monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2014年5月


31/ TOHOシネマズ二条 万能鑑定士Q
モナリザの瞳
4726
「GANTZ」「図書館戦争」の佐藤信介監督作品。
綾瀬はるか、松坂桃李主演。初音映莉子、リシャール・ブレ、角替和枝共演。
バカな女子が記憶法を学んだおかげで、天才的鑑定士になって、一人なんでも鑑定団。そこに噂を聞きつけた美術館調査員が依頼したのはモナ・リザの鑑定だった。
同名小説の映像化だそうでシリーズ化を目論んでそうですが、なんか雰囲気だけで進めた感じ。
設定とかシチュエーションとかひねっててドラマチックなのは分からんでもないけど、この展開でのシリーズは、どうかしら。
★★★
31/ TOHOシネマズくずはモール X-MEN
フィーチャー&パスト
3D吹き替えver.
4725 X-MEN
DAY OF FUTURE PAST
ブイラアン・シンガー監督作品。
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」からの続編という位置づけだが、全然繋がって見えないのが、今回の冒頭の世界がえらい事になったあとの未来世界始まりで、前作の3年後当たりにウルヴァリンが飛んで、問題を解決しようとする展開。
そのそもそもの展開がおそろしく中二病臭。そらアメコミ原作だし当たり前なんだけど、「キャプテン・アメリカ」や「スパイダーマン」と比べると、超能力(ミュータント)ありきのストーリーなんで、これでも十分リアリティなんでしょうね。アメリカの歴史を絡めてるし。それを考えると「ファースト・ジェネレーション」はよく出来てたなー。
それでも未来世界のセンチネルの機能のすごさが100点としても、あまりのありがちなセットに閉口するのは目をつぶるとしてもw、1970年代の空気感や歴史との併走にはやはり萌える。ケネディ暗殺だの、ベトナム戦争だの、若かりし頃のアメリカが見え隠れするのがいい。
シリーズを重ねるごとに増えるミュータントの数もテンションが上がる。
3D深度:★★★☆
★★★★★
25/ TOHOシネマズ二条 青天の霹靂
4724
劇団ひとり初監督作品。脚本原作出演も兼ねている。
主演に大泉洋。共演に柴崎コウ、風間杜夫ほか。
劇団ひとり原作の小説は過去にも映像化されてるので悪くはないと思ったけど、ここまでベーシックな内容の展開は逆にすがすがしく、エピローグにちょっとしたどんでん返しもありいい感じ。
脇役も込みでいい配役なのは監督の目線かと思う。
過去(昭和48年)にトリップしたあとの景色が、さすがに「ALWAYS三丁目の夕日」には敵わないから小ぢんまりしてしまっているのがちょっと残念。
★★★★☆
25/ T-JOY京都 ディス/コネクト
4723 DISCONNECT
ヘンリー=アレックス・ルビン監督作品。
ネットを使った何がしかの悪意を群像劇で描いている。そこにはネカマによるイジメだったり、未成年のネットポルノだったり、チャットで口座から金を盗まれたりと様々。
出演にジェイソン・ベイトマン、アンドレア・ライズブロー、ポーラ・パットン、ホープ・デイヴィス、フランク・グリロ、マックス・シエリオットほか。
出演者にあまり華を感じないけど、ストーリーの重さにワクワクする。いやワクワクというと御幣があるか。どちらかというとサスペンスフルで、感情的になれる。
SNSを使いこなしてる顔してると痛い目に遭うよという啓発ムービーぽくもある。必ずしも悪いデバイスじゃないと思うけど、信じきると足をすくわれた時の酷さはたまったもんじゃない。
自分はSNSはしないw
★★★★☆
25/ T-JOY京都 キカイダーREBOOT
4722
下山天監督作品。アクション監督には田淵景也。
主演に入江甚儀、佐津川愛美。共演に原田龍二、本田博太郎、長島一茂、鶴見辰吾ほか。
我らがw高橋メアリージュンが女性アンドロイド役で出ててテンション上がるw
主演の入江君はTV「闇金ウシジマくん2」で強烈なダメ人間を演じていて、そのイメージを引きずってしまって、自分の中では残念な感じwその逆がメアリージュンさん。
原作である前TVシリーズ(コミックではなくTVシリーズ)をちゃんとリスペクトしてて、全編悪くない作りだったけど、後半の戦う意味や、プロフェッサーギルの立ち位置、それに合わせたハカイダーの位置がちょっと端折りすぎてもったいない気がした。
作る前から2部作とか3部作にするにはやっぱ厳しいとは思うけど、続編を視野に入れたつくり方になれば、もっとじっくり描けたのではないかと思えて仕方ない。
製作発表時のリブートデザインの主人公は、作中では全く違和感なく、なおかつデザインは村枝賢一とくれば納得せざるを得ない。
前売り特典:クリアファイル
入場者特典:チェンジングしおり(1週目)
★★★☆
18/ MOVIX京都 ニューヨーク冬物語
4721 WINTER'S TALE
アキバ・ゴールズマン監督脚本製作作品。
コリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハート出演。
予告で見る限りただの恋愛モノじゃないと思ったら、いい意味でゴリゴリのファンタジーだった。
「コンスタンティン」「アイアムレジェンド」「天使と悪魔」などの製作脚本家としてのゴールズマンの初監督作品は、どうやらこういうのを撮りたかったようですな。
恋愛だけに重きを置かずにファンタジーシーンを見せることで、一味違うベクトルになっている。
★★★★
18/ MOVIX京都 機動戦士ガンダムUC
Episode:7 虹の彼方に
4720
古橋一浩監督作品。
シリーズ最終作。冒頭に結構長めのオリジナル→Z→ZZ→逆シャアの歴史と名台詞をたどってUC全体の総集編としていて感慨深い。
いよいよ終わってしまうと思って観ると、意外とすんなり展開していく。ただ根幹である「ラプラスの箱」のからくりが小難しく表現してるので、まるで宗教のように感じてしまうところが福井原作と言ったところか。
戦闘の勢いもあり、登場人物の心情もしっかり描いているので、作品としては一級品。
★★★★★
17/ TOHOシネマズ二条 闇金ウシジマくんPart2
4719
レイトショーで鑑賞。
TVシリーズ1、2、映画1作目を通しての山口雅俊監督作品。
主演陣もすべて同じで、山田孝之、やべきょうすけ、崎本大海、新レギュラーで綾野剛。今回のゲストは、ライダー枠ではオダジョーに続く名優の予感菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥ほか。今回のメインゲストになる中尾明慶が、ずっといい人にしか見えないので、完全にミスキャストに見えた。逆にウシジマと同列の女闇金業者を演じる高橋メアリージュンが全編通して見事な演技で、彼女を観に行くだけでもアリ。
クライマックスのおとしまえが怖いけど、シーズン2のラストと比べるとまだましに見えたw
★★★★
17/ T-JOY京都 カンチョリ
オカンがくれた明日
4718
アン・グォンテ監督作品。
ユ・アイン、キム・ヘスク主演。チョン・ユミ、キム・ジョンテ、それに「アジョシ」ですばらしい演技をしてたキム・ソンオに、コミカルで憎めない演技と顔つきのイ・シオンがいい味出してる。
予告では気丈な母親に助けられる息子的な作品かと思ったら・・・。やっぱりヤクザモノでした。
釜山のヘレン・ケラーと言われる成人病の塊のような母親に翻弄されながら、彼女を治すためにヤクザと関わるしかなくなってしまう主人公。
そのヤクザの取引相手が日本のヤクザで、常に上から目線がイタイ。
もっと泣ける作品かと思いましたが、違いました。
前売り特典:クリアファイル
入場者特典:ポストカード
★★☆
11/ MOVIX京都 ブルー・ジャスミン
4717 Blue Jasmine
ウディ・アレン監督脚本作品。
ケイト・ブランシェット主演。アレック・ボールドウィン、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガードほか。
やっぱ脚本がすごすぎ。現状と原因のシーンを繰り返す展開に、主人公の心情の起伏を緻密に描く事によって、ゆっくりした展開もサスペンスフルw
ウディ・アレンの映画はいつもそう。同じ絵作りなのに、SFだったりサスペンスだったりコメディだったりする。
とにかくケイト・ブランシェットの演技がすばらしい。彼女の動きを見てるだけで十分満足。
しかしあのラストカットは・・・。何処に向かってるのか、不安で仕方ない。
ポストカード
★★★★☆
10/ MOVIX京都 百瀬、こっちを向いて。
4716
耶雲哉治監督作品。
ももいろクローバーの早見あかり、竹内太郎、石橋杏奈、工藤阿須加、向井理ほか。
小説家になった主人公が故郷に戻って、過去のせつない青春を描いた佳作。
50前のオッサンとしては高校生の青春時代より、現代の成長した方に共感持てる。ちょっとウジウジし過ぎだけど。
★★
10/ TOHOシネマズくずはモール WOOD JOB!(ウッジョブ!)
神去なあなあ日常
4715
「まほろ駅前多田便利軒」「舟を編む」の三浦しをん原作を、矢口史靖が監督脚本化。
主演に、染谷将太。長澤まさみ、伊藤英明、優香ほか。
監督らしい一つの職業(林業)を中心に、面白おかしく描いた傑作。
林業の実態、それに向かう興味のない視線、前向きに慣れない現代っ子の成長なんかを軽妙に描いていて、映画らしい展開なのにすごいリアルに感じて感動してしまう。
染谷将太のあまりに普通な演技も見事。
★★★★★
5/ TOHOシネマズ二条 とらわれて夏
4714 LABOR DAY
ポイントで鑑賞。
ジェイソン・ライトマン監督作品。
ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン、ガトリング・グリフィス、トビー・マグワイアほか。
アメリカの乾いた夏を舞台に脱走した囚人と、彼に強制的に匿う羽目になった母子の関係を、子である13歳の少年の目線で描いている。
ベーシックな展開ではあるけど、主人公である13歳を追っているため、脱走者との関係も丁寧に描いていて共感できる。
原題の「LABOR DAY(労働の日)」は劇中で続く暑さと、決行日である学校の登校日である9月第一月曜ということで、なるほどという感じ。
★★★★★
4/ MOVIX京都 プリズナーズ
4713 PRISONERS
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督作品。
ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノ、ヴィオラ・デイビス、マリア・ベロ出演。
「ウルヴァリン」じゃない、いかつい父親を好演のヒュー・ジャックマンと、冷静で緻密な捜査のジェイク・ギレンホールの演技合戦。
行き過ぎた(不当な)捜査と、遠回りながら着実に核心に近付く捜査。確かに後者はまどろっこしいけど、現代はそうでないとダメでしょう。という見本を観られた感じ。
★★★☆
2/ TOHOシネマズ二条 ネイチャー
3D解説ver.
4712 Enchanted Kingdom 3D
ニール・ナイチンゲール&パトリック・モリス監督作品。
BBCアースのアニマルドキュメンタリーシリーズの最新作。
今作はアフリカ大陸ですべての素材を撮っている。
NHK「ダーウィンが来た!」で紹介された動物の生態がかぶってるので新鮮味はなかったけど、カメラワークの縦横無尽さと3D深度の深さに感動。
特に色がすばらしくさすが4Kカメラという感じ。
3D深度:★★★★★
アニマルラバーバンド
★★★☆
1/ MOVIX京都 テルマエ・ロマエU
4711
映画の日(1100円)価格で鑑賞。
武内英樹監督作品。
前作が好評だったから作りました感満載の、特に何か変わった事が起こるわけでもない、変わったりアクションを期待できるわけでもないコメディ映画。つまりこれって一発ネタだったんだね。
また前作以上にコント要素が多いので、こういうものという目線でないと残念な気持ちで満たされる。
★★★
1/ MOVIX京都 たまこラブストーリー
4710
映画の日(1100円)価格で鑑賞。
山田尚子監督作品。
「たまこまーけっと」の続編に当たる今作は、健全な女子高生の生態を描くのではなく、タイトル通り「恋愛」を描いているためどちらかというと同世代向けなつくりになってはいるが、それでも十分すぎるほどの愛らしさと、安定したアニメーション技術で観ていて安心する。
★★★☆

BACK