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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年09月 

25/ TOHOシネマズ二条 クーリエ:最高機密の運び屋
6100 The Courier
ドミニク・クック監督製作総指揮作品。イギリス・アメリカ合作。
ベネディクト・カンバーバッチ主演製作総指揮。メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、ジェシー・バックリー、アンガス・ライトほか。
キューバ危機を救ったとも言える、CIAのスパイとなったイギリスの商人の実話。
一般人がスパイなんて請け負ったせいでひどい目に遭って、それでも信念を貫いたことで獄中死せずに済んだんだろうな。
最近のスパイものは面白くないのが多かったけど、これはいい作品。
★★★★☆
24/ TOHOシネマズ二条 殺人鬼から逃げる夜
6099 Midnight
クォン・オスン監督脚本作品。韓国映画。
チン・ギジュ主演。ウイ・ハジュン、パク・フン、キム・ヘユン、キル・ヘヨンほか。
快楽殺人鬼が夜な夜な出没して町中を震撼させていた時期、ろうあ者の主人公は偶然その殺害現場に出会ってしまう。
そこから執拗に殺人鬼の追われる一夜が始まる。
ろうあ者である主人公親子がすごくスマートで前向き。それに反して、彼女たちに関わる健常者はすべてバカばっかりで、イライラする。
唯一の共感者である最後の被害者に兄でさえ、妹のために見捨てる行動をとる。
障碍者と呼ばれる人の生きにくさをホラーで描いた作品でもある。
★★★★
24/ アップリンク京都 整形水
6098 Beauty Water
チョ・ギョンフン監督作品。韓国映画。
韓国産ホラーアニメ。
容姿にコンプレックスを持つ主人公が手を出した怪しい通販の美容水。ネット動画では驚くべき効果が得られるが、それは実は…。という分かりやすい展開。
韓国の美容整形の流行に一石を投じた形のホラーっぷり。伊藤潤二ぽくもあり定番がゆるぎない。その分、設定以外意外性が少ないのが残念。
それとちょっとCGアニメが雑かな~。
★★★
24/ MOVIX京都 空白
6097
「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督脚本作品。
古田新太主演。松坂桃李、藤原季節、寺島しのぶ、田畑智子、片岡礼子、伊藤蒼、趣里ほか。
片田舎のスーパーで万引きを見つかって逃げた少女が交通事故で死亡する。
死に追いやってしまったスーパーの店長。娘を殺されてしまった父親。殺してしまった自動車の運転手。どんどん深みにはまって行き、どこにたどり着くのかという。
予告では砂を嚙まされたような嫌な展開しか感じなかったけど、実際は緻密に加害者被害者傍観者の立場をすごく良く描いていて、どこの立場でも共感出来てしまう。
それくらい身近で、切ない事象であると。
★★★★★
23/ イオンシネマ京都桂川 総理の夫
6096
河合勇人監督作品。
田中圭主演。中谷美紀、貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、木下ほうか、長田成哉、片岡愛之助、嶋田久作、余貴美子、岸部一徳、米本学仁ほか。
日本初の女性総理大臣の夫が主人公。
そもそも総理になりえる女性と付き合える男性自体の身分が、まさに上級市民で絵空事のような設定が笑える。
なので地道に政策とか、人との関わりとか言ってるけど、関係ないねと思わされるw
★★★
23/ イオンシネマ京都桂川 MINAMATA-ミナマタ-
6095 MINAMATA
ポイントで鑑賞。
アンドリュー・レビタス監督脚本製作作品。アメリカ映画。
ジョニー・デップ主演製作。ビル・ナイ、美波、真田広之、國村隼、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、キャサリン・ジェンキンス、青木柚ほか。
実話を基にした水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスを描いた作品。
小学生のころ習った水俣病の悲惨さを久々に目の当たりにし、動揺がすごい。患者さんの再現はマイルドにしてるけど、それでも絵に迫力があり感動しかない。
ジョニー・デップの演技と、エモーショナルなサントラがすばらしい。
★★★★★
22/ TOHOシネマズ二条 ムーンライト・シャドウ
6094
TOHOウェンズデイ(1200円)で鑑賞。
マレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督作品。原作は吉本ばななの同名短編。
小松菜奈主演。宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、吉倉あおい、仲野誠也、臼田あさ美ほか。
主人公さつきと等が出会って、死別して、前に向かっていく様を描いている。(としか言いようがない)
月影(ムーンライト・シャドウ)が想った人を呼び戻す瞬間があるというファンタジーを絡めて生きていく事の意味を描いているのか?
もっと愛情深いシーンがあって、もっとファンタジックな演出があって、より感動するのじゃないかな。
死別したのも事故だし、もっと感情的になってもいいのに、淡々と展開しすぎてて、何気ないシーンが感動のはずが、ただの何気ないシーンになってしまっている。
★★☆
19/ TOHOシネマズ二条 スイング・ステート
6093 IRRESISTIBLE
ジョン・スチュワート監督脚本製作作品。アメリカ映画。
スティーブ・カレル主演。クリス・クーパー、マッケンジー・デイビス、トファー・グレイス、ナターシャ・リオン、ローズ・バーン、プレント・セクストン、ブレア・サムズ、C・J・ウィルソンほか。
政治アナリストの主人公がトランプ陣営に負けたことで隠居する先を、偶然見た動画の片田舎の市長選に選んで起こる珍騒動。
スティーブ・カレルの一人どたばたより、ローズ・バーンとの軽妙なやり取りがすばらしくエモーション。
クライマックスの大どんでん返しも悪くない。
原題の「IRRESISTIBLE」は魅力的なとかいう形容詞なので、クリス・クーパーのことを指してるけど、邦題の「スイング・ステート」は共和党にも民主党にも偏ってない州のことで、最終的にここを取れば大統領になれると目されるという、分かりやすいのは邦画だけど、直接意味してるのは原題だね。
★★★★
18/ イオンシネマ京都桂川 レミニセンス
6092 REMINISENCE
リサ・ジョイ監督脚本製作作品。アメリカ映画。
ヒュー・ジャックマン主演。レベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートン、クリフ・カーティス、ダニエル・ウー、マリーナ・デ・タビラ、モージャン・アリア、ブレット・カレン、ナタリー・マルティネスほか。
舞台は未来のアメリカ、フロリダ。戦争と温暖化で水面下に沈んだ街を牛耳る地主の横暴に不満が募る中、元々拷問(尋問)に使われていた人の深層心理にを映像化し、心を癒したり犯人逮捕につなげたりする事を生業にする主人公と、謎の女性(ファムファタール)の関係を描いている。
完全にSFハードボイルドだけど、主人公がエピローグにまでファムファタールにこだわりすぎて、ちょっとげんなり。
気持ちのいい思い出を繰り返し見るのは、なんだかオナニーぽくて哀しくなりました。
★★★
18/ イオンシネマ京都桂川 マスカレード・ナイト
6091
鈴木雅之監督作品。
木村拓哉主演。長澤まさみ、小日向文世、木村佳乃、沢村一樹、麻生久美子、高岡早紀、博多華丸、梶原善、泉澤祐希、東根作寿英、石川恋、中村アン、石黒賢、鶴見辰吾、石橋凌、渡部篤郎ほか。
シリーズ2作目の今作。舞台は同じ高級ホテル。そこで年越しパーティの「マスカレード・ナイト」で殺人が起こるかも知れないという予告状が警察に届いて、前作の主人公再登場という感じ。
分かりやすい展開と、キムタクと長澤まさみの絡みが面白くて悪くはない。ただ事件の内容がなんだかしょっぱくてそこまでなー、と思わなくもない。
★★★☆
12/ TOHOシネマズ二条 スパイラル:ソウ オールリセット
6090 Spiral:From the Book of Saw
ダーレン・リン・バウズマン監督作品。アメリカ映画。
クリス・ロック主演製作。マックス・ミンゲラ、マリソル・ニコルズ、サニュエル・L・ジャクソンほか。
シリーズ9作目の今作。
前作までの「SAW」シリーズから続けての最新作。当然ジグソウは関係なく、しかし猟奇的な殺人は展開していく。今回の標的はニューヨークのある警察署に刑事たち。
執拗で残忍な殺人方法を楽しむ本シリーズでは納得の仕上がりw
主演のクリス・ロックはどうしてもコメディアンのイメージが強いから、珍しくシリアスなそれもホラー映画の主演に、と思ったらマッチポンプか。製作も兼任してた。だからサミュエル・L・ジャクソンも参加したのか。と納得。
★★★★☆
11/ MOVIX京都 アナザーラウンド
6089 DRUK
トマス・ヴィンターベア監督脚本作品。デンマーク映画。
マッツ・ミケルセン主演。トマス・ポー・ラーセン、マグナス・ミラン、ラース・ランゼ、マリア・ポネビー、ヘリーヌ・ラインゴー・ノイマン、スーセ・ウォルドほか。
2021年オスカーの国際長編映画賞を受賞した作品。
常に血中アルコール度数が0.05%だと、行動力も思考力も向上するという説を信じた教師である中年男4人が起こす騒動を描いている。
ハリウッドスターでもあるマッツ・ミケルセンのクライマックスのアクロバティックなダンスがすばらしい。ってVFXかw
切り口が面白く、ちゃんとストーリーもしっかりあってよく出来ている。
★★★★
11/ MOVIX京都 先生、私の隣に座っていただけませんか?
6088
堀江貴大監督脚本作品。
黒木華主演。柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュンほか。
「TSUTAYA CREATOR'S PROGRAM FILM 2018」準グランプリ作品を映画化。
漫画家の夫婦、スランプ中の夫、連載最終回を迎える妻、その担当の三角関係を今風に描いている。
次回作をその不倫をベースにネームを描くことによって、微妙に移り変わっていく心情が生々しくていい。
コミックと現実を描いた作品は今年は「キャラクター」もあったので、見せ方の傾向が製作側が分かってきた感じかな。
★★★
5/ TOHOシネマズ二条 科捜研の女-劇場版-
6087
兼崎涼介監督作品。
沢口靖子主演。内藤剛志、若林真由美、風間トオル、金田明夫、斎藤暁、西田健、渡部秀、山本ひかる、石井一彰、佐々木蔵之介、佐津川愛美、渡辺いっけい、小野武彦、長田成哉、野村宏伸ほか。
20年以上放映され続けて初の劇場版。
2011年以降はあまり見てないけど、その情報差を感じさせない普通の内容。ちょっと贅沢な2時間スペシャルという感じ。
もっと「映画」らしい内容を期待してた。
★★☆
4/ TOHOシネマズ二条 シャン・チー テン・リングスの伝説
IMAX2D字幕ver.
6086 Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
デスティン・ダニエル・クレットン監督脚本作品。アメリカ映画。
シム・リウ主演。オークワフィナ、メンガー・チャン、ファラ・チャン、トニー・レオン、ミッシェル・ヨー、ベネディクト・ウォン、フロリアン・ムンテアヌほか。
テロ集団「テンリングス」の主催者の息子はアメリカで駐車係で生計を立てていた。ある日、いわくありげなペンダントを狙った武装集団に襲われ、また長らく連絡なかった妹から連絡があり、久々に中国に帰り事件に巻き込まれていく。
MCUシリーズとしては久々の新作。(「ブラック・ウィドウ」はどちらかというと外伝的な位置だったので)
第2章というか新章というかアベンジャーズとは違う何かが動き出した作品。
本編中にDr.ストレンジの盟友であるウォンがそこここに登場し、エピローグではバナー博士とキャプテンマーベル、他にはアボミネーターも登場。
中国が舞台ということで、伝説の神獣が住む村だの、龍の鱗で閉ざされた悪の生物だのが大挙する、今までのMCUとは目線の違う世界観を描いていると思う。またこれから公開する「スパイダーマン」にもDr.ストレンジが登場するので、次のシリーズは科学というより魔法(超常現象)を描いていくのかな。
入場者特典:ミニポスター
★★★★★
3/ 大阪ステーションシネマ モンタナの目撃者
6085 Those Who Wish Me Dead
「ボーダーライン」「ウィンド・リバー」のテイラー・シェリダン監督脚本製作作品。アメリカ映画。
アンジェリーナ・ジョリー主演。フィン・リトル、ニコラス・ホルト、エイダン・ギレン、タイラー・ペリー、ジョン・バーンサル、メディナ・センゴア、ジェイク・ウェバーほか。
政府の要人に関わる不正の訴訟を担当する男が暗殺され、生き延びたその息子が森の中で出会った過去の山火事でトラウマを持った森林消防隊員と逃避行する。
冒頭から登場する殺し屋が容赦ないんだけど詰めが甘い。そのせいで地の利がある森林消防隊に、結局コテンパン。
今までバカな主人公は嫌いって言ってきたけど、バカな敵も観ていて面白くなくなるもんだと改めて思った。キャラクターのバランスが大事とつくづく感じた作品でした。
★★★☆

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