monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2014年3月


30/ TOHOシネマズ二条 ワンチャンス
4699 ONE CHANCE
デヴィッド・フランケル監督作品。
ジェームズ・コーデン主演。コルム・ミーニー、マッケンジー・クルックほか。
コンテストでオペラを歌い名声を得た素人の実話を映画化。
イギリスの薄暗い空気感と、まずそうな食事、選べるほどない職業がすごいリアリティでいい感じ。
やっぱ人の声も楽器というジャンルで括ると、すばらしい道具だと感心する瞬間多数です。
特製チャンスを掴むメロディークリップ
★★★★☆
30/ TOHOシネマズ二条 白ゆき姫殺人事件
4698
ポイントで鑑賞。
「告白」の湊かなえ原作小説を、中村義洋が映像化。
井上真央、綾野剛主演。蓮佛美沙子、七々緒、貫地谷しほりほか。
現在、ネット社会に溶け込んだ感のある「つぶやき(ツイッター)」。そのルールのなさというかモラルの低さというかを焦点に当てた作品。
主人公一人である映像製作会社の派遣社員は、一旗揚げるために、目の前に出されたニンジンに何の疑いもなく食いつき、その不確定な情報を平気で、ある意味わざと拡散させる事によって、主導権を得ようとする。
そこに乗ってくる見も知らぬ人間の、何の責任も感じない発言によってより一層、無責任な言葉が拡散されていく…。
自分は、ツイッターもフェイスブックも大嫌いなので、それみたことか的な目線にしかならなかった。当然の結果を得た派遣社員の喪失感は、自業自得。なんの共感も得られない。しかし、凝りもせず同じ事を繰り返すんだろうなー。
★★★☆
29/ TOHOシネマズくずはモール 平成ライダー対昭和ライダー
仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊
4697
柴崎貴行監督作品。
色々手法を試みた興行スタイル(投票によるクライマックスの決定、別料金前売り特典に生活雑貨)で展開した「大戦」シリーズ。
今回はタイトル通り、平成ライダーに喧嘩を売り続ける昭和ライダーの図式に、実は敵が絡んでました、という実はもなにも分かり安すぎるネタで・・・w
今回の最大の見所は、555をメインゲストにして、たっくんのTVシリーズ以降の苦悩や動向を描いているところ。それに平成、昭和と実際に演じた役者が多数出演したのも見逃せない。そこだけで★4個です。
タイトルの平成vs昭和が大きすぎて、feat.を見逃しててクライマックスで戦隊が登場する蛇足感がハンパない。もう全くいらない感じ。
前売り特典:クラフトテープ(平成ライダーver.)
入場者特典:ガンバライドカード(平成ライダーver.)
★★★★
29/ TOHOシネマズくずはモール チームバチスタFINAL
ケルベロスの肖像
4696
星野和成初監督作品。
劇場版として阿部寛、竹内結子の原作とは違うカップルのシリーズを差し置いて、4作続いたTVシリーズの続編になる、仲村トオルと伊藤淳史のコンビが劇場版に格上げ。
ゲスト(生瀬勝久、桐谷美玲)以外TVシリーズと配役が全く一緒なんで見た目は、2時間ドラマにしか見えなかったりはするけど、謎解きスケールはさすがに大きいので見ごたえは十分。
特にシーズン4から登場の栗山千明が続投の上、しっかり重要な役回りで関わってくるので、TVシリーズが好きな人には満足だと思う。
謎解きは、知識がないと全く分からんレヴェルだけど、犯人はある程度分かってしまう、という感じw
★★★☆
23/ TOHOシネマズ二条 LIFE!
4695 THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY
ベン・スティラー監督製作主演作品。
ショーン・ペン、シャーリー・マクレーン、クリステン・ウィグほか。
雑誌LIFEに務める、妄想癖の普通以下の主人公がひょんな事からグリーンランド、アイスランドはてはアフガニスタンのヒマラヤと大冒険をすることになり、アイデンティティを確立させるという話。
自分に思い当たるところが多く、こういう風に行動しておけば今の自分じゃないかも、とか思わせてくれる。
広大な大自然と、行き過ぎた妄想が、3D撮影にぴったりだと思うんだけどね。
★★★★☆
23/ TOHOシネマズ二条 ウォルト・ディズニーの約束
4694 Saving Mr.Banks
ジョン・リー・ハンコック監督作品。
エマ・トンプソン、トム・ハンクス主演。ポール・ジアマッティ、コリン・ファレルほか。
長年抱いていた「メリーポピンズ」の映画化に関してウォルト・ディズニーと作者P.L.トラヴァースとの関係を描いた作品。と思いきや作者の「メリーポピンズ」のベースになった幼少期の深い思い出との交差。
原作者の偏屈っぷりから柔軟になっていく様は、ベーシックでありながら感動。
入場特典:カード
★★★★☆
22/ TOHOシネマズ二条 ローン・サバイバー
4693 LONE SURVIVOR
ピーター・バーグ監督脚本製作作品。
マーク・ウォルバーグ主演。テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ、エリック・バナほか。
実話のアメリカの正義でタリバン政権下の悪行に鉄槌を与えるという、正直勝手な言い分で潜入暗殺の任を受けたネイビーシールズの悲劇を描いている。
地の利を得てる地元民対4人の特殊部隊。どう見ても不利だろうところを、完全に3回崖から落ちて逃げ続けるという暴挙。
生き残りを助けたアフガニスタン人も、アメリカ人だから助けたわけじゃなく、自国の理念「逃げて助けをも求めるものを拒まない」を実行しただけで、にっくきタリバンは後付に思えてならない。
しかしオープニングのリアル海軍特殊部隊の訓練風景と、装備品のリアルさだけでご飯3杯食える。
オリジナル・サバイバル・テープ(迷彩絆創膏)
★★★☆
21/ MOVIX京都 あなたを抱きしめる日まで
4682 philomena
レイトショーで鑑賞。
実話を基にしたイギリス映画。スティーブン・フリアーズ監督作品。
ジュディ・デンチ、スティーブ・クーガン主演。アンナ・マックスウェル・マーティン、ソフィー・ケネディ・クラークほか。
未成年で妊娠したため修道院に預けられた少女が、生んだ子供を承諾なしに養子として引き取られて50年。元BBCのジャーナリストを巻き込んで探す事になるが、真事実が次々と露わになる。その真実がどれもこれもある意味驚愕で、クライマックスの「実は・・・」ネタには激しく感動。
自分に近いところはほぼない関係性だけど、子を思う気持ち、人を思う気持ちは分かっているつもり、なので締め付けられる。
★★★★★
21/ T-JOY京都 LEGOムービー
3D吹き替えver.
4691 THE LEGO MOVIE
「くもりときどきミートボール」のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督作品。
マスタービルダーと勘違された平凡な主人公が、LEGOワールドの一大事を救うという話。
フルCGなのでストップモーションとは違いまだ楽だと思うけど、それでもブロックを正確に再現した上で構築破壊を繰り返すのはすごい。その上、どれもこれも魅力的なデザインに仕上げていてワクワクする。
メインで登場する有名キャラはバットマンだけだけど、カメオでは「ミュータント忍者タートル」「ハリポタ」「LOTR」「DCキャラ(スーパーマン、グリーンランタンほか)」「STARWARS(ミレニアムファルコン)」「シャキール・オニール」「リンカーン大統領」とLEGOで成功してるキャラ(マーベル以外w)総出演といったところ。
クライマックスのキモである「スパボン」と主人公の関係が良く出来てて、なるほどと納得の展開。それにウィル・フェレルもありがちなヲタク父親役で好演。
3D深度:★★★
チェンジング・ステッカー
★★★
16/ TOHOシネマズ二条 オール・イズ・ロスト
〜最後の手紙〜
4690 ALL IS LOST
J.C.チャンダー監督脚本作品。
ロバート・レッドフォード主演であり唯一の出演者。
主人公は一人でヨットで太平洋を移動中、アクシデントでそのヨットを失い救命ボートで漂流する、というだけの話。
主人公の名前も、なぜ一人でヨットで横断の冒険をしていたのかも一切触れられず、結果も
助けられたのかそれは幻だったのかもわからぬまま終わる。
映画としては近年流行りのワンシチェーションムービー(「オープンウォーター」)と同列の設定ではあるけど、出演者が名優レッドフォードというだけで、こんなに違うかという感じ。ある意味、それ以外はアイデア勝負のみの作品とも言える。
★★★☆
15/ TOHOシネマズくずはモール アナと雪の女王
3D字幕ver.
4689 FROZEN
クリス・バック、ジェニファー・リー監督脚本作品。
往年のミュージカルスタイルに、プリンセスストーリー。ジャパニメーションと、メリケンのキャラデザインを融合した芸術的な絵作りに、すばらしい3D効果。
オスカーを受賞した主題曲もすばらしく、クライマックスは正直いつも通りの展開かと思いきや、その切り口で決着させる!?というところも大歓迎。
ディズニーアニメ史上記憶に残る名作です。
3D深度:★★★★★
★★★★★
14/ TOHOシネマズ梅田 ロボコップ
4688 ROBOCOP
ブラジルの新進監督、ジョゼ・パジャーリャのハリウッドデビュー作。
主演にジョエル・キナマン。ゲイリー・オールドマン(「ダークナイト」シリーズ)、マイケル・キートン(「バットマン」)、サミュエル・L・ジャクソン(いろいろ出過ぎ)、ジャッキー・アール・ヘイリー(「ウォッチメン」)ほか。
予告でのブラックボディのロボコップがあまりにも残念で、ダメな改変になってると思ったら!これがシルバーボディを起たせるための演出だったと!!
バーホーベンに及ばないまでも容赦ない展開とか、マイケル・キートンの悪の華とか見所も多く、エピローグの家族との再会シーンでの炉のコップのスタイルに感動したりと、前作までのリスペクトがハンパなくすごくいい。
★★★★★
9/ TOHOシネマズ二条 それでも夜は明ける
4687 12YEARS A SLAVE
スティーブ・マックイーン監督作品。
キウェテル・イジョフォー主演。ベネディクオ・カンバーバッチ、マイケル・ファスベンダー、ルピタ・ニョンゴほか。
カメオでブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード、ポール・ジアマッティほか多数出演。
北部では人間として、南部でモノと並列の奴隷という、アメリカ北部と南部でここまで違うのかと思い知らされる作品。
その北部の自由黒人(フリーマン)が、騙されて闇奴隷商人に売られて、12年間奴隷として生きなくてはならなく話。
その奴隷の扱いの酷さにあきれるばかり。酷すぎて想像できなくなってしまう。
思ったのは、モーガン・フリーマンの苗字はここからとったのか、と納得。
★★★★☆
9/ TOHOシネマズ二条 銀の匙
4686
吉田恵輔監督作品。
中島健人、広瀬アリス主演。吹石一恵、上島竜兵、黒木華、哀川翔、竹内力、中村獅童ほか。
原作コミックは読まず、TVシリーズのみを観てるので、今作の展開はある意味ネタばれ。
都合のいいようにエピソードを端折ってるのが、制限時間があるから仕方ないけど、なんか詰め込みすぎには感じた。
それでも実写でここまで再現は、最近のコミックから実写化では及第点ほどの出来。
牛乳パック消しゴム
★★★★
9/ MOVIX京都 偉大なる、しゅららぼん
4685
万城目学原作の小説を水落豊が映像化。
岡田将生、濱田岳主演。深田恭子、渡辺大、貫地谷しほり、笹野高史ほか。
正直、突拍子もない内容だけど、なぜか毎回ありそうな気がする設定なんだよね。そこが面白い。しかし、そこだけなんだなー。もっと深みがあればより面白いと思うんだけど。
関西を舞台に展開する万城目さんは今回は滋賀県。今までは京都(鴨川ホルモー)、大阪(プリンセス・トヨトミ)、奈良(鹿男あをによし)なので、あとは兵庫と和歌山、出来れば三重も入れて欲しい。
竹生島神社祈祷のお守りパワークリーナー
★★★
8/ T-JOY京都 リディック:ギャラクシー・バトル
4684 RIDDICK
デヴィッド・トゥーヒー監督脚本作品。
シリーズ3作目(「ピッチブラック」「リディック」)として作られたけど、見事にどうでもいい繋がりの続編。
ストーリーもどうでもいい。
ヴィン・ディーゼルは、「ワイルド・スピード」を一度降りてから軌道がおかしくなってないか?
リディくん
★★☆
8/ 京都シネマ 愛の渦
4683
三浦大輔原作脚本監督作品。
池松壮亮主演。門脇麦、滝藤賢一、新井浩文、三津谷葉子、駒木根隆介、田中哲司、窪塚洋介、中村映里子、赤澤セリ、柄本時生、信江勇が全出演者。
マンションの一室を改造したSEXクラブ。そこに集う、ヤリたい男女達のほんの数時間を描いた作品。
登場人物がみんなぴったり過ぎて、なおかつイライラするほどの台詞の勿体付け方も妙にリアルで、わらけて来るw
カメラワークは、SEXシーンも見事にボカシが入らないようになっていて、予想以上にエロくない。
最終的に主人公以外誰も傷つかない。そこもいい。
★★★★
2/ TOHOシネマズ二条 魔女の宅急便
4682
ホラーで有名な清水崇監督作品。
主演に小芝風花。広田亮平、小野真千子ほか。
どうしてもジブリ色が強いので、ジブリ原作な気がするけど児童文学なんだよね。これ。
児童文学ということで、教訓をちりばめられてるけどその教訓を引き出すためのネタがすごい強引。
嵐の中で傷ついた子カバを離島にほうきで運ぶとか、そもそもカバが怪我した原因がライオンに噛まれたとか、動物園に獣医がいなくて離島に獣医が半分行方不明状態で行ってるとか、無理やり感がすごい。というか酷い。
その子カバのCGが酷い。ホビットのあとにこれを見ると、とにかくレヴェルの低さに乾いた笑いしか出ない。
オリジナルふせんセット
★★☆
2/ TOHOシネマズ二条 ホビット
竜に奪われた王国
3D字幕ver.
4681 THE HOBBIT
THE DESOLATION OF SMAUG
ピーター・ジャクソン監督作品。
「LOTR」シリーズ3作、「ホビット」前作に続いて5作目のトールキン原作超ファンタジーの実写化。
今作には人の町にエルフの王国に、レゴラスの大活躍が楽しめる。
今作を観て改めて思ったのは「LOTR」と違い、前作同様軽妙な展開のアクションが多い事。前シリーズが歴史的観点のアクションだったものが、今シリーズはスラップスティックアクションとでも言うべきタイプにシフトしてて、2時間半以上の上映時間がより短く感じる。
ドワーフの一団の間抜けさや、エルフのドワーフに対する仕打ちも相まって全然別の作品にも感じる。
3D深度:★★★☆
ホビット特製ステッカー(ビルボ)
★★★★☆
1/ TOHOシネマズ二条 ネブラスカ
ふたつの心をつなぐ旅
4680 NEBRASKA
映画の日価格(1000円)で鑑賞。
アレクサンダー・ペイン監督作品。
ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ジューン・スキップ、ステイシー・キーチ出演。
主人公の老人と、その中年に差し掛かる息子とのロードムービー。
表面に見えないお互いの愛情深い関係が、その旅を通じて優しく表現されていく。
すごい好きな映画。
★★★★★
1/ T-JOY京都 マチェーテ・キルズ
4679 MACHETE KILLS
映画の日価格(1000円)で鑑賞。
ロバート・ロドリゲス監督原案製作撮影監督編集音楽作品。
主演のダニー・トレホ、ミッシェル・ロドリゲスの続投は超安パイ。メヒコガンアクションの粋。
共演も強烈でチャーリー・シーンAKAカルロス・エステベス、メル・ギブソン。そしてある意味、卑怯なキューバ・グッディングJr→レディ・ガガ→アントニオ・バンデラスの変装という展開。
フェイクトレイラーから始まり、ああいつものと思ったら、そのフェイクトレイラーに繋がるという暴挙w
とにかく爆笑爆笑の下品なアクション映画。
★★★★

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