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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め

★★★★☆
ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2023年2月 

26/ MOVIX京都 エンパイア・オブ・ライト
6810 Empire of Light
サム・メンデス監督脚本製作作品。イギリス・アメリカ合作
オリビア・コールマン主演。マイケル・ウォード、コリン・ファース、トム・ブルック、ターニャ・ムーディ、ハンナ・オンスロー、クリスタル・クラーク、トビー・ジョーンズほか。
映画館のもぎりをしているいわくありげな主人公。長く勤めてるのかと思いきや、心身症の復帰プログラムで館長に利用されての雇用だった。そこに黒人の学生が入社してきて、心が揺らぎ始める。
イギリスのネオナチや、心身症に対する対応など、問題の中に年齢差の恋愛を描いていてたまらなく愛おしい1作。
しかしオリビア・コールマンは苦労の連続の作品にばかり出てるな。
★★★★☆
25/ TOHOシネマズ二条 湯道
6809
ポイントを使ったムビチケ(1300円)で鑑賞。
鈴木雅之監督作品。小山薫堂企画脚本。
生田斗真主演。濱田岳、橋本環奈、小日向文世、天童よしみ、クリス・ハート、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、笹野高史、吉行和子、ウエンツ瑛士、吉田鋼太郎、窪田正孝、夏木マリ、柄本明ほか。
銭湯を巡る兄弟とそこに勤める女性の物語。複数の物語が織り交ざった小山薫堂らしい脚本。けど意外性が少なく、安心して観られる。分かりやすいのだ。
出演者が多くて楽しいけど。
★★★★
25/ TOHOシネマズ二条 アラビアンナイト三千年の願い
6808 Three Thousand Years of Longing
ジョージ・ミラー監督脚本製作作品。オーストラリア・アメリカ合作
ティルダ・スウィントン主演。イドリス・エルバ、アーミト・ラグム、ニコラス・ムアワッド、エチェ・ユクセル、マッテオ・ボチェッリ、ラッキー・ヒュームほか。
神話を研究しているイギリスの学者がイスタンブールで買ったガラスの壺からジン(魔人)が飛び出て、願いを3つ言えと迫る。しかし、思いつく願いがない主人公…。
超タカ派と言われてるジョージ・ミラーだけど、過去作品から考えると「マッドマックス」シリーズとそれ以外という区分が出来る。そうなるとタカ派といっても作品には影響させてないものが多いんだよね。
大好きな主演2人なのと、幻想的な展開、演出かと思ったら、意外と地に足ついた感じで、テンションはそこまで上がらなかった。
★★★
23/ TOHOシネマズ二条 シャイロックの子供たち
6807
ポイントで鑑賞。
本木克英監督作品。
阿部サダヲ主演。上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、渡辺いっけい、忍成修吾、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介、近藤公園、木南晴夏、酒井若菜ほか。
タイトル通り金貸し(銀行員)の話。詐欺や貶めたり、借金や裏金だったり。それを巡って主人公たちが翻弄させられる。
原作者である池井戸潤公認のオリジナル脚本。
原作に沿った内容はWOWOWオリジナルドラマで実写化されて、正直地味な展開だったけど、そういうところを払拭した(ように見えた)内容は映画らしくて悪くはない。
ただ言うほど盛り上がってはないとは思うけどw
★★★☆
23/ TOHOシネマズ二条 逆転のトライアングル
6806 Triangle of Sadness
リューベン・オストルンド監督脚本作品。スウェーデン映画
ハリス・ディキンソン主演。チャールビ・ディーン、ウディ・ハレルソン、ズラッコ・ブリッチ、ドリー・デ・レオン、イリス・ベルベンほか。
駆け出しの男性モデルとインフルエンサーのカップルが乗った豪華クルーズ船。嵐の遭遇してから一変し、船内は排泄物まみれの阿鼻叫喚状態で、一夜明けると海賊に襲撃され沈没させられる。そして生き残った人たちのサバイバル生活が始まる・・・。
エクストリームな展開は、最近の流行りなんでしょうね。阿鼻叫喚状態で十分ストーリーが構築できるし、わざわざサバイバル生活までもっていかなくてもいいと思うけど、これによって人それぞれの様々な感情を感じられる。
特に後半のドリー・デ・レオンの役回りはすばらしい。
★★★★★
18/ TOHOシネマズ二条 アントマン&ワスプ クアントマニア
IMAX3D字幕ver.
6805 Ant-Man and the Wasp:Quantumania
ポイントで鑑賞。
ペイトン・リード監督作品。アメリカ映画
ポール・ラッド主演。エヴァンジェリン・リリー、ジャナサン・メジャース、ミッシェル・ファイファー、マイケル・ダグラス、キャスリン・ニュートン、ビル・マーレイ、ウィルアム・ジャクソン・ハーパーほか。
フェーズ5の始まりの1作目。フェーズ4の「エンドゲーム」以降から「ワカンダフォーエバー」までは、新キャラクター続々で作品ごとの繋がりは希薄な感じだったけど、今作から大きくアベンジャーズに向かって進む感じがした。
指パッチン後の何年か後の話。再び家族全員で量子世界に引き戻されて、相変わらずの大騒動が起こる。
量子世界の住民の多様性にワクワクしつつ、新ヴィラン、カーンの登場(TVシリーズ「ロキ」で登場済みなんだけど)、がっつりアベンジャーズに繋がる台詞の数々とか、やっとMUC復活って感じ。
3D深度:★★★
入場者特典:IMAX限定ミニポスター
★★★★★
18/ TOHOシネマズ二条 別れる決心
6804 Decision to Leave
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督脚本作品。韓国映画
パク・ヘイル主演。タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ、パク・ヨンウ、キム・シニョンほか。
中国からの移民の女性と結婚した男が次々と不審死していくことに疑問を持った刑事の主人公。
最後まで観ている人の意思に任せるという展開はすごい。
撮影監督がすごいのか、監督の目線がすごいのか、とにかくカメラ目線がすごい。死体の濁った眼から眼球の上を歩くアリとか、レース状の布の内側からの状況とか、この演出は見事。
★★★☆
17/ TOHOシネマズなんば BLUE GIANT
轟音上映
6803
立石譲監督作品。
声の出演に山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音ほか。
努力家でもある天才テナーサックス奏者の主人公。東北の田舎から一旗揚げるために東京に出てきて、バンドを組み実力で勝ち進んで行く様を描いている。
今の時代の苦悩しない主人公。そのままなんなく成り上がっていくのかと思ったら、それではドラマ性がないわな。中盤、メンバーに悲劇が訪れ、そこから一気に盛り上げクライマックスに持って行った。前半の主人公に関わる人たちのインタビューで、イヤな展開になりそうやなーと思ったけどそれはブラフだった。という面白い脚本。
コミックの段階で話題と人気もあったけど、ある意味読んでなくてよかった。自分の中のジャズとかと比べてしまって目線が濁りそうだった。
初轟音だったけど、響く音がジャズなんで、うるさいというよりはクリアで切れのある音のように思えた。
前売り特典:“青く光る”スタッフパス風ステッカー
★★★★★
12/ アップリンク京都 エゴイスト
6802
松永大司監督脚本作品。
鈴木亮平主演。宮沢氷魚、阿川佐和子、中川優子、ドリアン・ロロブリジータ、柄本明、和田庵ほか。
編集者であるゲイである主人公。知り合ったパーソナルトレーナーと恋仲になり、順調進むかと思った矢先、突然死で悲劇の別れを迎える。そして…。
すべてのシーンに自分に当てはまるので、感情がバカになってしまった。
ゲイ仲間が羨ましいし、愛情を体現できる相手がいるのが羨ましい。母の病も亡くした親友と同じだし。心がちぎれそうだった。
★★★★★
11/ TOHOシネマズ二条 バビロン
IMAX2D字幕ver.
6801 BABYLON
デイミアン・チャゼル監督脚本作品。アメリカ映画
ディエゴ・カルバ主演。ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ジーン・スマート、ジョバン・アデポ、リー・ジュン・リー、トビー・マグワイア(兼製作総指揮)、P・J・バーン、ルーカス・ハース、エリック・ロバーツ、マックス・ミンゲラほか。
ハリウッドの無声時代からトーキーに移る時代に野心を持って挑んで、翻弄させられた人たちの話。
それに併せてクライマックスの映画の歴史を綴った名シーンは「ニュー・シネマ・パラダイス」のようで感動しきり。
マーゴット・ロビーがとにかくすばらしい。
しかしチャゼル監督作って、深刻な悲劇が多い気がして、観た後気が滅入る。
★★★★☆
11/ TOHOシネマズ二条 #マンホール
6800
熊切和嘉監督作品。
中島裕翔主演。奈緒、永山絢斗ほか。
すでに定番であるシチュエーションムービーの極みのような作品。
気が付いたら右太ももに酷い裂傷を負った状態で、マンホールの底にいた。なぜ?どうして?そして方々に助けを求める中で、繋がった元カノと偽名アカウントのSNSでなんとか脱出を試みるが…。
どんどんでん返しというか、ネタバラしが予想外で、一発勝負ではあるけどすごくいい。完全にホラーだわ。
シチュエーションムービーだけあって極小の出演者もいい。
★★★★★
4/ イオンシネマ京都桂川 仕掛人・藤枝梅安
6799
河毛俊作監督作品。
豊川悦司主演。片岡愛之助、菅野美穂、高畑淳子、小林薫、早乙女太一、柳葉敏郎、天海祐希ほか。
池波正太郎原作の同名時代小説を映像化。前後編の前編に当たる。
必殺シリーズの原典である、正義の暗殺者、藤枝梅安にフォーカスしたミニマムな必殺仕事人という感じ。
ぐろぐろとした人間関係をベースに鮮やかな暗殺と、ゲストである早乙女太一の殺陣を描いていて退屈しない。
豊悦の梅安が予想以上に合ってる。
★★★★☆
3/ MOVIX京都 バイオレント・ナイト
6798 Violent Night
ポイントで鑑賞。
トミー・ウィルコラ監督作品。アメリカ映画
デビッド・ハーパー主演。ジョン・レグイザモ、アレックス・ハッセン、アレクシス・ラウダー、リア・プレイディ、ビバリー・ダンジェロ、エディ・パターソン、カム・ジガンディほか。
リアルサンタ・クロースがタイミング悪く入った豪邸で起こる強盗事件に巻き込まれるという話。簡単にいうとそういう事だけど、そこにサンタの実態とか、サンタを信じる心とかを描いているのが面白い。しかし、超過激でバイオレンスな演出がメル・ギブソンの「クリスマス・ウォーズ」と同等の目線で、こういうのを描きたい大人が多いんでしょうねw
デビッド・ハーパーのぽよぽよの体型がかわいいwジョン・レグイザモの徹底した悪役っぷりもすごくいい。
★★★★

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