monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2013年9月


29/ TOHOシネマズ二条 ビザンチウム
4594 BYZANTIUM
ポイントで鑑賞。
ニール・ジョーダン監督作品。
シアーシャ・ローナン主演。ジェマ・アータートン、サム・ライリー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジョニー・リー・ミラーほか。
「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」以来2作目のヴァンパイア映画。
ファンタジーなので設定はいくらでも変えられる、けどヴァンパイアの根源は変わらず、哀愁とゴシック。そこがいい。
今作の設定は、人を咬んでもその人は死ぬだけで、ヴァンパイアとして蘇らない。ヴァンパイアになるには、聖なる地に赴かなければならない。ということ。それに強烈な男尊女卑の地位の上に成り立つ組織というのも面白い。
出演者の選出も見事に合致してて、すばらしい。
★★★★
29/ TOHOシネマズ二条 そして父になる
4593
是枝裕和監督脚本編集作品。
福山雅治、尾野真知子、真木よう子、リリー・フランキー主演。
相変わらずの凝った脚本、是枝映画という感じ。
「子供の取り違え」を2組の家族の心情を通して描いている。
血か時間かどちらを選ぶのかという単純な話で終わらせないのがさすが。
両隣の叔母様が後半ずっと泣かれてたのが印象的でした。男と女の、既婚と未婚の、出産と独り者の違いでしょうか。
★★★★☆
28/ TOHOシネマズ二条 謝罪の王様
4592
レイトショーで鑑賞。
「舞妓は〜ん」の宮藤官九郎脚本、水田伸生監督作品。
阿部サダヲ、井上真央主演。岡田将生、尾野真知子、高橋克実、松雪泰子ほか。
脚本がすごい。まぁ前半後半と軸になる話が違うので、前半の方が断然面白いけど、全編伏線を行ったり来たりするというスタイル。すごいよく考えて書かれてます。
けど、その後半特にエンドクレジットは・・・なくてもいいかなー。いや、いらないかなー。
★★★
28/ T-JOY京都 地獄でなぜ悪い
4591
園子温監督脚本音楽作品。
國村隼、長谷川博己、堤真一、二階堂ふみ、星野源、友近ほか。
2組のヤクザの抗争と、映画撮影の情熱を掛け合わせた不思議な映画。
主人公の一人、長谷川博己がウザ過ぎるけど、二階堂ふみの魅力だけで十分。
ドンドン人が殺され、バラバラになっていくけど、現実味が一切ないので、何も感じない。
★★★
22/ T-JOY京都 009ノ1
4590
レイトショーで鑑賞。
坂本浩一監督作品。
岩佐真悠子主演。木ノ本嶺浩、長澤奈央、市道真央、竹中直人、杉本彩、本田博太郎ほか。
冒頭から「ブレードランナー」、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の低レヴェルの模倣から、これはどうかと思ったら、やっぱり全編これはどうかな絵作りで残念。
アクションも、クンフーでもガンアクションでもない和製アクションスタジオ仕込みアクション(w)でイマイチ燃えない。
設定は元々コミックがあるのでこういうものだと思うけど、それをより昇華させないと平成とはいえないと思うのですが、残念ながら昭和臭のまま。
パンフなし
★★
22/ MOVIX京都 凶悪
4589
ポイント利用(1000円)で鑑賞。
白石和彌監督脚本作品。
山田孝之、ピエール瀧主演。リリー・フランキー、池脇千鶴、小林且弥ほか。
実話の告発レポートをベースに映像化。どこでも言われてる事だと思うけど、こんなに人間ってある意味無感情になれるもんなんやとつくづく思った。
主犯である死刑囚の目線は、人を殺す事に何の躊躇もない、人のため(金のため)なら一層人でなくなるという。そこを身内は情に厚いと感じるし、殺される側は悪魔に見えるだろうね。
その事件を掘り起こす記者の、狂気に飲み込まれていく様が、不気味。
井筒和幸監督の「ヒーローショー」や園子温の「冷たい熱帯魚」に似た空気感。正直、2回観たいとは思えないイヤな映画w
★★★★★
22/ TOHOシネマズ二条 ウォーム・ボディーズ
4588 Warm Bodies
ジョナサン・レヴィン監督脚本作品。
ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー主演。ジョン・マルコヴィッチ、ロブ・コードリーほか。
しっかりホラー要素を持たせつつ、アットホームな展開の、はじめてのゾンビムービー。
心臓というキーワードが、恋愛のドキドキと、生還するドキドキとに掛けてるところがおしゃれ。
しかし、外人、ゾンビ好きすぎてww
★★★★☆
20/ T-JOY京都 エリジウム
4587 ELYSIUM
「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督脚本製作作品。
マット・デイモン主演。ジョデー・フォスター、シャールト・コプリー(「第9地区」主演)、アリス・ブラガ、ディエゴ・ルナほか。
世界観は「第9地区」と全く一緒。というか、貧困層、エイリアンの代わりにドロイドっていう感じで、ブロムカンプワールドといったところ。
主人公の扱いもブロムカンプ流というか、どんどん過酷な環境に置かれていくというのも、ある意味安心w
メカデザインや配役のセンスの良さや、お金の使いどころの分かった演出はさすが。
「パシフック・リム」には申し訳ないでけど何倍もヲタク要素満載でおいしい。
スペースコロニー「エリジウム」キーホルダー
★★★★★
16/ TOHOシネマズ二条 怪盗グルーのミニオン危機一発
4586 Despicable Me 2
クリス・ルノー&ピエール・コフィン監督作品。
シリーズ2作目もグルーとその娘、ミニオンを中心としたストーリーで展開。そこに新キャラでエージェントの女性と、ライバル盗賊。
相変わらず暴力的で極端な展開がすごくいい。アットホームでありながら、キチガイ度も高い。
キャラデザインも、モーションも愛すべきメリケンテイストがうれしい。
3D深度:★★★★☆
ミニオン・ぷにゅ2(ぷにゅぷにゅ)・ストラップ
★★★★☆
15/ TOHOシネマズ二条 ウルヴァリン・SAMURAI
4585 THE WOLVERINE
ジェームズ・マンゴールド監督作品。
ヒュー・ジャックマン主演。真田広之、TAO、福島リラ、ウィル・ユン・リー、スヴェトラーナ・コドチェンコワほか。
全編通じてジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)が登場するのも驚いたけど、エピローグでプ
ロフェッサーXとマグニートというX-MEN繋がりを一層強固にすることで、これからのシリーズの面白さを感じさせる。
ウルヴァリンのタイトルの中で有名な、日本が舞台の日本の彼女との関係の話をベースに描いている。ロケも日本で敢行されたが、当時のコミックの雰囲気そのまんまの世界を具現化してるようで、悪くはないけどちょっと時代遅れかなー。
シルバーサムライの立ち位置も最終的にチェンバー的な?
3D深度:★★★★
★★★★☆
15/ TOHOシネマズ二条 許されざるもの
4584
クリント・イーストウッドの「unfogettable」を、李相日がリメイク。
渡辺謙主演。佐藤浩市、柄本明、柳楽優弥、小池栄子、小澤征悦ほか。
所謂「必殺」系。巨悪権力に耐えて耐えて爆発という。けど、そこまで「正義」に思い入れられないー。
渡辺謙、柄本明の演技はさることながら、柳楽優弥が終始すばらしい。
★★★☆
14/ MOVIX京都 小鳥遊六花・改
〜劇場版中二病でも恋がしたい!〜
4583
京アニ制作のTVシリーズの総集編+α。それと「中二病Lite」の短編との2本立て。
石原立也監督作品。
総集編なんでストーリーに特別突出した何かはない。その上、総集編のパートは、回想シーンとして断片的に展開するので、初見の人はなんだかよくわからんだろうと思う。
画質はさすがの京アニだけど…。
前売り特典:クリアファイル
入場者特典:ポストカード大「富樫勇太」
★★☆
14/ T-JOY京都 コードギアス亡国のアキト
第2章「ひき裂かれし翼竜」
4582
特別料金(1200円)にて興行。
前作から1年以上経っての2作目公開で、微妙に立ち位置を忘れてるしw正直、前作がそんなに強烈な話でもなかったし。
販促用に公開するなら、スパンはせめて半年でしょう。
前作でレジスタンスだった3人が加わったナイトメア部隊の初陣、アキトのギアス機能開花と、アキトの生い立ち、ユーロ・ブリタニアとの交戦を描いている。
13ヶ月も掛ければそら画質が悪いわけないけど、次は半年後という告知で大丈夫?
入場者特典:“生コマフィルム付きオリジナルセット”豪華同封アイテム
第2章生コマフィルム、特製小冊子、サイライズクルセイドカード
★★★☆
8/ MOVIX京都 共喰い
4581
青山真治監督作品。
「仮面ライダーW」のフィリップ役の菅野将暉主演。田中裕子、光石研、篠原友希子、木下美咲ほか。
あのフィリップが、こんな体当たり演技をする人とは思わなかった。
青山監督作品だから、軽い展開でない事は分かってたけど、ここまでヘヴィーとは。「ゆれる」とかと同等の業の詰まった名作。
★★★★★
8/ TOHOシネマズ二条 サイド・エフェクト
4580 SIDE EFFECTS
スティーブン・ソダーバーグ監督作品。
ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ジータ=ジョーンズ、チャニング・テイタムほか。
サイド・エフェクトとは副作用と言う意味。
ある精神科医に絡まる事件の真実を解き明かしていくというサスペンス。
もうちょっとサスペンス色が強ければもっとドキドキ感があるし、もっと思いいれも変わったと思う。こんなにいい配役なのに。
それでも十分に思えるほどの展開がさすがソダーバーグ。
★★★☆
8/ T-JOY京都 キャプテン・ハーロック
2Dver.
4579
荒牧伸志監督、福井晴敏脚本作品。
声優として小栗旬、三浦春馬、蒼井優、古田新太ほか。
さすが!と言いたかったけど、なんかどこもかしこも残念。いやSF設定だけ、よく練られてる気はする。
まず脚本が緩い。もっと短く出来る。というか無駄な感じがひしひし。
ハーロックじゃなく小栗旬にしか聞こえないのも萎える。
CGキャラの浮ついた感が、拭いきれてないのが残念。
前売り特典:クリアファイル
入場者特典:海賊認定カード
★★☆
7/ TOHOシネマズ二条 マジック・マイク
4578 MAGIC MIKE
レイトショーで鑑賞。
スティーブン・ソダーバーグ監督作品。
チャニング・テイタム主演製作。マシュー・マコナヘイ、アレックス・ペティファー、ケヴィン・ナッシュほか。
TVドラマ「C.S.I.Miami」のアダム・ロドリゲスががんばっててちょっとびっくり。
ヒロインのコディ・ホーンは、近年まれに見る笑顔がほぼナシ、眉間にシワ女優wいや、役だけどね、役だけど超魅力的。
男性ストリッパーである主人公の人生であがく話。いかにもソダーバーグな緻密な演出がすごくいい。
フロリダの乾いた空気と、ハリケーン、アメリカでもリゾート満開な世界観と失業率を感じさせる残念感、傑作のひとつである。
★★★★☆
1/ MOVIX京都 劇場版
タイムスクープハンター
-安土城 最後の1日-
4577
映画の日(1000円)で鑑賞。
NHKの人気TVシリーズの劇場版。TVシリーズから引き続き、中尾浩之監督脚本作品。
主演の2人、要潤、杏が続投し、ゲスト俳優としてスタッフ側に宇津井健、夏帆、カンニング竹山、現地人として小島聖、嶋田久作、時任三郎、そして予想以上にいい演技の上島竜平。
映画らしいゴージャスな特撮と配役。脚本も、サスペンスを織り込んでいるところがさすが長編といった感じ。
しかしTVシリーズでは、リアルさを求めるため名のある俳優を使わない事が逆にすごみが出ていたものが、申し訳ないけど時任三郎が出てきた時点で崩壊してゆく。上島竜平で拍車をかけるかと思ったら、先のようにすばらしい演技でリアルに振られて予想外にいい感じ。
★★★★

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