monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2013年4月


30/ なんばパークスシネマ 藁の盾
4509
会員割引価格[1200円]で鑑賞。
原作は「ビーバップ・ハイスクール」の木内一裕の処女小説を、三池崇史が映像化。
主演に大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、山崎努。岸谷五郎、永山絢斗、本田博太郎、余貴美子ほか。
相変わらずのハイペースで量産していく三池監督ですが、最近の作品は安定して名作が多くて嬉しい。
一風変わったロードムービーだけど、本筋は護送。そこに絡んでくる心情が激しく面白い。荒唐無稽といえばそれまでだけど、昔はこういう設定の映画が多かった気がする。
藤原竜也は、終始変質者を演じていて、さすが実力派というところ。
★★★★★
29/ TOHOシネマズ二条 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事
スーパーヒーロー大戦Z
4508
金田治監督作品。
主演は、タイトル通り仮面ライダービースト、イエローバスター、ギャバンが中心になって展開していくという珍しい展開。大戦シリーズは、こういう方がいいと思う。お祭りだし。
しかし、腐った脚本と最悪な演出でもう全くダメな作品に仕上がっています。
お祭りだしって事で、ライダー、戦隊の多くが登場するけど、背景として扱うなら、もうノスタルジックでもないしいいんじゃないの?と思ったり。
次回は「キカイダー」復活だってwどんだけ石ノ森の遺産を乱用?するんだよ、と。
DVD付きパンフレット
前売り特典:つながるスーパーヒーロー宇宙戦争版「仮面ライダー×ギャバンver.」
入場者特典:劇場版オリジナルカード(ガンバライド、ダイスオー)、特製ペンスタンド
★★
29/ TOHOシネマズ二条 図書館戦争
4507
ポイントで鑑賞。
「GANTZ」の佐藤信介監督作品。
岡田准一、榮倉奈々主演。福士蒼汰、栗山千明、田中圭ほか。
原作小説からTVアニメ、劇場アニメに続いての実写映画化。と言ってもこれが初見。
こんなに面白かったのかというのが正直な印象。
昭和から平成にならないパラレルワールドの日本で、図書館とその蔵書を守るための自衛組織を、自衛隊や軍隊、国自体の運営をすごい緻密の設定していって、その中でキャラクターを生かすと言うスタイルは、原作者の力量なんでしょうね。ここまで構成できないわwすごい。
当然、自衛隊も協力しててUH-60も登場するし。抜け目なし。
★★★★★
29/ TOHOシネマズ二条 めめめのくらげ
4506
村上隆、原案監督キャラデザイン。
子供向けのストーリーに、完全に「サマーウォーズ」を模倣したとしか思えない(キャラデザインが同じというのも敗因?)アクションシーン。普通に大人向けにしとけば、もっと面白くなったと思うんだけど。
窪田正孝、染谷将太、津田寛治、斎藤工と良い若手(中堅)を使ってるけど、使いどころ(というか脚本か)間違ってるでしょ。あ、斎藤工は良い使い方だったけど。
子役達の演技(演出)が、なんかアニメキャラみたいなんだよね。髪型とかも不思議な感じにしてて「イナヅマイレブン」か、って思った。良いか悪いかで言うと違和感しかないから悪いだろう。こういうところも残念な箇所。
CGと実写の合成とかはよく出来てる。
エンドクレジットのあと…え!?全然売れてる気配ないけど続編するの!?って感じ。
「くらげ坊」ラバーストラップ(1/1000)
★★★
27/ TOHOシネマズ二条 アイアンマン3
2D吹き替えver.
4505 IRONMAN 3
シェーン・ブラック監督共同脚本作品。
シリーズ3作目で主要出演者は同じ。
物語は、シリーズ1,2、アベンジャーズのあとと言う位置づけ。アベンジャーズでの自分の行為がトラウマになって、その気持ちを新型スーツに注いでいるトニー・スターク。1作目で捕虜になった時に出会った東欧の科学者との回想から、キーワード「エクストリミス」を巡るマンダリンに繋がる大きな渦。
まるでジェットコースターのように、ノンストップで心地よく進む。その上、過去作を踏襲しつつ、エクストリミス、マンダリン、新スーツのシステムをそれぞれちゃんとストーリーに絡ませ、全く抜け目ない。
ストーリーだけでなく、クライマックスのスーツの群像、ペッパーのパワーアップ、エピローグのアベンジャーからの続き等、見逃せない要素も満載。
「アベンジャーズ」以上のに面白いかも!!
前売り特典:BE@RBRICKストラップ「アイアンマンMark42」
入場者特典:オリジナルA5クリアファイル
★★★★★
21/ TOHOシネマズなんば リンカーン
4504 LINCOLN
スティーブン・スピルバーグ監督作品。
オスカーを2冠(主演男優、美術)受賞の名作。
多分、世界的に有名なアメリカの大統領エイブラハム・リンカーンの南北戦争後半、奴隷制開放から終戦のさなかの様子を描いている。
かの有名な「人民の人民による人民のための政治」は、その演説後からの話だから本人からは発せれらない珍しい作品。
主演にダニエル・デイ=ルイス、共演にサリー・フィールド、トミー・リー・ジョーンズ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、デヴィッド・ストラザーン、そして懐かしいジェームズ・スペイダーほか。
結構強硬姿勢を貫くリンカーンとか、必ずしも楽勝ではなかった選挙とか見るべきところは多いけど、残念ながらやっぱ外国の話でそこまで肩入れ出来るかというと…。
★★★★☆
14/ MOVIX京都 舟を編む
4503
ポイント利用(1000円)で鑑賞。
「川の底からこんにちは」の石井裕也監督作品。
松田龍平、オダギリジョー、宮崎あおい、池脇千鶴ほか。
「辞書を作る」という作業を、映画として2時間ちょっと掛けてドラマとする。そんなんで面白くなるの?と思ったら、超感動。
人と人との関わりを辞書を通して描くと言う巧みな展開に脱帽です。
松田龍平がすばらしいけど、オダジョーがすごい。こんなオダジョー見たことないって演技。
そして、感動はパンフレットに続く!900円と高額だけど、巻末にシナリオ採録してるわ、劇中の辞書の紙を使ったページはあるわ、脇の脇までプロフィール載ってるわ、劇中に登場する茶トラのにゃんこに1ページ割いてるし最高の1冊です。
★★★★★
14/ MOVIX京都 宇宙戦艦ヤマト2199
第五章 望郷の銀河間空間
4502
出渕裕総監督の元、TVシリーズ26話として製作されている作品を、7回にまとめて指定劇場のみで上映されてるその5回目。
今回の4話はすごい展開。
デスラー暗殺、ガミラス星内での反乱分子、ヤマト内での謀反、ヤマトの航行システムの謎など、ドラマとしての深みが出て、艦隊戦も派手でよかった。
OPはささきいさおの「宇宙戦艦ヤマト」で上がる。
TVシリーズも始まって、世間的には本格始動のようでが、映画シリーズはいよいよクライマックス。
入場者特典:第5章エンブレム型スペシャルメタリックステッカー
★★★★☆
13/ T-JOY京都 HK 変態仮面
4501
レイトショーで鑑賞。
福田雄一監督作品。今年は「コドモ警察」と「俺はまだ本気出してないだけ」も公開される。
主演に鈴木亮平。共演にシミズ富美加、ムロツヨシほか。カメオでも塚本高史なんかが出てる。
原作は連載時に飛び飛びで読んでた程度なので、ストーリーの原作との整合性はよく分からんけど、今作はすごいよく出来てる。
冒頭からオープニングまでは「スパイダーマン」のオマージュで、そういえば変態仮面の目はスパイディそのものだから、原作からオマージュなのかもしれないと思うと、ある意味感慨深い。
登場人物の台詞も、敵の個性もウィットに富んで愉快で楽しい。パンティだのSMだのと出てくるが、中学生までのエロい妄想が具現化しただけで、笑いしか起きないwそれがいいww
しかしクライマックスの
ロボ対戦は蛇足だったな〜。あれがなければ100点だったんだけど。
パンフなし
★★★★☆
13/ TOHOシネマズ二条 ライジング・ドラゴン
4500 十二生肖
ジャッキー・チェン監督脚本製作主演作。
共演にクォン・サンウ、オリヴァー・プラット、ジャン・ランシン、ヤオ・シントンほか。
19世紀にヨーロッパの略奪によって奪われた祖国中国の秘宝を取り戻そうとするトレジャーハンター。今回のターゲットは十二支の頭。
冒頭から凝ったアクションシーンが続き、後半に行くほどど派手なアクションになる。と言う事で、アクションシーンだけしか残らないダメな脚本。
日本車のミツビシが相変わらず好きなようで、今回もジャッキーの乗る車はミツビシ製。
驚きのパンフレットは、半分今月から12ヶ月分のカレンダー。これは酷い。パンフレットの体をなしてない。そんなにこの映画の情報はないのか?
”ジャッキー・チェーン”携帯クリーナー
★★☆
7/ MOVIX京都 君と歩く世界
4499 DE ROUILLE ET D'OS
フランスとベルギーの合作。ジャック・オディアール監督脚本作品。
マリオン・コティヤール主演。マティアス・スーナーツ共演。
イルカのインストラクターと、身内を頼ってきたシングルファーザーのプーが出会い真摯に生きていく様を描いている。
南仏が舞台なんでSEXがまるでスポーツのようにストーリーに絡んでくる。こういうのはあまり観た事がなくて新鮮。けど全然エロくなんだよねー。作中ではそれが普通だからかなー。邦画は、そこにいたる過程の盛り上げ方がすでに「陰」なんだよなー。
主人公の人生を一変したり、後半一大事が起こったりするけど、どれもこれもまるで南仏の太陽のようにカラッとプラスに転じた結果として描かれるので、ちょっと肩透かしではあるけど、これくらいでもいいもんです。
なんでもかんでも、ドラマの主人公は叩きのめされないといけないわけじゃないし。
ミニカレンダー
★★★★☆
7/ TOHOシネマズ二条 ヒッチコック
4498 HITCHCOCK
サーシャ・ガヴァシ監督作品。
アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・ビール、トニ・コレット出演。
タイトルロールのヒッチコックを、アンソニー・ホプキンスが特殊メイクでほぼ完璧に変身して、映画「サイコ」を製作した顛末を克明に描いている。
その克明さが、まるでメイキングのようで、しかしメイキングより興味深いすばらしい出来に仕上がっている。
女優陣も全員演技派の上に美人ぞろいで華やか〜。特にスカーレット・ヨハンソン。アクション続きだったけど、こういう映画こそ映える女優だと再認識。
★★★★☆

BACK