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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年04月 


29/ アップリンク京都 ザ・バッド・ガイズ
6020 The Bad Guys:Reign of Chaos
ソン・ヨンホ監督脚本作品。韓国映画。
マ・ドンソク主演。キム・サンジュン、キム・アジュン、パク・ウォンサン、キム・ヒョンムク、ユンビョンヒ、イ・ジェユン、カン・イェウォン、パク・ヒョンスほか。
裏社会の抗争で護送車を襲撃され、多くの犯罪者が逃亡し、その逃亡者を確保するために集められたクセモノ収監者。という図式。
しかしながらキャラクターが多くてごちゃごちゃしすぎてて見失う事多々。まぁ、マ・ドンソクだけ見とけばいいのかもしれないけど、それも面白くない。特に最近、韓国映画をよく観てるせいで、俳優と韓国語が気になってしまって…。
そんな中で、クライマックスにヤクザ登場の日本語登場で一層困惑。ちょっと構えたけど扱いは悪くなかったかな。
「シンシティ」など色んな映画をリスペクトしてたり、人工呼吸でBL風に演出したりと、監督の映画好きがよく分かる。
★★★
29/ アップリンク京都 パーム・スプリングス
6019 Palm Springd
マックス・バーバコウ初監督作品。アメリカ+香港映画。
HULU制作の長編映画。
アンディ・サムバーグ主演。クリスティン・ミリオティ、ピーター・ギャラガー、J・K・シモンズ、メレディス・ハグナー、カミラ・メンデス、タイラー・ホークリーほか。
カリフォルニア、パームスプリングスで結婚式をする家族の長女と友人の彼氏に起こった同じ日を繰り返すという現象をベースに回避の仕方や、同じ日の楽しみ方を面白おかしく描いている。
タイムリープとラブコメディを掛け合わせた不思議なつくり。SF味がおろそかになってないところも面白い。物理法則や、時空の歪んだ先に起こる怪異現象など、中途半端に表現してないのはすごくいい。
★★★★
24/ TOHOシネマズ二条 るろうに剣心 最終章THE FINAL
IMAX2Dver.
6018
大友啓史監督脚本作品。
佐藤健主演。武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、土屋太鳳、鶴見辰吾、有村架純、江口洋介、神木隆之介、中原丈雄、音尾琢真、三浦涼介ほか。
シリーズ最終作のうちの1作目。計4作目になる。
過去作と合わせて革新的邦画アクションの進化系。スタイリッシュでパワフル。
敵キャラの個性がたまらん好き。
ロケで京都のそこここが使われてるのがわかって、後で調べたら母校の小学校(現在は廃校)が使われてた!!ちょっと感動。
★★★★★
24/ TOHOシネマズ二条 グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告
6017 The War with Grandpa
ティム・ヒル監督作品。アメリカ映画。
ロバート・デ・ニーロ、オークス・フェグリー主演。ウマ・サーマン、クリストファー・ウォーケン、ロブ・リグル、チーチ・マリン、ジェーン・シーモア、ローラ・マラーノほか。
頑固な老人が娘家族と住むことになって、孫息子の部屋を理不尽に奪われて孫に宣戦布告を受けるというコメディ。
恐ろしく愚にもつかない内容でさすがメリケンコメディ。下ネタに頼らなかっただけまし、な感じ。
年取ってからデ・ニーロはコメディに出すぎやろ。
★★★☆
23/ アップリンク京都 SNS-少女たちの10日間-
6016 V sitl
バーラ・ハルポバー&ピート・クルサーク監督作品。チェコ映画。
女優3人を未成年に見立ててSNSに仕掛けて問題になってる小児愛者をあぶりだすドキュメンタリー。
出演にテレザ・チェジュカー、アネジュカ・ピタルトバー、サビナ・ドロウハーほか専門家。
そもそも少女は性交渉目的でしてるわけではないSNSを悪用してるおっさんがキモイ。
おっさんのいいわけで、ジプシーはそれくらいの歳で娼婦をしてるって言ってて、あー差別の対象になってるんだなー、と改めて残念な気持ちになった。
★★★
18/ アップリンク京都 ドリームランド
6015 DREAMLAND
マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督作品。アメリカ映画。
フィン・コール主演。マーゴット・ロビー、トラヴィス・フィメル、ダービー・キャンプ、ケリー・コンドン、ギャレット・ヘドランドほか。
銀行強盗を生業とするカップルが流れ着いた先の、さびれた町に生きるどうしようもなくくすぶった青春を送っている青年の話。
脚本はよくある犯罪者と青年の逃避行だけど、「絵」が芸術作品かと思うほどすばらしい。スタンダードサイズのポラロイドかコダックかというタッチの絵が差し込まれ、フェードインアウトにすごい時間を掛けて色の移ろいを表現してたりと、当地の壊滅的な現実と乖離した世界を描いているように思えた。
★★★★☆
17/ T-JOY京都 AVAエヴァ
6014 AVA
テイト・テイラー監督作品。アメリカ映画。
ジェシカ・チャスティン主演。ジョン・マルコヴィッチ、コモン、ジーナ・デイビス、コリン・ファレル、ジョアン・チェン、ヨアン・グリフィスほか。
一般の生き方が出来なかった主人公がアサシン(暗殺者)を生業として活動してる中でクライアントから排除されようとする話。
ジェシカ・チャスティンが本格アクションをする本作。残念ながら脚本もアクションも緩く、面白くない。
こんなに豪華な出演者なのにもったいないなー。
「ボーン」シリーズの女性版を目指したのかもしれないけど、そう思うと大失敗かな。
★★☆
17/ TOHOシネマズ二条 約束の宇宙(そら)
6013 PROXIMA
アリス・ウィンクール監督脚本作品。フランス映画。
エヴァ・グリーン主演。ゼリー・ブーラン=レメル、マット・デイモン、ラース・アイディンガー、サンドラ・フラー、アレクセイ・ファティーフほか。
フランスの女性宇宙飛行士を描いている。母としての女性、宇宙飛行士としての女性、両立させようとしてひずみが出てくるという展開。
今までの宇宙飛行士モノはどちらかというと劇的な展開のものが多かったが、心情を中心に飛び立つまでを描いている。
舞台がバイコヌールというのも異色。現在の有人宇宙船はロシアだけ(インドと中国がすでに成功してるかも知れないけど)なのでリアルな再現としては当然だけど、とにかくロシア(実際はカザフスタンだけど)の施設が見られてうれしい。
出発前に隔離されてるのに娘と抜け出すってのはどうか、とは思った。
★★★☆
16/ TOHOシネマズくずはモール 21ブリッジ
6012 21 BRIDGES
レイトショーで鑑賞。
ブライアン・カーク監督作品。ジョー&アンソニー・ルッソ兄弟製作。中国+アメリカ映画。
チャドウィック・ボーズマン主演。シエナ・ミラー、ステファン・ジェームズ、テーラー・キッチュ、キース・デビッド、J・K・シモンズほか。
チャドウィック・ボーズマンの遺作になる今作は、ニューヨークを舞台に小さな麻薬強盗のはずが、思わぬ方向に転がっていくというクライムサスペンス。
警察の内務調査員と立ち位置の正義と、悪には容赦ないところがスーパーヒーローにも似ていかにもチャドウィックぽい。
本人は最後の最後まで俳優を演じ切りたかったんだと思うけど、病気で瘦せすぎていて、見ていて痛々しいのが寂しい。
★★★☆
12/ TOHOシネマズくずはモール 劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班
6011
ポイントで鑑賞。
「探偵はBARにいる」の橋本一監督作品。
原作は2016年韓国の「シグナル」というTVドラマ。それを2018年日本でドラマ化。それの続編ともいえる劇場版。
坂口健太郎主演。北村一輝、吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋、伊原剛志、田中哲司、鹿賀丈史、杉本哲太、奈緒ほか。
トランシーバを介して過去と未来が繋がり、事件を解決してゆくというSFドラマ。
そもそも一切のTVシリーズを見ずに見たので、キャラクターに思い入れが一切ない。キャラクターの積み重ねた関係も知らないので映画に入り込みも浅い気がする中、予想以上には悪くない作りだったかな、と。出演者と脚本が2時間ドラマ臭いのが残念。
★★★
11/ イオンシネマ京都桂川 砕け散るところを見せてあげる
6010
SABU監督脚本編集作品。ROBOT制作、EXILEHIRO製作総指揮。
中川大志主演。石井杏奈、井之脇海、清原果那、松井愛莉、北村匠海、堤真一、矢田亜希子、木野花、原田知世ほか。
主人公は真面目に正義感の強い高校生。その主人公の息子が冒頭に登場し回顧する形で壮絶な青春時代が描かれる。
いじめ、家庭内暴力から行き着く先があまりにドラマチックで心が震える。こんなストーリーをよく考えられるな、と。
SABU監督作品なら走るでしょ、と思ったら冒頭から全力疾走してたw
SABUの独創性というか毒気にEXILEが負けた、という感じ。そこにROBOTのエンタテインメント性が加味されて素晴らしい仕上がりになったのではないかと推測w

どこかにEXILE味があるはずと思ったら、石井杏奈がLDH所属だった。
★★★★★
11/ イオンシネマ京都桂川 ザ・スイッチ
6009 FREAKY
「ハッピー・デス・デイ」のクリストファー・ランドン監督脚本作品。アメリカ映画。
キャスリン・ニュートン、ヴィンス・ヴォーン主演。アラン・ラック、ケイティ・フィナーラン、セレステ・オコナーほか。
シリアルキラーとイケテない女子高生が入れ替わってさぁ大変というホラーコメディ。
ヴィンス・ヴォーンがすごい楽しそうに演じているのが印象的。
最近あった日本のドラマ「天国と地獄」と似てると言われてるけど、よくあるシチュエーションなんで似てくることもあるのかなという感じ。
★★★
9/ T-joy京都 ブルー
6008
「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督脚本殺陣指導作品。
松山ケンイチ主演。木村文乃、東出昌大、柄本時生、守谷周徒、吉永アユリ、長瀬絹也、松浦慎一郎、松木大輔、竹原ピストル、よこやまよしひろほか。
3者3様のボクサーの生き様を描いている。あまりに地味で、逆にリアルでボクシングはしてないけどすごく共感できる展開。
冒頭からエピローグまで3人それぞれの人生に併せ、それに関わる人々のリアリティも見事。
まさにボクシング映画に外れなし。
★★★★★
3/ イオンシネマ京都桂川 ゾッキ
6007
竹中直人&山田孝之&斎藤工監督作品。
吉岡里帆、石坂浩二、鈴木福、松田龍平、森優作、竹原ピストル、満島真之介、九条ジョー、國村隼、松井玲奈、ピエール瀧、安藤政信、潤浩(ゆんほ)、南沙良、倖田來未ほか。
一つの街を舞台に登場するキャラクターが芋づる式に関わっていく様を描いている。
3人の監督がどう撮り分けているのかと思ったら、前中後ではなく大きなシークエンスごとに撮っていたようで、こういう撮り方もあるのかと感心。正直、あとであーここが斎藤工かくらいで、違いは分からない。
ホラー要素もあったり、青春映画としてよく出来た作品。
★★★☆
3/ アップリンク京都 JUNK HEAD
6006
堀貴秀監督原案キャラクターデザイン編集撮影照明音楽絵コンテ造形アニメーター効果音VFX声優ほか。
生殖能力のなくなった未来の人間がいる世界。環境汚染で地下に地下にと生きる場を作り、労働力として人工生命マリガンを創造したが、反乱されて地上と地下が分断される。
その地下を調査するために危険な地下に降りた主人公の話。
ダークファンタジーというかダークコメディというかグロい造形にコメディタッチの脚本が面白い。なおかつ監督の創造した言語で喋るキャラクターもオリジナリティしかないのがすごい。
ただその言語というか台詞が多すぎて、字幕を読むのに必死でちょっと大変かな。こんなところでハードル上げる必要ないほどの絵作りなんだけど。
7年掛けて完成した、ある意味ストップモーションアニメの最終形ともいえる最高の技術が終結した絵作り。
★★★★
3/ MOVIX京都 ホムンクルス
6005
ムビチケ当日券(1900円)にて鑑賞。
清水崇監督脚本作品。原作は「殺し屋1」の山本英夫の同名コミック。
綾野剛主演。成田凌、石井杏奈、内野聖陽、岸井ゆきのほか。
頭蓋骨に穴をあけると脳が活性化され、見えないものが見えるようになるというヨーロッパの暗黒時代のような施術「トレパネーション」を主人公が受けて、失った記憶が蘇るとともに、関わった人の心も直していくという話。
主人公の見える本心が露わになった人間のCGのイマジネーションの表現が面白い。ストーリーは山本英夫らしい、人生の際を生きる人間を描いている。
エイベックスピクチャーズ配給だからか、期間限定の特別興行だからか、当日券(レイトショーも込みで)は一切割引が利かなかった…。1900円払うとしても何としても何かないとと考えた末に初フル価格のムビチケ当日券を使うことにした。
1900円の価値があったかというと微妙だけど、これは人によるかな。
入場者特典:クリアファイル
★★★★
2/ MOVIX京都 ノマドランド
6004 NOMADLAND
クロエ・ジャオ監督脚本製作編集作品。アメリカ映画。
フランシス・マクドーマンド主演。デビッド・ストラザーン、リンダ・メイ、スンキー、ボブ・ウェルズほか。
故郷の石灰採掘工場の閉鎖に伴い町自体がなくなり、愛すべき夫も病気で亡くした今、高齢の主人公は居場所を自分の車と広大な大地として、冬はアマゾンの配送センター、春から夏はキャンプ場や自然公園などで清掃員として働いたり、そんな中仲良くなった同性異性との関わりとこれからの生き方を描いている。
自分の思い描くザ・アメリカの一つを描きいていてすごく興味深かった。ダイナーのジャンクフードや、湿度ゼロのような空気感。
マクドーマンドとストラザーンの2人以外のノマドは実名のまま出演しているので、これは…本物のノマド?
マクドーマンドがここまで体現してるとは思わなかった。これはオスカー確実じゃね?
★★★★☆

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