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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2019年7月 


28/MOVIX京都 劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ恐竜パニック!
5705
田崎竜太監督作品。
夏の仮面ライダー映画は残り2か月なのでほぼクライマックス状態の内容が毎回起こる。タイムスリップモノなんで何でもありと言えば何でもありなんで、今回は実は…ネタ。TVシリーズでも大概な数のライダーが登場してるのに、今作でも3人も新ライダー登場とはw
観る前に仮面ノリダーが出るには知ってたけど、舞台の仮面ライダー斬月や、SmaSTATIONの仮面ライダーG、コミックのクウガも実写に登場。完全に「スパイダーマン:スパイダーバース」に影響受けまくった結果だなー。そういう意味では、後出しはちょっと恥ずかしい。
入場者特典:Wヒーローチェンジングカードセット(ゲイツ・ウォズ&メルト・アスナ)
★★★☆
28/MOVIX京都 ペット2
吹き替えver.
5704 The Secret Life of Pets 2
クリス・ルノー監督作品。
原語では声の出演にゲストキャラにハリソン・フォードが当ててた。
シリーズ2作目は、主人公マックスの飼い主にファミリーが増えたり、マックスから預かったハチのおもちゃ救出作戦と、不当に扱われているサーカスのホワイトタイガーを救出したりという3つの話が融合していくという展開。
荒唐無稽ではあるけれど、動物の動きは前作同様、すごく研究して描かれていてとにかく楽しい。まるでyoutubeにアップされてるずっこけペット動画のような趣。
同時上映の「ミニオンのキャンプで爆笑大バトル」もすごく楽しい。
前売り特典:キャラクターストラップ(クロエ)
★★★★☆
27/TOHOシネマズ二条 アルキメデスの大戦
5703
山崎貴監督脚本VFX作品。
菅田将暉主演。舘ひろし、柄本佑、浜辺美波、國村隼、橋爪功、田中泯、笑福亭鶴瓶、小林克也ほか。
同名コミックが原作らしい、フィクションに満ちたエンタテインメント性の高い戦時モノ。
冒頭から始まる、敗戦に向かう戦艦大和の壮絶な戦闘シーンが何を語っているのかということが描かれている。
フィクションなのに予想外の展開にすべてを信じてしまいそうになるくらい説得力が高い。
出演者も資料とは似てはないけど、それはそれということでいいと思う。
★★★★★
21/MOVIX京都 ポラロイド
5702
ラース・クレイヴバーグ初監督作品。2作目が「チャイルド・プレイ」という、最近俳優と言いニアミスをする公開時期だ。
キャサリン・プレスコット主演。タイラー・ヤング、サマンサ・ローガン、グレイス・ラプリスキー(「ツインピークス」シリーズ)、ミッチ・ピレッジ(「X-FILES」シリーズ)ほか。
アンティークのポラロイドカメラで撮影すると映った人が殺されていくというホラー。
その原因、襲われ方、殺され方、視聴者の驚かせ方まで、自分が知る一番ホラーが活発だった80〜90年代の雰囲気を受け継いだ上、現代の特撮技術をしっかり使ってるのでチープさもなく十分楽しめる。
とにかく主人公がコミュ障以外、頭の回る敵に立ち向かく心のある女の子でいい感じ。バカを殺しまくるのより、回転の早い子の上を行く恐ろしさを醸し出してる敵もいい。
★★★★★
20/MOVIX京都 チャイルド・プレイ
5701 CHILD'S PLAY
ラース・クレヴバーグ監督作品。
ガブリエル・ベイトマン主演。オーブリー・プラザ、ブライアン・タイリー・ヘンリー、カーリース・バーク、チャッキーの声にマーク・ハミルほか。
1988年から始まったシリーズも、今作で8作目だけど、実は、「チャイルド・プレイ」シリーズは今回が初観。まぁ、巻き戻って観ることにするとして、とにかく8作目にして1作目という感想になる。
今の世界観を反映させた、スマホアプリで制御する1/1サイズのウェアラブルドールの制御プログラムを、製造国であるベトナムのプログラマがあかんことをして暴走するという話。
そのちょっとしか登場しないベトナムの扱いが酷い。工員が顔まで汚れてて、管理体制がなってないどころの騒ぎじゃない環境。アジアを馬鹿にしてるとしか思えない。
それとチャッキーのデザインが酷い。ほうれい線がきついから子どもに見えない。
唯一、久々の本格的スラッシャームービー(全然怖くはないけど)としては及第点。
★★★☆
20/MOVIX京都 東京喰種 トーキョーグール【S】
5700
川崎拓也、平牧和彦共同監督作品。
窪田正孝主演。山本舞香、松田翔太、小笠原海、村井国夫、白石隼也、木竜麻生、マギー、ダンカンほか。
やっとシリーズ2作目が見られた。
しかし、予想をはるかに下回る脚本だった…。
冒頭でグルメなグールをネタにしといて、それが主人公に向けられたら、そこからはグール対グールの戦いばかり。一瞬、人間の掃討隊も出てくるけど、台詞は一切ない。ただのモブシーン。
なので世界が狭いのだ。前作は主人公の苦悩が普通の街に溶け込んで、人が狩られるとか駆け引きがあったと思うけど、今作はそういうのは一切なく、高度な(と言っても狭い空間で)戦闘シーンばかり。そこに日常を少しだけ入れてるけど、少しだけではだめだな。
★★★
19/TOHOシネマズくずはモール 天気の子
5699
レイトショーで鑑賞。
新海誠原作監督脚本編集作品。
声に小栗旬、森七菜、醍醐虎汰朗、吉柳咲良、倍賞千恵子、本田翼、平泉成、梶裕貴ほか。
監督の得意技、雨、をメインの主題にしたある意味卑怯なw作品。
その上、なんだこの話。リアルな世界から寓話につなげるという離れ業。けど、ここ何週間か梅雨で雨続きなんで、まんざら嘘っぽくも感じなかったりw
しかし、登場人物のエクストリーム感も半端ない。予告ではどう考えても小悪党で、主人公が騙されてえらいことに…かと思ったら違ったし。そもそもエピローグがありえん方向にもっていくとか。
ある意味「これがアニメ」か。ジブリの向こう張ってると言っても過言ではない。
しかしCGを使う様になった新海監督は無敵やね。
★★★★☆
15/MOVIX京都 シンク・オア・スイム
5698 La grand bain
ジル・ルルーシュ監督脚本作品。
「007/慰めの報酬」のマチュー・アマルリック主演。ギューム・カネ、ブノワ・ポールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラード、フィリップ・カトリーヌ、ヴィルジーニ・エフィラ、レイラ・ベクティほか。
フランス映画。
個人主義のフランスらしい、主人公核全員のバックボーンから今までを丁寧に描いていて、それが退屈じゃないから悪くない。
クライマックスの世界選手権の結果が日和りすぎだと思うけど、そこもフランスらしいか。
どこかで見たことあると思ったら、「ベティ・ブルー」「ニキータ」「キリング・ゾーイ」のジャン=ユーグ・アングラードだった。
★★★★
15/MOVIX京都 新聞記者
5697
藤井道人監督脚本作品。
シム・ウンギョン、松坂桃李主演。本田翼、岡山天音、郭智博、高橋和也、永田成哉、宮野陽名、田中哲司ほか。
邦画で久々(だと思う)のがっつりポリティカルサスペンス。
最近の某医療大学建設に内閣が関わったとするリークをどう立証していくかという展開。
韓国人のシム・ウンギョンを選んだのも設定上の理由だけかもしれないけど、妙なリアリティが出て面白い。
これは観てよかった作品。
★★★★★
14/TOHOシネマズ二条 Diner ダイナー
5696
TOHOシネマズデイ(1200円)で鑑賞。
蜷川実花監督脚本作品。
玉城ティナ、藤原竜也主演。窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、奥田瑛二、真矢みき、土屋アンナ、小栗旬、金子ノブアキほか。
蜷川実花らしいカットから始まる、極彩色の奇想天外でけれん味満載な作品。
登場人物のほぼ全員が、すごい楽しんで演じてるのがわかる。特に真矢みきや真琴つばさが往年のヅカ系演技を彷彿とさせて感動。
フルCGで作られたブルドッグの菊千代が、金玉まで作られてるほど超リアル。予告で観る限り「ライオンキング」ではそこまで表現されてない。何がフォトリアルか、とw
タイトル通りダイナーが舞台なんで、もうちょい調理シーンがあってもよかったかとは思うけど、予想以上にいい出来。
★★★★★
14/TOHOシネマズ二条 ハッピー・デス・デイ2U
5695 HAPPY DEATH DAY 2U
TOHOシネマズデイ(1200円)で鑑賞。
クリストファー・ランドン監督脚本作品。
ジェシカ・ロース主演。イズラエル・ブルサード、ファイ・ブ、スラージ・シャマル、スティーブ・ジシスほか。
前作でホラーというよりSFに近いって思ってましたが、今作で完全にSFにシフトしてましたw
今流行りの量子力学をがっつり絡ませた、サスペンスに仕上がってた。
役者に金掛けてない分、実際の大学のように有色人種(韓国、インド)がメインキャラに持ってくるのが逆にリアルになってていい感じ。
正直、SFに寄せた分、殺人犯が誰かとかどうでもよくなったのが事実。
★★★☆
14/TOHOシネマズ二条 トイストーリー4
IMAX2D吹き替えver.
5694 TOY STORY 4
ジョシュ・クーリー監督作品。
京都で一番映像的に環境のいいIMAXを選択。なので自動的に2Dの吹き替えになった。
まぁ、4作も続いたシリーズの吹き替えが違和感があるかというとなにもないので悪くはないんだけど、今作に初登場のデューク・カブーンが原語ではキアヌ・リーブスだったので聞いてみたかった。
ちょっとウッディの執拗さが展開を遅くしてるけど、脚本はよく考えてあって新キャラから登場する人間までちゃんと活躍する。
CGの質も格段に上がってて遠景がまるで写真だ。人の皮膚感のCGとフォトリアルの境目がすごい。
前売り特典:ポストカードセット(バズ・セット)
★★★★☆
12/MOVIX京都 さらば愛しきアウトロー
5693 The Old Man & The Gun
デヴィッド・ローリイ監督脚本作品。
ロバート・レッドフォード主演。シシー・スペイセク、ケイシー・アフレック、ダニー・グローバー、トム・ウェイツ、チカ・サンプターほか。
触れ込みでは、俳優最終作さらしいロバート・レッドフォド。まるでフィルモグラフィー集大成のような回想シーンにはちょっと感動。
正直、良い老け方ではないと感じる皮膚感だけど、いまだにさわやかな青少年のままのたたずまいが、ある意味足かせにもなってたんだろうな、と思わざるを得ない。
共演のシシー・スペイセクとケイシー・アフレックがたまらなくいい。
監督としても成功はしてるんだから、もっと撮ってほしいところ。
★★★☆
7/TOHOシネマズ二条 凪待ち
5692
ポイントで鑑賞。
白石和彌監督作品。
香取慎吾主演、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキーほか。
川崎という関西でいう尼崎で生活するギャンブル依存症の男のその生きざまを描いている。
そこに福島の災害だの、殺人事件だのが絡んでいき、どう持っていくのかと思ったら、最後の最後までしっかりまとめて終わらせるところとか見事。
香取慎吾の演技もすごいけど、黒田大輔さんのリアル嘔吐演技には、度肝を抜かれたw
今年NO.1かもしれない邦画。
★★★★★
6/T-JOY京都 ゴールデン・リバー
5691 THE SISTERS BROTHERS
レイトショーで鑑賞。
ジャック・オーディアール監督脚本作品。
ジョン・C・ライリー主演製作。ホアキン・フェニックス、ジェイク・ジレンホール、リズ・アーメッド、レベッカ・ルート、アリソン・トルマン、ルトガー・ハウアー、キャロル・ケインほか。
ジョン・C・ライリーが企画を持ち込んでフランスの監督で作ったハリウッド映画という感じ。
賞金稼ぎのシスター(苗字)兄弟のロードムービー。と言っても目的は明確で狙った獲物は科学によって砂金を集めようとしてる男のその科学力。
けど今の科学から考えると、どう考えても山師にしか思えないんだけどね。
感情の起伏豊かなシスター兄弟が愛らしい。
西部劇でこんなにいいと思ったのは初めてかもくらいいい出来。
★★★★☆
6/T-JOY京都 ワイルドライフ
5690 WILDLIFE
ポール・ダノ監督脚本製作作品。
エド・オクセンボール主演。キャリー・マリガン、ジェイク・ジレンホール、ビル・キャンプほか。
アメリカの田舎の一家族を静かに描いた作品。
誰かがにひねくれてるとか、精神に問題があるとかじゃなく、家族=運命共同体ではなく各一個人で、それぞれの考えることを容認したり、糾弾したりすることによって長く一緒に生きていけるという事を描きたかったのではないかと。
ポール・ダノは、もっと俳優やってほしい。
インターネット前売り
★★★
5/大阪ステーションシネマ 神と共に 第2章:因と縁
5689 Along with the Gods: The Last 49 Days
キム・ヨンファ監督脚本作品。
ハ・ジョンウ主演。チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、イ・ジョンジェ、キム・ドンウク、D.O.、マ・ドンソクほか。
前後編での後編では、主人公が前作のサポート役であった3人の導き人に移って、それぞれの背負った過去を描きながら、前作の主人公の弟の導きを描いている。
今作も感情をかき乱されるつくりは健在でさすが韓国映画。
大河ドラマではよくあるけど、同じ世界(世代)で主人公が移り変わるは珍しい作りでいい感じ。
入場者特典:ビジュアル・カード
★★★★☆

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