monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2013年3月


31/ TOHOシネマズ二条 アンナ・カレーニナ
4497 Anna Karenina
ロシアの文豪トルストイの古典を、ジョー・ライトが映像化。
主演にキーラ・ナイトレイ。共演にジュード・ロウ、アーロン・テイラー=ジョンソン、エミリー・ワトソン、ケリー・マクドナルド、ドーナル・グリーソン、オリヴィア・ウィリアムズほか。
全編、劇場をベースに実景に繋がったり、天井桟敷に移動したりとおもしろい演出で展開する、すごい工夫された作品。
俳優も玄人揃いで安心。
しかし古典の劇的というのは、やっぱ惚れたはれたなんだね。そこを基部にいかにドラマチックに展開させるかというところなんだね。さすがよく出来てる。
“愛の言葉を綴ろう”オリジナル一筆箋
★★★★☆
30/ MOVIX京都 ボクたちの交換日記
4496
ポイント(1000円)で鑑賞。
鈴木おさむ原作の小説を、内村光良が監督脚本化。
伊藤淳史、小出恵介主演。長澤まさみ、ムロツヨシ、佐々木蔵之介ほか。
売れてない中堅お笑い芸人の生きていく様を描いている。これで完了のあらすじ。
あうー。
ひねりがないなー。高校生までなら騙して泣かせるけど、そこまで持っていこうとするには「映画」という枠では足りなすぎ。
申し訳ないが、「芸人」を主題に「映画」はやっぱ小さすぎると思う。
★★★
29/ TOHOシネマズ梅田 パラノーマン ブライス・ホローの謎
3D字幕ver.
4495 ParaNorman
レイトショーで鑑賞。
イギリスの「コラライン」のライカ・エンタテインメント製作、サム・フェル×クリス・バトラー監督脚本作品。
主演にコディ・スミット=マクフィ(「ぼくのエリ200歳の少女」)、ジョン・グッドマン、ケイシー・アフレック、クリストファー・ミンツ=プラッセ(「キック・アス」)、アナ・ケンドリック(「トワイライト」シリーズ)。
分かりやすい起承転結で、ストップモーションアニメの最高峰と言っていい出来の良さ。しかし3D深度は、子供が酔わないようにか、全然ダメ。
CGもエフェクトもキャラデザインも台詞もセンスいいね〜。こういうの観ると創作意欲が掻き立てられる。
3D深度:★★★
★★★★☆
25/ TOHOシネマズなんば ザ・マスター
4494 THE MASTER
ポール・トーマス・アンダーソン監督脚本作品。
ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス出演。
メリケン人ってこういう、啓蒙を生業とする人が多いの?w宗教家ではない、けど人を言葉で引き付けそれだけで儲けて生きていくと言う人間(家族)。なんかよく分からない。どう考えても詐欺師にしか見えないw
そういう人間には、何か引き付けるものがあるんでしょうね。アル中の大戦あがりの若者の道を見つけることになるという。
全編、不思議な空気感の映画。サスペンスでもアクションでもどもにも属さない、じゃぁすごい感動、カタルシスがあるかというと全くない。しかし、先の3人の出演者の演技がすごいすごい。エイミー・アダムスもカリスマになれるんや、と思える。
追記:これってサイエントロジーをベースにしてるんだって。トム・クルーズもご執心の。結局、宗教家に分類されるようで。
★★★
23/ T-JOY京都 シュガー・ラッシュ
3D吹替ver.
4493 Wreck-It Ralph
リッチ・ムーア初監督作品。
スト2やソニック、パックマンが登場する8bitのゲーム内が舞台のガールズ・アドベンチャー。と言っても主人公はラルフという悪役を演じているゲームキャラなんだけど。
ゲームのキャラを踏襲してたら仕方ないけど、ここまで嫌味な女の子にしないといけないの?って感じのヒロイン、ヴァネロペがかわいくない。バグを持ってたら嫌われても仕方ないと思うけどwまるでイジメた方が悪者扱いだったり、結局
無敵パワーキャラだったり。
と言えるほどゲーム熱は熱い。すごいよく研究してるとは思うよ。電源タップを介してそれぞれのゲーム内に行き来出来るなんてスキテやん。
クライマックスの展開も納得で悪くない。
同時上映の「紙ひこうき」が、さすがのオスカー受賞作らしくすばらしい。
3D深度:★★★
★★★★☆
22/ TOHOシネマズ梅田 ジャックと天空の巨人
3D字幕ver.
4492 JACK THE GIANT SLAYER
ポイントで鑑賞。
「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー監督作品。
ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、主演。ユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン、ビル・ナイ(巨人)ほか。
すばらしい3D効果と、息つく暇のないアクション。こんな中世を舞台にした所謂御伽噺でここまで出来るとは、さすがシンガー。
主人公がそんなに名の知れてない2人で、脇を名役者が演じているのもいい。
容赦ない巨人の暴力と、カニバル性もテンションが上がる要因だと思う。そこに巨人の親指ほどの人間が戦うという。
それと双頭の巨人はビル・ナイだったのね。つーことは、他の巨人もCGIじゃないのね。そらすごいわw
3D深度:★★★★★
★★★★★
17/ MOVIX京都 ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン
4491 DON'T STOP BELIEVIN':EVERYMAN'S JOURNEY
ラモーナ・S・ディアス監督脚本製作作品。
タイトル通り、ロックバンド「ジャーニー」のドキュメンタリー。
ボーカルであるスティーブ・ペリーの後釜になったフィリピン人、アーネル・ピネタのサクセスストーリー。
YOUTUBEで発掘された、まるで今風な展開と、そのほんまもんの歌声に感動しきり。
自分がどれだけジャーニーが好きだったか改めて認識出来た作品でした。
ステッカー
パンフレットなし
★★★★☆
17/ MOVIX京都 ひまわりと子犬の7日間
4490
平松恵美子監督脚本作品。
堺雅人主演。中谷美紀、でんでん、若林正恭ほか。
保健所の野犬を巡る、宮崎の町おこしムービー。
実話を元にしてる分、なんだか緩い展開で泣き所が微妙にないストーリー。泣かせる映画じゃないの?
犬はかわいいけどね。
心の傷も癒してくれる!?“ワン!ダフル♪エイド”
★★★
17/ TOHOシネマズ二条 プラチナデータ
4489
ポイントで鑑賞。
東野圭吾原作の同名小説を、去年の個人的ベスト1に選んだ「るろうに剣心」の大友啓史監督作品。
二宮和也主演、豊川悦司、杏、水原希子ほか。「のぼうの城」に続き鈴木保奈美が出てていい役貰ってる。
遺伝子管理だの、防犯カメラを使った追跡システムだの、ニノにしか興味のない女子高校生(中学生?)には難解だったようですが、全然分かりやすいです。
ってかそこは新鮮でもなんでもない、よくある話。「マイノリティ・レポート」とかね。
そこじゃなく主人公の
二重人格に関わる展開と顛末が、さすが東野圭吾といったところ。
水原希子をほぼ喋らせなかったことと、杏の大胆な使い方が◎
★★★☆
16/ MOIVX京都 クラウド・アトラス
4488 CLOUD ATLAS
レイトショーで鑑賞。
ラナ&アンディ・ワチャウスキー、トム・ティクヴァの監督脚本製作作品。トク・ティクヴァにいたっては音楽まで担当するというマルチっぷり。
すごい難解そうに見える展開だけど、それは複数の時代を同じ役者が全く違う役で演じていて、それを断片的に行ったり来たりするからと言うだけだと思うんだけど。その全く違う役ってのを、特殊メイクでそれぞれが白人、黒人、アジア人に変身してるんだけど、陳腐すぎてマイナス要素。
舞台の一つである韓国に登場する白人の韓国人化は特に酷く、アバターかと思うほどのクリーチャーになっているw世界観も日本とごっちゃになってるし。ちょっとイラっとくる。
全体的には、よく出来てると思います。映像も革新的でもあるし。そこら辺はさすが「マトリックス」であり「ラン・ローラ・ラン」であるのかなと。
★★★☆
16/ TOHOシネマズ二条 ダイナソー・プロジェクト
4487 THE DINOSAUR PROJECT
シド・ベネット監督脚本のイギリス映画。
マット・ケイン、リチャード・ディレーン、ピーター・ブルック出演。
良いも悪くもがっつりのモキュメンタリー。
主人公である青年のカメラが動きすぎてウザい。その上、彼が父親に反対されて密航したヘリだけど、密航するまでの過程で気付かない探険家はダメだと思うよw
同じくイギリスのTVシリーズ「プライミーバル」でもそうだったけど、聞いた事もないような恐竜のオンパレードで、今作は「ジュラシックパーク」に登場した架空の恐竜、エリマキトカゲのようなヤツがメインで登場してちょっとげんなり。
映画のPRで岡本夏生が「始まって30分はクッソ面白くない」って言っててww
エコバッグ
★★★
10/ TOHOシネマズ二条 オズ はじまりの戦い
3D吹き替えver.
4486 OZ THE GREAT AND POWERFUL
サム・ライミ監督作品。
監督が気に入ったようで主演は、ジェームズ・フランコ。共演にミッシェル・ウィリアムズ(「マリリン7日間の恋」)、レイチェル・ワイズ(「ナイロビの蜂」)、ミラ・クニス(「テッド」)ほか。
「オズの魔法使い」の前の話と言う設定をすばらしい3Dで表現した超ファンタジー。
ファンタジー→緩い展開=お約束。50前のオッサンが言っても、対象年齢はどう考えても小学生ってストーリーなんで仕方ないのかも知れないけど、あまりに子供だましすぎて面白くない。そこここに教訓めいた展開を用意してて一層興味をうせる。
しかし、3D深度は最高傑作。深さと飛び出し度、両方とも最高水準。特撮もわざと「オズの魔法使い」を意識したベクトルで美しく幻想的。
出演女優もきれいで、とにかく見た目は華やかですごくいい。そこだけだけど…。
3D深度:★★★★★
オズのマジックカード
★★★
10/ MOVIX京都 キャビン
4485 THE CABIN IN THE WOODS
ポイント利用(1000円)で鑑賞。
ライオンズゲートが発信するホラーってだけでも、ある意味笑けてくる。
「クローバーフィールド」の脚本を手がけたドリュー・ゴダードの初監督脚本作品。
共同脚本に「アベンジャーズ」のジョス・ウェドン。
出演に、クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード、フラン・クランツほか。
切り口が一周して戻ってきてしまった感じwつまり中二病をがっつり発病させればこういう脚本が書けるんだろうな、という事。
多分、中二当たりにこれを観てたら、最高傑作と言ってただろうな思うわけでw
ホラーじゃないホラーと言う触れ込みだけど、がっつりホラーです。
悪魔に支配された最新設備を持った悪魔教団が、名だたるモンスターをそれぞれキューブ(w)に閉じ込めて、要所要所で生贄を襲わせるというのが基本設定。これで全部。
そこにどうして導かれたか、クライマックスはどうするか、ってところで頭を使った感じ。もうちょっと面白くなったはずだけどな〜。
黒幕に
シガニー・ウィーバーを使うのは、低予算映画で流行ってるのか?w
★★★★
9/ TOHOシネマズ二条 野蛮なやつら/SAVAGES
4484 SAVAGES
レイトショーで鑑賞。
日本の風俗大好きエロ親父、オリバー・ストーン監督作品。
テイラー・キッチュ、キリストそっくりなアーロン・テイラー・ジョンソン、ブレイク・ライブリー主演。共演が豪華で、ベニチオ・デル・トロ、サルマ・ハエック、ジョン・トラボルタと濃い濃い。
合法化されつつある大麻を、科学的に効能を上げて売り上げを伸ばす学生上がりのディラー。そこにメキシカンマフィアが絡んできて最悪の事態に…。
相変わらずすごい脚本を映像化するもんだね。オリバーさんは。強烈な圧力と暴力の応酬。
このままこの展開か〜と思ったクライマックス、予想外の事態が起こり★5つになりました。ある意味、最近流行かも知れんけど、やっぱすごい脚本は何やってもOKって感じやね。
★★★★★
3/ MOVIX京都 フライト
4483 FLIGHT
ロバート・ゼメギス監督製作作品。
「キャストアウェイ」以来12年振りの実写だけど、その間に日本では絶対ウケないwスーパーリアルタッチのフルCG長編を3本撮ってるんだけどね。見切りつけたんかな〜w
主演にデンゼル・ワシントン。共演にドン・チードル、ジョン・グッドマン、ケリー・ライリーほか。
実話を元にした、アル中のヤク中の旅客機パイロットの遭遇した事故を克明に、その顛末を描いている。また飛行機の墜落に至るシーンのリアルさもさすがハリウッドマジックと言うところ。
オスカー受賞の「トレーニングデイ」以来の汚れ役。もうびっくりするほど嘘つき。仕事の技術はあるんだろうけど、こんなダメ人間はあかんわー。ドラマチックでもなんでもないわー、と思わせる。
最後の最後に男気を見せるところは、やっと納得だけどそれでチャラにはならんでー。
アイマスク
★★★★★
3/ MOVIX京都 ジャンゴ 繋がれざる者
4482 DJANGO UNCHAINED
クエンティン・タランティーノ監督脚本作品。
ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ主演。レオナルド・デュカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン、ケリー・ワシントン共演。
脚本と助演男優でオスカー受賞。
描きたい事があるのは分かるけど、もうちょっと編集しろよタランティーノって感じの、相変わらずの長尺映画。そのせいでまだ続くの?って感じは否めない。
けど、それにもましてすごい作品に仕上がっているのは間違いない。
人を撃った時の血飛沫が通常の1.5、いや2倍増しなのも盛り上がる〜wクリフトフ・ヴァルツもすばらしいし、いい西部劇です。
エコバッグ
★★★★☆
2/ MOVIX京都 すーちゃん まいちゃん さわ子さん
4481
益田ミリの同名コミックを御法川修監督作品。
柴崎コウ、真木よう子、寺島しのぶ主演。染谷将太、井浦新、木野花共演。
すごいリアルに描いた30代女性の日常を描いた佳作。
リアルすぎてこっちまでイタくなってくる。てか観終わったあとの喪失感がハンパない…。
観なければよかった、って微妙に思ったw
マグネット(ル・クルーゼ ジャポン提供)
★★★
2/ MOVIX京都 機動戦士ガンダムUC
episode 6
宇宙と地球と
4480
特別料金にて上映。
古橋一浩監督作本。
シリーズ6作目である今作は、ジンネマンやアンジェロの想う気持ちや、オードリーやオットーの志す意識とか、アクションより心情をより描いた作品になっていて、これはこれですごくいい仕上がりになっている。
そのなかでも今作は、ジェスタ・キャノンがかっちょよくて上がる。
相変わらずのすばらしいサントラとSEも盛り上がる要因の一つだと思う。
入場特典:コミック小冊子、ポストカード3種、ガンダムトライエイジ・オリジナルカード
★★★★★

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