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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2019年11月 


30/MOVIX京都 銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE
セカンドシーズン星乱 第三章
5775
多田俊介監督作品。
第2シーズンの最終章(21話〜24話)。
前回から続く銀河帝国と自由惑星同盟の内乱の終結からキルヒアイスの死まで描いた内容。
安定の画質と、盛り上がる展開がいいターンでした。
まだまだ終わらないので、続き(第3シーズン)はいつやるんでしょう。楽しみです。
入場者特典:英雄列伝第3章 1週目
★★★★☆
30/T-JOY京都 KIN/キン
5774 KIN
ジョナサン&ジョシュ・ベイカー原作監督作品。
マイルズ・トゥルイット主演。ジャック・レイナー、ジェームズ・フランコ、デニス・クエイド、ゾーイ・クラヴィッツほか。
カメオで製作総指揮も兼ねたマイケル・B・ジョーダンが出演している。
主人公の少年が見つけた未来から来たような銃は、実は…。という話。
最近の映画は冒頭からド派手な展開だけど、特撮少なめ、ドラマ多めで展開していくので、絵的に古いイメージ。
なので盛り上がるというよりは静かに始まって静かに終わる感じ。続編があれば、もっと面白くなると思う。
★★★
29/MOVIX京都 影踏み
5773
篠原哲雄監督作品。
山崎まさよし主演。尾野真千子、北村匠海、滝藤賢一、鶴見辰吾、竹原ピストル、中尾明慶、中村ゆり、大竹しのぶほか。
現在と過去を行き来した脚本(原作)がすばらしい。そこに軽くトリックを織り交ぜて、良い感じに仕上げている。
山崎まさよし以外の演技が素晴らしすぎる。そこが残念w
★★★★☆
24/WHITE CINE QUINTO 草間彌生∞INFINITY
5772 Kusama:Infinity
当日券で鑑賞。
ヘザー・レンズ監督脚本製作作品。
ドキュメンタリーなので、主演は草間彌生のみで共演という概念はない。
草間彌生の生い立ちと芸術活動を克明に描いた80分弱の内容。
自分が大学のころは、彼女は精神病院にいたのか、日本では総すかんだったのか、ほぼ知名度ゼロだったけど、そうかーこんなに活動してのかー、という。
その上、芸術にも男女差別もあったんだ、と。
これは予想外によかった。いや、観てよかった。
★★★★☆
23/TOHOシネマズ日比谷 ゾンビランド ダブルタップ
5771 ZOMBIELAND:DOUBLE TAP
ルーベン・フライシャー監督製作総指揮作品。
ジェシー・アイゼンバーグ主演。ウディ・ハレルソン、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン(「リトル・ミス・サンシャイン」)、ロザリオ・ドーソン、ルーク・ウィルソン、ゾーイ・ドゥイッチほか。
前作から10年経っての続編。大丈夫か?と思ったら、大丈夫だった。
続編としては完璧な出来。じゃぁ面白いかというと、うーん。ウディ・ハレルソンの瞬間湯沸かし器がちょっとしんどかった。
★★★★
22/池袋グランドシネマサンシャイン アナと雪の女王2
IMAX次世代レーザーGT2D字幕ver.
5770 FROZEN 2
クリス・バック、ジェニファー・リー監督脚本作品。
声にイディナ・メンゼル、クリステン・ベル、ジョシュ・ギャッド、ジョナサン・グロフ、エバン・レイチェル・ウッドほか。
続編のアナ雪は、2人のルーツを描いた内容。
何がすごいって、フルCGで描いた水。とにかくすごい。自然のエレメントの妖精の再現度もすばらしい。
しかし前作を超えるほどのインパクトのある曲もないし、続編なのでワクワク感もイマイチ。
前売り特典:ポストカードセット
★★★★
22/池袋グランドシネマサンシャイン 決算!忠臣蔵
5769
中村義洋監督脚本作品。
堤真一主演。岡村隆史、濱田岳、竹内結子、横山裕、荒川良々、大地康雄、西村まさ彦、小松利昌、沖田裕樹ほか。
切り口の変わった忠臣蔵。ドラマというより「忠臣蔵」というヴィジュアルMOOKを動画にしたような内容。
すげー面白いかというと、忠臣蔵らしい目頭の熱くなるシーンはほぼ皆無。笑いを交えつつ冷静に描いた感じ。
吉本が製作してるからか、ちょっと関西弁が下品。
★★★
17/T-JOY京都 エンド・オブ・ステイツ
5768 ANGEL HAS FALLEN
リック・ローマン・ウォー監督作品。
ジェラルド・バトラー主演。モーガン・フリーマン、ジェイダ・ピンケット=スミス、ニック・ノルティほか。
シリーズ3作目で、ちゃんと月日の経った登場人物たちのその後を描いている。
超小型自爆ドローンを使って、大統領暗殺を企てるテロ集団に、主人公が濡れ衣を着せられ終われる身になってしまうという展開。
真犯人が出るのがちょっと早い気もするけど、いつもの彼なので予想は容易なく出来てしまうのはもったいないw
しかし全編容赦のない暴力で逆にすがすがしいw
監督がスタントマン出身(最近多いな)なので、どこが急所かわかった戦闘を行っていて、食らったらどうなるかもわかっていて、異様にリアルなのも好感度大。ニック・ノルティのコメディリリーフもすばらしい。
「ブライトバーン」もそうだけど、行き切った演出はおもろいわー
★★★★★
17/TOHOシネマズ二条 オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁
5767 氷峰暴 Wings Over Everest
ユー・フェイ監督脚本作品。
チャン・チンチュー主演。役所広司、リン・ボーホン、ビクター・ウェブスター、ノア・ダンビー、グラハム・シールズ、ババック・シールズほか。
予告とか、触れ込みでだまされた。純粋な中国映画だったわ。これ。
それでもここまで“アクション映画”として迫力出せるのはすごいことだと思う。
設定はいつものごとくアジアvs白人、だけど。(白人じゃなければ日本人だけどねw)
サントラを川井憲次が担当してて、まるでパトレイバーみたいだった。
★★★
16/MOVIX京都 ブライトバーン
5766 BRIGHTBURN
デヴィッド・ヤロヴェスキー監督作品。
ジャクソン・A・ダン主演。エリザベス・バンクス、デビッド・デンマン、マット・ジョーンズ、メレディス・ハグナーほか。
ジェームズ・ガンファミリーが製作脚本に関わったホラー。
なるほどトロマ出身だけのことはあるwもうすべてに容赦ないww
ある意味いい製作費の使い方w
覚醒する隕石に乗った幼児。まさにスーパーマン。しかし、思春期になると自分の力を自分に都合のいい“征服”に使い始める。ここもスーパーマン(アメコミ)のアンチテーゼ。目からビームも超高速飛行も皮膚が傷つかないのも全部アンチテーゼ。乗ってきた宇宙船に傷つけられるのもまるでクリプトナイトw
ここまで徹底した上に、エピローグでガンお気に入りのマイケル・ルーカーがカメオ出演も気が利いてる。
★★★★★
15/大阪ステーションシネマ アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール
5765 THE MUSIC OF SILENCE
「ライリー・ノース」サイトの懸賞で当選した前売りで鑑賞。
マイケル・ラドフォード監督脚本作品。
トビー・セバスチャン主演。アントニオ・バンデラス、ルイーザ・ラニエリ、ジョルディ・モリャ、エンニオ・ファンタスティキーニ、ナディール・カゼッリほか。
タイトルロールのテノール歌手の成功を描いた作品。
イタリア人の家族愛とオペラ好きを体感できる名作。アントニオ・バンデラスが予想外の配役で登場にびっくり。
地味だけどいい映画。
★★★★☆
10/MOVIX京都 ひとよ
5764
ポイントで鑑賞。
白石和彌監督作品。
佐藤健主演。田中裕子、鈴木亮平、松岡茉優、佐々木蔵之介、音尾琢真、筒井真理子、浅利陽介、韓英恵、MEGIMIほか。
家庭内暴力に殺人という手段で我が子たちを守った母親が15年振りに帰ってくる。そこから始まる人間模様。
白石監督らしい、全員心に業を抱えた登場人物が、痛くて愛おしい。そこに大好きな俳優、白石組常連の音尾琢真の根っからのいい人が染みてくる。いや、彼だけではなく筒井真理子もすばらしい。
白石監督、今世紀で一番好きな邦画の監督かもしれない、と言っておく。
★★★★★
9/TOHOシネマズ二条 ターミネーター:ニュー・フェイト
IMAX2D字幕ver.
5763 TERMINATOR:DARK FATE
ティム・ミラー監督製作総指揮作品。
ナタリア・レイエス主演。リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネガー、マッケンジー・デイビス(「ブレードランナー2049
」)、ガブリエル・ルナ(「エージェント・オブ・シールド」ゴースト・ライダー)、ディエゴ・ボニータ、CGで少年化したエドワード・ファーロング。
「ターミネーター」シリーズとして、「T2」からの完全な続編として、キャメロンが製作に関わった正式な続編。
正式な続編らしく、主演格にハミルトンとシュワルツェネッガーを持ってきたうえに、すごいドライブ感のある脚本と、設定が見事。
骨格型と液体金属型の2個一ターミネーターの設定がすばらしい。逃走し方とそれに合わせたアクションもすばらしい。
アメリカとしてはなにかと話題のメキシカン(有色人種)が主演というのは、さすがキャメロンと言わざるを得ない。
★★★★★
9/MOVIX京都 永遠の門 ゴッホの見た未来
5762 At Eternity's Gate
ジュリアン・シュナーベル監督脚本編集作品。
ウィレム・デフォー主演。ルパート・フレンド、オスカー・アイザック、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックほか。
それまで描かれていた絵画は宗教画であり、肖像画だったものを、自然や描きたいものを、自分の見た目で描くことによって評価されず、あまつさえ狂人扱いされるという酷い時代に生きたフィンセント・ファン・ゴッホの生涯を描いた作品。
あまりにも自画像にそっくりなデフォーと、生きることに頓着のない画家の性が、少しでも絵をかじった自分に突き刺さる。ゴッホは絵を描くきっかけの一つになった画家だったから。
けど主観視点の時の画面下部分のフォーカスの狂った感じとか、手持ちカメラと「静」の演出(サントラがほぼない)がすごいしんどかった。
★★☆
8/T-JOY京都 残された者-北の極致-
5761 ARCTIC
レイトショーで鑑賞。
ジョー・ペナ監督脚本作品。
マッツ・ミケルセン主演。マリア・テルマ・サルマドッティ共演。
台詞のある出演者2人という、広大な北極海を舞台にしてるシチュエーション・ムービー。
何週間か前に遭難し、一人生き残った男が、延々と救難信号を出し続け、生きるためにマスを釣り、火のない極寒の中で生きてきたある日、救助ヘリがやっと到着したと思ったら、そのヘリが墜落。笑えない状況で、重傷を負った生き残りの女性(多分東南アジア人)と共に観測基地を目指すというもの。
台詞も極限に少なく、見える景色が雪と岩ばかりだけど、感情の起伏に感動せずにはいられない。
シチュエーション・ムービーとしても突出してる1本だと思う。
★★★★☆
4/MOVIX京都 最初の晩餐
5760
常盤司郎、初長編監督脚本編集作品。
染谷将太主演。戸田恵梨香、斉藤由貴、永瀬正敏、窪塚洋介、池田成志、菅原大吉、山本浩司、森七菜、楽駆、外川燎ほか。
主人公の父親が癌で亡くなった。そこからたどっていく今の家族に至るまでの、これからのその家族の向かおうとする先を描いている。
何も起こらない風の空気感の上に起こる小さな出来事の積み重ねがすごく丁寧に描かれていて(ペットの太郎でさえ)、登場人物それぞれに感情移入出来る。
出演者の芸達者ぶりがすごいが、特に今回抑えた演技の窪塚洋介がすばらしい。
★★★★★
2/TOHOシネマズ二条 マチネの終わりに
5759
レイトショーで鑑賞。
西谷弘監督作品。
福山雅治主演。石田ゆり子、桜井ユキ、板谷由夏、古谷一行、伊勢谷友介、風吹ジュンほか。
大人の恋愛劇は痛々しくて切なくて、浮かれた高校生とは違って深い。
福山雅治のキターの技術を存分に生かした内容が予想以上に嘘っぽくなくて、マシな感じ。けど、やっぱ邦画で海外を舞台にすると浮いて見えるのはなんでだろう。
★★★
2/TOHOシネマズ二条 IT イット THE END
IMAX2D字幕ver.
5758 IT CHAPTER TWO
ポイントで鑑賞。
アンディ・ムスキエティ監督作品。
ジェームズ・マカヴォイ主演。ジェシカ・チャスティン、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーン、ビル・スカルスガルドほか。原作者のスティーブン・キングもカメオ出演してる。
160分超のホラーって前代未聞。持つかどうかと思ったけど、前作同様十分楽しめた。
最新のVFXとキングのホラーが合わさって、アメリカのビックリハウスのような仕上がり。
ペニーワイズの素顔が見られるのもいい。
★★★★★
1/T-JOY京都 閉鎖病棟-それぞれの朝-
5757
ファーストデーで鑑賞。
「愛を乞う人」の平山秀幸監督脚本作品。
笑福亭鶴瓶主演。綾野剛、小松菜奈、小林聡美、渋川清彦、平岩紙、高橋和也、木野花、片岡礼子、駒木根隆介、坂東龍汰ほか。
平山監督らしい登場人物に何かを負わせる天才やね。
全身よじれる身の上の登場人物に、精神病院が舞台って、もう何重苦か。笑えるほどの不幸をベースに一縷の光に頼って、寄り添って生きている人たち。
クライマックスの法廷シーンはある意味、うまくいきすぎだけど、まぁそれくらいないとね。観てられない。
入場者特典:涙を拭うハンカチーフ
★★★★☆

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