monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2012年1月


29/ TOHOプレックス二条 麒麟の翼
〜劇場版・新参者〜
4273
ポイントで鑑賞。
土井裕泰監督作品。
2010年のTVシリーズ、2011年のTVSPに続いての映画化。と言っても一切観てないんだけど。
だからどうかと思ったけど、カメオ出演してるTVのキャラクター設定が分からない程度で不自由は感じなかった(と思う)。
さすがに東野圭吾らしいしっかりした刑事モノで十分面白い。負の連鎖反応が、将来を心配してしまうほどw
★★★★
29/ TOHOプレックス二条 J・エドガー
4272 J・Edgar
ポイントで鑑賞。
クリント・イーストウッド監督製作音楽作品。
レオナルド・デュカプリオ、ナオミ・ワッツ、デュディ・デンチ、アーミー・ハマー出演。
メリケンお得意wの実在の人物、FBI初代長官J・エドガー・フーバーの伝記。
結構意訳してるらしいけど、それくらいしないと単なるわがままなマザコンおっさんとしか感じないし。
ひとつのドラマとしては、さすがのイーストウッド節。デュカプーの目線の演技がすばらしい。
★★★
28/ T-JOY京都 ダーク・フェアリー
4271 Don't Be Afraid Of The Dark
ギレルモ・デル・トロ製作脚本、コミックアーティストのトロイ・ニクシー監督作品。
原作はTVシリーズ「世にも不思議な物語」の「地下室の魔物」。
ベイリー・マディソン、ガイ・ピアース、ケイティ・ホームズ主演。
ダークキャッスルエンタテインメントに匹敵するゴシック調の正統派ホラー。
定説通り、しちゃいけない事を次々していく登場人物に降りかかる災厄。前作「パンズ・ラビリンス」と同じ、美しい景色=不気味な雰囲気が絵を盛り上げる。
唯一残念なのが、妖精が1種類で、しかも想像出来るレヴェルのデザインだってことかな。もっとデル・トロ的悪夢のようなデザインが観たかった。
★★★★☆
22/ TOHOプレックス二条 ALWAYS
三丁目の夕日’64
3Dver.
4270
シネマイレージフリーパス(9本目)鑑賞。
山崎貴監督脚本VFX作品。
シリーズ3作目は1964年を舞台に、今まで通りの人情劇を描いている。
出演者は全員順当に年齢を重ね、順当に時代は移り変わっているので、今回の目玉は3D撮影&上映wそれ以外に目新しいことはない。
相変わらず泣かせ所が多く、前作よりも良質ではある。
3D深度は、さすがVFXにも造詣の深い監督だけの事はある出来。
ちなみに1964年は自分の生まれた年であり、茶沢の娘と同い年になると。
3D深度:★★★★☆
★★★★☆
22/ TOHOプレックス二条 海賊戦隊ゴーカイジャーvs宇宙刑事ギャバン
THE MOVIE
4269
シネマイレージフリーパス(8本目)にて鑑賞。
中澤祥次郎監督作品。
タイトル通り、ゴーカイジャーとギャバンの共闘。そこにゴーカイジャー主演のキャプテン・マーベラスの過去と、以前の戦隊モノの敵、戦隊モノで2役+ギャバンの大葉健二とてんこ盛り。
まぁご都合主義な脚本ではあるけど、盛り上がることこの上ない。全ピンクとか今まででは考えられないスタイルに燃えw
とりあえず今作の大成功は、設定一筋って感じかな。
誰にでもお勧め、ではないけどここまで完成された戦隊モノ映画は初。
入場時にガンバライドカード
★★★★★
21/ なんばパークスシネマ ジャックとジル
4268 Jack and Jill
アダム・サンドラー2役主演、脚本、製作、デニス・デューガン監督作品。
共演にアル・パチーノ、ケイティ・ホームズ。カメオでジョン・マッケンロー、ジョニー・デップほか多数。
好感度NO.1のアダム・サンドラーが作りたかったコメディだろうな〜とつくづく思える内容。
無神経な双子の妹と、翻弄される双子の兄。極力下品な笑いを避け、キャラクターと言葉で笑いと取った結果、面白いのは分かるけど残念ながらキャラの彫りこみが浅く感情移入しにくくなってしまっている。
もっと迷惑な妹は迷惑であっていいし、彼女を想う感情移入の展開はもっと感動的にするべきだと思う。
そこらじゅうにカメオが登場するほど人気のサンドラーだけに残念。
ポストカード
★★★
20/ T-JOY京都 哀しき獣
4267 黄海
レイトショー価格にて鑑賞。
ナ・ホンジン監督脚本作品。
ハ・ジョンウ主演、キム・ユンソク、チョ・ソンハ共演。
やはり大陸で国境が地続きの国は何かと問題があるんだなぁとつくづく思う。北朝鮮と中国の国境、中国側は中国だけど朝鮮族が住む自治州。そのあまりに貧相な地域で、嫁を韓国に出稼ぎに出したタクシー運転手が主人公。
インケツを絵に描いたような男の成れの果てを克明に描いている。その「克明」が問題wあまりの克明さは、最近の韓国映画にある(というか自分が観ている作品がほぼそういう感じ)リアルを超えた暴力と、破壊で、容赦ない。
脚本も巧妙ですばらしい。
その容赦ない演出に必要なキャラクターが必ず一人はいるけど、今作はキム・ユンソク。何?熊か何か?的な凶悪さwすごくいいです。
★★★★★
15/ TOHOプレックス二条 ロボジー
4266
シネマイレージフリーパス(7本目)にて鑑賞。
矢口史靖監督脚本作品。
五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)主演。吉高由里子、濱田岳、川合正悟、川島潤哉ほか。
すごくきれいな展開のスラップスティックコメディ。何の突っ掛かりもないのが物足りないけど、これはこれでさすがな感じ。
★★★★☆
15/ TOHOプレックス二条 マイウェイ
12,000キロの真実
4265 MY WAY
シネマイレージフリーパス(6本目)にて鑑賞。
「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督脚本製作作品。
切望された主演は、オダギリジョー、チャン・ドンゴン。共演にファン・ビンビン、山本太郎、キム・イングォンほか。
あまりに荒唐無稽な展開は笑いしか出なかったかも知れないけど、実話を基にしてるというのが紛れもない事実とすれば、事実は小説より奇なりを地で行った名作。
「山本五十六」の時も思ったけど、「プライベート・ライアン」で超リアル!と思っていた戦争シーンが、ほぼCGでまかなえる時代になって、同等かそれ以上の絵が作れるんだと感心。
韓国、ロシア、フランス(ノルマンディ)を舞台に、日本軍、ソ連軍、ドイツ軍とインケツな国の軍人になってしまった日本人。とにかく当時の韓国人を馬鹿にした姿勢が、ここまでかと思ったり、勝利国は何してもOKなんだとか、やっぱ第二次大戦は人海戦術なんだと思ったり。いろいろ勉強になります。
★★★★★
14/ T-JOY京都 ヒミズ
4264
古谷実の同名コミックを、園子温監督作品。
実は、この監督の作品を見たのは初めてで、こういう撮り方をする監督かと思った次第。
正直、自分にはあまり合わない。
登場人物全員、自分の事しか考えてないキチガイ。いや、そんなことはないんだけど、懐疑的にしか見れない。
何をしたかった?どうして欲しかった?すべてが疑問で観客に投げてる気がする。
だから自分の答えは、NO。この世界にはいたくないし、見たくもない。
★★★
14/ T-JOY京都 月光ノ仮面
4263
板尾創路監督脚本主演2作目。
共演に、浅野忠信、石原さとみほか。
古典落語「粗忽長屋」をベースに描いているが、叙情的なシーンが多く、板尾初監督作と同じ色合いの絵になっており、笑えないし、かといってホラーでもない。どちらかと言うと鈴木清順ぽい。けど清順ほど飛びぬけてない。
何もかも残念な感じ。
入場時に板尾創路のメッセージカード
★★☆
13/ TOHOプレックス二条 デビルズ・ダブル
-ある影武者の物語-
4262 THE DEVIL'S DOUBLE
シネマイレージフリーパス(5本目)で鑑賞。
リー・タマホリ監督作品。ドミニク・クーパー主演。
イラクのフセインのキチガイ息子の影武者が原作者のノンフィクションを映画化。
導入部分からクライマックスまでノンストップですごくいい演出。ドミニク・クーパー(「キャプテンアメリカ」)もいい役者です。
何処の世界にもこういうキチガイがいるもんだな〜という感じ。
戦争だからって、独裁者の息子だからって、なんでも許される世界は狭いよ、という話。
★★★★
9/ TOHOプレックス二条 源氏物語
-千年の謎-
4261
シネマイレージフリーパス(4本目)で鑑賞。
鶴橋康夫監督作品。生田斗真、中谷美紀、東山紀之、真木よう子、窪塚洋介、多部未華子、田中麗奈ほか。
まず登場人物の名前が分からない。現実と虚構(源氏物語そのもの)の境目が分かりづらい。つまり原作を熟読してる人向けなんだと思う。その上、景色と衣装がすばらしい分、ありがちな柔い展開が眠気を誘う。
今回思ったこと。窪塚洋介はキムタクと同じで、何を演じても窪塚洋介だということ。
★★
8/ T-JOY京都 セイクリッドセブン
-銀月(しろがね)の翼-
4260
特別興行料金(1300円)にて鑑賞。
TVアニメ「セイクリッドセブン」のスピンオフという位置のストーリー。
敵として登場する輝島ナイトを主役に財団時代から、アルマとの出会い、終焉までをTVシリーズの裏側という形で描いている。
当然ながらTVシリーズを見ておくのが必須という作り方。
TVシリーズが好きで観たけど、TVシリーズを見ていても、あまりのすっとばし感に、感情が付いていかず、「映画」というスタイルでは大失敗ですよ。
まぁ、最近流行のOVAの特別上映だから、1時間という短時間は仕方ないとしても、劇場で掛ける事を前提に、20分ほどの、いやせめて10分ほどの復習映像があってしかるべきじゃないかしら、と。
パンフなし
入場者特典:キャラクターストーリーカード(丹童子アルマ&藍羽ルリ)
★★
7/ TOHOプレックス二条 琉神マブヤーTHE MOIVE
七つのマブイ
4259
シネマイレージフリーパス(3本目)で鑑賞。
佐野智樹監督作品。山本親太朗、ISSA主演。TVシリーズと違い、ガレッジセール、キャンキャン、バーボンズ、仲間由紀恵ほか沖縄出身芸能人総出演と言う感じ。
ゲストにご当地ヒーローのはしり「超人ネイガー」がゲストで出るのがいい。
脚本が全然良くない。すごい退屈。スーツもTVの延長なんで豪華さがないな〜。「映画」なんだからって、配役だけ豪華にしてそれ以外は同じって、役者で釣ろうとしてるの見え見えだし。
★★☆
7/ TOHOプレックス二条 フライトナイト
-恐怖の夜-
3D字幕ver.
4258 FRIGHT NIGHT
85年製作の同名傑作映画のリメイク。
「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスビー監督作品。
アントン・イエンチェル、コリン・ファレル、トニ・コレットほか。
85年版は、コメディテイストでオフビートな香りもするいいベクトルに振られたヴァンパイアムービーだったのが、なんか普通になってるし。
3D効果もホラー映画によくある、手前に飛んでくる系で見せたいのが安い。こんなことしなくても十分立体に見えてますけどって感じ。
けど基本ヴァンパイア映画は好きです。最強のくせにウィークポイント多すぎで、モンスターのくせに高貴なところがいいね〜。
3D深度:★★★☆
★★★☆
4/ シネ・リーブル梅田 宇宙人ポール
4257 PAUL
ポイントで鑑賞。
グレッグ・モットーラ監督作品。
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト主演の最高のSF。共演に、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ジェーン・リンチ(「glee」)、シガニー・ウィーバーほか。
スピルバーグの「未知との遭遇」「E.T.」のオマージュ満載で、というより「E.T.」の大人版なんだとクライマックスで確信。ここまでFワードの合間に感動させるとはw
正直、「E.T.」の再来とか言ってた「スーパーエイト」は、この映画を煎じて飲みなさい、と言いたい。
イギリス人がコミコンから始まるUFOヲタクの旅にも共感できるし、特撮の仕上がりにも納得。
2012年幕開けにふさわしい1本でした。
★★★★★

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