monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2013年5月


31/ T-JOY京都 アンチヴァイラル
4523 ANTIVIRAL
レイトショー価格で鑑賞。
かのデイヴィッド・クローネンバーグの息子、ブランドン・クローネンバーグの初監督脚本作品。
主演にケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(「X-MENファーストジェネレーション」バンシー役)。彼を主役に抜擢した時点で、80点オーバーの出来だと言える存在感。ほかはマルコム・マクダウェルなど。
セレブの病気をウィルス単位で管理し、コピーワンスの性能に変えて商品化し、セレブと同じ苦しみ、痛みを味わいたいグルーピー(それをキチガと呼ぶ)に売りつける商売が流行ってる。また同じように、セレブの細胞から食肉を製造販売をしてる肉屋もあったりと、なんともキチガイのはびこった世界。
そのキチガイ相手に店員をしてるのが主人公。その上、違法にウィルスを精製して、闇で売ってたりもする。そして自分にも精製前の血液を注入する始末。そこから狂いだすプラン。
真っ白な壁に、スーパーモデルのセレブのビルボード。ウィルスのパッケージには、それを具現化したときに写る、まるでフランシス・ベーコンの絵のような薄ら怖い顔面。吐血、ヘルペス、無機質なアパート。
すばらしいクローネンバーグ感。こんなに原点回帰(人が違うから回帰ではないんだけどね)は大歓迎。
★★★★★
27/ なんばパークスシネマ 俺俺
4522
ポイントで鑑賞。
三木聡監督脚本作品。
亀梨和也33役で主演。共演に、内田有紀、加瀬亮、キムラ緑子、高橋恵子、ほかは三木組の常連役者勢ぞろいといったところ。
ちょっとしたきっかけで、自分の分身が実体化して世間で生活し始めると言う、星新一的SF。けど撮り方は三木流のちょっと外し系のコメディ(さほど笑えない)と、サスペンス。
展開に納得できたというのは、三木作品でも良いほうだと思う。
亀梨もがんばって演じ分けてたし。
そこここに小ネタをちりばめてるけど、こちらもさほど笑えない。
パンフレットに亀梨めがねが付いてるのはいい。
★★★☆
25/ T-JOY京都 くちづけ
4521
宅間孝行原作脚本出演。堤幸彦監督作品。
主演に竹中直人、貫地谷しほり。田畑智子、橋本愛、岡本麗、麻生祐未、平田満、伊藤高史ほか。
実話を元に宅間孝行が舞台化。それを堤幸彦が脚本と出演を依頼し、映画化が実現と言うくだり。
とにかくせつない。ある意味、題材が卑怯wとも言える。
精神障害者の問題点を大きく前面に出してるのに、さすがいい脚本。おもしろい。
舞台から演じている宅間はさすがの演技力。貫地谷しほりも見事。見事なだけに切ない。
小冊子
★★★★☆
18/ TOHOシネマズ二条 中学生円山
4520
レイトショーで鑑賞。
宮藤官九郎監督脚本作品。
平岡拓真、草なぎ剛主演。遠藤賢司、仲村トオル、坂井真紀共演。他に三宅弘城、YOU、そして名作「息もできない」ヤン・イクチュンが役者で登場って、どんだけ贅沢やねん!!
さすがトリッキーな脚本を書くだけあって、セルフ
フェラチオに終始するかと思いきや、ある意味あらぬ方向に、いやそれでも十分すぎるほど伏線引いたのをがっそりまとめて方向チェンジしていくのはさすが。
一昔前ならチープな展開にしかならざるを得ない絵が、最近の特撮技術で何の遜色もないシーンに仕上がってるのもプラス要因。
★★★★☆
18/ TOHOシネマズ二条 モネ・ゲーム
4519 GAMBIT
ジョエル&イーサン・コーエンの脚本を、マイケル・ホフマンが映像化。
コリン・ファース主演、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、トム・コートネイ、スタンリー・トゥッチ共演。
笑い所をすべて外されたようなコメディ。いや、イギリスではこれで良いんだと思うけど、ちょっとウィットに飛びすぎ、かなw
みんなすごい演技うまいんだけどね。
久々に見えるステレオタイプのサラリーマンに、なんだかなーと思ったけど、邦画に出てくる外人も大概ステレオタイプだから、どっちもどっちかと思い直す。
A5クリアファイル
★★☆
12/ T-JOY京都 探偵はBARにいる2
ススキノ大交差点
4518
シリーズ2作目も橋本一監督作品。
主要人物は前作から続投。大泉洋、松田龍平は相変わらずすばらしく、それより何より周辺の個性がよりすばらしい。田口トモロヲ、波岡一喜、安藤玉恵ほかその世界を構成する立派な一員になってるところがいい。
ゲストにゴリ、尾野真千子、渡部篤郎。
新宿じゃない歓楽街を大々的にフィーチャーしたアクションとしては、確実に安定した出来に仕上がっていると思う。
今作はありていな展開の上に、クライマックスまですごいスラップスティックな見せ方で、さてどうなるんかなーと思ってると、それでいいの?的予想外のどんでん返し。
正攻法を見たかったから、2作目でこの予想外はちょっと違うかなーw
ショーパブ<トムボーイズ・パーティ>公認オリジナルコースター&マドラーセット
★★★★
11/ T-JOY京都 県庁おもてなし課
4517
レイトショーで鑑賞。
「阪神電車」「図書館戦争」の有川浩原作の小説を三宅善重が映像化。
高知を舞台にした、ごりごりのご当地映画。
錦戸亮、堀北真希、高良健吾、船越英一郎ほか。微妙な配役に何処を主軸に見ればいいのか。やっぱジャニーズ?
正直、予告編では一切魅力を感じなかったけど、本編はまぁ及第点といったところ。
高知は、去年行ったのでその思い出が強くて、思い入れで及第点。
★★★☆
11/ TOHOシネマズ二条 聖おにいさん
4516
高雄統子監督作品。
TOHOanimationという最近よく見るレーベルの劇場長編アニメ。
TOHOといいつつ、アニメオリジナルのエピソードで、劇中に仮面ライダーフォーゼ(東映)がガッツリ登場するのは、今はもう緩いの?それとも版権払ってる??
公開前に限定版コミックに同梱されたOVAを見て、ちょっと残念な画質やなーと思ってたけど、劇場版は手描きっぽいタッチで一気にゴージャスになってた。
ストーリーの春夏秋冬をベースに、印象的な原作のエピソードからオリジナルエピソードもおりまぜ、よく出来ている。
と言っても一切心に残らないのがwまぁ、原作がそうだからね。
前売り特典:聖☆メッセージスタンプ
入場者特典:スペシャルブックレット
★★★
6/ TOHOシネマズ二条 アイアンマン3
3D字幕ver.
4515 IRON MAN 3
二度目の「アイアンマン3」は3Dで。けど言うほど3D効果は感じなかったなー。
字幕と吹き替えではやはり情報量が違う。それにやっぱ吹き替えの方が、台詞が優しく感じたのは思い込みかな?
設定として、予想外だったのがマンダリンの位置。原作ではしっかりマンダリンというヴィランが存在するけど、今作ではマンダリンというテロ集団になってるので、将来的にそこから一人がマンダリンと名乗る可能性もあるかと。
しかしさすがベン・キングスレー、こういう作品でのあの演技はすばらしい。あと製作にも入っているハッピーAKAジョン・ファブローも愛くるしい巨漢で大好きです。
原作というか原案に当たる「アイアンマン:エクストリミス」のいいところ取りで基本設定を作って、アニメでも好評のホール・オブ・アーマー(って言うのかな?)まで登場するのは感涙もの。
本編エピローグに当たるアークリアクターをつける原因になった破片の摘出成功。ってこれって、つまりスーツ卒業ってこと?
って思ったら、町山智弘さん言ってたけど、あのシーンは映画制作の資金提供先である中国に対するおべんちゃらだそうで、さて新三部作ではどうするんだろ?ウォーマシンのようにリアクターなしでスーツを着るのか、リクリエイトするのか、破片はまだ残ってるとか?まぁ、切り口はなんぼでもあると思うけど、ということはアークリアクターありきのスタークと考えると、いらんシーンだったな〜と。
エピローグのブルース・バナーの登場も、がっちりアベンジャーズの絆を感じる。
最高傑作の3部作に仕上がったと思います。
3D深度:★★★★☆
BE@RBRICKストラップ「アイアン・パトリオット」
★★★★★
5/ MOVIX京都 死霊のはらわた
4514 EVIL DEAD
ポイントで鑑賞。
サム・ライミ、ブルース・キャンベル製作、フェデ・アルバレス監督脚本作品。
製作の2人が当時のプロデューサーと3人で低予算で作った同名のスプラッタホラーのはしりを、ウルグアイの新鋭監督がリメイク。
元々をよく覚えてないから新鮮でした。それと、今では少ない「スプラッター」がいいねー。容赦ない感じ。
お金も掛かってるから、見た目チープでもないし、ストーリーは古典的で安心だし。出演者は誰一人知らない人で、無駄に目移りしないし。
十分いい出来でした。
★★★★☆
4/ MOVIX京都 L.A.ギャング・ストーリー
4513 GANGSTAR SQUAD
ポイントで鑑賞。
「ゾンビランド」「ピザボーイ」から3作目になるルーベン・フライシャー監督製作総指揮作品。
ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴスリング、ジョーン・ペン、ニック・ノルティ、ジョバンニ・リビシ、マイケル・ペーニャ、エマ・ストーン、ロバート・パトリック、アンソニー・マッキーほか。
「L.A.コンフィデンシャル」のプリークウェルに当たる、L.A.を治めてたマフィアのボス、ミッキー・コーエンの逮捕までの抗争を描いた本作。
好きな役者がいっぱい出てるギャング・アクション。
ギャングの非道な行い、的なものがイマイチ見えない、というか特務警察側も行き当たりばったりだったりで、なんだかすれ違いざまに戦ってる感じで、銃撃戦は派手だけどすごい感情移入は出来なかった。
★★★★
4/ TOHOシネマズ二条 ジャッキー・コーガン
4512 KILLING THEM SOFTLY
アンドリュー・ドミニク監督脚本作品。
ブラッド・ピット主演制作(製作プロアクションPLAN Bはブラピの個人事務所)。共演はレイ・リオッタ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、リチャード・ジェンキンスほか。
賭場を襲うチンピラ、原因を作った胴元、犯人を抹殺しに来た殺し屋、どれもこれもパンチのない緩い展開(いい意味なら緻密に描いたキャラ描写)が、ダメな感じ。
退屈な作りではないけど、ではないだけに残念。
ジャッキー・コーガン特製「セクシー」
★★☆
2/ MOVIX京都 ラストスタンド
4511 THE LAST STAND
「悪魔を見た」のキム・ジウン初ハリウッド監督作品。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演、フォレスト・ウィテカー、ルイス・ガスマン、エドゥアルド・ノリエガ、ピーター・ストーメアほか。
シュワちゃん本格復活作品というのが間違ってないすごいハリウッドテイストなアクション映画。
基本は脱獄犯の追走劇だけど、シュワちゃん界隈は巻き込まれ型なんで希薄になりがちなはずが、ちゃんとシュワ中心に話が進んでいく。敵も凶悪で狡猾で理想的な展開。
説明的台詞も違和感なくすごくいい。
パラパラマンガ搭載メモパッド
★★★★☆
1/ MOVIX京都 ハッシュパピー
バスタブ島の少女
4510 beasts of the Southern wild
映画の日(1000円)で鑑賞。
ベン・ザイトリン監督共同脚本作曲作品。
主演に10歳前のクヮヴェンジャネ・ウォレス。
アメリカ南部のメキシコ湾に面した地盤沈下の進む地域に住む人々の話。
オスカーノミニーもうなずけるすばらしい喜怒哀楽の子役です。ってそれ以外は…、すごいミニシアター臭のするファンタスティックな演出のせいで危機感を感じない。
何処目線?って感じ。子供の「それでも」生きていくというところなのか、こんな環境でも生きている人がいるという問題定義なのか、よく分からない。
★★★

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