monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2011年11月


26/ TOHOシネマズなんば別館 UN-GO 因果論
4242
特別興行料金(1200円)にて鑑賞。
ノイタミナで放映中の「UN-GO」のプリークェル作品。
坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帳」「復員殺人事件」等を原案とし、現代に置き換えたTVアニメシリーズのエピソードゼロの位置として製作され、特別上映された。
TVシリーズで説明なしに進んでた多くの謎を一気に解決させた作品なので、十分面白い。
しかし1時間の上映時間と、やはりTVシリーズの延長と言うのは「ガンダムUC」と比べると、劣化して見えるのには否めない。
結局OVAなのかな。
パンフなし
★★★★
26/ なんばパークスシネマ ハード・ロマンチッカー
4241
ポイントで鑑賞。
グ・スーヨン原作監督作品。今までのグ監督作品の中で最高の出来。
さすが東映。ヤクザ映画はお手の物って感じの勢い。今はヤクザモンは、なんだかんだ言われるからだろうね、在日の抗争を描いている。
主演に松田翔太。兄ちゃんの松田龍平とそっくりだけど、切り口の違う役を次々選んでガンガン成長してる感じ。
兄貴は、すっとぼけたキチガイが多いけど、翔太はマジギレ系キチガイかなw
山口は下関に住む在日の都会の生き抜き方を、暴力とセックスで描いている。普通、ここに友情が入るんだけどw主人公が恐ろしく閉鎖的性格で、何処に行っても諍いばかりで希薄なのだ。
唯一、金子ノブアキと真木蔵人だけが澄んだ性格だったりw
とにかくパワー全開の名作。
★★★★☆
25/ T-JOY京都 モンスター上司
4240 HORRIBLE BOSSES
レイトショー価格で鑑賞。
セス・ゴードン監督作品。
ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキスが主演の3人だけど、そのそれぞれの上司がケヴィン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレルという一流を持ってきて、それぞれがハラスメントの塊と言う役割。その悪役の3人が演じていて楽しそうで仕方ないw
その上、ジェイミー・フォックスがすっとぼけた役で好演してる。
コメディのセンスも1級で、低俗なシモネタは少ないので十分楽しめる。
★★★★
23/ なんばパークスシネマ アーサー・クリスマスの
大冒険
4239 ARTHUR CHRISTMAS
ソニピクアニメ(「オープンシーズン」「サーフズアップ」)とアードマン(「ウォレスとグルミット」シリーズ)が組んだフル3DCGアニメ。
サラ・スミス初監督作品。
キリスト教圏ではよくあるサンタクロースものと言ってしまうとそれで終わりwそれくらい、まぁ分かり易くシンプルなストーリー。しかし、しっかり面白い。キャラクターの魅力満載で、古風なスタイルから現代(未来)のスタイルまで見せたサンタクロース界もすごい楽しい。
本来のスタイル(と言われている)8頭立てトナカイのそりから、まるでエンタープライズ号(「スター・トレック」)のようなスタイルの真っ赤なステルス輸送機とかワクワクする。
アードマンが噛んでるだけに、コメディにブラック要素満載で大人も十分楽しめる。
3D深度もいい。
3D深度:★★★★☆
前売り特典:オリジナルクリスマス特製ソックス
入場特典:ポストカード
★★★★☆
20/ MOVIX京都 コンテイジョン
4238 CONTAGION
MOVIXデイ価格(1000円)で鑑賞。
スティーブン・シダーバーグ監督。
マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グイネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレットほか。
今作もすばらしい群像劇。冒頭に逝ってしまうグイネスがすごくいい。
いい役者を揃えてさすがの安定感。しかしパンデミックを感染源から細かに描いている、と思ったけどやっぱ2時間弱では無理で、理不尽ではありつつも都合よく展開していくが気になる。それが映画、といえばそうなんだけど。
★★★★☆
20/ MOVIX京都 神☆ヴォイス
4237
MOVIXデイ価格(1000円)で鑑賞。
佐野智樹監督作品。主演に梶裕貴、羽多野渉。全員声優に関わった事のある役者でまとめている。
メインキャストに当たる専門学校生は新人らしいけど、講師や審査員として登場するのが人気声優たち。朴路美、宮野真守、浪川大輔、野沢雅子、山寺浩一、キートン山田、小山力也、羽佐間道夫ほか。この人たちを観るために行ったと言っても過言ではない。
しかし脚本があまりに古臭く、自分が1980年代に観た、低予算映画臭しかしなかった。
イベント上映的な位置なら分かるけど、一応全国公開というのはどうだろ。
パンフが2000円弱もしなければ星2つ半なんだけど…。
★★
18/ T-JOY京都 第7鉱区
4236 7鉱区
キム・ジフン監督作品。
ハ・ジウォン主演。アン・ソンギ、オ・ジホほか。
「グエムル」に次ぐ(?)韓国A級のモンスタームービー。
モンスターのデザインは、「グエムル」に準じている気がした。いい意味で韓国クオリティ?
舞台は九州の西側に当たる海域での石油ボーリング船上。多くのシーンを先達の名作から頂いているのが分かる。ちゃんと真似てるから面白い。
クライマックスの激闘でモンスターのしつこさが、演出のしつこさに直結して残念な感じ。&そこまで殺さんでもええのにってほど殺害されまくる。
3D深度:★★★★
あぶらとり紙
★★★
13/ MOVIX京都 マネーボール
4235 MONEYBALL
「カポーティ」のベネット・ミラー監督作品。だからフィリップ・シーモア・ホフマンが出てるのか。納得w
主演にブラッド・ピット。共演にジョナ・ヒル、ロビン・ライト他。
極貧弱小大リーグチーム、アスレチックスの実在のGMビリー・ビーンの業績(?)を描いている。
そもそも日本では野球映画は当たらないというジンクスがあるけど、これは実に当たりにくい題材だと思ったw
大リーグが深く好きでないと、設定から付いていけないと思う。自分は分からないまでも、その人柄や行動に面白みを感じることはできたので、まだましかな。
オリジナル・バット型ペン
★★★☆
13/ MOVIX京都 機動戦士ガンダムUC
episode4
重力の井戸の底で
4234
特別興行料金(1200円)で鑑賞。
やっとシリーズ4作目になりました。全く手抜きなしの画質はやっぱすごいの一言。
原作通りだろうモビルスーツの登場も、1年戦争から第一次ネオ・ジオン戦争時代までの愛に溢れている。
自分的には映画「機動戦士Zガンダム」でオミットされてしまったバイアランがカスタム化されて大活躍したのに感動。
全くぶれない姿勢に感服。
入場時に劇場限定「機動戦士ガンダムUCバンデシネ特別編」小冊子を貰う
★★★★★
13/ MOVIX京都 インモータルズ
神々の戦い
4233 IMMORTALS
インドのターセム・シン監督作品。
主演にヘンリー・カヴィル、フリーダ・ピント(「猿の惑星:創世記」)。脇が豪華でミッキー・ローク、スティーブン・ドーフ、ジョン・ハート、ルーク・エヴァンス(「三銃士/王妃の首飾り」)、ケラン・ラッツ(「トワイライト」シリーズ)など。
日本のコピーが「神対神」のような書き方をしてるけど、基本地上界の人間同士の争いを描いてるだけだから、また騙されたわけで。
やっぱ神話的なストーリーはピント合わないな、と言うのが正直な感想。登場人物に感情移入できないから、悔しさや、憎さ、愛おしさを深く感じないため、多分良さが半減してると思う。
後半(クライマックス際際w)にある、コピー通りの神対タイタン族の戦いはすばらいし。
3D深度:★★★☆
イービルアイ&エピロスの弓ストラップ
★★★
12/ なんばパークスシネマ 1911
4232 辛亥革命
出演と総監督を兼ねてのジャッキー・チェン映画出演100本目に当たる作品。
1911年の辛亥革命を舞台に革命側と王朝側の混乱と心情を克明に描いている。
と言っても申し訳ないですが、感情移入が出来ない…。この革命のせいで、ごりごりの共産国になって、発言や表現の自由も制限されてしまうんですよね。清王朝がいいとは言わないけど、何回革命運動すれば成功なの?ってほどの流血騒ぎ満載で、やっぱ方向間違ったんじゃないの?って思う。
逆に考えると、革命がないとダメだったほど疲弊した中国が観られるのはすごいな、と思う。
自分の観てるジャッキー映画が17本ほどしかないわw
ジャッキー・チェンのサイン&出演100作品入り特製バンダナ
★★☆
11/ なんばパークスシネマ 東京オアシス
4231
レイトショー価格で鑑賞。
「マザーウォーター」の松本佳奈、中村佳代共同監督作品。
小林聡美、加瀬亮、原田知世、黒木華ほか。
「マザーウォーター」と同じく、何も起こらない。今回気付いたことは、会話に主語がないんだよ。だから気持ち悪い。普通の会話として作ってるのかも知れんけど、ウザいんだよな〜。
★★☆
6/ T-JOY京都 スクリーム4
ネクスト・ジェネレーション
4230 SCRE4M
ウェス・クレイブン久々のシリーズ4作目。
前作までの主演ネーヴ・キャンベルに、デイヴィッド・アークェット、コートニー・コックスと懐かしのトリオは健在でいいなぁ、とw
冒頭のお約束2連発にはちょっと胃もたれしたけど、そのにアンナ・パキンを起用するところは、1作目のドリューの再現。
ホラーと言うより推理モノに近い展開での、犯人登場に関しての意外性はこちらも1作目を踏襲した展開でおもしろい。
観終わったあとに、
邦題の副題がネタばれ満開と気付く。
★★★★
6/ TOHOプレックス二条 カイジ2
人生奪回ゲーム
4229
前作に引き続き日本テレビの佐藤東弥監督作品。
主演の藤原竜也に香川照之、山本太郎、光石研が前作から続投。新キャラで伊勢谷友介、生瀬勝久、吉高由里子。
前作も大概、奇想天外な設定だったけど、今作は基本になるパチンコの設定に無理がありすぎると思うのですが、どうか。漫画だからいいやという前置きは実写じゃないからで、ここまでリアルwだとイカサマしまくりなのに、そのまま話を進めるというところに引っかかりを感じたり。アニメだとこんな違和感感じなかったのになぁ。
★★★
6/ TOHOプレックス二条 フェア・ゲーム
4228 Fair Game
ポイントで鑑賞。
「ボーン」シリーズのダグ・リーマン監督撮影作品。彼を有名にした「ボーン」シリーズ、「ジャンパー」と比べると、一切アクションはないけど、根幹に通じる”巨大組織に抵抗する”をスタイルは変わらない。
実話(プレイム事件)を基にした作品で、実際にリークされた女性CIA職員とその夫の政府に対する戦いを描いている。
その夫婦にナオミ・ワッツとショーン・ペン。この2人の演技がすばらしい。
クライムサスペンスという触れ込みだけど、単なるドラマだよね?これ、とは思った。
★★★★☆
5/ MOVIX京都 サラリーマンNEO
劇場版(笑)
4227
NHKの、今年で第6シーズンまで放映された同名コント番組を、1本の劇場版として新作製作。
TVシリーズを通して監督しているNHKの職員、つまり公務員の吉田照幸監督作品。
主演にゲストの小池徹平、あとはTVシリーズのレギュラー陣。
思った以上にちゃんとコントしている番組を崩さずに長編化しているのはいいけど、結局枠から出られないまま展開してるので、「普通」ってのが一番妥当な感想、かな。
しかし小池徹平主演=「ブラック会社に〜」にしか見えないw
クリアファイル
★★★
4/ TOHOプレックス二条 ステキな金縛り
4226
レイトショー価格で鑑賞。
三谷幸喜監督脚本作品。監督作ではこれで5作目。遅筆で有名だが、舞台もTVドラマも小説もこなす才人(だと思う)。
前作「ザ・マジック・アワー」が自分よがりの不甲斐ない作品だったので、今回はどうかと思ったら…。
今の自分の心情にぴったりはまって、ある意味辛かった。いや辛くはなく楽しく観られたけど、キーワードである幽霊との関係性に寂しくなった。それほど一瞬にして感情移入できた。
全編、映画というより舞台といった趣のセット(背景)で、役者もややオーバーアクションでの演出の中、破天荒なストリーが展開していく。どの役者(脇役一人とっても)も欠かせない存在感を出し、納得いかないはずの設定wが最後にはこれでいいんだよと思い知らされる。
そもそも幽霊とのコンタクト、こんな裁判、幽霊を見る事が出来る条件、等異論ある人は多いだろうな〜と思うけど、これが三谷節なんですよ。「ザ・マジックアワー」もある意味そうだけど、なんだかイマイチだったんだよね、は補足w
★★★★★

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