monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2012年11月


25/ TOHOシネマズ二条 カラスの親指
4435
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(11本目)。
道尾秀介の同名原作を伊藤匡史が映像化。
阿部寛、村上ショージ主演。石原さとみ、能年玲奈ほか。
クライマックスまで、あまりに普通の邦画で及第点に満たないな〜、と思ってたらエピローグが実はこの作品の最大のキモで、これがこの映画の意味か!と納得。
村上ショージの演技が良ければ100点満点だったけど、残念ながら無理に標準語を喋らそうとした結果、こういうことになった。
しかし、人を騙す騙されると言う事にドラマを感じるのは映画のマジックなのか?
★★★★☆
25/ TOHOシネマズ二条 綱引いちゃった!
4434
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(10本目)。
水田伸生監督作品。
井上真央主演。松坂慶子、玉山鉄二他共演。
ココ何年かよくある町おこしムービーのひとつ。別府市でも湯布院でもなく、大分市と言うところがいかにもw劇中でも県庁所在地なのに印象薄いってw分かってるんやww
ストーリーは、ありていな何のひねりもないもの。その分、ちゃんと感動できるパートはあるし、笑えるパートもある。
共演の、ソニンや渡辺直美、犬山イヌコと、ここら辺の立ち位置も分かりやす過ぎの安心設計w
パンフはドリカムの主題歌CDがDVDパッケージに同梱されて1200円。いい主題歌だけど、ちょい高いかな。
★★★
24/ MOVIX京都 人生の特等席
4433 TROUBLE WITH THE CURVE
ポイント利用で1000円で鑑賞。
ロバーツ・ロレンツ監督製作作品。監督は近年のイーストウッド監督作の製作を担っており、今作で監督デビュー。
クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス主演。ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマンほか。
父娘の関係とそれぞれの仕事(生きる道)を分かり易く描いている。分かり易いからクライマックスの展開は、読めてしまって新鮮味がないけど、ある意味これぞハリウッドドリームって感じ。
老人の描き方、アメリカの一般的文化をすごくしっかり描いていて興味深いところもある。
★★★★
23/ MOVIX京都 ロックアウト
4432 LOCKOUT
レイトショーで鑑賞。
リュク・ベンソン製作脚本、スティーブン・レジャー&ジェイムズ・マザー監督脚本作品。
主演にガイ・ピアース、マギー・グレイス。ピーター・ストーメア、ヴィンセント・リーガンほか。
久々のベンソンSF炸裂!
冒頭のカーチェイスシーンの映像は、そうかまだまだ新しい見せ方ってあるんだと思わせてくれた。やっぱすごい!!
軌道上の戦闘もコア・ファイター風の宇宙戦闘機を出したり、大気圏突入できる宇宙服とか、まるでバンドデシネそのまんま。
しかし、クライマックスからのエピローグに当たる部分は、なんでそこまで省略する?ってほどの慌しさ。+10分20分でも上映時間は2時間にならないにの、なんでぶつ切りにした?って感じ。そのせいでまるでTVシリーズの総集編のようになってしまってる。
★★★☆
23/ TOHOシネマズなんば ドリームハウス
4431 DREAM HOUSE
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(9本目)。
「マイレフトフット」「父の祈りを」のジム・シェリダン監督作品。
ダニエル・クレイグ、ナオミ・ワッツ、レイチェル・ワイズ主演。
脚本勝負という今作が、正直その脚本が寄せ集め感が否めなく、それでも面白ければいいんだけど、中途半端なアクションと、怖くないサスペンスと来てるので残念としか言えない…。
シックスセンス」と「アザーズ」を足して痴話殺人で味付けしたような・・・あ全部喋ってるw
★★★
18/ TOHOシネマズ二条 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 巨神兵東京に現わる
劇場版
4430
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(8本目)。
摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉監督。庵野秀明総監督作品。
新劇場版としては全4作中の3作目。
前作のラストがサードインパクトの始まりということで、今作はその13年後から始まると言う予想だにしなかった展開。
映画としては、観客置いてけぼりでちょっと一般的ではないと思うけど、こういう作品があって良いと思う。観終わったあと、すごく色々考えさせられる。それが「映画」と言うひとつの形だと思うし。
新メカ、新キャラ、大挙登場の割りに地味に終わってしまったのは次回作に期待、でいいんだよね?
しかし、相変わらずしんじの独りよがりに腹が立って仕方ないw
急遽(でもないと思うけど)同時上映の「巨神兵東京に現わる」は、東京現代美術館で上映したのを1分追加、音声画像を再編集したもの。CGを極力使わないようにして作り上げた特撮作品は、やっぱりすごい。
★★★★☆
18/ MOVIX京都 北のカナリアたち
4429
ポイント利用で1000円で鑑賞。
坂本順治監督作品。
吉永小百合主演。森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平、柴田恭平ほか。
北海道の礼文島を舞台にある意味、サスペンスフルな展開のドラマ。サスペンスと言っても、暗殺だの、待ち伏せだのはないけど、登場人物のそれぞれの心情を主人公である吉永小百合と会うたびに明かしていくと言う手法。同じ時間を生きた、島の分校の生徒、そこに関わった大人たちのそれぞれの思惑が、ひとつに繋がっていく様は出来すぎとも言えるほどの展開。
出来すぎのせいで物足りなく感じてしまうところが残念。
しかし吉永小百合さんは、歳をとっても高倉健と違い、すごいきれいやね〜。
★★★★☆
18/ TOHOシネマズ二条 任侠ヘルパー
4428
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(7本目)。
TVシリーズ、TVSPに続いての劇場映画。どれも観てないけどw
監督は「アマルフィー」の西谷弘。
主演に草なぎ剛、風間俊介、安田成美、香川照之、夏帆ほか。
冒頭から、映画ということでリミッター切れたのかいい勢いで暴力的展開。
予想以上に草なぎのヤクザぽさが悪くない。展開は、いかにもTVのブローアップ版という感じで、いい意味で分かりやすい。悪い意味で安っぽい。
まぁ、これで十分だけど。
★★★☆
12/ TOHOシネマズなんば シルク・ドゥ・ソレイユ 3D
彼方からの物語
3D吹き替えver.
4427 CIRQUE DU SOLEIL
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(6本目)。
アンドリュー・アダムソン監督脚本作品。
カナダのサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」の名パフォーマンスを繋げて無声ドラマに仕上げた、ある意味ドキュメンタリーな作品。台詞がない分、ストーリーが薄いので、良いも悪いもサーカスそのものを見る感じ。
パンフが製造されてない上に、サイトにも主人公の女性が誰だかわからないw
プロデューサーがキャメロンなんで、3D深度も魅力的。
3D深度:★★★★☆
★★★☆
11/ MOVIX京都 黄金を抱いて翔べ
4426
ポイントで鑑賞。
高村薫の同名処女作を、井筒和幸が映像化。
主演に妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、チャンミン、西田敏行。
今作は、青木崇高がいいところ取りです。
前作、いやよく考えるといままでのもそうか・・・。「喧嘩」を効果的に差し込んでて、その緩急が心地いい。
奇想天外なストーリーに、妙に納得の大阪の街を縦横無尽。
妻夫木とチャンミン、妻夫木と西田の関係とかいい感じの設定も好きです。
★★★★☆
11/ MOVIX京都 ねらわれた学園
4425
5回のTVシリーズ、2回の実写映画化についでの初長編アニメ化。
中村亮介監督脚本作品。
声優にAKBの渡辺麻友、本城雄太郎、花澤香菜、小野大輔ほか。
自分の覚えてる「ねらわれた学園」は、かの大林映画が鮮烈なイメージとして残ってるけど、あれはトンデモ映画だから比較できないけど、ベースは未来人に狙われた学園の話、そこは同じ…かw
キャラデザインから動画まで映画らしくすばらしい出来。その上、景色が常にグラデーションで表現されててすごく美しい。
しかし、若者(高校生)の青春をある意味リアルに描いたのかも知れないけど、一目ぼれした女子のキョドりっぷりと幼馴染の女子の暴力が異常でウザイ。それに、肝心の未来人に統制された学園があまりに遅い展開で、やきもきさせられ結局、まともな事件は1件しか起こらないし。配分を間違えてるんじゃね?って思うほど。
前売り特典:A3キャストサイン入りメタリックポスター
入場者特典:キャラクターミニサイン色紙(カホリver.)
★★★
11/ TOHOシネマズ二条 悪の経典
4424
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(5本目)。
貴志裕介原作の同名小説を鬼才三池崇史が映像化。
伊藤英明主演。二階堂ふみ、林遣都、浅香航大、染谷将太と今をときめく個性派若手大集合の生徒に、吹越満、山田孝之、平岳大ほか。
始まりから飛ばしまくった脚本がさすが三池ブランド。人の感情の起伏に谷間に見える主人公の無感情さが怖い。
伊藤英明が予想以上にいい。相変わらずというか、すでにインプリンティングされてしまった二階堂ふみと染谷将太が異常にしか見えないwとか。ショットガンで撃たれた時のリアルな反応とか。
「黒い家」「青の炎」に続く名作です。
★★★★★
4/ TOHOシネマズ二条 リンカーン/秘密の書
3D吹替ver.
4423 ABRAHAM LINCOLN:VAMPIRE HUNTER
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(4本目)。
ティム・バートン製作、「ナイトウォッチ」のティムール・ベクマンベトフ監督作品。
効果的で迫力のあるアクションと絵作りはさすがのベクマンベトフ。そこにこだわりのバートン節が入ったから補正が正しくなされたって感じ。
正直、アクション映画としてのこの時代(ウエスタン)の設定は退屈で仕方ないんだけど、ベクマンベトフお得意のスローモーションを多用したスタイルがすべてを補っていてすごくいい。
ヒロインのメアリー・エリザベス・ウィンステッド(「ファイナルデッドコースター」「スコットピルグリム」「遊星からの物体X」)が、珍しく普通の役で最後まで誰かわからなかったw
3D深度:★★★★★
★★★★★
4/ TOHOシネマズ二条 のぼうの城
4422
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(3本目)。
犬童一心×樋口真嗣のダブル監督作品。
タイトルがタイトルだけに架空の話かと思ったら、実際にあった城の実際にいた城主のはなしと言う事で、それだけでもすごい。
犬童が繊細な人の演出を、樋口が大胆な特撮を監督したのは明らかwで、さすがすばらしい絵。
主演の野村萬斎がすばらしい。共演の佐藤浩市、上地雄輔、山田孝之もいい存在感。
台詞が微妙に現代風になるところがちょい気になるけど、すごくいい時代劇です。
★★★★☆
4/ TOHOシネマズ二条 終の信託
4421
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(2本目)。
同名小説を、周防正行が監督脚本化。嫁の草刈民代主演。
役所広司、浅野忠信、大沢たかお共演。
前作(正確には前作ではないけど)「それでもボクはやってない」に続く、意欲的な問題作。
不治の病、尊厳死、家族との絆を描いているのだが、冒頭からか問題シーンまでの間は、長い長い序章のようで、最後の会話劇がこの作品のすべてが集約されていると思った。
順調に生きてきたと思われる自分に降りかかる不幸。その他人から見たらそこまでかと思うような不幸に、陥り思ってもない事(自殺未遂)をしてしまう。その事がどこかに引っかかって、そこから目線が変わったんだろう。
最後の検事に吐く台詞で、自分のした事に気付きその事がその人でもその家族でもなく自分のためにした事だと気付いたんだと思う。最後の後姿があまりの切なさに全身脱力してしまう。
★★★★☆
3/ TOHOシネマズ二条 危険なメソッド
4420 A Dangerous Method
マンスリーフリーパスポートにて鑑賞(1本目)。
デビッド・クローネンバーグ監督作品。
キーラ・ナイトレイ、マイケル・ファスベンダー、最近常連のビゴ・モーテンセン主演。
実話を基にしていて、心理学者のユングとフロイトと、患者であるザビーナの関係を描いている。
最近の詩的でありつつ、暴力的な名作「ヒストリーオブバイオレンス」「イースタンプロミス」と違い、淡々としかし不思議な空気感で仕上げている。
何がすごいってキーラ・ナイトレイの体当たり演技。そこまでしゃくれるか!!ってほど下あごが突き出るwwwそれだけでも見もの。
★★★
3/ T-JOY京都 GOTHICMADE
花の詩女
4419
「ファイブスター物語」の永野護、原作脚本絵コンテレイアウト原画監督作品。
主演と主題歌に嫁の川村万梨阿。
やりたい事はわかるし、トータルコーディネイト(?)的な作り方は悪くない。けど、もっとエンタテインメントと言う意味を考えないといつかは飽きられるよ、と。
前売り特典:クリアファイル
入場特典:詩女・ベリンのトランプのエクストラカード
★★☆

BACK