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毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2011年5月


29/ MOVIX京都 アジャストメント
4145 THE ADJUSTMENT BUREAU
「ブレード・ランナー」「マイノリティ・リポート」のフィリップ・K・ディック原作のSFを、「ボーン」シリーズの脚本家ジョージ・ノルティが初監督。
マット・デイモン主演。エミリー・ブラント、テレンス・スタンプ、アンソニー・マッキー共演。
実は、人の運命に偶然はなく運命操作官的な役人が操作してしている、という大前提のストーリー。しかし難しい言葉や、珍妙な造語を振りかざしているわけではないので、その設定そのものを受け入れれば十分楽しめる。というか十分楽しめた。
正直ディックの映画化作品の中では1,2位の出来の良さだと思う。
運命表パワーチーフ
★★★★☆
27/ ワーナーマイカル茨木 はやぶさ HAYABUSA
-BACK TO THE EARTH-
4144
特別料金(500円)での上映。
ワーナーマイカル限定公開の60分のフルCGアニメ。
超高画質、高再現度で全編美しい。
イトカワやはやぶさの大気圏突入時の焼きつく様とか、再現度が完全に本物のデータを利用してCG化したろうすばらしさ。
時間が短いのが映画らしくないけど、最高傑作ではある。
カレンダー付きポストカード
★★★★☆
22/ ワーナーマイカル茨木 パイレーツ・オブ・カリビアン
生命の泉
4143 PIRATES of the CARIBBEAN
ON STRANGER TIDES
ブラッカイマー×ロブ・マーシャルのシリーズ4作目の新3部作(?)の1作目。
主演のジョニデとジェフリー・ラッシュ、ケヴィン・R・マクナリー、キース・リチャーズ以外は一新され、今回はペネロペ・クルス、イアン・マクシェーンがゲストで登場。
結論から言うとシリーズ2作目の「デッドマンズ・チェスト」と同等の面白さ。何がいいかと考えると、ストーリーが単純で分かり易く、コメディ要素とアクション要素の黄金率が完璧と思える出来だからかと。
しかし、ジャック・スパロウは魅力的だね〜。
わざわざワーナーマイカルで観た理由は、ワーナーマイカル3D上映限定で、神山健治監督の「サイボーグ009」を使ったPEPSIのフル3DCGCMがあると聞いたので。往復900円の交通費の価値はなかったけど、こういうのがあるのはアリかな。
キャラクター海賊ストラップ(ジャック・スパロー)
★★★★☆
21/ T-JOY京都 ファースター
怒りの銃弾
4142 FASTER
レイトショー価格で鑑賞。
ジョージ・ティルマンJr.監督作品。
ドウェイン・ジョンソン、ビリー=ボブ・ソーントン、カーラ・グギーノ(「エンジェル・ウォーズ」)、マギー・グレース(「96時間」)出演。
冒頭からくさい脚本と演出だな〜と思ってたら、それが心地よくなってあれよあれよと引き込まれた。いや実際、趣味で人殺しを請け負う美男美女だの、復讐で人殺し巡業をする主人公が全然捕まらないとか、ありえない展開だけどそこは「映画」と言う世界と考えると爽快だし、楽しい。
こういう小品、大好きです。
★★★★
20/ シネ・リーブル梅田 ジュリエットからの手紙
4141 Letter to Juliet
ハッピーフライデー価格(1000円)で鑑賞。
ゲイリー・ウィニックの遺作。
アマンダ・セルフライド、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ガエル・ガルシア・ベルナル、フランコ・ネロ出演と、びっくりの多国籍の布陣。
演出脚本は平凡で、特に感動できるようなシーンはない普通の映画。
★★★
15/ MOVIX京都 ブラック・スワン
4140 BLACK SWAN
「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督作品。
今作でナタリー・ポートマンはオスカー受賞。ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー共演。久々のウィノナ・ライダーの怪演に感動w
最近のナタリー・ポートマンの体当たり演技がオスカーをもたらしたとはっきり分かる名作。というか、アロノフスキーの手腕が見事。
演技に没頭しすぎて倒錯の世界に入り込んでいく主人公を現代の特撮技術で見事に再現。パワーフルで妖艶なナタリーがすばらしい。
スターウォーズファミリーからオスカー受賞者(出演後)が出るのはすばらしい!
漆黒の羽ストラップ
★★★★★
14/ T-JOY京都 スコット・ピルグリム
VS.邪悪な元カレ軍団
4139 SCOTT PILGRIM
VS.THE WORLD
「ホット・ファズ」のエドガー・ライト監督脚本製作作品。
マイケル・セラ(「JUNO」)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(「ダイ・ハード4.0」)、キーラン・カルキン(マコーレの弟)、クリス・エヴァンス(「キャプテン・アメリカ」)、ジェイソン・シュワルツマン(「ファンタスティックMr.FOX」)、斉藤慶太&祥太ほか。
原作はコミックだけど、映画の作りはまるで一昔前のドット格ゲー。オープニングがMIDI音源の割れまくりサウンドや、効果音が2D実写化したりとこだわりは感じるけど、突拍子がなさ過ぎ&チープすぎで笑えない。
まぁ、ストーリー自体が突拍子もない展開なんで方向は間違ってないか、と。
ステッカー
★★★
7/ TOHOシネマズ二条 アンノウン
4138 UNKNOWN
ダークキャッスル・エンタテインメント製作、「蝋人形の館」「GOAL!2」「エスター」のジャウム=コレット・セラ監督。
リーアム・ニーソン主演のいちおう本格サスペンス。
旅先ベルリンで事故に遭い記憶が曖昧になった主人公。その主人公が自分を探すという展開。それが3/4まで。主人公の自分探しが成功してからの主人公の行動が意味不明。
記憶を失う前後でそんなに変わるか?すごいひねった脚本だと思うけど、ひねりすぎて一回転した感じ。
「96時間」を期待すると幻滅する。
★★☆
7/ TOHOシネマズ二条 岳-ガク-
4137
同名原作コミックを「ヒートアイランド」の片山修が監督。
小栗旬、長澤まさみ主演。
主人公の顔が原作と比べると男前過ぎるなぁ、と思ったけどさすが小栗旬。今まで見た事のないテンションの小栗旬が観られる。
邦画の王道展開は危なげなく楽しめる。
久々に登山に行きたくなった。
★★★★☆
6/ MOVIX京都 星を追うこども
4136
レイトショー価格で鑑賞。
新海誠原作監督脚本作品。背景編集など多くに関わっている。
腐ったジブリのようなタッチの絵。背景はいかにも新海ぽく。
結局、誰も悪人ではないという展開は、いかにも今風。
新海監督作品しては、よく動くアニメ。
★★★★
5/ TOHOシネマズ二条 阪急電車
片道15分の奇跡
4135
レイトショー価格で鑑賞。
TVドラマ出身の三宅善重初監督作品。
中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、南果歩、谷村美月、芦田愛菜、勝地涼ほか出演の阪急宝塚線を舞台にした群像劇。
ロバート・アルトマンの「ショートカッツ」ポール・ハギスの「クラッシュ」のような良質な群像劇。まぁ、及ばないけど。
しかし、阪急宝塚線はなんだかおしゃれだね〜。
★★★★☆
3/ なんばパークスシネマ これでいいのだ!!
映画★赤塚不二夫
4134
佐藤英明監督脚本作品。
浅野忠信、堀北真希主演。阿部力、木村多江ほか共演。
映画らしいシーンがほぼ皆無で70年代のスラップスティックコメディな展開が安い。
こんな脚本でも主演2人の演技は改めて感心。それと阿部力の口元が相変わらずだらしないと思ったり、新井浩文がこんなことするんやとか思ったり。くらい。
今の特撮技術があれば、何とでもなったはずだけど。
”これでいい湯だ!!”入浴剤
★★
3/ なんばパークスシネマ 八日目の蝉
4133
角田光代の同名原作を、「フライ、ダディ、フライ」「孤高のメス」の成島出が監督。
井上真央、永作博美主演。
不倫相手の生まれたての子供を誘拐して4年逃亡生活をした女の行動と、その誘拐された過去を持つ成人女性との2つの視点で描かれる。
まず永作博美と誘拐された子役渡邊このみの演技がすばらしい。もうこれだけでこの映画が成功した感じ。新興宗教エンジェルホームの存在も、小説では常套手段だけどア○フとかが存在してるからか嘘くささを感じなく納得。
愛するがゆえにとは言いつつ、結局まず自分が幸せになりたいと思う、という気持ちが作品に登場する人物全員に感じられ、例えば無償の愛なんてのは存在するのか、と改めて考えさせられる。
特製セミクリップ
★★★★★
1/ MOVIX京都 鬼神伝
4132
映画の日価格(1000円)で鑑賞。
川崎博嗣監督作品。荒川稔久(「仮面ライダークウガ」)脚本。西尾鉄也キャラデザイン。大友克洋オロチコンセプトデザイン。
声に小野賢章、石原さとみ、中村獅童ほか。
現代と1200年前の京都市内を舞台に運命を背負った少年が翻弄されるという、まぁよくあるタイムスリップもの。
外来であるB教と、元々日本にある密教との対決をベースにしてるのが面白い。鬼側のデザインもイケてる。けど残念ながらキャッチーじゃないんだよね〜。やっぱオリジナルはジブリ一人勝ちなんかね〜。
この映画を観た劇場のそばがロケ地になってたりと、結構リアルで自分にとっては悪くはない。
★★★☆

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