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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2021年02月 


28/ TOHOシネマズ二条 ガンズ・アキンボ
5989 GUNS AKIMBO
ジェイソン・レイ・ハウデン監督脚本作品。イギリス+ドイツ+ニュージーランド合作。
ダニエル・ラドクリフ主演。サマラ・ウィービング、ナターシャ・リュー・ビルディッゾ、ネッド・デネヒー、グラント・バウラー、エドウィン・ライト、リス・ダービーほか。
ネット中毒のゲーム会社勤務のプログラマが、インターネット動画上で繰り広げられているリアル殺し合いに対して悪態をつきまくったら、その運営者に巻き込まれリアル殺し合いに参加させられるという展開。
ひげ面で病的なSNS依存症の主人公をラドクリフが楽しそうに演じているのがすごい楽しめる。とにかく暴力的で力技で、なんだか久々に観る感じの白人系アクション映画という感じ。
前売り特典:アキンボてぬぐい
★★★★☆
28/ T-JOY京都 スカイライン-逆襲-
5988 SKYLIN3S
リアム・オドネル監督脚本原案製作作品。イギリス+スペイン+リトアニア合作。
リンゼイ・モーガン主演。ジョナサン・ハワード、ダニエル・バーンハード、ローナ・ミトラ、ジェームズ・コスモ、ヤヤン・ルヒアン、アレクサンダー・シディグ、チャー・リー・ユンほか。
2010年「-征服-」、2017年「-奪還-」に続く3部作の最終作。1作目の脚本、2作目の監督脚本から続くオドネル監督の作品なんで、ストーリーの一貫性は高い。
突然地球に襲ってきたエイリアンの大群に一方的に蹂躙された1作、そのエイリアンに対して反乱を起こし、エイリアンと人間のハーフのような位置に当たる少女の誕生によって形勢逆転、そこから今作。何年か経った地球でエイリアンと共存はしているものの侵略者には違いないわけで、根源をたたくことを目的に2作目の少女を探してその子の力を使おうとするんだけど、実は…という展開。(雑なあらすじで間違ってるかもw)
低予算だけど、しっかりしたVFXはさすがシリーズという感じ。
脚本はやっぱ雑な感じだけど、やりたいことが出来てる感じで悪くはない。
入場者特典:ポストカード
★★★☆
27/ イオンシネマ京都桂川 カポネ
5987 CAPONE
ポイントで鑑賞。
ジョッシュ・トランク監督脚本作品。
トム・ハーディ主演。リンダ・カーデリニ、ジャック・ロウデン、ノエル・フィッシャー、カイル・マクラクラン、マット・ディロンほか。
アル・カポネの梅毒に侵された晩年を描いた作品。
メイン出演者も少なく、地味な展開でギャングスタモノとしては寂しい実話。
★★★
27/ イオンシネマ京都桂川 あのこは貴族
5986
岨手由貴子監督脚本作品。
門脇麦主演。水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ、佐戸井けん太、篠原ゆき子、石橋けい、山中崇、高橋ひとみ、津嘉山正種、銀粉蝶ほか。
日本の貴族になる財閥の家系で東京生まれ東京育ちの主人公。家族の意向が大きくかかわる人生が当たり前と思ってたのが、はじめての婚約破棄から微妙にずれてくる。一方、無理して東京の大学に入学するも金銭面で在学できなくなった地方から来た女性。その対照的な人生が交わりお互いを認識してどうなるか、という話。
まさに少女漫画の世界がまんま実写になったような世界を描いている。しかしそのリアリティには、常に重いしがらみが絡みついて息苦しいとしか思えない。じゃあ財閥でない方が幸せかというと、お金がないことも上を向けない原因でいいという事でもない。それが如実に表現されてて楽しめた。
入場者特典:ポストカード
★★★★★
23/ T-joy京都 藁にもすがる獣たち
5985 Beasts Clawing at Straws
キム・ヨンフン初監督脚本作品。韓国映画。
原作は曽根圭介の同名小説。
チョン・ウソン主演。チョン・ドヨン、ペ・ソンウ、ユン・ヨジョン、チン・ギョン、シン・ヒョンビン、チョン・ガラム、チョン・マンシクほか。
冒頭から思わせぶりなカメラワークで、一つのブランドバッグを巡りまさに血を見る争いを描いている。
ホラー映画を思わせる重圧な演出とサントラ。暗めな色で仕上がった画面。常に何かが起こりそうな展開に、ある意味ワクワクが止まらない。
前売り特典:クリアファイル
★★★★★
21/ TOHOシネマズ二条 あの頃。
5984
今泉力哉監督作品。
松坂桃李主演。仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウ、大下ヒロト、山崎夢羽、西田尚美ほか。
ハロプロ(松浦亜弥)に目覚めた青年の青春時代を描いた作品。
ハロプロのアイドルヲタの話かと思ったら、ハロプロによって青春が変わっていった青年の話で、ヲタク括りでいうと結構共感できるシーンが多かった。
しかし地下アイドル風のイベントを定期的に行えるって、いくらで開催出来て収益はあるの?ってところが疑問。あと、主人公メンバーの背景が一切見えないのもちょっと残念かな。
最近、ぐいぐいの仲野太賀の独壇場とも言える。
前売り特典:クリアファイル
★★★★☆
20/ MOVIX京都 世界で一番しあわせな食堂
5983 Mestari Cheng
ミカ・カウリスマキ監督製作作品。フィンランド+イギリス+中国合作。
ty-・パック・ホング主演。アンナ=マイヤ・トゥオッコ、カリ・バーナネン、ルーカス・スアン、ペサ=マッティ・ロイリほか。
上海から父子が訳アリでフィンランドに人をたずねに来ることろから始まる。
大事故が起こったり、冠婚葬祭があったりという展開はない。そこら辺がいかにもフィンランドというかカウリスマキというか。
今作は分かりやすすぎる脚本がちょっと残念だけど、サイトシーイングムービーとしては名作にも入るくらい景色が美しい。
あとはフィンランドの地元の人たちが無防備過ぎてかわいい。
★★★☆
20/ MOVIX京都 ノンストップ
5982 OK! MADAM
イ・チョルハ監督作品。韓国映画。
オム・ジョンファ主演。パク・ソンウン、イ・サンユン、ペ・ジョンナム、イ・ソンビン、キム・ナムギルほか。
低所得の家族がオロナミンCの懸賞でハワイ旅行が当選して行く飛行機がハイジャックに遭って二転三転…。
主演のオム・ジョファは主要人物中最年長という韓国では有名な芸能人だそうで、結構歳いってるなーと思ったらそういう理由だった。
一応、エンドロールまで伏線全部回収してるけど、コメディに注視するあまりスリルが足りないんだよなー。いや、すげー面白いけど、ドキドキが少ないから、その反動である笑いに繋がらない。なのでほぼ全編、意外性なのに、意外とすんなり受け入れていけるのがもったいない。
★★★★
13/ TOHOシネマズ二条 秘密の招待状
5981 AFTER THE WEDDING
バート・フレインドリッチ監督脚本製作作品。アメリカ映画。
ミシェル・ウィリアムズ主演。ジュリアン・ムーア、ビリー・クラダップ、アビー・クイン、スーザン・ブラックウェル、ウィル・チェイス、エイサ・デイビス、アジー・ロバートソンほか。
原作はオスカー外国語賞にノミニーされたデンマークの同名作品で主演を男性2人から女性2人に変更したらしい。(ここは映画,comから引用)
原作を知らなかったから予告を見る限りサスペンスなイメージだったのだが、ただのウォームハートなドラマだった。
すげー感動するほどでもなく、かといって酷い駄作とも思わない。あーアメリカ人の成功者は施しをしがちだよなー、と思ったくらい。
★★★
12/ エイガドットコム レンブラントは誰の手に
5980 My Renbrandt
映画.com主催の1,200円で3日間限定ネット配信上映。劇場公開は2月26日。
ウケ・ホーヘンダイク監督脚本製作作品。オランダ映画。
新たに見つかったレンブラントの作品を巡り、コレクターと画商、美術館員のインタビューをまとめたドキュメンタリー。
画商であるヤン・シックスがクリスティーで手に入れたレンブラントらしき絵画の真偽を発端に、レンブラントコレクターや、研究家、美術館の学芸員を交えて展開する。
後半が予想以上にスリリングで十分観るに堪える作品に仕上がっている。
なによりレンブラントの作品が多数見られるのは至福の喜び。
★★★★
12/ イオンシネマ京都桂川 ファーストラヴ
5979
堤幸彦監督作品。
北川景子主演。芳根京子、中村倫也、窪塚洋介、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀、石田法嗣、清原翔ほか。
親を刺殺した就活中の女性に公認心理師の主人公が心を開こうとする話。
と思ってたらそれはサイドストーリーで、メインは主人公の心理師の仕事の併せて自分の過去を見直すという展開で、サスペンスではなくドラマだった。まぁ、タイトルから考えればその通りなんだけど。
北川景子の体当たり演技と、予想以上におとなしい窪塚洋介と、最近突出している木村佳乃の3人がいい。
★★★☆
12/ イオンシネマ京都桂川 哀愁しんでれら
5978
渡辺亮平監督脚本作品。
土屋太鳳主演。田中圭、COCO、石橋凌、山田杏奈、銀粉蝶、正名僕蔵ほか。
芋づる式に不幸になった主人公。その過程で出会った医者と、今度は順風満帆な人生が始まるはずが…。
再婚になる相手の闇が深すぎてすごいw前妻の末路も実は…と思ってしまう。
クライマックスの展開は、どう受け取っていいものか分からないが、実際の凶行なら恐ろしいエンディングとしか言いようがない。
土屋太鳳は演技はうまいんだけど、ダンサー(スポーツ選手)のイメージが強いんだよね。
★★★
11/ MOVIX京都 ガメラ2レギオン襲来
Dolby Cinema
5977
金子修介監督作品。
1996年作品を4KHDRでレストアしDolbyCinemaで高画質高音質で上映。
水野美紀主演。永島敏行、石橋保、吹越満、藤谷文子、川津祐介ほか。
レギオンという3形態に変態する宇宙生命体を敵にガメラの活躍を描いた正統派怪獣映画。
怪獣映画なので、怪獣は完全に敵なのが、最近の悩んだり、迷ったりする様子がないところが当時を感じさせる。
水野美紀が完全無欠の知識人だったり、それを疑いなく信じる自衛官だったりと都合いいところもあるけど、今作もよく出来たつくりになっている。
上映時間の時短策としてのシーンによっては静止画だったり、自衛隊前線本部の規模が小さすぎたりするのが残念なところ。そこら辺をリカバーできてるのが「シン・ゴジラ」と改めて感じる。
入場者特典:フィルムしおり(予告編より)
★★★★★
11/ MOVIX京都 すばらしき世界
5976
西川美和監督脚本作品。
役所広司主演。仲野太賀、六角精児、北村有起哉、長澤まさみ、白竜、キムラ緑子、安田成美、梶芽衣子、橋爪功ほか。
くしくも「ヤクザと家族」と並行したような内容の今作。13年の刑期を終えて出所した男の「平凡に生きる」という難題に直面する話。
予告ではTVクルーが、興味本位で元犯罪者を追う話かと思ったら、全く違った。もっとリアリティのあるストーリーだった。
暴力でしか解決できない男の普通に生きることの大変さがひしひしと伝わってくる。それが痛くて。
暴力ではなく、それぞれの規模でマウントし合っているのが人間社会だというのも痛い。
★★★★★
7/ MOVIX京都 ダニエル
5975 Daniel isn't Real
ポイントで鑑賞。
アダム・エジプト・モーティマー監督脚本作品。イライジャ・ウッド製作。アメリカ映画。
マイルズ・ロビンス主演。パトリック・シュワルツェネッガー、サッシャ・レイン、ハンナ・マークス、メアリー・スチュワート・マスターソン、チュク・イウジ、ピーター・マクロビーほか。
家庭環境が悪く、無差別殺人の現場が引き金になって凶悪な二重人格になった主人公。そこから乖離する2人に苦しむ様を描いてゆく。
シュワちゃんの息子が頑張ってる。こういう映画に出るのは間違ってないと思う。
クローネンバーグぽい雰囲気は悪くない。
★★★
6/ イオンシネマ京都桂川 花束みたいな恋をした
5974
「罪の声」の土井裕泰監督作品。
菅田将暉、有村架純主演。韓英恵、中崎敏、小久保寿人、瀧内公美、森優作、オダギリジョー、戸田恵子、岩松了、小林薫、清原果那ほか。
主人公たちが出会って感動した押井守は本人役で出演。というサブカル味満載の主人公2人の恋愛ストーリー。
恋愛ストーリーでもただの恋愛で、何の波も起こらない。起こらないから始まりから終わりまでのある意味、壮絶なラブストーリーが心を打つ。
脇役までしっかり配役されていて、こんなところにって人が続々。特に清原果那の登場は心に刺さるシーン。
今の若者らしく、しかし普遍的な生物としての人間として、ふれあい、愛し合い、認識し、いつくしむ。そしていつか心が離れていく。
★★★★★

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