monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2013年11月


30/ TOHOシネマズ二条 攻殻機動隊ARISE
GHOST IN THE SHELL
border:2 Ghost Whispers
4628
マンスリーパス(4回目)で鑑賞。
竹内敦志監督作品。
シリーズ2作目は、やっと公安二課のメンツのほとんどが揃う話。
ストーリーは悪くはないけど、半年も掛かって、この画質かという感じ。それもほぼCGで補間してるのに?
「ヤマト2199」も「ガンダムUC」ももっと短いスパンでいい絵を見せてくれてるけどー。
次は半年後の6月だそうです。
入場者特典:攻殻機動隊ARISE MANUAL BOOK 02
★★★
30/ TOHOシネマズ二条 キャプテン・フィリップス
4627
マンスリーパス(3回目)で鑑賞。
「ボーン」シリーズのポール・グリーングラス監督作品。
トム・ハンクス主演の、実話を基にした名作。
ソマリアの政府が崩壊し無政府地帯になった海域を我が物顔で漁場や、通路にする諸外国の大型船に対し、その人質料として海賊になってしまった地元漁師たち。
映画は人質になってしまったタンカーの船長の手記を元に描いているんだけど、ソマリアの困窮する漁師の立場でも描いていて、その意味を知ってると、クライマックスの主人公の半狂乱と、海賊の末路に号泣できる。
あっけないのだ、あまりにもあっけない。そんな人生になってしまった事の悲哀がハンパない。
★★★★★
24/ TOHOシネマズ二条 ナゾトキネマ
マダム・マーマレードの異常な謎
解答編
4626
上田大樹監督作品。
先月下旬に公開された「出題編」に続く解答版。
解答は、まぁまぁ納得だけど、リピートしないと絶対分からない謎なので、これは映画という形態には合ってないと思った。
それに解答というだけに、出題と同じセット、ロケ、出演者なので、絵が安い。
それと1時間もない上映時間なのに1800円の入場料は、特別興行という勝ってない言い訳を使って、すべての割引は使えず、初日以外日に1回しか上映されないためレイトショーもないという最悪のシステムに守られた上映形態。前売りを買っておけばよかったんだけど、それもしなかったので久々定価での鑑賞。
その鉄壁の料金と、上映時間の短さ、謎の深さで合計★2つ。
パンフレットなし
★★
24/ TOHOシネマズ二条 サカサマのパテマ
4625
マンスリーパス(2回目)で鑑賞。
吉浦康裕原作脚本監督作品。
最近のオリジナル劇場用長編アニメにしては、最高レヴェルの出来のよさ。
大ネタありきの作品だと、クライマックスでわかる。これだけがしたかったんだねー。
それを見せるためにしてもよく出来た脚本だと思う。
★★★★
23/ TOHOシネマズ二条 かぐや姫の物語
4624
マンスリーパス(1回目)で鑑賞。
高畑勲監督脚本作品。
声優には朝倉あき、高良健吾、宮本信子、故人となった地井武男ほか超豪華布陣。
「竹取物語」をまんまアニメ化。それも手描きのアートフルな美しさ。
ストーリーを知ってるだけにどう展開するは分かってたけど、このSF感まるだしの展開には胸躍る。それも平安テイストの月面都市だとか宇宙船だとかが、まるで絵本で感動。
主題曲が身を削られるほど心に染み入るすばらしさ。
★★★★★
17/ TOHOシネマズ二条 マラヴィータ
4623 MALAVITA
製作総指揮マーティン・スコシージ、監督リュック・ベッソン。
主演ロバート・デ・ニーロ、ミッシェル・ファイファー、ディアナ・アグロン(「glee」)、ジョン・ディレオ。トミー・リー・ジョーンズ、スタン・カープほか。
証人保護プログラムによりFBIに守られ隠匿生活をしている元NYマフィアの家族の話。しかしその家族全員、根っからのマフィア気質のため、とにかくトラブル起こしまくりで引越しまくり状態というw
コメディ要素満載だけど、ベースになっている話は超真面目で、リアルにマフィアに狙われたヤツは容赦なく殺されていく。
そんな中で家族の心がばらばらになりつつあり、長男がひょんな事から居場所をばらしてしまって急展開。
デ・ニーロの堂に入ったマフィア役や、最近の低調気味なベッソン作品を考えると、最高レヴェルにいい作品ではある。
入場時:「かぐや姫の物語」プロローグBlu-ray&DVD
★★★★☆
17/ TOHOシネマズ二条 サプライズ
4622 YOU'RE NEXT
アダム・ウィンガード監督作品。
シャーニ・ヴィンソン、AJ・ボーウェン、ニコラス・トゥッチ、ウェンディ・グレンほか。
予告を見る限り久々に斬新なホラー、キターと思ったら、「SAW」と同じシチュエーションスリラーだった。
その上、明確に理由のある殺人なのに、無駄に殺されてる人がいるのもちょっと解せない。クライマックスの天丼状態も何でそこまで?wという感じで残念。
しかしすごい面白い。
殺される側の反撃が容赦ないので、その展開はアガる。実は・・・ってところも、なるほどだし。
上記の2箇所がなければなー。
入場時:「かぐや姫の物語」プロローグBlu-ray&DVD
★★★★☆
16/ TOHOシネマズ二条 夢と狂気の王国
4621
レイトショーで鑑賞。
砂田麻美製作監督脚本編集作品。
スタジオジブリの宮崎駿、鈴木敏夫を中心に、ジブリスタジオの「風立ちぬ」の製作現場の変遷、高畑勲との関係を描いたドキュメンタリー。
すがすがしいカメラと、NHKとは切り口の違う見せ方が面白かった。
反戦、震災に関わるシーンでは感動するほど。
仕事場にいる老猫「ウシ子」が激しくかわいい。
入場時:「かぐや姫の物語」プロローグBlu-ray&DVD
★★★★★
16/ MOVIX京都 悪の法則
4620 THE COUNSELOR
ポイント利用(1000円)で鑑賞。
「ノー・カントリー」の原作者、コーマック・マッカーシーの同名小説をリドリー・スコットが映像化。
マイケル・ファスベンダー主演。キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、ブラット・ピット、ハビエル・バルデム共演。
「ノー・カントリー」と同じく、乾いた空気の中で起こる、乾いた壮絶な事象。
麻薬密輸に手を染めた弁護士がたどる末路。ストーリーはそれだけなんだけど、冒頭から最後まである意味主語のないまま展開してゆき、空気感だけで危機感や緊張感の高まりを描いているのがすばらしい。
最強の惨殺シーンが次々起こるのに、すべてあっさり展開していくのも背筋が凍る思い。そこら辺は、「ノー・カントリー」に近いものがある。
弁護士を罠にはめる張本人の恐ろしさ、密輸にバキュームカーを使ったり、フェラーリとSEXしたりと感情をもてあそばれるのレヴェルが違う。
入場時:「かぐや姫の物語」プロローグBlu-ray&DVD
★★★★★
10/ TOHOシネマズ二条 キャリー
4619 CARRIE
「ボーイズ・ドント・クライ」のキンバリー・ピアース監督作品。
クロエ・グレース・モリッツ主演。ジュリアン・ムーア、ジュディ・グリア、アンセル・エルゴート共演。
タイトル通り、キングの初映画化同名小説の2度目の映画化。
前作はシシー・スペイセクの原作通りの容姿がそれだけでおぞましかったけど、今作はやっぱかわいい。
また前作と比べると、主人公の覚醒する要素が、まだまだ弱い気がするなぁ。その程度で、という事はヒステリー?と思ってしまった。
特撮はさすがにCGで補完できるから見事。
★★★
10/ TOHOシネマズ二条 清須会議
4618
三谷幸喜監督脚本作品。
出演は役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香、中谷美紀、でんでん、浅野忠信ほか。
信長が光秀によって打たれたあと、信長の跡目争いに柴田勝家と豊臣秀吉が名乗りを上げそれぞれの信長の息子を候補に清須で会議をすることになって・・・。
奇想天外なキャラ設定はさすがの三谷節だけど、史実通りの展開のため、抜けきってない(おとなしい)のがもったいない。
秀吉の妻役の中谷美紀が愛らしくて魅力的。
★★★★
9/ MOVIX京都 ルームメイト
4617
レイトショーで鑑賞。
古澤健監督脚本作品。
北川景子、深田恭子主演。高良健吾、尾上寛之、蛍雪次郎、田口トモロヲほか。
1992年にハリウッドで製作された「ルームメイト」のリメイクかと思ったら、日本人の原作付き作品で、内容は全く違った。それもいい意味で良くなってた。
端的に言うと
多重人格モノ、で済むけどw
唯一ちょっと説明的な台詞が多いけど、なるほどそういう風に見せるかというところは随所にあり、悪くない。
それと人を何人か殺すけど、殺しの理由が希薄かなー。
★★★☆
4/ MOVIX京都 42 世界を変えた男
4616 42
ポイント利用(1000円)で鑑賞。
ブライアン・ヘルゲランド監督脚本作品。
チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード主演。ニコール・ベハーリー、ルーカス・ブラック、「グレイズ・アナトミー」よりT・R・ナイト、ジェームズ・ピケンズ・Jr.が出演。
実在の初黒人大リーガー、ジャッキー・ロビンソンの大リーグでの苦労を描いている。
戦後(第2次大戦)というそれほど遠くない過去には、まだまだ人種(黒人)差別が強くあった事を実感出来る酷い仕打ちの数々。それにめげない主人公と、その弾圧に立ち向かうチームという、人道主義の見本のような作品。
そこには目には目をで立ち向かわなかったガンジーの主義にも似たスタイルの主人公の力強さもあるんだろうと思う。
野球が分からなくても十分感動できる仕組みがいい。
★★★★☆
4/ MOVIX京都 恋するリベラーチェ
4615 Behind the Candelabra
スティーブン・ソダーバーグ監督作品。
マイケル・ダグラス、マット・デイモン主演。ダン・エイクロイド、ロブ・ロウほか。
アメリカではすごくい有名な、AIDSで他界したゲイの実在のピアノ・パフォーマー、リベラーチェとその恋人の5年を描いている。
主演の2人は、特にマイケル・ダグラスはセックス依存症で治療まで受けた女好きなのに、男同士でイチャイチャ、セックスまでしてるのはすごい。
まぁそれはいい、それはいいけど芸能生活をするために、生活自体を隠したり、整形しまくったり、麻薬やりまくったり、それがセレブなんですかね。というところが自分とは全く違う世界の話で、まぁ現実感のないことw
ソダーバーグはこの作品で創作活動を休止(らしい)するそうだけど、しかしなんでこれを撮りたかったのか。
★★★★
3/ TOHOシネマズ二条 2ガンズ
4614 2 GUNS
バルタサール・コルマクール監督作品。
デンゼル・ワシントン、マーク・ウォルバーグ主演。ビル・パクストン、ジェームズ・マースデン、フレッド・ウォードほか。
DEAの潜入捜査官が捜査の一環として銀行強盗するも、予定の10倍以上の金が銀行にあり、ややこしくなってくる。その一つが、相棒が海軍の潜入員だったり、盗んだ金がCIAの裏金という設定w
出演者がそんなに多くないので混乱はしないけど、複雑に見せて「僕、かしこいでしょ」って言ってるような脚本。
アクションというアクションはなく、どちらかというとクライムムービー。バディムービーという触れ込みでもあるけど、そこもちょっとピントが合ってない気がした。
悪くはないけど、特に突出した何かは感じなかった。
マネークリップ
★★★
3/ TOHOシネマズ二条 スティーブ・ジョブズ
4613 JOBS
ジョシュア・マイケル・スターン監督製作作品。
アシュトン・カッチャー主演。ダーモット・マローニー、ルーカス・ハース、マシュー・モディーン共演。
タイトル通りのAppleの創設者、スティーブ・ジョブズの生涯を描いた作品。
すげー自分勝手な天才。ヒッピー世代ギリギリという感じの青春時代がそれを形成したとも言える。天才は、生まれ持ったものだけど。一番思ったのは、天才ほどお喋りだということ。頭が回る分、口から出るんでしょうね。
確かに天才ではあるけど、伝記を書くほどの質かどうかは微妙。
ステッカー
★★★
3/ TOHOシネマズ二条 劇場版SPEC〜結〜
漸ノ篇
4612
「ケイゾク」から続く同名TVシリーズ、TVスペシャル、劇場作に続き、最終前後編の前編。
いつもの堤幸彦監督作品。
前後編に分かれたのは、切れなかったからとTV特番でプロデューサーが言ってたが、その通りの間延びしたクライマックスには、どうかと思った。1時間半の時間が2時間ほどに感じてしまった。
内容はさすがにクライマックスシリーズだけに悪くはないんだけどね。
とにかく「SPEC」として今のところ一番面白かったのは、つい先日放映したTVSP「SPEC〜零〜」。これはとにかく見た方がいい。
クリアファイル
★★★
2/ TOHOシネマズ二条 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
魔の海
4611 Percy Jackson:Sea of Monsters
レイトショーで鑑賞。
同名小説のシリーズ2作目。トール・フロイデンタール監督作品。
前作は主人公がハーフゴットになるまでの話で説明が多かった分、今作は続きなので冒頭から勢いがいい感じ。
けれんみのある3D演出も功を奏し、特撮のテンションが上がる。コルキスの牛、マンティコア、キュクロプス、海の馬とか。
危機の切り抜け方のあっさり感と、クライマックスにメロドラマを演じる主人公の部分さえなければ100点なんだけどなー。
3D深度:★★★★★
★★★★
2/ T-JOY京都 セブン・サイコパス
4610 Seven Psychopaths
マーティン・マクドナー監督脚本製作作品。
コリン・ファレル、サム・ロックウェル、クリストファー・ウォーケン主演。トム・ウェイツ、オルガ・キュリレンコ、ウディ・ハレルソン。カメオで、ガボレイ・シディベ、ハリー・ディーン・スタントンが出演。
スランプ気味の脚本家が構想を練っているタイトルが「セブン・サイコパス」。それを知った親友の俳優が勝手にホンマもんのサイコパスを募集して、なおかつ親友の裏稼業(ペット誘拐)でしくって、えらいことに・・・。
捨て犬のような表情のコリン・ファレルがいいねー。クリストファー・ウォーケンのどう見てもサイコパスにしか見えないのもすごくいい。
インディペンデント系らしい、アイデア勝負の脚本と演出がいい感じ。
★★★★
1/ T-JOY京都 デッドマン・ダウン
4609 DEAD MAN DOWN
ファーストデイ(1000円)で鑑賞。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレヴ監督作品。
コリン・ファレル、ノオミ・ラパス主演。テレンス・ハワード、ドミニク・クーパー、イザベル・ユペール、アーマンド・アサンテ、F・マーレイ・エイブラムスほか。
ハリウッド資本だけど、すごいヨーロッパ、それも東ヨーロッパの風味のするクライム・サスペンス。
コリン・ファレルもノオミ・ラパスもすごいいい役。特撮を使わず脚本勝負なところも悪くはないけど、もう一ひねりあったほうがもっとゴージャス感が出たと思うけど・・・。
★★★☆

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