体積\(V\)】
1辺の長さが\(a\) (cm)の正四面体(正三角錐)の高さ\(h\) (cm)は\(\displaystyle h=\frac{\sqrt{6}}{3}a\) (cm) 1辺の長さが\(a\) (cm)の正四面体(正三角錐)の体積\(V\) (cm3)は \(\displaystyle V=\frac{\sqrt{2}}{12}a\) (cm3) (証明) △BCDは正三角形で,CDの中点をEとおくと \(\displaystyle BC=a, CE=\frac{1}{2}a,BE=\frac{\sqrt{3}}{2}a\) Aから底面△BCDに引いた垂線の足をHとくと,Hは△BCDの重心になっているから \(\displaystyle BH=\frac{2}{3}BE=\frac{\sqrt{3}}{3}a\) △ABHは∠H=90°の直角三角形だから,三平方の定理により \(\displaystyle h^2+\Big(\frac{\sqrt{3}}{3}a\Big)^2=a^2\) \(\displaystyle h^2=a^2-\frac{1}{3}a^2=\frac{2}{3}a^2\) \(\displaystyle h=\sqrt{\frac{2}{3}}a=\frac{\sqrt{6}}{3}a\) (cm)…∎ 次に,体積を(底面積)×(高さ)÷3によって求めると \(\displaystyle V=(a\times\frac{\sqrt{3}}{2}a\div 2)\times\frac{\sqrt{6}}{3}a\div 3=\frac{\sqrt{2}}{12}a^3\) (cm3)…∎
【三角錘の体積比】
右図Tのような三角錐において,三角錐O-ABCと三角錐O-PQRの体積比 \(V:V'\) は\(\displaystyle V:V'=abc:pqr\) すなわち \(\displaystyle V'=V\times\frac{p}{a}\times\frac{q}{b}\times\frac{r}{c}\) (証明) 三角錐O-ABCと三角錐O-PBCについて,底面△OBCは共通で高さはa:pだから,その体積比 \(V:V_1\) はa:p \(\displaystyle V_1=V\times\frac{p}{a}\) 三角錐O-PBCと三角錐O-PQCについて,底面△OPCは共通で高さはb:qだから,その体積比 \(V_1:V_2\) はb:q \(\displaystyle V_2=V_1\times\frac{q}{b}\) 三角錐O-PQCと三角錐O-PQRについて,底面△OQCは共通で高さはc:rだから,その体積比 \(V_2:V'\) はc:r \(\displaystyle V'=V_2\times\frac{r}{c}\) したがって \(\displaystyle V'=V\times\frac{p}{a}\times\frac{q}{b}\times\frac{r}{c}\)
右図Uのような三角錐において,三角錐A-BCDと三角錐A-PQRの体積比 \(V:V'\) は\(\displaystyle V:V'=bcd:pqr\) すなわち \(\displaystyle V'=V\times\frac{p}{b}\times\frac{q}{c}\times\frac{r}{d}\) (証明) 三角錐A-BCDと三角錐A-PCDについて,底面△ACDは共通で高さはb:pだから,その体積比 \(V:V_1\) はb:p \(\displaystyle V_1=V\times\frac{p}{b}\) 三角錐A-PCDと三角錐A-PQDについて,底面△APDは共通で高さはc:qだから,その体積比 \(V_2:V_2\) はc:q \(\displaystyle V_2=V_1\times\frac{q}{c}\) 三角錐A-PQDと三角錐A-PQRについて,底面△APQは共通で高さはd:rだから,その体積比 \(V_2:V'\) はd:r \(\displaystyle V'=V_2\times\frac{r}{d}\) したがって \(\displaystyle V'=V\times\frac{p}{b}\times\frac{q}{c}\times\frac{r}{d}\) |
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【三角柱,三角錐,断頭三角柱の体積】
右図1のような底面積が\(S\)で高さが\(h\)の三角柱の体積は\(\displaystyle V=S\times a\)…(1) 右図2のような底面積が\(S\)で高さが\(a\)の三角錘の体積は \(\displaystyle V=S\times \frac{a}{3}\)…(2) 右図3のような底面積が\(S\)で,これに垂直な高さが各々\(a,b,c\)である断頭三角柱の体積は \(\displaystyle V=S\times \frac{a+b+c}{3}\)…(3) 右図4のような底面積が\(S\)で,これに垂直な高さが各々\(a,a,b\)である断頭三角柱の体積は \(\displaystyle V=S\times \frac{a+a+b}{3}\)…(4) フランス革命で断頭台に消えたマリーアントワネットの話は有名・・・植物では,バラや菊の切り花をもらったときに,花の部分を切り取って挿し木にすると,養分を浪費しないので根付きやすい (1) ⇔ \(\displaystyle V=S\times \frac{a+a+a}{3}\) (2) ⇔ \(\displaystyle V=S\times \frac{a+0+0}{3}\) 断頭三角柱の体積の公式が広く一般の場合を表しており,他は幾つかが0であるか等しい特別な場合になっている. 中学校の数学の教科書に(1)(2)は書かれているので,ここではこれらの証明は省略し,(3)の断頭三角柱の体積を証明する.
(証明)右図において,a>b>cの場合を例にとって図示しているが,大小関係が他の場合でも,同様に図示すれば証明できる。 三角柱AB'C'-DEFの体積は \(\displaystyle V_1=S\times a \) 三角錐AB'C'-Bの体積は \(\displaystyle V_2=S\times\frac{a-b}{3}\) 三角錐A-BCC'と三角錐A-BC'B'とは,底面をBCC',BC'B'と見ると,高さが頂点Aまでの距離となって共通。BB∥BC'だから,底面BCC'とBC'B'の面積比は\(a-c:a-b\) 三角錐A-BCC'の体積は \(\displaystyle V_3=V_2\times\frac{a-c}{a-b}=S\times\frac{a-c}{3}\) 求める断頭三角柱ABC-DEFの体積は \(\displaystyle V_1-V_2-V_3=S\times a-S\times\frac{a-b}{3}-S\times\frac{a-c}{3}\) \(\displaystyle =S\times\frac{3a-a+b-a+c}{3}=S\times\frac{a+b+c}{3}\) |
◆展開図上の最短距離◆
【問題1】右の図のような,1辺の長さが4cmの正方形を底面とし,高さが6cmの直方体ABCD-EFGHがあり,辺AE上にAI=4cmとなる点Iをとります。 点Pが頂点Bを出発して毎秒1cmの速さで辺BF上を頂点Fまで動くとき,次の各問に答えなさい。 (1) IP+PGの長さが最も短くなるのは,点Pが頂点Bを出発してから何秒後か求めなさい。 (2) 頂点Bを出発した後の点Pについて,△APCは二等辺三角形になることを証明しなさい。 (3) 頂点Bを出発してから4秒後の点Pについて,3点I, P, Cを通る平面で直方体を切ったときにできる2つの立体のうち,体積が大きい方の立体の表面積を求めなさい。 (2023年度 埼玉県公立高校入試問題)
(解答)
このとき,PF=1となるから,BP=5. 点Pは秒速1cmで動くから,5秒後…(答) (2) △APB≡△CPBを示せば,AP=BPが言えて,△APCが二等辺三角形になると言える。 △APBと△CPBについて
したがって,AP=BPになり,△APCは二等辺三角形
(3) 体積が大きい方の立体は,右図のDIPC-HEFGその表面積は,次の6個の面積の和になる □IEFP=2×4=8 □EFGH=4×4=16 □HGCD=6×4=24 □IPCD=\(4\sqrt{2}\times4=16\sqrt{2}\) ⏢FGCP=⏢EHDI \(\displaystyle =\frac{(2+6)\times 4}{2}=16\) \(\displaystyle S=8+16+24+16\sqrt{2}+16\times 2=80+16\sqrt{2}\)…(答) |
◆展開図上の最短距離◆
【問題2】右の図1に示した立体 A-BCDは,1辺の長さが6 cmの正四面体である。 辺ACの中点をMとする。 点Pは,頂点Aを出発し,辺AB,辺BCを毎秒1 cmの速さで動き,12秒後に頂点Cに到着する。 点Qは,点Pが頂点Aを出発するのと同時に頂点Cを出発し,辺CD,辺DA上を,点Pと同じ速さで動き,12秒後に頂点Aに到着する。 点Mと点P,点Mと点Qをそれぞれ結ぶ。 次の各問に答えよ。 [問1] 次の の中の「く」「け」に当てはまる数字 をそれぞれ答えよ。 図1において,点Pが辺AB上にあるとき,MP+MQ=l cmとする。
lの値が最も小さくなるのは,点Pが頂点Aを出発してから
[問2] 次の の中の「こ」「さ」に当てはまる数字をそれぞれ答えよ。 右の図2は,図1において,点Pが頂点Aを出発してから8秒後のとき,頂点Aと点P,点Pと点Qをそれぞれ結んだ場合を表している。 立体Q-APMの体積は,こ\(\sqrt{\hspace{34px}}\)さ cm3である。 (2023年度 東京都公立高校入試問題)
(解答)
[問1]右の展開図(一部)において,△ABCと△ACDはいずれも正三角形で,∠BAC=∠DCA=60°(錯角が等しい)だからAB∥DC 次に,AP=CQで点Mは点ACの中点だから,PMQは直線になる. このとき,MP+MQが最短になるのは,PQ⊥ABのとき ABの中点をHとすると,上記の場合CH=PQ,\({\rm AH=3,AC=6,CH=3\sqrt{3}}\) したがって \(\displaystyle {\rm AP}=\frac{3}{2}\) 毎秒1cmの速さで動くから,\(\displaystyle \frac{3}{2}\)秒後…(答) 前記のワンポイント・レッスン 図Uにおいて,a=b=c=6, p=4,q=3,r=4の場合を考えると ![]() 難し過ぎ! 泣きですわ! また、正四面体の体積は \(\displaystyle V=\frac{\sqrt{2}}{12}\times 6^3=18\sqrt{2}\) 結局 \(\displaystyle V'=18\sqrt{2}\times\frac{2}{9}=4\sqrt{2}\hspace{5px}(cm^3)\)…(答) |
【問題3】図Tのような1辺の長さが6 cmの立方体がある。 このとき,次の1〜4の問いに答えなさい。 1, 2 (略)
3 図Vは,図Tにおいて,頂点Aを出発して,頂点Bまで動く点Pと,頂点Gを出発して,頂点Hまで動く点Qを示したものである。点P,Qは,それぞれ頂点A, Gを同時に出発して,頂点B, Hまで同じ速さで動く。このとき,線分PQが動いてできる図形の面積を求めなさい。
4 図Wは,図Vにおいて,頂点Eを出発して,頂点Fまで動く点Rを示したものである。3点P, Q, Rは,それぞれ頂点A, G, Eを同時に出発して頂点B, H, Fまで同じ速さで動く。このとき,△PQRが動いてできる立体の体積を求めなさい。 (2023年度 宮崎県公立高校入試問題)
(解答)
3 線分PQが動いてできる図形は,右図の水色で示した△ABIと△GHIいずれも,底辺の長さはAB(GH)=6,高さはJK=BG=\(6\sqrt{2}\)の半分だから,面積は \(\displaystyle (6\times 3\sqrt{2}\div 2)\times 2=18\sqrt{2}\hspace{5px}(cm^2)\)
4 図形を見やすくするために,ABの中点J,EFの中点L,HGの中点Kを通る平面で半分に切った立体の体積を求めて2倍することにする四角錘\(I-AJLE\)の体積は\(V_1=(3\times 6)\times 3\div 3=18\) 三角錐\(I-ELM\)の体積は\(V_2=(3\times 3\div 2)\times 3\div 3=\frac{9}{2}\) 三角錐\(I-MKH\)の体積は\(V_3=(3\times 3\div 2)\times 3\div 3=\frac{9}{2}\) \(V=(V_1+V_2+V_3)\times 2=54\hspace{5px}(cm^3)\) |
【問題4】図3の立体は,△ABCを1つの底面とする三角柱である。この三角柱において,∠ACB=90°,AC=BC, AB=12 cm,AD=3 cmであり,側面はすべて長方形である。また,点Pは,点Eを出発し,毎秒1 cmの速さで3辺ED, DA, AB上を,点D, Aを通って点Bまで移動する。 このとき,次の(1)〜(3)の問いに答えなさい。 (1) 点Pが辺ED上にあり,△ADPの面積が \(6 cm^2\) となるのは,点Pが点Eを出発してから何秒後か,答えなさい。 (2) 点Pが点Eを出発してから14秒後のとき,△APEを,辺APを軸として1回転させてできる立体の体積を求めなさい。ただし,円周率はπとする。
(3) この三角柱において,図4のように点Pが辺AB上にあり,CP+PDが最小となるときの,線分PFの長さを求めなさい。
(2022年度 静岡県公立高校入試問題)
(解答)
\(\displaystyle \frac{{\rm 3\times DP}}{2}=6\) \(\displaystyle {\rm DP}=4\) したがって \(\displaystyle {\rm EP}=8\)だから \(8\)秒後…(答)
\(\displaystyle V_1=\frac{1}{3}\pi\times 12^2\times 3=144\pi\) \(\displaystyle V_2=\frac{1}{3}\pi\times 12^2\times 2=96\pi\) \(\displaystyle V_1-V_2=144\pi-96\pi=48\pi\hspace{5px}(cm^3)\)
(3) ABの中点をM,DEの中点をNとすると,右図の相似図形から\(\displaystyle {\rm PM:CM=DN:CN} \) \(\displaystyle {\rm PM}:6=6:9 \) \(\displaystyle {\rm PM}=4 \) 次に直角三角形△MFCについて,∠Mが90°だから,三平方の定理により
\(\displaystyle {\rm PC^2=PM^2+CM^2} \)\(\displaystyle {\rm PC^2}=4^2+6^2=52 \) \(\displaystyle {\rm PC}=\sqrt{52}=2\sqrt{13} \) 次に直角三角形△PCFについて,∠Cが90°だから,三平方の定理により \(\displaystyle {\rm PF^2=PC^2+CF^2}=52+9=61 \) \(\displaystyle {\rm PF}=\sqrt{61} \) |
◆三角錘の体積◆
【問題5】右の図のように,AB=9 cm, AD=12 cm, AE=6 cmの直方体がある。点Pは,Aを出発して辺AE上を毎秒1 cmの速さでEまで動く。点Qは,Dを出発して辺DA上を毎秒2 cmの速さでAまで動く。また,点Pと点Qは同時に出発し,出発してからの時間をx秒とする。ただし,0≦x≦6とする。 このとき,(ア)〜(ウ)の各問いに答えなさい。 (ア) 点Pと点Qが出発してから3秒後の三角錐PABQの体積を求めなさい。 (イ) 点Qが出発してからx秒後の線分QAの長さをxを用いて表しなさい。 (ウ) 三角錐PABQの体積が \(24 cm^3\) になるのは,点Pと点Qが出発してから何秒後か求めなさい。 ただし,xについての方程式を作り,答えを求めるまでの過程も書きなさい。 (2023年度 佐賀県公立高校入試問題)
(解答)
\(\displaystyle \frac{6\times 9}{2}\times 3\div 3=27\hspace{5px}(cm^3) \) \(\displaystyle \frac{(12-2x)\times 9}{2}\times x\div 3=24 \) \(\displaystyle (6-x)\times 9x=72 \) \(\displaystyle (6-x)x=8 \) \(\displaystyle x^2-6x+8=0 \) \(\displaystyle (x-2)(x-4)=0 \) \(\displaystyle x=2, 4 \)秒後 |
◆三角錘の体積◆
【問題6】図Uにおいて,立体ABCD-EFGHは四角柱である。四角形ABCDはAD∥BCの台形であり,AD=3 cm, BC=7 cm, AB=DC=6 cm である。四角形EFGH≡ABCDである。四角形EFBA, HEAD, HGCD, GFBCは長方形であり,EA=9 cmである。Iは,辺AB上にあってA, Bと異なる点である。FとIとを結ぶ。Jは,Iを通り辺BCに平行な直線と辺DCとの交点である。FとJ,BとJとをそれぞれ結ぶ。 次の問いに答えなさい。 (3) 略 (4) AI=2 cmであるとき, @ 線分IJの長さを求めなさい。 A 立体IFBJの体積を求めなさい。 (2023年度 大阪府公立高校入試問題B)
(解答)
ここでXA=\(\mathscr{l}\)とおくと \(\displaystyle \mathscr{l}:3=(\mathscr{l}+6):7 \) \(\displaystyle 7\mathscr{l}=3\mathscr{l}+18 \) \(\displaystyle 4\mathscr{l}=18 \) \(\displaystyle \mathscr{l}=\frac{18}{4}=\frac{9}{2} \) 次に,△XADと△XIJも相似図形だから \(\displaystyle \frac{9}{2}:3=(\frac{9}{2}+2):{\rm IJ} \) \(\displaystyle \frac{9}{2}{\rm IJ}=3\times\frac{13}{2} \) \(\displaystyle {\rm IJ}=\frac{13}{3} \) 右図において,△ABPは直角三角形だから \(\displaystyle {\rm AP}^2+2^2=6^2 \) \(\displaystyle {\rm AP}^2=36-4=32 \) \(\displaystyle {\rm AP}=\sqrt{32}=4\sqrt{2} \) AP:IR=6:4だから \(\displaystyle 4\sqrt{2}:{\rm IR}=6:4 \) \(\displaystyle {\rm IR}=\frac{16\sqrt{2}}{6}=\frac{8\sqrt{2}}{3} \) 求める三角錐の体積は \(\displaystyle {\rm IR\times IJ\div 2}\times{\rm FB}\div 3=\frac{8\sqrt{2}}{3}\times\frac{13}{3}\times\frac{1}{2}\times 9\times\frac{1}{3} \) \(\displaystyle =\frac{52\sqrt{2}}{3}\hspace{5px}(cm^3) \) |
◆三角柱の体積◆
【問題7】図1のように,三角柱ABC-DEFの形をした透明な容器に,水を入れて密閉した。この容器の側面はすべて長方形で,AB=6 cm, BC=8 cm, CF=12 cm, ∠ABC=90°である。
この容器を,△DEFが容器の底になるように,水平な台の上に置いた。このとき,容器の底から水面までの高さは8 cmである。この容器を図2のように,四角形FEBCが容器の底になるように,水平な台の上に置きかえたとき,容器の底から水面までの高さを求めなさい。ただし,容器の厚みは考えないものとする。(2023年度 秋田県公立高校入試問題)
(解答)
\(\displaystyle V=\frac{6\times 8}{2}\times 8=192\hspace{5px}(cm^3) \)
図2において,△ABCを右図のように見ると\(\displaystyle l:a=6:8 \) \(\displaystyle a=\frac{4}{3}l \) \(\displaystyle 12S=192 \) \(\displaystyle S=16\hspace{5px}(cm^2) \) 次に \(\displaystyle \frac{(\dfrac{4}{3}l+8)(6-l)}{2}=S \) \(\displaystyle (\frac{4}{3}l+8)(6-l)=2S=32 \) \(\displaystyle (4l+24)(6-l)=96 \) \(\displaystyle (l+6)(6-l)=24 \) \(\displaystyle 6^2-l^2=24 \) \(\displaystyle l^2=36-24=12 \) \(\displaystyle l=\sqrt{12}=2\sqrt{3} \) \(\displaystyle 6-l=6-2\sqrt{3}\hspace{5px}(cm) \) |
◆四角錘の体積◆展開図上の最短距離◆
【問題8】右の図1の四角すいOABCDにおいて,面ABCDは \({\rm AB=AD}=\sqrt{3}\hspace{2px}cm\) ,\({\rm BC=CD}=2\hspace{2px}cm\) の四角形である。 また,辺OAは面ABCDと垂直で,\({\rm OA}=3\hspace{2px}cm\), \(\angle {\rm OBC}=90^{\circ}\) である。 このとき,次の各問いに答えなさい。 問1 辺OBの長さを求めなさい。 問2 四角すいOABCDにおいて,△OBCや△OAC で三平方の定理を利用することにより, \({\rm AC}=\sqrt{7}\hspace{2px}cm\) であることが分かった。 このことによって,分かることがらとして正しくないものを,次のア〜エのうちから1つ選び,記号で答えなさい。 ア ∠ABC=90°である。 イ 線分ACは,3点A, B, Cを通る円の直径である。 ウ 四角形ABCDは台形である。 エ 点Dは,3点A, B, Cを通る円の円周上にある。 問3 四角すいOABCDの体積を求めなさい。
問4 右の図2のように,図1の
四角すいOABCDの表面に,点Aから辺OBを通って点Cまで糸をかける。かける糸の長さが最も短くなるときの糸の長さを求めなさい。
(2023年度 沖縄県公立高校入試問題)
(解答)
△OABは∠OAB=90°の直角三角形だから,三平方の定理により \(\displaystyle {\rm OB^2}=3^2+(\sqrt{3})^2=12 \) \(\displaystyle {\rm OB}=\sqrt{12}=2\sqrt{3} \)
問2右図において,\({\rm AB^2+BC^2=AC^2}\)となるから ア ∠ABC=90°である。⇒ 〇 イ 線分ACは,3点A, B, Cを通る円の直径である。⇒ 〇 ウ 四角形ABCDは台形である。⇒ × エ 点Dは,3点A, B, Cを通る円の円周上にある。⇒ 〇 以上から,正しくないものはウ 底面ABCDの面積は \(\displaystyle \frac{2\times\sqrt{3}}{2}\times 2=2\sqrt{3} \) 四角すいOABCDの体積は \(\displaystyle \frac{2\sqrt{3}\times 3}{3}=2\sqrt{3}\hspace{5px}(cm^3) \)
問4右の展開図において,BCの延長線へAから降ろした垂線の足をHとおくと \(\displaystyle {\rm AH=\frac{\sqrt{3}}{2},HB}=\frac{3}{2} \) だから,直角三角形AHCに三平方の定理を使うと \(\displaystyle {\rm AC^2}=(\frac{\sqrt{3}}{2})^2+(\frac{3}{2}+2)^2=\frac{3}{4}+\frac{49}{4}=\frac{52}{4}=13 \) \(\displaystyle {\rm AC}=\sqrt{13} \)
(別解)AからOCに降ろした垂線の足をKとおくと,右図において△ACKは∠Kが90°の直角三角形になるから \(\displaystyle {\rm AC^2}=(\frac{3\sqrt{3}}{2})^2+(\frac{5}{2})^2=\frac{27}{4}+\frac{25}{4}=\frac{52}{4}=13 \) \(\displaystyle {\rm AC}=\sqrt{13} \) |
◆三角錐・四角錘の体積◆
【問題9】図1,図2,図4のように,1辺が4 cmの立方体ABCDEFGHがある。また,辺EF, EHの中点をそれぞれP, Qとする。このとき,次の問いに答えなさい。 問1 図1において,三角 AEPQの体積は何\(cm^3\)か。
問2 図2において,線分PQ,線分BPの長さはそれぞれ何\(cm\)か。 問3 図2において,四角形BDQP は,BP=DQの台形である。図3は台形BDQPを平面に表したものであり,2点P,Qから辺BDにひいた垂線と辺BDとの交点を
それぞれR, Sとする.このとき,次の(1)〜(3)に答えよ。(1) 線分BRの長さは何\(cm\)か。 (2) 台形BDQPの面積は何\(cm^2\)か。 (3) 立体ABDEPQの体積は何\(cm^3\)か。
問4 図4のように,点Aから台形
BDQPにひいた垂線と台形BDQP
との交点をTとする。このとき,線分ATの長さは何\(cm\)か。(2023年度 長崎県公立高校入試問題)
(解答)
△EPQの面積は,\(\displaystyle \frac{2\times 2}{2}=2\)だから,三角錐AEPQの体積は \(\displaystyle V=\frac{2\times 4}{3}=\frac{8}{3}\hspace{5px}(cm^3)\) △EPQは∠E=90°の直角三角形だから \(\displaystyle {\rm PQ^2=EP^2+EQ^2}=4+4=8\) \(\displaystyle {\rm PQ}=\sqrt{8}=2\sqrt{2}\hspace{5px}(cm)\) △PBFは∠F=90°の直角三角形だから \(\displaystyle {\rm BP^2=PF^2+BF^2}=4+16=20\) \(\displaystyle {\rm BP}=\sqrt{20}=2\sqrt{5}\hspace{5px}(cm)\) (1)\(\displaystyle {\rm BD}=4\sqrt{2}\) \(\displaystyle {\rm BP=DS}=\frac{4\sqrt{2}-2\sqrt{2}}{2}=\sqrt{2}\hspace{5px}(cm)\) (2)\(\displaystyle {\rm RP^2+RB^2=PB^2}\) \(\displaystyle {\rm RB^2}=(2\sqrt{5})^2-(\sqrt{2})^2=18\) \(\displaystyle {\rm RB}=\sqrt{18}=3\sqrt{2}\) 台形の面積は \(\displaystyle {\rm (DB+QP)\times RP}\div 2=6\sqrt{2}\times 3\sqrt{2}\div 2\) \(\displaystyle=18\hspace{5px}(cm^2)\)
右図のようにAEの延長とBPの延長(DQの延長も)が交わる点をXとおくと,ABDXとEPQXは三角錐になり,それぞれの体積は\(\displaystyle \frac{4\times 4}{2}\times 8\div 3=\frac{64}{3}\) \(\displaystyle \frac{2\times 2}{2}\times 4\div 3=\frac{8}{3}\) 立体ABDEPQの体積は \(\displaystyle \frac{64}{3}-\frac{8}{3}=\frac{56}{3}\hspace{5px}(cm^3)\)
立体ABDEPQは四角錘AQPBDと三角錐AQEPに分けられる。 三角錐AQEPの体積は \(\displaystyle \frac{2\times 2}{2}\times 4\div 3=\frac{8}{3}\) 四角錘AQPBDの体積は \(\displaystyle \frac{56}{3}-\frac{8}{3}=\frac{48}{3}=16\) これを四角錘AQPBDの高さ\({\rm AT}\)を使って表すと \(\displaystyle \frac{18{\rm AT}}{3}=16\) \(\displaystyle {\rm AT}=\frac{48}{18}=\frac{8}{3}\hspace{5px}(cm)\) |
◆四角柱の体積◆
【問題10】図1〜図4のように,AB=AD=\(3\sqrt{2}\hspace{2px}cm\),AE=\(8\hspace{2px}cm\)の正四角柱ABCD-EFGHがある. このとき,次の(1)〜(3)に答えなさい。ただし,円周率は\(\pi\)とする。 (1),(2) 略 (3) 図3のように,正四角柱ABCD-EFGHの容器に水を満たした。次に,図4のように,この容器を傾けると,水がこぼれて,水面が四角形APQRになった。ただし,点P, Q, Rは,それぞれ辺BF, CG, DH上にあり,BP=DRとする. 残っている水の体積が,
はじめに入っていた水の体積の\(\displaystyle\frac{4}{5}\)倍になるとき,線分CQの長さを求めなさい。なお,途中の計算も書くこと。ただし,容器の暑さは考えないものとする。
(2023年度 石川県公立高校入試問題)
(解答)
右図のように,Qを通って,底面EFGHに平行な平面で切ると,水が流れ出た立体と立体TUQS-APQRとは,立体として回転して一致する.したがって,正四角柱ABCD-TUQSの体積は,元の正四角柱ABCD-EFGHの体積の\(\displaystyle\frac{2}{5}\)倍となり,\(\displaystyle {\rm CQ}=8\times\frac{2}{5}=\frac{16}{5}\hspace{5px}(cm)\)
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◆三角錐の体積◆
【問題11】右の図Tは,底面が直角三角形で,側面がすべて長方形の三角柱です。 \({\rm EF=6\hspace{1px}cm,}\) \({\rm DF=2\sqrt{5}\hspace{1px}cm,} \) \({\rm BE=9\hspace{1px}cm}\)で点M, Nはそれぞれ辺EF, DFの中点です。 図Uは,図Tの立体を4点A, B, M, Nをふくむ平面で切ったときの頂点D, Eをふくむ方の立体です。 このとき,次の(1),(2)の問いに答えなさい。 (1) 略 (2) 図Uの立体の体積を求めなさい。 (2022年度 岩手県公立高校入試問題)
(解答)
==図形を延長して,計算しやすい三角錐を作る==BM, CF, ANの延長線が交わる点をXとおく. このとき,X-ABCは三角錐で,X-NMFも三角錐になる. \({\rm EF=6,DF=2\sqrt{5}}\)で△DEFは∠D=90°の直角三角形だから \(\displaystyle {\rm DE^2}=6^2-(2\sqrt{5})^2=16\) \(\displaystyle {\rm DE}=4\) 三角柱ABC-DEFの体積は \(\displaystyle \frac{2\sqrt{5}\times 4}{2}\times 9=36\sqrt{5}\)…(#1) 三角錘X-ABCの体積は \(\displaystyle \frac{2\sqrt{5}\times 4}{2}\times 18\div 3=24\sqrt{5}\)…(#2) 三角錘X-NMFの体積は \(\displaystyle \frac{\sqrt{5}\times 2}{2}\times 9\div 3=3\sqrt{5}\)…(#3) 立体ABC-NMFの体積は,(#2)−(#3)により \(\displaystyle 21\sqrt{5}\)…(#4) 求める立体AB-DEMNの体積は,(#1)−(#4)により \(\displaystyle 15\sqrt{5}\)…(答) (別解)==図形を2つに分けて,計算しやすい形にする==
右図のように平面BEMで2つに分けると,B-EMNはEMNを底面とし,BEを高さとする三角錐になる。その体積は \(\displaystyle {\rm \frac{MN\times DN}{2}\times BE\div 3 }\) \(\displaystyle =\frac{2\times \sqrt{5}}{2}\times 9\div 3=3\sqrt{5}\)…(#5) また,N-ABEDはABEDを底面として,DNを高さとする四角錘になる。 その体積は \(\displaystyle {\rm AB\times BE\times DN\div 3 }\) \(\displaystyle =4\times 9\times \sqrt{5}\div 3=12\sqrt{5}\)…(#6) 求める立体AB-DEMNの体積は,(#5)+(#6)により \(\displaystyle 15\sqrt{5}\)…(答) |
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