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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年03月 


28/ T-JOY京都 ガールズ&パンツァー最終章 第3話
Dolby Surround 7.1
6003
水島努監督作品。
前回の続きである知波単と大洗の対戦から始まり、継続、黒森、聖グロリアーナの準決勝開始までを描いている。
前回の続きなんで冒頭から激しい戦闘で、目が回る。今回もドルビーサラウンドが効果的で悪くはない。
ただ、老害には誰がどこ?が続く…。
毎回思うけど、上映時間48分で1,500円て…。
前売り特典:クリアファイル
入場者特典:ミニ色紙
★★★
27/ TOHOシネマズ二条 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
MX4D2Dver.
「EVANGERION FINALLY」CD同梱版ムビチケ
入場者特典:シン・ポスタービジュアルカード
★★★★★
27/ TOHOシネマズ二条 騙し絵の牙
6002
「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督脚本作品。原作は「罪の声」の塩田武士。
大泉洋主演。松岡茉優、佐野史郎、國村隼、木村佳乃、佐藤浩市、小林聡美、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキーほか。
一出版社の文芸と雑誌の対立というか、取り合いというかをエモーショナルに描いている。「船を編む」と似たような世界観の面白い設定。
モノつくりの面白さを世俗と騙し合いで再現してて、共感もできるし感心も出来る。
大泉洋と松岡茉優がすばらしい。脇役の配置もいい。
★★★★☆
27/ TOHOシネマズ二条 モンスターハンター
IMAX3D字幕ver.
6001 Monster Hunter
ポイントで鑑賞。
ポール・W・S・アンダーソン監督脚本製作。
ミラ・ヨボビッチ主演。トニー・ジャー、ティップ“T.I.”ハリス、ロン・パールマン、ミーガン・グッド、ディエゴ・ボニータ、ジョシュ・ヘルマン、オウヤン・ジン、山崎紘菜ほか。
カプコンの同名ゲームを、同じくカプコンの同名ゲームを映画化し続けたアンダーソン夫妻の最新作。
原作にはない米陸軍1個小隊が、以前に消失した別小隊を捜索するために同じ場所に行って別次元の世界に飛ばされてしまう。そこからは矢継ぎ早にモンスターに襲われ続け、あるきっかけから主演のミラと地元のハンター、トニーが競合して脱出するまでを描いている。
とにかく話がないw全くない。しかしこの映画はこれで正解の脚本だと思う。
モンスターのCGIも素晴らしく、ミラが言ってたロケの過酷さが伝わってくる絵作りも素晴らしい。
去年の1月以来(と言っても上映開始は2019年の「SWスカイウォーカーの夜明け」)の3D上映。やっとハリウッド映画が帰ってきたよ、って感じ。
3D深度:★★★
★★★★★
20/ MOVIX京都 ミナリ
6000 MINARI
リー・アイザック・チョン監督脚本作品。アメリカ映画。
「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユアン主演。ハン・イェリ、アラン・キム、ノエル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズほか。
アメリカで農業をするために移民してきた韓国一家。アーカンソー州の田舎に勝手に農地を決めたせいで夫婦仲が悪くなって、共働きにしないといけないため子供の面倒を見るために妻の母親が韓国から呼び寄せられ…。
長男の先天性の心臓疾患、うまく進まない農業など切ない人間関係と、宗教(韓国キリスト教)の関わりなど、アメリカでありながら拭えない韓国の色。タイトルの芹(ミナリ)の意味するところとか深くていい。そこに天真な長男がかわいすぎてたまらん。
70%くらいが韓国語で監督と出演者も韓国人というねじれたアメリカ映画。しかし主人公の開拓精神に共感できるらしく、アメリカ本土でも絶大な人気らしい。
★★★★☆
20/ MOVIX京都 トムとジェリー
字幕ver.
5999 TOM and JERRY
ティム・ストーリー監督製作総指揮作品。アメリカ映画。
クロエ・グレース・モレッツ主演。マイケル・ペーニャ、コリン・ジョスト、ロブ・ディレイニー、ケン・チョン、ジョーダン・ポルジャーほか。
懐かしいアニメと実写のコラボで作られた実写映画。劇中に出てくる動物はすべてアニメという仕組み。
舞台はニューヨーク。主演のクロエ・グレース・モレッツが口八丁で高級ホテルのイベント担当をもぎ取り、それと合わせてトムとジェリーがどこか(田舎)から大都会に着て生きていくためにドタバタする。それがクロスしてホテルの重要な顧客もろともスラップスティックコメディ化していく。
ホテルのスタッフが有色人種の混合で、顧客がインドの富豪という、まさに今のハリウッドにぴったりの人種混成部隊で作られていて、思っている”アメリカ”らしくていい。
マイケル・ペーニャがすごい楽しそうに演じている。
★★★☆
19/ TOHOシネマズくずはモール まともじゃないのは君も一緒
5998
レイトショーで鑑賞。
「セーラー服と機関銃-卒業-」の前田弘二監督作品。
清原果那主演。成田凌、山谷花純、倉悠貴、大谷麻衣、小泉孝太郎、泉里香ほか。
ちょっと背伸びした女子高生が、塾の講師に恋愛指南をしていくうちに本当の恋を見つけるという話。
まるで詐欺師のような展開が面白いけど、結局自分に帰ってきて一安心。なんだか最近、こういう展開苦手なんだよね。騙そうとして手痛い目に合うっていう。
そうではなかったのと、清原果那がかわいいので悪くない。
★★★★
14/ TOHOシネマズ二条 ブレイブ -群青戦記-
5997
TOHOシネマズデイ(1200円)で鑑賞。
本広克行監督作品。
新田真剣佑主演。山崎紘奈、鈴木伸之、渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、飯島寛騎、福山翔大、高橋光臣、三浦春馬、松山ケンイチほか。
原作は「群青戦記」というコミック。文武両道の高校が丸ごと桶狭間の戦の前にタイムトリップする話。
「バトルロワイヤル」のようにドンドン高校生が殺されていって容赦ない展開だけど、いうほど思い入れのないまま殺されるので、感情移入できないわ。その上、主人公が目的のないダメ青年でイライラするし、ちょっと間延びした脚本がもったいないし。
NHKで放映された「太陽の子」も今年劇場公開されるらしいけど、ひとまずこれが三浦春馬の遺作になるんだろうね。寂しいね。
★★★
13/ TOHOシネマズ二条 ビバリウム
5996 VIVARIUM
ロルカン・フィネガン監督原案作品。ベルギー+デンマーク+アイルランド合作。
イモージェン・プーツ主演。ジェシー・アイゼンバーグ、ジョナサン・アリスほか。
アメリカが舞台かと思ったら、そこら辺はざっくりしててどこだか分からない。
不条理SFというかホラーというか、星新一や筒井康隆のショートショートぽい展開で、すごくいい。
抜け出すことのできない、誰も存在しない郊外の新興住宅地。ダンボールに入った幼児を育てると開放すると書いてある。しかし状況は悪い方に進んで行く…。
何が彼らを取り込んで何をさせたいのか。明確には伝わらないまま終わるところが、清くていい。ただオープニングで托卵された雛が、親鳥の本当の卵や雛を巣から追い出すシーンから始まるので、何をかいわんやという事かもしれない。
とにかく急成長し、完コピする声色、フラクタル幾何学のような画面を見いり、超音波のような声で騒ぐ托卵された子供。ある意味、たまらなく萌え要素w
★★★★☆
13/ T-JOY京都 アウトポスト
5995 THE OUTPOST
ロッド・ルーリー監督作品。アメリカ映画。
スコット・イーストウッド主演。ケイレヴ・ランドリー・ジョーンズ、ジャック・ケシー、マイロ・ギブソン、オーランド・ブルーム、コリー・ハードリクト、ジェイコブ・スキピオほか。
2009年アフガニスタンで対タリバンのために駐在していたアメリカ陸軍が撤退寸前に集中攻撃を浴び攻防を繰り広げるという実話。
アメリカはほんとに戦争好きね-、としか言いようがない。簡単に死ぬし、その状況でも職業軍人の感覚が全然今の日本人にないし。地を這う陸軍なんで、すり鉢状の底に基地があるなんでありえないよね。
「ブラックホークダウン」といい「ジャーヘッド」といい希望が帰国という光に向かうにしては、まずそこに行くなといいたい。
エンドクレジットでの実際に体験した元軍人の言葉が重い。
★★★★☆
12/ TOHOシネマズ二条 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
5994
レイトショーで鑑賞。
鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏監督作品。庵野秀明総監督エグゼクティブ・プロデューサー。
本当に終わってしまった。すべてのエヴァを集約して終わってしまった。
すごく丸く収めてしまった。こういうラストか。そういう風にするか。としか言いようがない。
公式サイトや劇中のアイキャッチでは「3.0+1.0」という表記がされているので、前作「Q」の続きおよび「序」に戻るという事かもしれない。また単純に「Q」と「序」を合わせた4作目という事かもしれない。
入場者特典:式波・アスカ・ラングレー イラストチラシ
★★★★★
7/ アップリンク京都 プラットフォーム
5993 EL HOYO
ガルダー・ガステル=ウルティア監督作品。スペイン映画。
イヴァン・マサゲ主演。アントニア・サン・フアン、ソリオン・エギレオン、エミリオ・ブレアほか。
怪しい企業に申し込み、閉じ込められた主人公。そこはドアのないコンクリートで囲われた縦に階層のある密室。部屋の中央に吹き抜けのような穴が開いていて、そこにエレベーターのように板が最上階から下がってきて、食料をいっぱい載せている。
SFシチュエーションサスペンスという触れ込み。確かに現実的にありえない階層に閉じ込められてるとか、エレベーターの動力とかがっつりSFだし、それを解説してないのもいい意味でSF。最近、あまり見なかったソリッドな展開とかも悪くない。
けどそこまで面白いかというと面白くはない。
★★★
6/ イオンシネマ京都桂川 レイダース 失われたアーク《聖櫃》
4DX字幕ver.
5992 Raiders of the Lost Ark
スティーブン・スピルバーグ監督作品。ジョージ・ルーカス原案製作総指揮。1981年、アメリカ映画。
ハリソン・フォード主演。カレン・アレン、デンホルム・エリオット、ジョン・リス=デイビス、ポール・フリーマン、ロナルド・レイシー、ウォルフ・カーラー、アルフレッド・モリーナほか。
4Kリマスター、4DX版でのリバイバル上映。
大学教授で冒険家のインディアナ・ジョーンズのキリストの聖櫃を巡る冒険譚。
アルフレッド・モリーナが若手で出演している。「ガメラ」シリーズもそうだけど、改めて観ると、今、人気のある俳優とかがチョイ役で出てるのを発見するのはたのしいね。
ベースになってるのがルーカスの好きな時代1930年代当たりの冒険活劇をベースにしてるからか、アジア人に対してこんなに差別的な表現だったとは思わなかった。
それとやっぱ4DXは画質が悪くて残念。4Kリマスターとは思えない。それに4DXは風を出すためのファンがうるさいんだ。
入場者特典:クリアファイル
★★★★☆
6/ イオンシネマ京都桂川 ラーヤと龍の王国
ULTIRA 吹き替えver.
5991 Raya and the Last Dragon
ドン・ホール+カルロス・ロペス・エストラーダ監督作品。アメリカ映画。
英語の声優はケリー・マリー・トラン(「SW最後のジェダイ」)、オークワフィナ(「フェアウェル」)、ダニエル・デイ・キム(「ヘルボーイ」)、サンドラ・オー(「グレイズ・アナトミー」)、ベネディクト・ウォン(「ドクター・ストレンジ」)という超豪華。これは字幕版も観たい!!
舞台は東南アジア。ドラゴンに守られた5つの国が魔物に蹂躙され、お互いを信用できなくなり国も分断、そこで主人公が世界を取り戻すため壊れた水晶を集める旅に出る。(ざっくりしすぎたあらすじ)
5つの国が東南アジア各国の雰囲気を醸し出してて、すごくいい。それに映像技術が格段に上がっていて、もうどうしようもないくらいすばらしい。特にエフェクトと感情の表現が見事。
相変わらずディズニー+では3000円の視聴料を追加しないと観られない、クソ設定。
同時上映の短編「あの頃をもう一度」は、年老いた人種の違うカップルの若い日を思い出す話。画面の遠近法と言い、取り上げた題材と言い、すばらしい。
★★★★☆
5/ TOHOシネマズくずはモール 太陽は動かない
5990
レイトショーで鑑賞。
羽住英一郎監督作品。
藤原竜也主演。竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、佐藤浩市、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾ほか。
WOWOWのオリジナルTVシリーズから、コロナで延びた末の劇場公開版。
今作で主人公の過去と、主人公と風見の関係を裏軸に、表は日本の諜報機関AN通信が、中国企業のインドと日本を巻き込んだ先進エネルギーを先取りしようと暗躍するのを阻止する展開。
「ヤクザと家族」同様、市原隼人が今回も素晴らしい名バイプレイヤーっぷりを発揮。
これくらいのエンタテインメント映画を邦画でもコンスタントに出していかないとあかんと思った。確かに荒唐無稽かもしれないけど、ほぼ泥水をすするような映画がなので、もっと“夢”があってもいいんじゃね?
★★★☆

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