monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2013年6月


29/ T-JOY京都 欲望のバージニア
4544 LAWLESS
実話を基にジョン・ヒルコートが映像化。
主演にシャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ジェシカ・チャスティン。共演にミア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマン、ジェイソン・クラーク、ガイ・ピアースほか。
禁酒法時代もっとも密造してバージニアの不死身と言われたボンデュランド兄弟の話。
とにかく役者が全員魅力的。トム・ハーディはやっと存在感がある役をもらったなーと言う感じ。シャイア・ラブーフは、一層いい演技してるし、久々の静かな悪ゲイリー・オールドマン、かっちょよすぎです。それと今回、この映画の裏の主演ガイ・ピアース。潔癖症のサドwの賄賂好きって最低。最後もすばらしい
殺され方で見事!新境地を開いたね。
世界観も展開も実話とは思えないドラマチックさ。
ちなみに同じ時代の日本は、第二次大戦前の関東大震災に見舞われた貧困時期だったそうで、これって「風たちぬ」なんだね。
★★★★★
29/ T-JOY京都 ハングオーバー!!!最後の反省会
4543 THE HANGOVER PART3
3部作の最後を飾る今作もトッド・フィリップス監督脚本製作作品。
主演の4人とその周辺も同じ。
ゲストに、ジョン・グッドマンとメリッサ・マッカーシーくらい?
タイトルの通りだと泥酔なんだけど、今回は一切なくて唯一エピローグのみ。
今までの「ハングオーバー」的要因がミスター・チャウのみ。それ以外は素面なんで、ちょっとイッテるザック・ガリフィアナキス以外は、お行儀よくて単なる巻き込まれ型クライムムービーの様相。そう思って観るとレヴェルはうんと低くなる。
前半のキリンの頭部は、予想外のインパクトw
★★★☆
23/ MOVIX京都 アフター・アース
4542 AFTER EARTH
なんとM・ナイト・シャマラン監督作品。
ウィル×ジェイデンのスミス親子共演2作目。
冒頭でエピローグと言うには、勢いがありすぎやろってほど説明内容が濃すぎで、その勢いで本編に入って大失速。失速と言っても起こるのは、遭難と少年が青年になる通過儀礼的展開。
SFと言っても何だか緩いけど、絵的にはさすが現代wCGの時代万歳ですね。
主人公達の名前がキタイ(期待)とかセンシ(戦士)とか印象的で、狙ったのか?と思ったり。
アース型特製ボール
★★★☆
23/ MOVIX京都 ハル HAL
4541
60分の中編のため、特別興行料金(1200円)にて鑑賞。
京都を舞台にした近未来SF恋愛モノ。
キャラデザインが、目がでかすぎてキモイなーと思ったら、ホンマもんの少女漫画家が原案だそうで、なるほどキラキラ系というわけで納得。
出町柳周辺を舞台にしてて、今の出町と変わらない景色に、アンドロイドだの、超小型動画記録装置だのを持ち出して、最後は「リアル」と同じ落とし方と来た。
違和感と二番煎じ感満載で申し訳ないけど薦めません。
★★☆
23/ MOVIX京都 はじまりのみち
4540
ポイントで鑑賞。
原恵一初実写長編監督作品。
加瀬亮、田中裕子、ユースケ・サンタマリア、濱田岳出演。
クライマックスの田中裕子の脳卒中後の演技が見事。また、コメディリリーフの濱田岳も相変わらずの演技で安定そのもの。染谷将太、二階堂ふみと同等の若手筆頭である。
木下恵介監督の自伝的ストーリーは、浜松から50km以上はなれた疎開先に母をリヤカーに乗せて移動するというだけのもの。その合間に木下恵介監督作品を、予想以上に長くカットインさせている。
ので正直、ストーリーは薄い。もっとドラマチックに出来たと思うけど、いい意味でストイックな感じ。
それと浜松弁が懐かしい。
★★★
22/ T-JOY京都 二流小説家
シリアリスト
4539
原作は、ディヴィッド・ゴードンの推理小説。原題であるシリアリストが副題になっている。
21年振りの劇場監督の猪崎宣昭。
主演に、上川隆也、武田真治。共演に片那奈、高橋恵子、小池里奈、平山あや、伊武雅刀ほか。
どんな展開になっていくのか、予想のつかないつまらない展開から、急に走り出すと恐ろしい事が次々起こっていくという、そして犯人が、予想できたけど予想できなかったすばらしい位置の人物で、こらおもろいわ、と。
推理モノによくある、実は犯人が違ってました、とか犯人が意外過ぎます、とかてんこ盛り。と書いても誰が犯人かは分からないと思うけどね。(それとも俺だけ?w)
オリジナル万年筆
★★★★★
22/ TOHOシネマズ二条 攻殻機動隊ARISE
GHOST IN THE SHELL
border:1 Ghost Pain
4538
TOHOアニメもOVA販売促進上映始めましたw
シリーズとしては4作目に当たる、公安9課の草薙部隊の成り立ちを描いた今作。
黄瀬和哉総監督、冲方丁脚本。声優は一新され新鮮ではあるけど、いまだ違和感。ヤマト2199と同じ感じ。馴れるだろう。
正直、ストーリーは言うほど魅力的じゃない。どーでもいい感じ。
けど、草薙部隊の成り立ちが見られるのはすごくいい。
なるほどバトーにトグサに、こうも捜査スタイルが違うのはなんでかな、と思ったら元々の所属が違ったんだね。
映画ヲタで、落第点ではないので、続けて観ます。
スキミング防止カード
★★★☆
16/ T-JOY京都 華麗なるギャツビー
4537 THE GREAT GATSBY
バズ・ラーマン監督脚本製作作品。
「ロミオ+ジュリエット」以来のデュカプとマブダチ、トビー・マグワイヤー主演。キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン共演。
バズ・ラーマンらしい虚構感がいいですねー。
主人公の最初から最後まで感じてる人生自体の劣等感が、この映画の芯。結局、裏社会に関わったからこその成金主義。
最後の悲劇は、この終わり方にならなかったとしても、劇中での事業の行き違い感からは結局一緒なんやろなー、と思わざるを得ない。
つまり最初から最後まで主人公の一人相撲で終わってしまった人生だったんだろうと思える。
化粧品会社のギャツビーもここから取ってるそうで、きらびやかでゴージャスな雰囲気がなるほどのブランド名だ。
しかし、メリケンのにわか富豪には困ったもんだ。
3D深度:★★★★★
プレミアムキーリング
★★★★
16/ TOHOシネマズ二条 インポッシブル
4536 THE IMPOSSIBLE
スペイン出身のJ・A・バヨナ監督作品。
2004年クリスマスに起こったスマトラ沖地震による大津波に翻弄された実際の家族の物語。
正直、観ようかどうしようか迷ったけど、これは観てよかった。感動しまくれる。
事実は小説より奇なりとは、まさにこの事。
主演に、ユアン・マクレガーとナオミ・ワッツ。子役3人の5人家族。カメオにジェラルディン・チャップリンの登場にびっくり。
東北の津波も大概あれだけど、今作はその流された人目線で描いていて、一層あれ。痛いにもほどがある展開に、これは確実に負の方向に向かってる、と思ったら…一筋の光からあれよあれよと感動の嵐。
ナオミ・ワッツは、どうしてこういうヘヴィーなストーリーに好んで出るかねー。
★★★★★
15/ T-JOY京都 ハード・ラッシュ
4535 CONTRABAND
アイスランド出身のバルタザール・コルマウクル監督製作作品。
マーク・ウォルバーグ、ケイト・ベッキンセール、ベン・フォスター、ジョヴァンニ・リビシ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ出演というとにかくお気に入り俳優で固められたうれしい配役。
ゴリゴリのクライムムービー。
ちゃんと悪いやつは悪いまま(つまり主人公も)で良いと思うけど、脚本かな〜映画として魅力に欠けるんだよね〜。
なんやろな〜。どこやろな〜。やっぱ俳優主導じゃダメなんかな〜。
そんな感じ。
ポストカード
★★★☆
15/ MOVIX京都 宇宙戦艦ヤマト2199
第六章 到達!大マゼラン
4534
今作は、19話から22話を上映。
スタッフなんかは前作までと同じなんで割愛。
艦隊戦の面白さと、ヤマトの女子会、ガミラスの一枚岩じゃない世界なんかを描いていて、次回の4話で終わってしまうのが残念なほど、ストーリーに厚みを出してきてる。
入場者特典:第6章エンブレム型スペシャルメタリックステッカー
★★★★★
9/ TOHOシネマズ二条 G.I.ジョー
バック2リベンジ
4533 G.I.JOE:RETALIATION
ジョン・チュウ監督作品。
ドウェイン・ジョンソン、ジョナサン・プライス、エイドリアンズ・パリッキ、D.J.コトローナ、イ・ビョンホン、レイ・パーク出演。
正直なところ、ドウェイン・ジョンソンは役者としてはダメな人だと思う。ドウェイン・ジョンソンにしか見えないんだもん。
しかしなんで「G.I.JOE」にドウェインとブルースを配役するかねー。G.I.ドウェインと、G.I.ブルースじゃないか。若手のチャニングとかが主演でいいんだよ。
そのチャニング・テイタムは、前半で殺してまうし、前作の相方は出さないし。伝説のエージェント、ブルース・ウィリスは大々的に宣伝に使われてるけどチョイ役だし。
その上、前作と比べトンデモ兵器が少なすぎて魅力半減。忍者の里wwwwwとかはいいけど。
3D深度:★★★★☆
ハイパータッチペン「ボールペン×スマフォ用タッチペン×LEDライト」
★★★
9/ TOHOシネマズ二条 リアル
〜完全なる首長竜の日〜
4532
ポイントで鑑賞。
黒沢清監督作品。
変な副題だな〜と思ったら、原作のタイトルだったw
佐藤健、綾瀬はるか主演。
微妙な展開のSFだけど、黒沢テイストが加わって、全体が不思議ちゃん世界になって映画としては面白いと思う。
けど、変なタイトルの首長竜の位置とか、そもそもの主人公と昏睡状態の彼女の関係とか、ちょっと雑。
「センシング」の病室(実験室)のつくりが白一色でなるほどとは思ったけど、機材のみ未来的過ぎて安く感じてしまってダメだなー。「エイリアン」くらい、美術にもっともっと力を注いで欲しかった。
特撮の感じとかすごく良いんだけどね。東宝特撮映画の雑なところが露呈した感じ。
★★★☆
9/ TOHOシネマズ二条 エンド・オブ・ホワイトハウス
4531 OLYMPUS HAS FALLEN
「トレーニング・デイ」「ザ・シューター」のアントワン・フークワ監督作品。
ジェラルド・バトラー主演。アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アシュレイ・ウッド、ロバート・フォスター共演。
知性派黒人女優のトップとも言えるアンジェラ・バセットに、「ダイ・アナザ・デイ」でも最高の悪役を演じたリック・ユーンというすばらしい布陣。
ほんとはキタを敵にしたいんだろうけど、そうするとなんだかんだと問題なんでテロリストにしたって感じ?wだから一層、ファンタジー色が強くて、エンタテインメントとしてすごくいい出来に仕上がっている。
現実世界でなすすべもなく破壊と殺戮の限りを尽くす様は、さすがにちょっと引くから、いいね。国防長官のメリッサ・レオがボコられるのも痛々しくていい。
けど、ジェラルド・バトラーが出てくるたびに「300」にしか見えないんだけどねw
★★★★☆
8/ TOHOシネマズ二条 エイリアン
ディレクターズカット ディジタル・リマスターver.
4530 ALIEN
1979年製作、リドリー・スコット監督作品。
シガニー・ウィーバー、トム・スケリット、イアン・ホルム、ジョン・ハート、ハリー・ディーン・スタントン、ヴェロニカ・カートライト、ヤフェット・コットー出演。
すでに古典となったSF。さすがに今見ると、ミニチュアのミニチュア感を感じずには入られないけど、この時代の味であり、そこをマイナス点にする事事態、ブルース・リーや黒澤明作品を否定する事と変わらないので、なんの問題もない。逆にこの時代に、ここまでのセットを作り上げたり、CGで雰囲気誤魔化したりしてないところはすばらしいとしか言いようがない。
ソフトも所有し、劇場でも今回で3度目?4度目?くらいだから、初見の飛び上がるほどの恐怖はないけど、企業から差し向けられたアンドロイドのアッシュの目線を気にしながら観ると、この事件(ということにすると)が仕組まれた事だと分かるのが怖い。
ギーガーの宇宙船、エイリアンのデザイン、メビウスの宇宙服のデザインが、今でも新鮮でこれ以上のものはないと言える。
ディレクターズカットver.の追加シーンである、乗組員のコクーンを大画面で見られたのは幸せ。
パンフなし
★★★★★
2/ MOVIX京都 オブリビオン
4529 OBLIVION
「トロン:レガシー」のジョセフ・コシンスキー原作監督製作作品。
トム・クルーズ主演。オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、モーガン・フリーマンほか。
久々のゴリゴリSF。と言っても
クローニングAIの叛乱という使い古されたSFネタが逆に超安定展開。
登場人物と説明の少なさが、良質な脚本になり、冒頭からクライマックスまでの不安感が見事に映像とマッチして楽しい楽しい。
ビークルのデザインも、動くまではまた幾何学で済ませやがってと思ったけど、上から見ると十字架になってたり、コクピットが脱出ポッドになってたりと、なるほど。
不可侵地域の意味とか、自然物の極端な嫌悪、繰り返すテット(月軌道上に浮遊する中継基地)からの連絡とか、目指す第二の地球がタイタンとか、スペースシャトルのデザインとか、あかん俺の中の中二が止まらん!w
スマートタッチペン
★★★★★
2/ MOVIX京都 グランド・マスター
4528 一代宗師
ウォン・カーウァイ監督製作脚本作品。アクションにユエン・ウーピン、音楽に梅林茂という最強布陣。
トニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チェン出演。
最近よく映像化されているブルース・リーの師匠、イップマンをフィーチャーし日中戦争の始まりによって、結束を固めなくてはならなくなった武術家たちの葛藤を描いている(と思う)。
アクションシーンは、すべてよく出来てるんだけど、センテンスごとに説明文を入れてぶった切るのはどうか、と思う。
それも長い時間内での話しなので、正直途切れるのがウザイい。
チャン・ツィイーは相変わらずきれいやし、チャン・チェンの存在感はハンパない。
ペットボトルケース
★★★
2/ MOVIX京都 バレット
4527 Bullet to the Head
ポイントで鑑賞。
名匠ウォルター・ヒル監督作品。
シルベスタ・スタローン主演。サン・カン共演。
あまりに凡庸なアクション映画なんで、特に観るところもなく、いやスタローンの老いた顔面や肉体をまじまじ見られるのがいい??ww
★★☆
1/ TOHOシネマズ二条 イノセント・ガーデン
4526 STOKER
映画の日価格で鑑賞。
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督作品。
ミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン、マシュー・グード、ダーモット・マローニーほか。
全編(タイトルロールからエンドクレジットまで)おしゃれさんな展開。おしゃれさんだけに前半が退屈で仕方ない。
事故で父を亡くした少女の感情を描いた作品?と思いきや後半、おかしな展開になって行き、クライマックスは冒頭からは想像できない結末を用意してると言う、ああ監督がオファーを受ける理由が分かる作品に仕上がっている。
キーワードになる岩球や、冒頭の赤白の花の意味など、すべて観終わって納得!!
★★★★☆
1/ TOHOシネマズ二条 言の葉の庭
4525
映画の日価格で鑑賞。
新海誠原作監督脚本の同時上映込みで1時間の中編映画。
新海監督らしいおそろしくきれいな背景と自然描写でおなかいっぱいになる。
今回のストーリーは、いつも通り柔い展開ではあるけど、いい感じにまとめてある。
同時上映のどこかの保険会社のPVとして作ったらしいアニメは、キーパーソンであるネコが全然かわいくないのが致命的。
入場特典:ポストカード
★★★☆
1/ T-JOY京都 ポゼッション
4524 THE POSSESSION
サム・ライミ製作、オランダ出身のオーレ・ボールネダル監督作品。
実際にあったユダヤの悪魔の箱を題材にしたオカルトムービー。
何処に出しても恥ずかしくないwすごい正統派のオカルトホラーで、見ていて安心w
大きい音で驚かす演出はどうかと思うが、冒頭のおそろシーンから勢いが止まらず、かといって激しく怖いと言う事はないので、楽しんで観られた。
クライマックスの具現化された悪魔もキャッチーでいい感じ。
★★★★

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