monthlymovielog

ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2023年10月 

29/ TOHOシネマズ二条 SISU 不死身の男
7036 SISU
ヤルマリ・ヘランダー監督脚本作品。フィンランド映画
ヨルマ・トンミラ主演。アクセル・ヘニー、ジャック・ドゥーラン、ミモサ・ビッラモ、オンニ・トンミラほか。
第2次大戦末期、ソ連からの侵攻に一人で300人を倒したと言われている伝説の不死身の男「SISU」。放浪中にナチの残党に出くわし死闘に発展。
日本では珍しいフィンランド映画。
とにかく恐ろしく強いうえに、サバイバル術に長けているため、不死身の異名を得たという設定だけど、クライマックスのアクションシーン関しては、やりすぎやろwとしか思えない展開で笑ってしまう。
★★★☆
28/ TOHOシネマズ二条 お前の罪を自白しろ
7035
水田伸生監督作品。
中島健人主演。堤真一、池田イライザ、山崎育三郎、中島歩、美波、浅利陽介、三浦誠己、矢柴俊博、アキラ100%、山崎一、尾美としのり、尾野真千子、金田明夫、角野卓造ほか。
色々グレーな政治を続けてる政治家の孫娘が誘拐され、その政治家に世間に罪を公表しろと犯人から迫れる。主人公の次男が、正義感と知性で解決しようと奔走する。
クライムサスペンスとも言えるし、ポリティカルサスペンスとも言える、不思議な立ち位置だな、と思ったけどよく考えるとアイドル映画が一番しっくり来た。
いい意味のアイドル映画というスタイルとしては、大成功の一つではあると思う。
ジャニーズ印の最後の方の作品になるんだろうね。
★★★
28/ TOHOシネマズ二条 唄う六人の女
7034
石橋義正監督脚本作品。
竹野内豊主演。山田孝之、水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、荻原みのり、桃果、武田玲奈、白川和子、竹中直人、津田寛治、大西信満、植木祥平、下京慶子、鈴木聖奈ほか。
疎遠だった父親が亡くなって、その山奥の家を売却した日、事故に遭い山奥の6人の女に囚われてしまう。そこから抜け出そうとしても抜け出せない。その女たちは?その場所は?
一切喋らない女たちの意味がストーリーが進むにつれ分かってくる。なるほど、と思わせるシーンが繋がりだしてほほうって感じだけど、ストーリーの根幹がちょっと弱かったかなーと思ったり。
★★★
27/ MOVIX京都 ドミノ
7033 Hypnotic
ロバート・ロドリゲス監督脚本原案撮影編集製作作品。アメリカ映画
ベン・アフレック主演。アリシー・ブラガ、J・D・パルド、ハラ・フィンリー、ジャッキー・アール・ヘイリー、ウィリアム・フィクトナー、ダイオ・オケニイ、ジェフ・フェイヒーほか。
警察官の主人公の目の前で誘拐された娘を探し続ける中、ある銀行強盗犯罪中に不可解な犯人に逆に付け狙われることになる。
ロドリゲス印はイマイチ合わなかったけど、今作は会心の1作と言える面白さ。
メンタリティwの究極を容赦ない攻防で描いたアクションSF。
ベン・アフレック、こんなしゃくれてたっけ?
★★★★☆
21/ MOVIX京都 キリエのうた
7032
岩井俊二監督脚本原作
アイナ・ジ・エンド主演。松村北斗、黒木華、広瀬すず、村上虹郎、松浦祐也、奥菜恵、浅田美代子、石井竜也、松本まりか、北村有起哉、豊原功補、樋口真嗣、吉瀬美智子、江口洋介ほか。
2011年から今までの、一人の少女の数奇な運命を描いている。ある出来事で歌う事しかできなくなった少女。2023年、路上パフォーマンスで何とか生きてきた.。ある日、幼馴染の逸子と出会って動き始める。
3時間という上映時間どうなることかと思ったけど、予想以上にいい出来。
「月」の二階堂ふみと同じく、今作の広瀬すずの不愉快さはさすがの女優と言わざるを得ない。
★★★★☆
21/ MOVIX京都 ザ・クリエイター
DOLBY CINEMA 2D字幕ver.
7031 The Creator
ガレス・エドワーズ監督脚本原案製作作品。アメリカ映画
ジョン・デビッド・ワシントン主演。ジェンマ・チェン、マデリン・ユナ・ポイルズ、渡辺謙、アリソン・ジャネイ、スタージル・シンプソン、アマル・チャーダ=パテルほか。
AIを搭載した自立式サイボーグによってロスアンジェルスが核爆弾によって壊滅された。西世界は、アジア圏のAI擁護に異を唱え、AIをテロと認定。殲滅に乗り出した。
そのAIを開発する「祖」を暗殺するために潜入捜査していた主人公。そこに身内が突撃してきて…
予告を見たときまるでブロムカンプの作品みたいやな、と思ったけどそれを超えるすごいSF味でノックアウトされた。
アンドロイドのオリジナリティはすばらしいけど、ビークルの「ブレードランナー」味あふれるデザインとか、立体ホロとか、衛生軌道上(もっと低いか?)にある索敵殲滅要塞(適当)とか。
そこに夫婦愛とか家族愛とかが薄く振りかけられていて、あー「ローグ・ワン」ぽいなー。と。
画面表記とか、劇中に表記される言葉とか、渡辺謙の使う日本語とか、とにかく日本大好き愛があふれてて、それも見どころの一つ。
★★★★★
20/ TOHOシネマズくずはモール 北極百貨店のコンシェルジュさん
7030
板津匡覧監督作品。
あこがれの百貨店のコンシェルジュになった主人公。その北極百貨店は、絶滅した動物たちのための百貨店なので、お客様は前時代の動物たち。登場する動物では古くはマンモスから存在し、人間の贖罪のために営業してるって感じ?とにかくそれはどうでもいいのだ。
動物のために人間が尽くし、その動物たちからねぎらいの言葉をいただく、それだけの話だけど心から楽しめるし感動できる。
すごいベーシックで、野心的な絵柄の中編アニメーション。
前売り特典:A6サイズオリジナルクリアファイル
入場者特典:オリジナルステッカー
★★★★★
15/ イオンシネマ京都桂川 オペレーション・フォーチュン
7029 Operation Fortune:Ruse de guerre
ガイ・リッチー監督脚本製作作品。イギリス・アメリカ合作
ジェイソン・ステイサム主演。オーブリー・プラザ、ジョシュ・ハートネット、ケイリー・エルウィズ、バグジー・マローン、ヒュー・グラントほか。
MI6のオーソン・フォーチュンの活躍を描いたスパイもの。闇取引されようとしている「ハンドル」なるものを奪還するために縦横無尽に大活躍。
正直、スパイものは食傷気味だけど、今作は予想外の切り口が面白い。素人を仲間に引き入れたり、
敵が味方だったり、結果敵と競合したり。
しかしリッチーレーベルは、イマイチ響かないんだよな。視点が雑なのか、アイデアに共感できないのか。
★★★
14/ T-joy京都
7028
石井裕也監督脚本作品。
宮沢りえ主演。オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみ、笠原秀幸、モロ師岡、鶴見辰吾、原日出子、高畑淳子、永井恵理、大塚ヒロタほか。
障碍者施設無差別殺人事件からインスパイアされた作品。
書けなくなった作家がパートで雇われたのは、特別養護施設。そこで見た実際の事象に悩みながら過去に亡くした息子からも離れられず悩んでいる。
そんな時、施設で仲良くなった男女に深く関わるうち…。
全編、ホラー映画のような俳優の後ろに広がる暗闇が恐ろしい。
ヒトラーかと見まごう近年まれに見る胸糞悪い犯人になる男の口上が、とにかくすごい。あまりの身勝手な物言いに恐怖しか感じない。
とにかく出演者全員すごくいい。
★★★★☆
14/ MOVIX京都 死霊館のシスター 呪いの秘密
7027 The NUN Ⅱ
ポイントで鑑賞。
マイケル・チャベス監督作品。アメリカ映画
タイッサ・ファーミガ主演。ジョナス・ブロケ、ストーム・リード、アナ・ポップルウェル、ケイトリン・ローズ・ダウニー、ボニー・アーロンズほか。
死霊館ユニバース6作目に当たり、「死霊館のシスター」の続編。
「死霊館悪魔のせいなら、無罪」と同じ、音で驚かせてるわけではなく、VFXを多用した高度なテラーハウスの様相で、様々な見せ方をしてくれて楽しめる。
なおかつ今作はサラウンドの効果がすごい。
エピローグにウォーレン夫婦登場にも次回作の期待があり100点
★★★★★
13/ TOHOシネマズくずはモール 大雪海のカイナ ほしのけんじゃ
7026
安藤裕章監督作品。
TVシリーズからの続きであり完結編になる劇場長編。
弐瓶勉原作×ポリゴンピクチャーズらしい、オリジナリティあふれるSF。
どうやら地球らしいが、海は雪に変わり果て、地表に大陸は存在しない。しかし軌道樹と呼ばれる大気圏まで届くような大木のふもとに人々は街を作って暮らしている。死活問題である水がその大木から得ていたが、近年産出量の減りにより、その大木単位の王国、共和国、独裁国がお互いの領土を侵略し水を得るという状況だった。そんな中、大軌道樹に行けば無限に近い水を得られるという事でそこに向かうことになる…。
弐瓶作品にしては、よそ以上にアクションがすごくて、見ごたえ満載。その上映画らしい新キャラも登場し、ちゃんと完結するするし、ほぼ100点の内容。
前売り特典:建設者A
★★★★☆
9/ アップリンク京都 ヒッチコックの映画塾
7025 My Name is Alfred Hitchcock
マーク・カズンズ監督脚本作品。イギリス映画
ドキュメンタリーの体をなした、アリステア・マクゴーワンがヒッチコックの声を演じ、それで進行していく感じ。
自身の監督作を基に本人が手法を展開して紹介する感じ。エンドクレジット前に、声は本人ではありません。ただ言ってることのほとんどは本人が言ってる。確かにスマホに5Gは知らんはずだしw
けど差し込まれるアジア人画像とか、いらんし。なおかつ今の時代、出演者がほぼ白人はあかんでしょ、ってのも感じたり。雑音の多いドキュメンタリーでした。
入場者特典:ポストカード
★★★
9/ アップリンク京都 白鍵と黒鍵の間に
7024
冨永昌敬監督脚本作品。
池松壮亮主演。仲里依紗、森田剛、クリスタル・ケイ、松丸契、川瀬陽太、杉山ひこひこ、佐野史郎、洞口依子、松尾貴史、高橋和也ほか。
ジャズピアニストであり、エッセイストでもある南博原作の自伝を映像化してるけど、どうやら脚本は大胆に変えてて、ていうか主人公が2人の時点で自伝ではないよね?
銀座のキャバレーで弾いていた博と、高級クラブで弾いている南の運命を描いている。
大都会の暗部というか、黒い世界とのつながりによって保っていた世界を描いているのだが、その反社の描き方もファンタジーな感じに寄せていたりして、面白い演出。
★★★☆
8/ MOVIX京都 イコライザー THE FINAL
DOLBY CINEMA 2D字幕ver.
7023 The Equalizer 3
お誕生日クーポン(1800円)で鑑賞。
アントワン・フークワ監督製作作品。アメリカ映画
デンゼル・ワシントン主演製作。ダコタ・ファニング、デビッド・デンマン、ガイヤ・スコデッラーロ、レモ・ジローネ、エウジェニオ・マストランドレア、アンドレア・スカルドゥッツィオほか。
前作からイタリアに飛んで、一仕事したときに重傷を負わされてしまったロバート・マッコール。辛くもたどり着いた片田舎の港町の人の温かさに心を許していくのだが、その港町にもマフィアの手が及びだして、マッコールはCIAを巻き込んで駆除を開始する。
1作目でテンションだだ上がりだったのが、2作目でただのアクション映画になってしまって残念だったけど、それをすっぱり裏切ってくれる展開はすばらしい。
容赦ないところ、迎え撃たないところ、自分の武器を使わないところ、すべてがスマート(時短)。
さすがに高齢になったデンゼルだけど、もう1作…くらい撮ってほしいなー。
シリーズ3作目で最終作かと思ったら、タイトルは邦題なだけだった。
★★★★★
8/ MOVIX京都 アナログ
7022
ポイントで鑑賞。
ビートたけし原作小説をタカハタ秀太監督作品。
二宮和也主演。波留、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、高橋惠子、リリー・フランキーほか。
行きつけのカフェで出会った心を奪われた携帯を持たない女性。毎週木曜だけ会えればデートを繰り返していくが、はっきりした素性を知らずに過ぎてゆき、いよいよプロポーズという時、突然姿を消してしまう…。
原作を知らないまま観ていて、二宮、桐谷、浜野の幼馴染のコメディシーンとそれ以外のシリアスなシーンのギャップに??ってなったけど、なるほどビートたけしらしい台詞運びだな、と納得。特に二宮の彼女と話す時の照れ隠しの既視感がすごい。起承転結の転から展開は独特でこれも感心する。
★★★★☆
8/ MOVIX京都 オクス駅おばけ
7021 The Ghost Station
チョン・ヨンギ監督作品。脚本に高橋洋、白石晃士が関わり製作に松竹も関わっている。韓国映画
キム・ボラ主演。キム・ジェヒョン、シン・ソユルほか。
廃駅オクスで起こった自殺を調べるネット記者。調べていくうちに不可解な事と、怪死が連発し始め…。
定番の怖がらせ方に、今作で多用された死体が白いカラコンを付けて突然こちらを睨むとか、高齢者になったせいかイマイチ響かない。うぉぉぉぉ、怖いの来るでーって感じのわりにそんなに怖くないし。
最後はホラーという体から外れてしまってるし。子役を使うには限界があるんじゃないか、という事かもしれない。
★★★
7/ TOHOシネマズくずはモール ガールズ&パンツァー最終章 第4話
7020
水島努監督作品。
冬季無限軌道杯準決勝の2戦をフィーチャー。
前作と比べるとアクティブなシーンが多いため、迫力がすごい。
時間優先で観たので、出来れば音のいい劇場で観たかったところ。
前売り特典:クリアファイル「黒森崎vs聖グロver.」
入場者特典:島田フミカネ描き下ろしミニ色紙
★★★★
1/ TOHOシネマズ二条 BAD LANDS
7019
ファーストデー(1300円)で鑑賞。
原田眞人監督脚本製作作品。
安藤サクラ主演。山田涼介、生瀬勝久、吉原光夫、大場泰正、渕上泰史、縄田カノン、前田航基、天童よしみ、江口のりこ、宇崎竜童ほか。
大阪で特殊詐欺に加担する主人公。西成のどうしようもない人たちを束ねたりもしている。
主人公の境遇と、特殊詐欺を捜査する大阪府警、特殊詐欺を束ねるヤクザなんかが絡み合って複雑なクライムサスペンスが展開する。
主人公の境遇も、警察の行動もストーリー中に明かされていくので、頭を使わないといけないのですごく面白い。
その上、西成から天王寺、なんばにと有名な大阪が数多く登場するので、そういうところも見どころ。底辺の大阪に、べたべたの大阪弁も聞けるのもいい。
底辺のあがきがドラマチックで、自分は絶対体験したくないと思うほかなかった。
★★★★★

BACK