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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年11月 

28/ イオンシネマ京都桂川 ディア・エヴァン・ハンセン
6137 Dear Evan Hansen
スティーブン・チョボウスキー監督作品。アメリカ映画。
ベン・プラット主演。ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デバー、エイミー・アダムス、ダニー・ピノ、アマンドラ・ステンバーグ、コルトン・ライアン、ニック・ドダーニほか。
対人恐怖症というか、そういうのに問題のある主人公が、ひょんなことから自殺した知り合いの同級生の親友として勘違いされて、学校から自殺した家族から人気を得る。しかし嘘とわかって…。
とにかく他人を親友とか言うな。最低の人間だ。どういう展開としても、過程が最低なんで全く共感できない。
“ミュージカル”というものは、希望にあふれていて、前向きで、楽しいものだと思ってけど、最近のハリウッドのは、結構苦悩してて、今作はその最右翼という感じ。
★★
27/ MOVIX京都 ミラベルと魔法だらけの家
吹き替えver.
6136 ENCANTO
バイロン・ハワード、ジャレッド・ブッシュ&シャリース・カストロ・スミス監督脚本作品。アメリカ映画。
舞台はコロンビア。山奥に出来た町はテロから逃れた一家族が作り上げた魔法で護られていた。ミラベルはそこの孫娘で、魔法が発動しなかった珍しい子。
しかしミラベルが家族の窮地を救うために奔走することになる。
PIXARの「リメンバー・ミー」と世界観が一緒すぎて笑える。中米は全部こんな感じか?
同時上映短編アニメ「ツリーから離れて」。PIXARの最新技術を織り込んだ短編とは違い、すごい道徳的でなんだかなー。
★★★☆
26/ TOHOシネマズなんば EUREKA 交響詩篇エウレカ・セブン ハイエヴォリューション
6135
京田知己監督脚本作品。
「~ハイエヴォリューション」シリーズの最終作であり、「交響詩篇エウレカセブン」の最終作でもある。
今までのエウレカ、レントン(すでに死亡)、アネモネは健在で、前作から10年が経ち新たな「エウレカ」を継承する少女アイリスを保護救出するべく動くA.C.I.D.の一員として活動する様を描いている。
前作からあまりに離れすぎて予習もしてないので、どう続いてるのかさっぱり…。
しかしクライマックスの「エヴァ」とも「逆襲のシャア」のオマージュともとれる展開に、上がるけど、使い古されてるんじゃね?とも思ってしまった。
それと時代背景から、場所まで移り変わりが激しいからすべてをテロップで補っていて、ちょっとついていくのに必死だった。
大人になった、エウレカとアネモネに会えて良かったけど(これも「エヴァ」か…w)
入場者特典:<エウレカ・ラジオ・ハイエヴォリューション>シリアルコード付きステッカー
★★★
22/ イオンシネマ京都桂川 聖地X
6134
入江悠監督脚本作品。
岡田将生主演。川口春奈、渋川清彦、山田真歩、薬丸翔、真木よう子、緒方直人、パク・イヒョン、パク・ソユン、キム・テヒョンほか。
謎の死や、失踪が次々起こる韓国の飲食店。そこに日本の「居酒屋」を開店させようとしている夫婦におかしなことが起こり始める。
またその近くの離島で、両親を亡くしその財産で生きている主人公。別荘として持っていたその場所に何もせずに住んでいるところに、妹が傷心の思いで突然来るところから始まる。
ドッペルゲンガーのような事象、つまり同じ人物が実際に2人出現したり、思ったことが実際に起こったりと不思議現象が次々起こり、積み重なるように不安感が募っていくところが面白い。
★★★★★
22/ イオンシネマ京都桂川 土竜の唄 FINAL
6133
三池崇史監督作品。宮藤官九郎脚本。
生田斗真主演。堤真一、岩城滉一、仲里依紗、鈴木亮平、岡村隆史、菜々緒、滝沢カレン、吹越満、遠藤憲一、皆川猿時ほか。
シリーズ3作目の最終作は、反社団体数寄屋会壊滅に向けた潜入捜査。麻薬に手を染めて、しのぎを増やそうとする轟親子と、頑なに麻薬を拒否する兄貴分日浦。イタリアンマフィアに前作にも登場した猫沢、フーフォンも交え大乱闘の様相に展開する。
前半、観るのを間違ったかと思うほどに乗れなかったけど、豪華客船にステージを移してからは荒唐無稽、奇想天外さが100倍wほど増して三池×宮藤ワールド全開で俄然面白い。
★★★
20/ MOVIX京都 マリグナント 凶暴な悪夢
6132 MALIGNANT
ジェームズ・ワン監督製作原案作品。アメリカ映画。
アナベル・ウォーリス主演、マディー・ハッソン、ジョージ・ヤング、ミコール・ぶりアナ・ホワイト、ジャクリーン・マッケンジー、ジェイク・アベル、イングリット・ビスほか。
主人公のDV夫が惨殺され、自身も恐ろしい思いをする。そこから夢の中で主人公が現実に連続殺人の現場に出くわすことに悩まされだす。
ベースになっている設定は70年代のホラー映画ぽいけど、逆に最近はなかったのですごい新鮮だった。
スクリュー状の脚本もすばらしいが、冒頭の怪しい病院のシーンが、いかにも70年代辺りに作られたようなチープなつくりで、現代に戻ると最新のCGIで演出されている。そこら辺も面白いところ。
★★★★☆
19/ T-joy京都 モルス あるSWAT部隊の戦い
6131 MOSUL
マシュー。マイケル・カーナハン監督脚本作品。ジョー&アンソニー・ルッソ製作。アメリカ映画。
アダム・ベッサ主演。ヘール・ダッバーシ、イスハーク・エリヤス、クタイバ・アブデル=ハック、アフマド・ガーネム、ムハイメン・マハブーバ、ワリード・エル=ガーシィほか。
実話がベースのISISの壊滅に繋がったイラクのSWAT隊の決死の侵攻を描いている。
冒頭からクライマックスまでとにかく戦闘シーン。しかも超リアルで、仲間が先行した後頭部を誤射してしまうとか、手りゅう弾が跳ね返って、主人公の乗っているハンヴィーで爆発。主人公がケガするとか。そして極めつけは決死の侵攻の理由。
死ぬかもしれないけど、死ねない理由がそこにあるという展開がすごい。
★★★☆
14/ TOHOシネマズ二条 ミュジコフィリア
6130
ポイントで鑑賞。
さそうあきらの同名コミックを、谷口正晃が映像化。
井之脇海主演。松本穂香、山崎育三郎、川添野愛、阿部進之介、石丸幹二、濱田マリ、神野三鈴、辰巳拓郎、杉本彩ほか。
京都でオールロケをした、京都芸大が舞台の前衛音楽(?)が主題の作品。
カリスマ性のあった作曲家の息子として生まれた2人を中心に、青春、恋愛、音楽を描いている。
今までの“音楽”映画は、超絶技巧だのクラシックの名演奏だのだったけど、今作はなんていうのか分からんけど、アートでいうアバンギャルドでモダンアートな曲を作曲する若者たちで面白い。
京都弁が微妙なことはおいておいても、京都が舞台というだけで上がる。
★★★★
13/ TOHOシネマズ二条 アイス・ロード
6129 THE ICE ROAD
ジョナサン・ヘンズリー監督脚本作品。アメリカ映画。
リーアム・ニーソン主演。ベンジャミン・ウォーカー、アンバー・ミッドサンダー、マーカス・トーマス、ホルト・マッキャラニー、ローレンス・フィッシュバーン、マーティン・センスマイヤー、マット・マッコイほか。
カナダ北部のダイヤモンド鉱山でメタンガスの爆発崩落事故が起こって、そこに必要な機材を運ぶためコンボイで移送することになったのだが…。
PTSDの弟と一緒に輸送会社を転々とする主人公。ネイティブアメリカンの活動家でもあるトラック乗りの女性に、閉じ込められた鉱員の間の軋轢や、その会社の思惑。どんどん死んでいく主役格。
主人公がちょっとバカなところ以外はすばらしい脚本で、予想以上にツイストした展開が楽しめる。
★★★★
13/ TOHOシネマズ二条 カオス・ウォーキング
6128 CHAOS WALKING
「ボーン」シリーズのダグ・リーマン監督製作作品。アメリカ映画。
トム・ホランド主演。デイジー・リドリー、マッツ・ミケルセン、デミアン・ビチル、シンシア・エリヴォ、ニック・ジョナス、デビッド・オイェロウォほか。
移民した先の惑星は、男性の思考が音やヴィジュアルになって具現化してしまう。また先住民によって女性は全滅させられたという設定。
そこに宇宙から来た女性によって混乱が始まる…。
原作は同名のSF小説(邦題は「心のナイフ」)で、この思考の具現化から小説を書いたような気がして仕方ない展開。どうしてこういう設定を考えたのか理解できない。
確かに今までなかったけど、ないのにも理由があったように思う。映画らしい演出にはなってるけど、これじゃない感が強かった。
「サトラレ」の報われない版のような感じ。
★★★
12/ T-joy京都 リスペクト
6127 RESPECT
レイトショーで鑑賞。
リーズル・トミー監督製作総指揮作品。アメリカ映画。
ジェニファー・ハドソン主演。フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、オードラ・マクドナルド、マーク・マロン、タイタス・バージェス、テイト・ドノバン、メアリー・J・ブライジ、スカイ・ダコタ・ターナーほか。
アレサ・フランクリンの生涯を描いた作品。牧師の娘で教会で歌ってて、そこからプロになるけど、性教育を受けてないからか避妊があかんのか、ガンガン10代から私生児を生みまくり。
プロになっても駆け落ち同然の夫に暴力を振るわれたり、相当年売れてなかったり、アル中になったり。とにかく波乱万丈。
それでも歌が好きなのは揺るがなく、その歌声がすばらしい。
★★★★☆
7/ イオンシネマ京都桂川 劇場版 きのう何食べた?
6126
中江和仁監督作品。
西島秀俊、内野聖陽主演。山本耕史、磯村勇斗、松村北斗、田中美佐子、マキタスポーツ、チャンカワイ、高泉淳子、梶芽衣子、奥貫薫、田山涼成ほか。
同名コミックを原作に、TVシリーズからSPに続いての劇場版。
安定のゲイカップルの日常を描いていて、微笑ましくも、安定のリアリティでよく出来ている。
普通映画化するとゲストキャラがメインの脚本が多いけど、今作は賢二の身内と、田淵とその彼女くらい。
薄氷の上で生活してるような関係の二人を中心に、お互いを確かめる事をコメディタッチで描いている。
★★★★
6/ TOHOシネマズ二条 エターナルズ
IMAX2D字幕ver.
6125 ETERNALS
ポイントで鑑賞。
クロエ・ジャオ監督脚本作品。アメリカ映画。
ジェンマ・チェン主演。リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、クメイル・ナンジアニ、マ・ドンソク、リア・マクヒュー、ブライアン・タイリー・ヘンリー、バリー・コーガンほか。
MCUシリーズ異色の1作。5000年前にセレスティアルズによって地球に呼ばれたエターナルズ。人類を導く役目をになっていたけど、現代になって復活した敵ディヴィアンツの様子と、セレスティアルズの真の目的を知ったエターナルズはどうするのか。
ハリウッドのジェンダーレス対応にぴったりの本作。様々な人種に同性愛者も登場し、さらーと感動。
しかし同じ「エターナルズ」でも、TVシリーズとは全く違う上に、サノスの上を行く性能を持った宇宙人の集団って!!感じ。
指パッチンや、DCのキャラまで台詞で登場するのはここら辺を補完してる感じかな。
入場者特典:IMAX限定ミニポスター
★★★★★
6/ TOHOシネマズ二条 アンテベラム
6124 ANTEBELLUM
ジェラルド・ブッシュ&クリストファー・レンツ監督脚本製作作品。アメリカ映画。
ジャネール・モネイ主演。エリック・ラング、ジェナ・マローン、ジャック・ヒューストン、カーシー・クレモンズ、ガボリー・シディベほか。
社会学者の黒人女性である主人公は、夢で見る南北戦争時の奴隷時代と、現代を行き来してしまう。しかし実は…。という話。
その実は、が予想外の設定でさすがジョーダン・ピール作品の製作者が関わってるだけのことはある感じ。
設定がアメリカでほんとにありそうで怖い怖い。
★★★★
5/ TOHOシネマズなんば ほんとうのピノッキオ
6123 PINOCCHIO
マッテオ・ガローネ監督脚本製作作品。イタリア映画。
フェデリコ・エラビ主演。ロベルト・ベニーニ、ロッコ・バパレオ、マッシモ・チョケリニ、マリーヌ・バクト、ジジ・プロイエッティ、アリーダ・バリダリ・カラブリア、マリア・ピア・ティモほか。
ピノキオの話を忠実に再現した奇跡の名作。幼少のころに母に読み聞かせてもらったのか、ディズニーのアニメか忘れたけど、とにかく原体験の一つであるピノキオの悲惨なw生い立ちをまんま描いているのがすごい。
そもそものピノッキオの見た目が悪夢を見そうな、と思ってたらそれをはるかに超えるキャラ、続々登場w狐と猫とか、カタツムリのおばさんとか、フクロウとカラスの医者とか、極めつけは人面魚のマグロ。
クライマックスまで、ほぼいいことがない主人公が痛すぎて辛いけど、その分過程の道徳的なメッセージと、ハッピーエンドの気持ちの持っていかれ方が半端ない。
★★★★★

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