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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め

★★★★☆
ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2023年6月 

28/ 京都シネマ 探偵マーロウ
6967 MARLOWE
水曜サービスデー(1200円)で鑑賞。
ニール・ジョーダン監督脚本作品。アメリカ・アイルランド・フランス合作
リーアム・ニーソン主演。ダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラング、アドウェール・アキノエ=アグバエ、ダニー・ヒューストン、アラン・カミング、コルム・ミーニー、フランソワ・アルノー、ダニエラ・メルヒオール、イアン・ハートほか。
警察をリタイアして探偵家業を生業としているフィリップ・マーロウ。ある日、ハリウッドの売れてない俳優を探してほしいと依頼が来る。それをたどって行くとハリウッドの闇が次々と明るみに出てくる。
たびたび映像化されている超有名なハードボイルド小説「私立探偵フィリップ・マーロウ」を映像化。
主人公マーロウがあまりに普通の人でがっかり、そしてサスペンス度が低いので、そこまで盛り上がらない。
サスペンスというジャンルではなく、ハードボイルドというジャンルなんだよなー。映画を観始めた頃から、自分には合わないと今回でも認識。
★★★☆
28/ アップリンク京都 aftersun/アフターサン
6966 Aftersun
シャーロット・ウェルズ初監督脚本作品。アメリカ映画
フランキー・コリオ主演。ポール・メスカル、セリア・ローソン=ホールほか。
主人公ソフィの11歳の時の父との思い出を描いた、まるでドキュメンタリーのような作品。
特に何が起こるわけでもなく、離婚して一緒には暮らしていない父親との関係が生き生きと描かれていてすばらしい。
ただ観ている間は主題がどこかわからなくて迷子になりかけた。そのうえ主人公の現在がゲイで同性と子育てしてるという状況も目線が曇ってしまった。
主人公11歳の時の女優がかわいすぎ。
★★★
28/ アップリンク京都 カード・カウンター
6965 The Card Counter
ポール・シュレイダー監督脚本作品。マーティン・スコシージ製作総指揮。アメリカ・イギリス・中国・スウェーデン合作
オスカー・アイザック主演。ティファニー・ハデュッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーほか。
カードなどのカジノで生計を立てている刑務所上がりのギャンブラー。その収監されてた理由が、グアンタナモで拷問を繰り広げいた事が起因だった。その上官はその罪を逃れ、のうのうと生きているという状態。そんなある日、拷問を強要されたせいで精神に異常をきたし自殺した父親の復讐するために上官を追っていた青年と出会う・・・。
ポール・シュレイダーだからただのギャンブラーの話じゃないよなーと思ったら、以前リークされた囚人の虐待拷問を楽しんでしてたという実話をベースに、その遺恨を描いた深い話。
★★★☆
25/ アップリンク京都 To Leslie トゥ・レスリー
6964 To Leslie
マイケル・モリス監督製作総指揮作品。アメリカ映画
アンドレア・ライズボロー主演。アンドレ・ロヨ、オーウェン・ティーグ、スティーブン・ルート、ジェームズ・ランドリー・ヘパート、マーク・マロン、アリソン・ジャネイほか。
2千万以上の高額宝くじが当たったシングルマザー。しかし羽目を外し、アル中になり、すべてをなくしてさまよっている。
体調が復調しない中、こんなヘヴィな作品は観たくないなーと思ってたけど、時間の合うのがこれしかなくて。けど観てよかった。
賞金をすった母親に対するいやがらせとか、落ちていくさまがほぼなく、結果からドラマが始まって結局、主人公の周りには彼女を見捨てない人が次々出てくることでこっちも救われる。そして極め付きがラストシーン。すげー感動できる。
★★★★☆
24/ MOVIX京都 青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
6963
増井壮一監督作品。
「青春ブタ野郎」シリーズ、2作目の劇場版。しかし80分もない中編。
病んでる妹にフォーカスを当てた1編。
アニメにするほどでもない展開に??ってなった。
もう、この手合いのアニメは観ないようにしようと思う。
入場者特典:鴨志田一書き下ろし小説「青春ブタ野郎はアニマルランドの夢を見る」
★★☆
24/ MOVIX京都 プー あくまのくまさん
6962 Winnie the Pooh:Blood and Honey
リース・フレイク=ウォーターフィールド監督脚本製作編集作品。イギリス映画
マリア・テイラー、ニコライ・レオン、ナターシャ・ローズ・ミルズ、アンバー。ドイグ=ソー、ダニエル・ロナルド、ナターシャ・トシーニ、クレイグ・デビッド・ドーセット、クリストファー・コーデルほか。
著作権保護期間が過ぎた「くまのプーさん」の設定を使って、スラッシャーホラーに仕上げたB級作品。
現在に至るまでを線画のみのアニメで描いて、クリストファー・ロビンに捨てられ狂気に走ったファンタジーの住人たちは、人間を恨むようになり「100エイカーの森」に近づくものを容赦なく惨殺していくのであった…。
設定はすごくいいけど、脚本が腐ってる。出演者に説明させたり、反撃できないバカな餌食になる人たちとか、作家にいいように操られているのが面白くない。
不必要にローションを多用したり、変にきわどい水着とか、まるでAVのようで、そういうところも残念。
★★☆
18/ 京都シネマ ウーマン・トーキング 私たちの選択
6961 Woman Talking
当日券にて鑑賞。
サラ・ポーリー監督脚本作品。アメリカ映画
ルーニー・マーラ主演。クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ジュディス・アイビ、ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド(兼製作)ほか。
2010年、自給自足で生活するキリスト教一派のとある村で起こった連続レイプ事件。犯人が全く分からなかったが、偶然見つけた家から逃げ出す男を問いただすと、家畜用の麻酔を噴霧された状態で侵されていることが判明する。そこで男が町に出ていない2日間で、女性たちが結託してどうするか決めるという話。
全員白人で、どう見えてもアメリカの片田舎なのに、星の読み方が南十字星で???ってなった。そしたら原作は、ボリビアで2005~2009年に実際にあった事件をベースにした原作を元にしてるという事で納得。
画面の雰囲気から1800年代後半か、1900年代前期かと思ったら、2010年て!!!キリスト原理主義者の村なんだとわかると、これも納得。
最悪のレイプ事件とか、原理主義とかどうしようもない状態で葛藤する女性たちの生き様がすごい。
★★★★☆
17/ TOHOシネマズ二条 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
6960 Spider-Man:Across the Spider-Verse
ホアキン・ドス・サントス&ケンプ・パワーズ&ジャスティン・K・トンプソン監督作品。アメリカ映画
声の出演にシャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダニエル・カルーヤ、ルナ・ローレンス・ペレス、ジェイク・ジョンソン、ジェイソン・シュワルツマンほか。
タイトルまでプロローグに当たる部分にスパイダーグエンの生い立ちからマルチバースをまとめる組織に入るまでを描いてマルチバースを一層魅力的に前作から時間が経ち、スパイダーグエンを忘れられないマイルス・モラリス。そこにスポットというゲームにも登場してるヴィランが登場し、マイルスに一方的な恨みで攻撃を始める。そんな中、スパイダーグエンが突然訪ねてきて急展開。ここまでが前半。
あれ?2099は?急接近する2人。マルチバース空間に入ってしまうマイルス。そして急展開。つづく…
あー前編だった…。それ以外は100点。
実写からゲームから、はてはLEGOまで動員した展開はさすがのスパイダーバースという感じ。ある意味同日公開された「ザ・フラッシュ」と対をなすほどのしっかりした仕上がり。
前売り特典:オリジナルステッカー(スパイダーグエン)
入場者特典:“マイルスとグウェンの思い出”コマフィルム風しおり
IMAX限定ミニポスター
★★★★★
16/ TOHOシネマズ二条 ザ・フラッシュ
IMAX2D字幕ver.
6959 THE FLASH
アンディ・ムスキエティ監督作品。アメリカ映画
エズラ・ミラー主演。サッシャ・カジェ、マイケル・キートン、マイケル・シャノン、ベン・アフレック、マリベラ・ベルドゥ、ロン・リビングストンほか。
ジャスティスリーグのフラッシュの本格的な活躍から幕が開き、その生い立ちを描き、トラウマになっている母の死と父が犯人として拘留されている現実を打開するために、自らのスピードで時間を逆行させ事件時間まで戻って事象を変えようとしたことで、空間に歪みが発生しマルチバースが生まれ混沌になっていく。
「ジャスティスリーグ」ではコメディリリーフだったバリー・アレン=フラッシュがしっかり主演を演じ、様々な時間軸のバットマンやスーパーヒーローと競合していく様は、これぞDCという感じ!!
敵になるゾッド将軍も知ってるキャラだし、マルチバースで登場する、実現しなかったニコラス・ケイジ版のスーパーマンまで登場するなんて脳がバグる。
ほかカメオで、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、クリストファー・リーヴ、ジョージ・クルーニー、はてはアダム・ウェストまで登場するので感涙しかない。
これを次期DCユニバースに生かさないと頭腐ってる。
入場者特典:フラッシュ スペシャル・ステッカー
IMAX限定ミニポスター
★★★★★
11/ TOHOシネマズ二条 リトル・マーメイド
IMAX2D吹き替えver,
6958 The Little Mermaid
ロブ・マーシャル監督製作作品。アメリカ映画
ハリー・ベイリー主演。ジョナ・ハウアー=キング、ハビエル・バルデム、メリッサ・マッカーシー、ダビード・ディグス、オークワフィナ、ジェイコブ・トレンプレイほか。
地上界に興味津々の人魚アリエル。ある時、沈没する王子を助けたおかげで、一層興味がわき、なおかつ王子からも求められる存在になってしまう。しかし、人魚と人間では生きる世界が違う。そこに付け込んだのが父トリトンの妹、アースラ。魔法でアリエルを罠に海底界を牛耳ろうとする。
IMAXの字幕がレイトでしか公開してない京都なんで、仕方なく吹き替え。それでもやっぱおもろいわー。原作通りのなので、わざわざ実写化する必要ないんじゃないとは、今でも思わないことはないけどね。その最たるものがセバスチャンとフランダー。原作では愛くるしかったキャラクターが、ただのカニと魚だしw酷い仕上がり。これは脚本が良くても全然許せないところになるかなー。
前売り特典:ディズニー100周年ヴィジュアルポストカード
★★★★★
10/ イオンシネマ京都桂川 ミーガン
6957 M3GAN
ジェランド・ジョンストン監督作品。アメリカ映画
アリソン・ウィリアムズ主演。バイオレット・マッグロウ、ロニー・チェン、ブライアン・ジョーダン・アルバレス、ジェン・バン・エップス、ロリ・ダンジー、ステファヌ・ガルヌ=モンテンほか。
おもちゃ会社の開発者の姪っ子が事故に遭い、両親を亡くしてしまう。おもちゃを開発してるのに子供の扱いが出来ないので、試作品の最新AI搭載の等身大自動可動フィギュア、ミーガンを与える。しかし、ミーガンが間違った方に暴走し始めて…。
ミーガンを与えられてからの姪っ子のミーガンにのめりこむ様があほ丸出しで残念過ぎるなーと思ってたら、クライマックスの大どんでん返しで最高の展開になる。
ホラー映画としても容赦なくて、確かにゴア表現は一切ないけど、ここまで力強いのはアリだと思う。
本来、人形とホラーは相性がいいので今の時代に合った、AI搭載のロボットというのはいい感じです。
★★★★★
4/ MOVIX京都 ブラック・デーモン 絶体絶命
6956 THE BLACK DEMON
「ランボー ラスト・ブラッド」のエイドリアン・グランバーグ監督製作総指揮作品。アメリカ映画。
ジョシュ・ルーカス主演。フェルナンダ・ウレホラ、フリオ・セサール・セディージョ、ビーナス・アリエル、カルロス・ソロルサーノ、ホルヘ・A・ヒメネス、ラウル・メンデスほか。
海底油田開発に携わった父を持つ家族が点検ついでにリゾートに来る。しかし町は荒廃し、油田も崩壊しかけていた。原油があふれる油田周りに、巨大サメブラックデーモンも泳ぎ回り、人を襲っている。
そんな中、家族で油田にたどり着いてしまい、油田に残った2名と脱出することになるが…。
メヒコを舞台に展開するので、当然メヒコ由来の役者が多数雇用されていて、メヒコと合作かと思ったけど違った。
主人公である父親がとにかくバカでイライラする。こういうサスペンスとかホラーでいるバカを全部背負ってる感じ。
★★★
3/ TOHOシネマズ二条 怪物
6955
是枝裕和監督作品。
黒川想矢、安藤サクラ主演。永山瑛太、柊木陽太、田中裕子、高畑充希、角田晃広、中村獅童ほか。
是枝さんが好きそうな脚本は、カンヌで脚本賞を受賞。
シングルマザーの息子の様子がおかしいから聞くと、担任の先生から暴力を受けていると告白され事態が動き出す。
小さな町で起こるのは噂話。その噂話にも振り回され、シングルマザー目線。担任の先生目線、息子目線と3度。同じ時間が繰り返される。そこで見えてきたものは…。
よくある学園モノかと思ったら、セクシャルマイノリティの話なん?という感じ。
ラストカットの思わせぶりさは、これはどう受け止めよう…。すごい考えてしまう。
★★★★☆
3/ TOHOシネマズ二条 渇水
6954
高橋正弥監督作品。
生田斗真主演。門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂、尾野真千子、田中要次、柴田理恵、宮藤官九郎、大鶴義丹ほか。
水道局の外回りを担当する男性。滞納者に催促、止水をして回っている。そんな中で置き去りにされた姉妹に思うところがあり、感情が揺り動いていく…。
久々にめんどくさい女を演じる門脇麦もすばらしいが、なにより生田斗真の微妙にダメ男を演じているところがすごい。
ハッピーエンドなのが100点。
★★★★☆

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