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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め

★★★★☆
ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2022年11月 

26/ MOVIX京都 母性
6772
ポイントで鑑賞。
廣木隆一監督作品。
戸田恵梨香、永野芽郁主演。三浦誠己、中村ゆり、山下リオ、高畑淳子、大地真央、吹越満、落井実結子ほか。
湊かなえ原作の同名小説の映像化。
母っ子である母親になった戸田恵梨香と、その娘である永野芽郁のそれぞれの思う深い関係が描かれている。
高畑淳子の演技がすばらしい。
★★★★
26/ MOVIX京都 ストレンジ・ワールド もうひとつの世界
吹き替えver.
6771 Strange World
ドン・ホール、クイ・グエン監督脚本作品。アメリカ映画
原版では声の出演にジェイク・ジレンホール、デニス・クエイド、ルーシー・リューといい役者を使ってる。
ある閉鎖された山間の村。周囲を山で囲まれているためその先に何があるか冒険家達がなぞ解明に向かうがいつも失敗する中、主人公の父が同じく行方不明になる。その時、電気を発生する実がなる植物を見つけた主人公によって村に産業革命が起き村が潤うことになる。しかし何年か後その実が病気になりつつあることが分かり、それを解明するため再び冒険の旅に出ることになる。
誰も見られない山の向こうの真相が、結構斜め上をいっててそこは予想外。「はたらく細胞!」的でもある、という感じかな。
ストレンジワールドに当たる、地下世界のクリーチャーが、なんだか既視感。手塚治虫の描く異世界のクリーチャーぽい。そういう目線で観ると、主人公の目鼻立ちが手塚キャラぽいw
★★★★
25/ MOVIX京都 銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第三章
6770
多田俊介監督作品。
シーズン4の3章目は45話~48話までを公開。
ラインハルトが皇帝誘拐の報復で、自由惑星同盟に進撃するためのフェザーンを取り込んで奇襲を掛ける計画「ラグナログ」を開始する。
時期を合わせてユリアンがそのフェザーンの駐在武官に任命され異動していた。
そしていよいよ戦闘が始まり、陽動であったヤンのいるイゼルローン要塞の攻防に勝ちを収める。
前作と違って急展開し、盛り上がる展開がしっかり面白い。
入場者特典:コマフィルム「銀河の記録」1週目
★★★★
23/ イオンシネマ京都桂川 ザリガニの鳴くところ
6769 Where the Crawdads Sing
オリボア・ニューマン監督作品。リース・ウェザースプーン製作。アメリカ映画
デイジー・エドガー=ジョーンズ主演。テイラー・ジョン=スミス、デビッド・ストラザーン、ハリス・ディキンソン、マイケル・ハイアット、スターリング・メイサー・Jr.ほか。
ノースカロライナ州の湿地に住む家族から捨てられた少女。偏見から町の嫌われ者となった彼女が殺人罪で問われることになり、法廷シーンに併せて生い立ちを描くサスペンス。
ラストのカットの予想外(予想通り?)に、こういうのがアメリカン人は好きなんだなー、と思ったり。
真犯人がわかるエピローグでは、驚愕というより納得という感じだったけど、この時代の女性の立ち位置と村八分による差別を考えるとこういう結末でも大英断なのかもな、と思ったり。
★★★★
23/ イオンシネマ京都桂川 ある男
6768
「愚行録」「蜂蜜と遠雷」の石川慶監督編集作品。
妻夫木聡主演。安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小藪千豊、坂元愛登、真木よう子、でんでん、仲野太賀、柄本明、きたろう、山口美也子ほか。
田舎町にふらっと現れた男が事故で死んだ。死んだことによって呼ばれた近親者から別人だと知らされて身元依頼を離婚の時に世話になった弁護士にお願いすることによって大きくそれぞれの人生がうねりだす…。
脚本がすごい。3部構成(勝手に決めてます)になっていて1部はタイトルである男が死ぬまで。2部がある男の正体が分かるまで。3部がある男を探すことによって起きたそれぞれのこれからの事を描いている。
つまり1部には、弁護士で主人公である妻夫木聡が出演しないのだ。しかし、ここをしっかり耕していることで、妻夫木聡の立ち位置の脆さを一層際立たせている。
寂しい最期を描くことによって今の日本の人間観関係の縮図も描いている。
★★★★★
19/ アップリンク京都 窓辺にて
6767
今泉力哉監督脚本作品。
稲垣吾郎主演。中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来、松金よね子、斉藤陽一郎、倉悠貴、穂志もえか、佐々木詩音ほか。
元小説家のライターと編集者の夫婦を中心にリアルな恋愛事情が粛々と描かれていく。
今泉監督作初見。そして分かったことは、あまり自分に合ってない。なんだかどれも普通の恋愛映画風だ。
★★★
19/ MOVIX京都 ザ・メニュー
6766 The Menu
マーク・マイロッド監督作品。アメリカ映画
アニャ・テイラー=ジョイ主演。レイフ・ファインズ、ニコラス・ホルト、ジョン・レグイザモ、ホン・チャウ、ジェネット・マクティア、ジュディス・ライトほか。
孤島のレストランに招待された主人公。料理(シェフ?)ヲタクの彼氏と一緒に行くのだが、そもそも代役だったと知り、なおかつ上陸後の異様な雰囲気に何かを感じるが時すでに遅し…。恐ろしいディナーショーが始まる。
予告通りの展開は、最近よくある裏切り系とは違い、ずっとワクワクしっぱなし。しかし、シェフの行動に賛同するには無理があるやろ、が何ヶ所かあり、ちょい減点。
ヲタクはこういう末路なんや、と鉄ヲタは知るべしw
★★★★☆
12/ TOHOシネマズ二条 ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー
IMAX3D字幕ver.
6765 Black Panther:Wakanda Forever
ポイントで鑑賞。
ライアン・クーグラー監督脚本原案作品。アメリカ映画
レイティーシャ・ライト主演。ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、アンジェラ・バセット、マーティン・フリーマン、ウィンストン・デューク、ドミニク・ソーン、テノッチ・ウエルタ、ミカエラ・コールほか。
チチャラの突然の死から始まるMCUフェーズ4最終作は、すごい勢いの作品に仕上がっている。アメリカ本国を置き去りにしたワカンダと、新登場のネイモアの海底国タロカンの攻防をメインとして、その背景に、ヴァイブラニウム鉱山を狙う各国と、初登場アイアンハート!にテンションだだ上がり。
しかしワカンダのあまりの悲運にアメコミぽくない展開が辛い。それをあおるように演出してるクーグラー脚本もすごい。
新生ブラックパンサーに、アイアンハート、配信の2代目ホークアイといい世代交代を着々と進めてるので新鮮な風が入って来てる感じ。
3D深度:★★★☆
入場者特典:IMAX限定ミニポスター
★★★★★
12/ TOHOシネマズ二条 奈落のマイホーム
6764 Sinkhole
キム・ジフン監督作品。韓国映画
キム・ソジュン主演。チャ・スンウォン、イ・グァンス、キム・ヘジュンほか。
無理してソウル市内に買ったマンション。しかし、そこは欠陥住宅で、シンクホールにマンションごとのまれて500mの地下に沈んでしまって…。
取り残された人のサバイバル劇、救出劇かと思ったら、そこまではっきりはしてない感じ。確かにマンションの没落シーンから、地下に入ってからの落ちてくるがれきや泥の表現はすごいリアルだけど、実はそんなに切迫した感情が見えない。そこが逆にリアルな気もするけど、まぁ土曜に昼間に大量の人間が5階建てくらいのマンションに何十人もいるとは思えないので、それくらいの展開かと思ったり。
邦画と違ってアイドルがメインに登場しないのは韓国映画のいいところw
★★★☆
11/ TOHOシネマズくずはモール すずめの戸締まり
6763
新海誠監督脚本原作作品。
声の出演に、原菜乃華、深津絵里、染谷将太、伊藤沙梨、花澤香菜、神木隆之介、松本白鷗ほか。
北海道に住んでいた主人公はあることがきっけに大分の叔母の元に引き取られていた。高校生になったある日、イケメンの大学生が日本の地脈を荒らす何かによって日本を壊滅から救う陰陽師のような役を手伝うことになる。
すごいしっかりとしたロードムービー。特に西日本の九州から四国に入って、淡路島縦断の神戸入りとか、いつも通ってる道程なんでリアルに感じられた。
「線は、僕を描く」と同様で最近の流行りは、やはりここ何十年かのリアルディザスターだとよく分かる。直接的にストーリーに関わるのではなく、スチーリーや主人公の心情の起因として使うことによって、観る人の心情をうまく掻き立てている。
細田守が次期ジブリと思ってたけど、最近の作品のことを鑑みると、新海誠の方がより近いのかなと今作で感じるようになった。
入場者特典:新海誠本
★★★★★
5/ イオンシネマ京都桂川 チケット・トゥ・パラダイス
6762 Ticket to Paradise
ポイントで鑑賞。
オル・パーカー監督脚本作品。アメリカ映画
ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ主演製作総指揮。ケイトリン・デバー、マキシム・ブティエ、ビリー・ロード、リュカ・ブラボーほか。
分かれた夫婦の一人娘が、卒業旅行先のバリの現地人と結婚すると聞いて、阻止しようと現地に向かう、本格ロマンティックコメディ。
ほんと久々な感じのロマンティックコメディ。こんな感じだったなー、と懐かしさ満開の展開。つまり少し古く感じてしまう。
楽しんで観れたけど、何度も観る気はないな-という感じ。
★★★
4/ TOHOシネマズ二条 犯罪都市 THE ROUNDUP
6761 The Roundup
イ・サンヨン監督脚本作品。韓国映画
マ・ドンソク主演製作。ソン・ソック、チェ・グィファ、パク・チファン、ホ・ドンウォン、ハジュン、チョン・ジェグァンほか。
シリーズ2作目のマブリー主演刑事モノ。今作は前半ベトナムに出張し、そこで誘拐殺人をする凶悪犯と関わることになり、本国韓国に移動して本格アクションを繰り広げる。
前作から引き続き、とぼけた巨漢をマ・ドンソクが好演。とにかくすばらしい。韓国らしいゴア表現はそんなにないけど、腕力の暴力とサスペンスフルな展開、そこの少しの笑いが入って楽しめる。
早くも3作目の製作が決定したらしく、楽しみで仕方がない。
★★★★★
3/ MOVIX京都 天間荘の三姉妹
6760
「あずみ」「ゴジラFINAL WARS」の北村龍平監督作品。
のん主演。門脇麦、大島優子、高良健吾、寺島しのぶ、山谷花純、萩原利久、平山博之、柳葉敏郎、柴咲コウ、中村雅俊、三田圭子、永瀬正敏ほか。
地上とあの世の間にある三ツ瀬に送られた主人公は、腹違いの姉の経営する旅館天間荘に送られる。本人はどういう状況か納得できないまま、その旅館で働くことに決め、訳ありの宿泊者の心を開いていく。
天間荘の真相の衝撃が、ある程度予測は出来てたけど結構強くて、誰に向けた話かと理解すると深いなー感心した。
北村監督久々やん、と思ったら去年も新作公開してたのね。
★★★★☆
3/ アップリンク京都 シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ
6759 La revanche des Crevettes Pailletees
セドリック・ル・ギャロ&マキシム・ゴバール監督脚本作品。フランス・日本映画
ニコラ・ゴブ主演。ミカエル・アビブル、ダビド・バイオ、ロマン・ランクリー、ローランド・メノウ、ジェフリー・クエット、ロマン・ブロー、フェリックス・マルティネス、アルバン・ルノワールほか。
実在するゲイの水球チームをモデルに東京のゲイゲームズに向かうという話。結局東京に着くのはエピローグで、本編はどう考えても見た目ロシアでゲイ差別が激しくて、そこから命からがら逃げ出すという展開。予想外のストーリーは、性差別を受けるゲイの心情を表したものかなーとか。
結局、ご機嫌なシーンは一切ないゲイムービーだった。
「シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」の続編というのを知らなかったという大チョンボ。まぁ、続編に感じなかったけど、配信で観ないと…。
★★☆

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