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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年07月 

31/ MOVIX京都 イン・ザ・ハイツ
Dolby Cinema 2D字幕ver.
6068 In the Heights
「クレイジー・リッチ」のジョン・M・チュウ監督作品。アメリカ映画。
「ファイナル・プラン」のアンソニー・モラレス主演。コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレイス、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ダフネ・ルービン=ベガ、ジミー・スミッツほか。
名作ブロードウェイミュージカルを映画化。
ニューヨークのプエル・ト・リコ系が多く住むワシントン・ハイツを舞台にニューヨーク大停電の前後をドラマ化。
ラティーナの曲がすべてダンサブルでドラマチックでもうノリノリ。
おそろくし色彩豊かで、魅力的な曲がすばらしい。
★★★★★
31/ アップリンク京都 サイコ・ゴアマン
6067 Psycho Goreman
スティーブン・コスタンスキ監督製作脚本編集作品。カナダ映画。
ニタ=ジョゼ・ハンナ主演。オーウェン・マイヤー、アダム・ブルックス、アレクシス・ハンシー、マシュー・ニネバー、黒沢あすか(声のみ)ほか。
宇宙の極悪人がなぜか地球のカナダの一家族の庭に封印され埋められてるという設定。それをその家族の超わがままな娘が開封してしまい、その極悪人をコントロールすることになり…。
80年代90年代の雰囲気を出したいらしく、全編バカらしくて愛らしい作品。なぜか日本リスペクトもしてたりw
特撮が古すぎて逆に面白い。わがままな娘もすげー特化した性格にしてるけど、逆にかわいいw
★★★
30/ イオンシネマ京都桂川 ジャングル・クルーズ
ULTIRA/Dolby ATMOS
6066 Jungle Cruise
ポイントで鑑賞。
ジャウム・コレット=セラ監督作品。アメリカ映画。
ドウェイン・ジョンソン初演。エミリー・ブラント、エドガー・ラミレス、ジャック・ホワイトホール、ジェシー・プレモンス、ポール・ジアマッティほか。 
ペテン師のアマゾンの川下り案内と、アマゾンのどこかにあるという万病に効く花を探している女流探検家の大冒険の旅。
3D映像を意識した絵作りと、VFX満載のアクションが、映画館にキターって思える素晴らしい仕上がり。
今風に考えると原住民に差別的だったりと言われそうだけど、ここまで荒唐無稽だとどうでもよくなる。そこに「レイダース」なみに個性的な敵が登場とか、もううまみしかない。
ドウェイン・ジョンソンの当たり役。
まるで「パイレーツ・オブ・カリビアン(POC)」のアマゾン版のような構成。つまり次の「POC」になりえる作品。
★★★★★
25/ MOVIX京都 サイダーのように言葉が湧き上がる
6065
イシグロキョウヘイ監督脚本演出作品。フライングドッグ原作。
声に、市川染五郎、杉咲花、藩めぐみ、花江夏樹ほか。
フライングドッグ10周年記念オリジナルアニメ。
俳句で心情を表現している微妙にコミュ障の17歳の主人公と、SNS動画で人気の17歳の少女の恋愛に繋がる出会いを描いた佳作。
独特の画質と安定のアニメーション、魅力的なキャラデザインが好ましい。
残念ながら原作もシリーズでもない作品に一般客はつかないんだね。これは「漁港の肉子ちゃん」(原作は有名な作家さんだけど)も同じ。
★★★★
23/ MOVIX京都 セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
6064
田崎竜太監督作品。
内藤秀一郎、駒木根葵汰主演。鈴木福、山口貴也、川津明日香、青木瞭、生島勇輝、市川知宏、横田真悠、岡宏明、奥野壮、高橋文哉、鈴木勝吾、水石亜飛夢、谷田歩、藤岡弘、ほか。
仮面ライダー50周年、戦隊シリーズ45周年記念作品。
ライダーと戦隊の全作が本になり、そこをシャッフルすることで世界を混沌に貶めるという展開。なのでベースは「仮面ライダーセイバー」になる。
相変わらずの脚本なんで、特筆するところはない。唯一、鈴木福の役が思った以上にいい役だった、というところくらいかな。
シークレットで次回9月から放映の「仮面ライダーリバイス#00」が同時上映。
入場者特典:Wアニバーサリーアート スペシャルヴィジュアルシート
★★★
22/ イオンシネマ京都桂川 劇場版GのレコンギスタⅢ宇宙からの遺産
6063
富野由悠季総監督脚本原作作品。
全5部作中3作目。
やっと話についていけるようになった。相変わらず専門用語だらけで、置いてかれそうになるけど。
主人公であるベリルとアイーダの関係、地球と月の関係が解き明かされ、さてここからどうなる?という展開。
やっぱもうちょい明確な展開にはしてほしいところ。
入場者特典:クリアファイル
★★★
22/ TOHOシネマズ二条 プロミシング・ヤング・ウーマン
6062 Promising Young Woman
エメラルド・フェネル初監督脚本製作作品。マーゴット・ロビー製作。アメリカ映画。
キャリー・マリガン主演。ボー・バーナム、アリソン・ブリー、クランシー・ブラウン、ジェニファー・クーリッジ、ラバーン・コックス、コニー・ブリットンほか。
2021年オスカー脚本賞受賞。
わざと泥酔した振りをして、それを利用しようとする卑怯な男に制裁を与えるという女性が主人公。なぜそんなことを続けるのか、というのが本作の根幹。
冒頭からアゲアゲの曲で、明るく展開していくのかと思ったら、制裁シーンはまるでホラー映画のような不安になる曲、そしてクライマックスの怒涛の展開には言葉も出ない。
日本でもどこかの大学の同好会がアルコールで抵抗できなくして、好きなようにもてあそぶという事件があったけど、それが横行してる事実に危惧した監督が問題定義して出来た。
クソはクソで終わってほしいと願える作品。
前売り特典:ポストカード
★★★★★
22/ TOHOシネマズ二条 とびだせ!ならせ!PUIPUIモルカー
MX4D3Dver.
6061
特別料金(1000円)+MX4D&3D料金で2500円。高いか安いかは本人次第。
見里朝希監督脚本絵コンテアニメーター美術作品。
台詞はほぼないパペットアニメ。幼児番組の1コーナーからYOUTUBEで火がついて、全12話まとめて2週間限定上映。
「映画」という特別な感じはない。
3Dはするほどの意味はないレヴェルの低さ。
3D深度:★
入場者特典:ならせ!モルカーボール「チョコ」
★★★
18/ MOVIX京都 ソボク
6060 SEOBOK
イ・ヨンジュ監督脚本作品。韓国映画。
コン・ユ主演。パク・ボゴム、チョ・ウジン、チャン・ヨンナム、パク・ピョンウンほか。
iPS細胞で出来たクローンのソボクを巡る攻防を描いたアクション。
巨大船に研究所を作るところとか、VFXの効果的な使い方とかさすが韓国映画。SFアクションを妥協せずに作り上げるのはすごい。
★★★☆
17/ TOHOシネマズ二条 竜とそばかすの姫
IMAX2Dver.
6059
ポイントで鑑賞。
細田守監督脚本原作作品。
声の出演に中村佳穂、佐藤健、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世ほか。
目の前で人の子のために身を挺した母親を想い続ける女子高生が、自分を開放する場で「U」という仮想空間で歌う事である意味本当の自分を開放していた。そんな時、竜と言われる暴れん坊のキャラクターと出会い次のフェーズに進んでいくことになる。
相変わらずの魅力的なキャラクター。けど、重要な2つの世界があまりにすんなり繋がり、現代世界で予想以上に重要な案件を、主人公だけで解決!?ってのはどうよ、とは思い続けた。
IMAXでやるなら3Dで上映してほしかった。完全に3Dに合う絵作りだし。
入場者特典:ステッカー
★★★★
17/ TOHOシネマズ二条 ファイナル・プラン
6058 Honest Thief
マーク・ウィリアムズ監督脚本原案製作作品。アメリカ映画。
リーアム・ニーソン主演。ケイト・ウォルシュ、ロバート・パトリック、アンソニー・ラモス、ジェフリー・ドノバン、ジェイ・コートニーほか。
海兵隊出身の銀行強盗を生業としている主人公が、偶然知り合った女性に恋に落ち足を洗おうと、自首すると悪徳FBI捜査官に金と命を狙われるという展開。
アイデア勝負な脚本だけど、引っ掛かるところが多数。爆弾を手作りできる時点で超危険人物だし。アメリカは人を殺してなくて、自首したらそんなに軽い感じで処罰されるの?とか。
★★☆
10/ イオンシネマ京都桂川 東京リベンジャーズ
6057
舞台挨拶生中継ライブビューイング付き
英勉監督作品。
北村匠海主演。今田美桜、吉沢亮、山田裕貴、杉野遥亮、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、堀家一希ほか。
同名コミック(「東京卍リベンジャーズ」)が実写化。いわゆるヘタレヤンキーの主人公が、ひょんなことでタイムリープして、元彼女を救おうとする話。
地元の反グレ集団、東京卍會とメビウスの抗争を軸に喧嘩アクション。邦画では古くは石原裕次郎の時代からあり、知るところでは「ビーバップハイスクール」「クローズ」「HIGH&LOW」など記憶に残る作品は多数ある。
そんな中の1本にもなる作品ではあると思う。
★★★
10/ イオンシネマ京都桂川 ブラック・ウィドウ
6056 BLACK WIDOW
ケイト・ショートランド監督作品。アメリカ映画。
スカーレット・ヨハンソン主演。フローレンス・ピュー、デビッド・ハーパー、レイチェル・ワイズ、O・T・ファグベンル、ウィリアム・ハート、レイ・ウィンストンほか。
どうやら時系列的には「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のあとのようで、捕えられたキャップやスタークの名前も出てきて、なおかつ妹が姉の戦闘前のポーズに突っ込んでたりと、予想以上に斜め上行くMCUシリーズ最新作でした。
舞台はアメリカから東ヨーロッパ、ロシアと今まであまりない景色も見られる。空中基地はSWのクラウドシティみたいでワクワクが止まらない。
レイ・ウィンストン、アメコミ映画初出演なんですね。もう敵役で出てるものとばかり思ってた。
上映劇場は「クルエラ」と比べ増えたとはいえ、イオンシネマ、09シネマくらいで制限はされている。なので時間的に高画質上映が観れなかったのが残念。
★★★★★
9/ TOHOシネマズ二条 唐人街探偵 東京MISSION
6055 唐人街探案3 Detective Chinatown 3
チェン・スーチェン監督脚本作品。中国映画。
リウ・ハオラン、ワン・バオチャン主演。妻夫木聡、トニー・ジャー、長澤まさみ、鈴木保奈美、三浦友和、浅野忠信、シャン・ユーシエン、染谷将太、奥田瑛二ほか。
探偵専用アプリ「クライマスター」の上位入賞者であるチャイナタウン出身の主人公2人が、東京の探偵の依頼を受けて来日し、ドタバタ喜劇を繰り広げる。
シリーズ3作目にして本邦初公開。本編公開前に前作のダイジェストを差し込む対応がされていた。
妻夫木聡は前作から出演してるので続投になるけど、ほかの日本の出演者は今回初なんで、そう考えると超豪華。その上トニー・ジャー(「モンスター・ハンター」「ワイルドスピード7」)まで脇役で使ってるし。
推理モノとか、アクションとか、東京=日本など、とにかく詰め込んでるけど、とにかく勢いだけでそこまで面白いとは思えなかった。
渋谷のスクランブル交差点を郊外に作ってしまう勢いはさすが。
★★☆
9/ TOHOシネマズなんば ライトハウス
6054 THE LIGHTHOUSE
ロバート・エガース監督脚本製作作品。アメリカ+ブラジル合作。
ロバート・パティンソン主演。ウィレム・デフォー、ワレリヤ・カラマン、ローガン・ハークスほか。
1801年くらいの灯台守の狂気の実話をベースに描いている。
スタンダードサイズの画角にモノクロで、とにかく不潔で汚らしくて、何かすごい恐怖があるわけではないけど、不愉快で仕方がない展開。
主演2人、特にロバート・パティンソンの存在感がすばらしい。
前売り特典:ポストカード
★★★☆
4/ イオンシネマ京都桂川 ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~
6053
飯塚健監督作品。
田中圭主演。土屋太鳳、山本裕貴、眞栄田郷敦、古田新太、濱津隆之、小林賀子、小林菜緒、落合モトキ、菅原大吉、狩野健斗、大友律ほか。
1998年、長野五輪のスキージャンプ・ラージヒルの裏側を描いた実話を基にした作品。
前回1994年リレハンメルで銀になったメンバーの一人で、長野では選考から漏れ、渋々テストジャンパーを選んだ西方仁也さんが主人公。有名人である原田雅彦、船木和義、葛西紀明も登場。
コロナで上映が延びに延びて、1年振りの公開。それもあってか、ネットの評価が低くて、そんなもんかと思ってたら、予想以上に持っていかれた。
そもそも1998年の長野五輪に心奪われた一人でもあり、それをベースに心情露わに行動する主人公にも、ある意味共感出来て、結果は知ってても感動しかない。
田中圭もいい演技だったけど、こういう役で威力を発揮する土屋太鳳と古田新太がすばらしい。
★★★★★
3/ T-joy京都 アジアの天使
6052
「舟を編む」の石井裕也監督脚本作品。
池松壮亮主演。チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ(「新感染半島」)、キム・イェウン、佐藤凌、芹澤興人ほか。
日本映画だけど、舞台は韓国。基本韓国語。
主役が息子を連れて、兄を頼って韓国に来るところから始まるロードムービー。胡散臭い兄と、韓国にそもそも興味のない主人公が、韓国のビジネスパートナーに騙されて海を目指すが、途中で墓参りに行く兄妹と出会って、転がっていく。
主役がうじうじしててイライラするけど、それを凌駕するオダジョーと韓国俳優の魅力が満載でこれは観てよかった。
★★★★☆
3/ MOVIX京都 ゴジラvsコング
Dolby Cinema 3D字幕ver.
6051 Godzilla vs. Kong
アダム・ウィンガード監督作品。アメリカ映画。
アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、小栗旬、エイザ・ゴンザレス、ジュリアン・デニソン、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル、ランス・レディック、ケイリー・ホルトほか。
モンスターバースシリーズ4作目に当たる今作。ゴジラもキングコングも続投のため、冒頭から全力疾走。とにかく暴れるし破壊しまくる。トンデモSF満載ですばらしい。こういう映画が見たかった!!
芹澤教授の息子だの、
キングギドラ頭骨を使ったメカゴジラだの、アメリカと地下でつながる超高速移動デバイスだの、地球空洞説だのワクワクが止まらない。
主演はゴジラとキングコングなんで、人の主演はない。
3D画角を意識した絵作りで、3D深度は100点。ドルビーシネマは、音響と合わせて最強の取り合わせ。
3D深度:★★★★★
★★★★★
3/ アップリンク京都 アフリカン・カンフー・ナチス
6050 African Kung-Fu Nazis
セバスチャン・スタイン監督製作総指揮脚本編集出演、ニンジャマン監督編集作品。ガーナ+ドイツ+日本合作。
エリーシャ・オキエレ主演。秋元義人、マルスエル・ホッペ、ンケチ・チネドゥ、アンドリュース・メンサー、アマンダ・アチアー、ウォーカー・ベントル・ボアテングほか。
ヒトラーと東条英機は死なずにガーナに逃げ延びて、共闘して怪しい団体を作ってガーナを乗っ取ろうとする話。
チープな特撮と、分かりやすい脚本、ガーナ人の字幕を関西弁にしているという悪乗り。すべてが素敵w
ガーナの地元で流行ってるのが蛇拳とか、わざと腹の部分が切り取られてるTシャツを着てる師匠とか、どんだけ香港カンフー映画リスペクトかw
日本在住のドイツ人セバスチャン・スタンとガーナの映画監督ニンジャマン、スタンの友人の一般人秋元義人って、もうどこから突っ込んでいいのかw
★★★★☆
2/ TOHOシネマズなんば スーパーノヴァ
6049 SUPERNOVA
ハリー・マックイーン監督脚本作品。イギリス映画。
コリン・ファース主演。スタンリー・ツゥッチ、ピッパ・ヘイウッド、ジェームズ・ドレイファスほか。
執筆家とピアニストのゲイカップルの一人が不治の病(多分認知症)に掛かり人生の岐路に立ってどこに向かうかというストーリー。
実際に親友であるトゥッチがファースを誘って出来た良作。
イギリスの大自然が見られる。
タイトルのスーパーノヴァは超新星、最後の輝きという意味ですね。SFではありません。
★★★

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