monthlymovielog

ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年05月 


30/ MOVIX京都 HOKUSAI
6029
橋本一監督作品。
柳楽優弥、田中泯主演。阿部寛、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織、津田寛治、青木崇高、辻本祐樹、浦上晟周、芋生悠、河原れん(企画脚本)ほか。
葛飾北斎の絵に対する姿勢を描いた名作。
幕末近い不安定な政府と、すごいエネルギーを持った男たち。
歌麿、写楽などの天才絵師が登場し、感動が止まらない。
彼らを支える今でいう出版社兼書店に、挿絵としての収入源であるお気に入りの小説家との関係も、刹那的で現代では考えられない。
主演の2人のパワー、特に田中泯のパワーがすごい。北斎のオシャンティーな褌もいい感じ。
★★★★★
29/ TOHOシネマズ二条 ファーザー
6028 THE FATHER
ポイントで鑑賞。
フロリアン・ゼレール監督原作脚本作品。イギリス+フランス映画。
アンソニー・ホプキンス主演。オリビア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ、ルーファス・シーウェル、オリビア・ウィリアムズほか。
アンソニー・ホプキンスの2度目のオスカー受賞も納得の素晴らしい演技。それに輪を掛けてよく出来た脚本。
冒頭からまるでホラー映画のようなカメラとサントラで認知症のシーンを演出。とにかく観る側が終始混乱する。つまり認知症とはこういうことなのだと演出がすばらしい。
自分にも高齢の親がいて、認知症ではないが、こういうのを見ると身につまされる。
★★★★★
29/ TOHOシネマズ二条 アオラレ
6027 UNHINGED
デリック・ボルテ監督作品。アメリカ映画。
カレン・ピストリア主演。ラッセル・クロウ、ガブリエル・ベイトマン、ジミ・シンプソン、オースティン・P・マッケンジーほか。
シングルマザーになりそうで、失業もして、時間にもだらしない主人公が、同じような負の境遇を暴力で体現した男に接触して痛い目に合うという展開。
昨今流行りのあおり運転は世界であるようで、同じような、それ以上の攻撃を受ける一般人という図式だが、今作は主人公性格が悪すぎて、極悪人であるラッセル・クロウが有名俳優だけに特に憎らしいとも感じない。
カーアクションはさすがのアメリカ製。
ラッセル・クロウのあの太り方は役作りのためかな?
★★★
22/ MOVIX京都 ガメラ3 邪神覚醒 4KHDR
DOLBY CINEMA 2Dver.
6026
金子修介監督脚本(共同)作品。
1999年製作の同作を4KHDRでレストアし、DOLBY CINEMAで上映。
中山忍主演。前田愛、藤谷文子、山咲千里、手塚とおる、蛍雪次郎、本田博太郎、八嶋智人、川津祐介、津川雅彦ほか。
カメオ(1シーン)で仲間由紀恵、伊集院光他多数。
初見から思った山咲千里と手塚とおるの悪目立ちがやっぱり満点に出来ない。「パトレイバー」とかの謎な展開の伊藤和典の脚本を彷彿とさせる。
それ以外は「大怪獣空中決戦」から繋がる遺伝子怪獣ギャオスの続編とも言える展開は面白い。
初見ではイリスのデザインが、あまりに直立すぎて着ぐるみっぽいのがどうかと思ってたけど、これも人の遺伝子が融合したと考えると納得できる範疇か。
入場者特典:フィルムしおり(予告編より)
★★★★☆
22/ MOVIX京都 地獄の花園
6025
関和亮監督作品。バカリズム脚本出演。
永野芽郁主演。広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、小池栄子、遠藤憲一、勝村政信、松尾諭、丸山智己ほか。
会社の派閥を反社の縄張りとなぞらえて描かれたコメディ。
一会社内の派閥から、周辺の会社を巻き込み、最後は一部上場企業からの喧嘩を売られるという展開もよく出来ている。
会社内だけでも個性満載のスタイルを作ってるのに、最後にはもうOLという枠組みを超えた見た目に行ってしまうのもさすがバカリズム。
主演の永野芽郁のアクションがなってないのが残念だけど、今までで一番かわいく見えたから、それはそれでいいか。
大好きな小池栄子が今回もとんがっててすばらしい。
しかし、こういうタイプの映画は民度の低い奴を集めてしまうのが残念で仕方ない。
★★★★☆
22/ MOVIX京都 くれなずめ
6024
松居大悟監督脚本作品。
成田凌主演。若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、高良健吾、前田敦子、内田理央ほか。
カメオ(1シーン)で城田優、パパイヤ鈴木、滝藤賢一、近藤芳正、岩松了など。
冒頭から意味深な台詞で主役6人のうち誰かがもういない?ってところから始まって、全員の知り合いの結婚式で大滑りしたあと2次会までの時間と、思い出のシーンを繰り返してクライマックスに繋がるという展開。
残った5人の思いが繰り返すたびに見ている側も募っていき、ファンタジックなクライマックスから現実に引き戻された時の喪失感と言えば、言葉にできないほど。
少ない出演シーンでも前田敦子が全力で魅力全開だった。
★★★★★
15/ T-JOY京都 ローグ
6023 ROGUE
MJ・バセット監督脚本製作作品。南アフリカ+イギリス映画。
「トランスフォーマー」のミーガン・フォックス主演。フィリップ・ウィンチェスター、ジェシカ・サットン、キャリ・テイラー、ブランドン・オーレ、アダム・ディーコン、シザンダ・ヘナほか。
アフリカ某所で誘拐された知事の娘救出作戦を指揮する傭兵部隊と、ライオンの密漁組織の拠点で起こったトラブルとが三つ巴になって起こる銃撃戦。
南アフリカ出身の監督夫婦が、実際に南アで公式に劣悪な環境でライオンが飼育出荷されている事実に悲観して書かれたようです。
その意識は悪くないですが、キャラクターにイマイチ共感できるタイプが少なくて残念。とにかく、バカなキャラクターは嫌いだわー。
とにもかくにもミーガン・フォックスはいいねー。
★★★
15/ TOHOシネマズ二条 ジェントルメン
6022 The Gentlemen
ガイ・リッチー監督脚本原案製作作品。イギリス+アメリカ映画。
マシュー・マコナヘイ主演。チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディン、ミッシェル・ドッカリー、コリン・ファレル、ヒュー・グラント、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサンほか。
イギリスの麻薬王が引退しようとして起こる大騒動。
冒頭のシーンから思わせぶりな展開が良くて、アクションもクライムシーンもガイ・リッチーらしくていい感じ。
出演者もゴージャスで悪くない。
ガイ・リッチー作でも一番面白く感じたかな。
★★★★
7/ アップリンク京都 スプリー
6021 SPREE
ユージーン・コトリャレンコ監督脚本製作作品。アメリカ映画。
ジョー・キーリー主演。アシーア・ザメイタ、デヴィッド・アークエット、カイル・ムーニー、ララ・ケント、フランキー・グランデ、ジョシュ・オバージェほか。
SNS中毒の主人公がフォロワーを増やすために殺人を犯してゆくという話。
最近の迷惑ユーチューバーをそのまま酷くした感じ。殺してるし。
何も救いのない、何も共感の出来ない主人公。けど、今時のあるある感満載で、違和感がないのが自分も慣れてしまってるんだと思える。
★★★

BACK