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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2020年09月 


27/ アップリンク京都 鵞鳥湖の夜
5914 南方車站的聚会 The Wild Goose Lake
中国・フランス合作。「薄氷の殺人」のディアオ・イーナン監督脚本作品。
フー・ゴー主演。グイ・ルンメイ、リャオ・ファン、レジーナ・ワンほか。
裏社会で生きている男の逃亡劇。なんとか自分に掛けられた報奨金を分かれた妻に渡そうとするが、うまくいかずに転げ落ちていくさまがすさまじい。
そもそもの犯罪(バイク窃盗団)を容認してるように描いているが、そのしっぺ返し(警察(国家権力))の方が何倍も強いというのを見せつけていて、いかにも共産主義らしい演出。
「薄氷の殺人」でもそうだったけど、また出演者を見失ってしまって、誰がどれ?ってなった。
入場者特典:クラシック版アートポスター
「薄氷の殺人」2作品鑑賞特典:「薄氷の殺人」クリアファイル、「鵞鳥湖の夜」ライター
★★★☆
27/ T-JOY京都 映像研には手を出すな!
5913
英勉監督脚本作品。
齋藤飛鳥、山下美月、小西桜子主演。グレイス・エマ、福本莉子、松崎亮、浜辺美波、桜田ひより、赤楚衛二ほか。
TVアニメ、TVドラマに続く実写映画。出演者はTVドラマのそのまま。
アニメではすでに再現済みの巨大ロボットのシークエンスの実写化。さすがに全く同じだと映画として弱いので、演出からゲストキャラ(浜辺美波)の登場で盛り上げている。
妄想でのサブカル実写化という点では、同監督の「前田建設ファンタジー営業部」と同じ。
前売り特典:実写版パラパラ漫画<浅草版>
★★★
26/ イオンシネマ京都桂川 ヒットマン エージェント:ジュン
5912 Hitman:Agent Jun
ポイントで鑑賞。
チェ・ウォンソプ監督脚本作品。
クォン・サンウ主演。チョン・ジュノ、ファッム・スルヘ、イ・イギョン、イ・ジウォン、ホ・ソンテほか。
軽快でライトな笑いがちりばめられたアクションムービー。
クォン・サンウが全編とにかくチャーミング。
アメリカ文化が浸透してる韓国らしい設定とか、けど食べている(作っている)料理は韓国料理が基本だったりとか韓国が知れて面白い。
スパイ(殺し屋)と、漫画家とか一昔前のあこがれの職種ってのも面白い。
劇中アニメがイマイチなのが残念だけど、まぁ、そこはそれ。
★★★★★
26/ イオンシネマ京都桂川 アダムス・ファミリー
吹き替えver.
5911 The Addams Family
コンラッド・バーノン&グレッグ・ティアナン監督原案製作作品。
吹き替えに杏、生瀬勝久、二階堂ふみ、秋山竜次、LiLiCoほか。
コミックを原作として、TVシリーズからセルアニメ、実写映画まで映像化されている同作のフルCGアニメ。
自分の中での強烈な印象は1991年の実写版なんだけど、映像的に「ビートルジュース」とごっちゃになってるんだよね。情けないことにw
まぁ、強烈と言いつつその程度のインパクトしかなかったのかもしれないけど…
原語の声優はオスカー・アイザックとかシャーリーズ・セロン、クロエ・グレース・モレッツ、ベット・ミドラーなんかが当ててて聞いてみたかった。
続編決定だそうです。
★★★
25/ T-JOY京都 ミッドナイトスワン
5910
レイトショーで鑑賞。
内田英治監督脚本作品。
草なぎ剛主演。服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、田口トモロヲ、水川あさみ、真飛聖、佐藤江梨子、根岸季衣ほか。
性同一性障害の主人公と、主人公の従妹の育児放棄に合った娘の奇妙で短い同居生活で、2人の心境が変わっていく様を描いている。
草なぎ剛とヒロインの服部樹咲の存在感がすごい。何気に水川あさみの演技もすごい。
どうしようもない事に全身で立ち向かう強さに激しく打たれる。
★★★★★
21/ 京都シネマ ようこそ映画音響の世界へ
5909 Making Waves:The Art of Cinematic Sound
コロナ禍でのクラウドファンディング「ミニシアターエイド」でもらった未来シネマ(チケット)で鑑賞。
ミッジ・コスティン監督製作作品。
ハリウッドの音響関連のドキュメンタリー。登場する関係者は、ウォルター・マーチ、ベン・バート、ゲイリー・ライドストローム、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ロバート・レッドフォード、バーブラ・ストライサンド、ライアン・クーグラー、デビッド・リント、アン・リー、ソフィア・コッポラ、ピーター・ウィーアー、クリストファー・ノーランほか。
ハリウッドの「音」に関する仕事をすべての歴史と内容を紹介してる、ヲタク垂涎のすばらしいドキュメンタリー。WOWOWで放映の「ハリウッド映画の一世紀(全6回)」を併せて見ると一層映画が好きになる。
2010年8月以来の京都シネマ。そんなに経ったか…。
★★★★★
20/ アップリンク京都 薄氷の殺人
5908 白日烟火 Black Coal, Thin Ice
2014年、ディアオ・イーナン監督脚本作品。
リャオ・ファン主演。グイ・ルンメイ、ワン・シェピン、ワン・ジンチュンほか。
1999年、各地の石炭集積場にバラバラ死体が上がり、猟奇殺人の捜査が始まる。そこから5年、再び同様の手口で殺人が起こり…。
編集が雑というか、ぶっきらぼうというか、展開のキモに入る前にカットが変更される。
最近の何でもかんでも説明する映画と違い、ほぼ核心を見せてないw特にラストシーンの絶妙さが逆にあっぱれです。
★★★☆
20/ TOHOシネマズ二条 TENET テネット
5907 TENET
クリストファー・ノーラン監督脚本製作作品。
ジョン・デビッド・ワシントン主演。ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ケネス・ブラナー、アーロン・テイラー=ジョンソン、マイケル・ケイン、ヒメール・パシェルほか。
第三次世界大戦を阻止すべく、未来から来た機械によって時間が逆行する事象を使って対抗するエージェントを描いている。(と思う…)
逆行するシーンのせいで混乱しまくる。同時に同一人物も存在したり、ただのフィルムの逆回転かと思ったら、そういうものではなかったり。1回観ただけは説明できない。
笑えるほど恐ろしく難解な脚本。ノーランの頭の中を知りたい。
★★★★☆
19/ T-JOY京都 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
5906
バースデークーポン(1400円)で鑑賞。
石井太一監督作品。
あの事件以来初公開の作品。
ドールが過去のものとなった時代の、ヴァイオレットに世話になった祖母を持つ孫娘がその時代を感じる旅をしつつ過去の出来事として、ヴァイオレットとギルベルトの関係を描いている。
ゲストである孫娘がメインではなく、ほぼ全編がヴァイオレットの周辺を描いていて、なおかつ1シチュエーションごとに号泣を誘ってくれてさすがの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
とにかく泣かせる。泣かせ過ぎる。
入場者特典:暁佳奈書き下ろし短編小説冊子「ベネディクト・ブルーの菫」
★★★★☆
18/ MOVIX京都 「はたらく細胞‼」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!
5905
小倉宏文監督作品。
TVシリーズからの劇場公開版で完全な続編。
今回は、がん細胞の復活と、乳酸菌の働きを描いている。
予測はできるんだけど、それでも細胞や細菌の立ち位置を説明されつつストーリーが進んでいくと十分楽しめる。そこはTVシリーズからそうなので期待は裏切られなくていい。
2時間近い上映時間だけど、くどい(説明)シーンが多いのでそこを省略すると10分は短縮できたんじゃね、と思えた。
入場者特典:はたらく細胞!!特典小冊子
★★★
13/ イオンシネマ京都桂川 宇宙でいちばんあかるい屋根
5904
「新聞記者」の藤井道人監督脚本作品。
清原果耶主演。桃井かおり、伊藤健太郎、醍醐虎汰朗、吉岡秀隆、坂井真紀、水野美紀、山中崇ほか。
隣の青年に恋心を寄せる女子高生。学校で家でモヤモヤが募って、ある日、エスケープゾーンである習字教室の屋上で不思議なおばあちゃんと出会って前向きに動き出す。
主演の清原果耶がすばらしい。芯の強さと優しさと脆さをうまく演じていて愛おしくなる。桃井かおりのいつもの演技と、役柄もけん引出来る立ち位置です。
角川映画の往年のアイドル映画復活という感じ。
★★★★★
12/ TOHOシネマズ二条 ミッドウェイ
5903 MIDWAY
ローランド・エメリッヒ監督製作作品。
エド・スクライン主演。パチルック・ウィルソン、ウディ・ハレルソン、ルーク・エヴァンス、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、國村隼、浅野忠信ほか。
かの有名なミッドウェイ海戦を軸に、アメリカの参戦と、日本の敗退を描いている。
冒頭とエンドクレジットの前に、一方的に日本が悪いわけではないという風な映像を入れていることで、日本の悪行を断罪する内容ではない。しかし中国資本の製作のせいで、中国本土の日本悪行を描いていて興ざめ。今回はそこを描く作品ではないのでは?
やはり日本の軍事装備がどれだけ優秀だったかもわかる作品。
前売り特典:ピンズ
★★★★☆
12/ イオンシネマ京都桂川 窮鼠はチーズの夢の見る
5902
行定勲監督作品。
大倉忠義主演。成田凌、吉田志織、さとうほなみ、咲妃みゆ、小原徳子ほか。
水城せとなのBLコミックが原作。
すごい女性目線の女性が見てワクワクする展開。都合がよすぎてちょっとイラッとする。逆に言うと今まで男性目線の都合いい恋愛劇が横行してたので、これはこれでありなのかと納得もしてみたり。
大倉忠義の顔が苦手もあり、なおかつあの性癖で、両手に華かいってのが気に入らないw
★★☆
11/ T-JOY京都 チィファの手紙
5901 LAST LETTER
岩井俊二監督脚本製作編集音楽原作作品。
ジョン・シュウ主演。チン・ハオ、チャン・ツィフォン、ダン・アンシー、ドゥー・ジアン、タン・ジュオ、フー・ゴーほか。
原作である1月に公開された「ラストレター」の中国版。製作は2018年なのでこちらの方が先なんだ。
ストーリーは基本「ラストレター」と一緒だけど、唯一違うのが亡くなった姉の子供が2人で、弟が「死」について悩むシークエンスがあるところ。
それ以外があまりに同じなので、ある意味安心して観られる感じ。
★★★
6/ MOVIX京都 リスタートはただいまのあとで
5900
井上竜太初監督作品。
古川雄輝主演。竜星涼、村川絵梨、佐野岳、中島ひろ子、蛍雪次朗、甲本雅裕、三浦理奈ほか。
人気同名BLコミックの実写化。
前半、ブロマンスの延長かと思ってたら後半一気にまくし立てるように2人の関係の密接度が上がりBL好きな展開になってくる。
ちょっと身につまされるシーンもあったりと悪くはない感じ。
このコロナ前に大量に撮影してたのか、竜星涼が連続3本出演しててすばらしい。
★★★
5/ TOHOシネマズ二条 Reframe THEATER EXPERIENCE with you
5899
佐渡岳利監督作品。MIKIKOステージ演出および振付。
2018年NHKホールで初演されたPurfumeのSPLIVEの2019年渋谷公会堂のこけら落としとして再構築再演されたSPLIVEの映画化。
以前NHKで放映された同プログラムのアップデート版といったところ。
チケットホルダー付き前売り
★★★
5/ アップリンク京都 ファナティック ハリウッドの狂愛者
5898 THE FANATIC
フレッド・ダースト監督脚本原案製作作品。
ジョン・トラボルタ主演製作。デモン・サワ、アナ・ゴーリャ、ジェイコブ・グロドニック、ジェームズ・パクストンほか。
「ザ・ファン」や「ミザリー」など過去にもあったストーカーに近いファンの凶行を描いた最新作といえる。
とはいえ前出までの作品との違いは、主人公の凶行はセレブリティを傷つけたいわけではなく、単純なヲタクであるということ。
まずハリウッドに住む理由。セレブリティの近くにいたいというだけ。今回の標的になったセレブリティにしたかったこと。サインが欲しかっただけ。
それだけなのに、やりすぎて思わぬ方向に進んでしまい、結果最悪のものに繋がってしまう。
しかし映画自体はそこで終わるわけではなく、思わぬ方向に進む予想外の展開。
入場者特典:ステッカー
★★★★☆
4/ アップリンク京都 人数の町
5897
荒木伸二監督脚本作品。
中村倫也主演。石橋静河、立花恵理、山中聡、松浦祐也、草野イニ、橋野純平、植村宏司、川村紗也ほか。
まるで筒井康隆のショートSFのような、終始気持ちのざわざわするキャラクターと展開。
こんな人生は嫌だ、を地で行く人たちが逃げ込んだ先が、抜け出せない上に「人」ではなくなるという最恐の結末。そこから何とかもがこうとする主人公たちの話。
薄ら笑いの施設の人間たちから結末の切なさまで全編居心地の悪い。
上映前特別映像付き
入場者特典:ポストカード
★★★★★

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