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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年08月 

29/ MOVIX京都 鳩の撃退法
6084
「ホテル・ビーナス」のタカハタ秀太監督脚本作品。
藤原竜也主演。土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、佐津川愛美、桜井ユキ、柿澤勇人、駿河太郎、浜野謙太、岩松了、村上淳、坂井真紀、濱田岳、ミッキー・カーティス、リリー・フランキー、豊川悦司ほか。
直木賞を受賞した主人公は次回作も執筆せずに、石川県に隠れるようにデリヘルの送り迎えで生計を建てていた。そんな中、古本屋の老人から受け継いだ3千万の偽札と、地元のヤクザ、失踪した家族を巻き込んで展開してゆく。
すごくいい脚本で、“実は”という展開がよく出来ていてすごく面白い。
反社が絡むとドラマチックになるという展開が、今年ですでに4本目になって、ちょっと食傷気味ではある。
★★★★★
28/ イオンシネマ京都桂川 OLD オールド
6083 OLD
M・ナイト・シャマラン監督脚本製作出演作品。アメリカ映画。
ガエル・ガルシア・ベルナル、ビッキー・クリープス、アレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー、ルーファス・シーウェル、ケン・レオン、ニキ・アムカ=バード、アビー・リー、イーモン・エリオットほか。
岸壁に囲まれた海岸に連れていかれた家族。そこからは脱出することができず、30分で1年が過ぎていくという謎の空間だった…。
シャマラン全開の素晴らしい脚本。と言っても星新一とか筒井康隆のショートショートぽくもあり、斬新かというとちょっと疑問だけど。
その上、演出上の都合だと思うけど設定に穴があったりするところも気になってはいたり。しかし今回jはそれを打破するほどの内容に仕上がってると思う。
ガエル・ガルシア・ベルナルがおっさんになったなー。
オープニングでシャマランの劇場公開される喜びと感謝のシーンが追加されてて、コロナ禍らしい演出。
★★★★☆
28/ イオンシネマ京都桂川 スペース・プレイヤーズ
6082 Space Jam:A New Legacy
マルコム・D・リー監督作品。アメリカ映画。
レブロン・ジェームズ主演。ドン・チードル、クリス・デイビス、ソネクア・マーティン=グリーン、ゼンデイア(声のみ)ほか。
前作「スペース・ジャム」から25年。主演をマイケル・ジョーダンからレブロン・ジェームズに更新し、25年分のワーナーの保有する版権キャラ大挙(マッドマックス怒りのデスロードにはまいった)登場で映画ヲタを狂喜させる内容。
しかしながら脚本は、分かりやすい、ある意味どうでもいい展開で面白くない。
ワーナーのカートゥーンキャラがどれだけ好きか改めて認識出来る作品。
★★★
22/ TOHOシネマズ二条 ドライブ・マイ・カー
6081
村上春樹原作の同名短編小説を濱口竜介監督脚本化。
西島秀俊主演。三浦透子、霧島れいか、岡田将生、パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、ペリー・ディゾン、アン・フィテ、阿部聡子ほか。
一人娘を19年前に亡くした舞台監督であり役者でもある主人公と、脚本家でもある妻。その妻の不倫と突然死によって人生に対する目線が変わってゆく。
舞台は東京都内から広島の瀬戸内、そして北海道まで、タイトル通りロードムービーぽくもあるが、ベースになってるのは主人公の心情。
3時間弱の上映時間もものともしないドラマチックなストーリー。
前売り特典:しおり
★★★★★
21/ イオンシネマ京都桂川 子供はわかってあげない
6080
沖田修一監督脚本作品。
上白石萌歌主演。細田佳央太、千葉雄大、古田て寛治、斉藤由貴、豊川悦司、きたろう、高橋源一郎、湯川ひな、坂口辰平、兵藤公美、品川徹ほか。
どうやら原作は同名コミックのようだけど、全く知らない。
水泳部でアニヲタの主人公は、新興宗教の教祖である、物心つく前に離婚した父親に会いに行く。というのが一番大きなエピソード。そこに恋愛だとか、今の家族の絆だとかをやんわり付け足している。
そもそものタイトルを意味するものが、イマイチストーリーに絡んできてないので、??とはなる。
けど青春映画としてのスタイルはそんなに悪いものではない。あと豊悦。やっぱすごいね。一人で全部持っていくなー。
映画らしい間の取り方のカット割りだけど、ちょっとしんきくさくて、2時間以上あるけど、これ2時間以内に収められたんじゃね、と思わざるを得ない。
★★★
21/ イオンシネマ京都桂川 孤狼の血 LEVEL 2
6079
白石和彌監督作品。
松坂桃李主演。鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、音尾琢真、早乙女太一、渋川清彦、毎熊克哉、斎藤工、中村梅雀、滝藤賢一、宮崎美子、寺島進、宇梶剛士、かたせ梨乃、中村獅童、吉田鋼太郎ほか。カメオで丸山ゴンザレスなど多数。
前作から3年後の広島、呉のヤクザの内部抗争×警察を描いた意欲作。
タイトル通り、孤軍奮闘の警察官である主人公がすばらしくいい。エピローグに当たるシーンもすばらしい。
鈴木亮平、村上虹郎の立ち位置もすばらしく、目が離せない。
今の時代、強烈な暴力シーンはなくて、それでも陰惨に撮れる監督の手腕がすごい。
鈴木亮平のキャラ上林がすごいと言われてるけど、よくよく考えると上林は心に傷を負っての犯行で、その取り巻きの方が平然と暴力や殺りくに加担してると思うと、そっちの方が怖くなってくる。
入場者特典:鈴木亮平画「日岡秀一」肖像画ポストカード
★★★★★
15/ TOHOシネマズ二条 ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、登場
IMAX2D字幕ver.
6078 The Suicide Squad
ジェームズ・ガン監督脚本作品。ザック・スナイダー製作総指揮。アメリカ映画。
マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ主演。ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、fダニエラ・メルヒオール、デビッド・ダストマルチャン、シルベスタ・スタローン(声のみ)、マイケル・ルーカー、ジェイ・コートニー、ビオラ・デイビス、タイカ・ワイティティほか多数。
前作からの続きではあるけど、続いてない。DCエクステンデッド・ユニバースの最新作。
アメリカの敵対国が所有している宇宙生命体を抹殺するために、極刑のヴィランを集めて作られたスーサイドスクワッドのある意味、活躍を1000%のパワーで描いている。
登場するスクワッドのメンツが異常に多いと思ってたら、2班に分けられ片方は陽動チームで、冒頭30分くらいでほぼ全滅という爆笑展開から始まり、最後の怪獣が出てきてクライマックス。
OPからEDまで、タイトルロールから各所にタイポグラフィを効果的に使ったカットイン、容赦ないゴアシーン、サントラまですべてが基準値以上の最高演出。
何回も観たい名作。
入場者特典:IMAX限定ミニポスター
★★★★★
14/ アップリンク京都 サマーフィルムにのって
6077
松本壮史監督脚本作品。
伊藤万理華主演。金子大地、河合優実、祷キララ、小日向星一、池田永吉、篠田諒、甲田まひる、ゆうたろう、篠原悠伸、板橋駿谷ほか。
高校映画部のひと夏の出来事を描いている。
主役の3人娘が「映像研には手を出すな」の3人に見た目がそっくりすぎて、どうしてもそこから離れられなった。(性格や立ち位置は全然違うんだけどね)
その上、主役の子の性格に同調できなくてちょいしんどい。
今作の拾い物は祷キララ。ニュートラルで、いい演技です。
去年公開された「アルプススタンドのはしの方」の再来を期待したけど、そこまでのカタルシスは感じなかった。
★★★
14/ MOVIX京都 妖怪大戦争ガーディアンズ
6076
三池崇史監督作品。
寺田心主演。杉咲花、猪俣怜生、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、SUMIRE、北村一輝、松嶋菜々子、岡村隆史、遠藤憲一、石橋蓮司、大森南朋、大沢たかお、神木隆之介ほか。
シリーズ2作目は令和版という事らしい。なので、主人公は神木隆之介から寺田心にスイッチ。その神木隆之介も先生役で登場し、エピローグで意味深なことを言ってるので今作の根幹に関わっていたのかも知れん。
妖怪の造詣がすばらしく、演者も皆楽しそうで、そこは見ていて超満足。クライマックスもよく出来てる。けど、やっぱ物足りないなー。
★★★
14/ MOVIX京都 フリー・ガイ
Dolby Cinema 2D字幕ver.
6075 Free Guy
ショーン・レビ監督製作作品。アメリカ映画。
ライアン・レイノルズ主演製作。ジョディ・カマー、リル・レイ・ハウリー、タイカ・ワイティティ、ジョー・キーリー、ウトカルシュ・アンプドゥカルほか。
カメオでチャニング・テイタム、クリス・エヴァンスが出演。
ゲームの中のモブキャラが主人公。実はそのゲームは実在の世界で作った主人公が悪徳ゲーム会社に奪われたもので…。
海外で流行っているエイペックスなどのマルチアクセルバトルロイヤルゲームをベースにしていて、それがよく出来てる。作る側からの目線で言うと、なるほどモブキャラの人生って考えたことないなー、と。
20世紀FOX製作なので、ディズニーに買収されたのを逆手にとってキャプテンアメリカ、ハルクが登場し、リアクション動画と題した短編動画で、出演者であるライアン・レイノルズ=デッドプール(20世紀FOX)とタイカ・ワイティティ=「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のコーグ(MCU)がコラボしている。
★★★★★
13/ TOHOシネマズくずはモール ドント・ブリーズ2
6074 Don't Breathe 2
ポイントで鑑賞。
ロド・サヤゲス監督脚本キャラクター創造作品。サム・ライミ製作。アメリカ映画。
マデリン・グレース主演。スティーブン・ラング、ブレンダン・セクストン3世、ステファニー・アルシラ、アダム・ヤング、ボビー・スコフィールドほか。
前作の変態じじい復活、というか冒頭から雰囲気が違う。
ホラーじゃなく、クライムサスペンスに成り下がっていて、どこに行きたいのか分からないのが残念。
今度は変態じじいが正義になって、敵が現れた時点で、シリーズとしておかしくなってる。
★★☆
8/ アップリンク京都 DAHUFA 守護者と謎の豆人間
6073 大護法 THe Guardian
不思凡監督作品。中国映画。
中国初の大人向け(本国ではR13指定)アニメ。
ダルマ(ダフファ)が行方不明の皇太子を探しに越境して見る異様な村。そこで人ともモノとも思えない者たちが暮らしていた。
体制に対する批判とも、少数民族に対する抑圧ともとれる、無言の抵抗を示したようで、とにかく殺戮まくりで気持ち悪くなる。
アニメもちょっとムラがあって気になったけど、個性的(ジブリ的)なキャラクターデザインがすごくいい。
★★★
8/ MOVIX京都 キネマの神様
6072
ポイントで鑑賞。
山田洋次監督脚本作品。
菅田将暉、沢田研二主演。永野芽郁、野田洋次郎、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子、前田旺志郎、リリー・フランキー、志尊淳、松尾貴史、原田泰造、片桐はいりほか。
松竹100周年記念作品として、ずっと松竹で撮り続けてる山田洋次が、志村けんを主役に撮影を始めたものが、コロナで撮影中断し、そのさなかにコロナに罹患した志村けんの訃報に頓挫しかけたものを、志村の昔からの友人である沢田研二で撮り直し完成させた。
舞台は2019年から2020年。並行して主人公の青春時代である60年近く前の邦画の黎明期を併せて描いている。
演技指導が古いのか、脚本が古いのか、出演者の演技が古臭く感じてイマイチ乗り切れなかった。
沢田研二が志村けんが憑依したかと思うくらいの演技で、よくも悪くもすごい。
★★★
7/ TOHOシネマズ二条 ワイルド・スピード ジェットブレイク
IMAX2D字幕ver.
6071 Fast & Furious 9
ジャスティン・リン監督製作原案脚本作品。アメリカ映画。
ヴィン・ディーゼル主演製作。ミッシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ジョン・シナ、ジョーダナ・ブリュースター、サン・カン、シャーリーズ・セロン、ヘレン・ミレン、カート・ラッセルほか。
いよいよ宇宙にまで出てしまったファミリー。すべてがいい意味で荒唐無稽で荒ぶる様がすばらしい。ポール・ウォーカーが亡くなってからは、おかしな方向(ハリウッド大作)に向いて「らしさ」が薄まってしまってけど、大スターがなりをひそめてまた戻った感じ。
本編上映前にIMAXフルサイズの「トップガン:マーヴェリック」「ジュラシック・ワールド:ドミニオン」が上映されて、アガルアガル。
前売り特典:デジタル壁紙
★★★★★
7/ イオンシネマ京都桂川 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
6070
舞台挨拶生中継ライブビューイング付き
長崎健司監督作品。堀越耕平原作総監修キャラクター原案。
声のゲストに吉沢亮。
反個性のテロ集団による個性を暴走させるガスを入れた爆弾を世界各地に仕掛けて、それを阻止しようとするヒーロー軍団。そこにそのテロ集団に拉致された父親を持つ子供が関わってきて…。
演出も作画も前作通りだけど、勢いも、カタルシスも足りない感じ。
入場者特典:僕のヒーローアカデミアVol.World Heores
★★★★
1/ TOHOシネマズくずはモール 返校 言葉が消えた日
6069 返校 Detention
ファーストデイで鑑賞。
ジョン・スー監督脚本作品。台湾映画。
ワン・ジン主演。ツォン・ジンファ、フー・モンポー、チョイ・シーワン、リー・グァンイー、パン・チンユー、チュウ・ホンジャンほか。
原作は同名のホラーゲーム。
国民党政権下の白色テロ時代を舞台に、密告と拷問、悪夢とモンスターを描いていて面白い。
ホラーというほどホラーじゃないので、ドラマに注視出来ていい。怖がりたかったら物足りないかも。
今まで見た台湾映画の中では一番面白かったのかも。
★★★

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