monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2010年10月


31/ T-JOY京都 牙狼<GARO>
RED REQUIEM
4049
雨宮慶太原作監督作品。
TVシリーズ、オリジナルビデオと続いてフル3D撮影の最新作。
主演は、TVシリーズからの小西遼生。TVシリーズからは彼だけで、映画用に一新。というかTVシリーズとは違う場所での話。
相変わらず雨宮作品は、どれも詰めが甘い。すごく面白い、と言えないのが残念。
特撮とそのデザインに腐心するあまりストーリーがおろそかになってると思われても仕方ないんじゃないの、と毎回思う。
それと、もうちょっと演技のできる役者を前面に持ってきてほしい。
蒔絵シール(ザルバ)、入場者特典「チェンジングカード(ザルバ)」
★★★
30/ MOVIX京都 マザーウォーター
4048
「めがね」「プール」のメイキングを撮った松本佳奈初監督作品。
京都のロハスでおしゃれな場所を使って、何も起こらない日常を描いた微妙な作品。
とにかくカメラが「カフェ」ぽいのだ。ジェイムズ・アイボリーとも市川準とも違う、正直ウザイ絵。
パンフには、なぜか英語に翻訳した脚本つき。なんで??失笑してしまうw
大貫妙子の主題歌が高校時分を思い出しいい感じ。
とにかく、イキリすぎ。
マグネット
★★☆
30/ MOVIX京都 機動戦士ガンダムUC
Episode2 赤い彗星
4047
古橋一浩監督作品。
OVAの2週間劇場限定公開を鑑賞。なので映画という括りではない(時間的に、興行的に)んだけど、観れる環境にあるので大スクリーン、高音質で観た。
ガンダムマニアの福井晴敏原作の同名小説のままの台詞なら、あまりにリスペクト(悪い言い方だと模倣)しすぎな感は否めないが、それだけに深みのある世界観を構築した設定には感心したり、納得したり。
本作だけでこんなにモビルスーツ出すかってほど大盤振る舞いの登場と、1話目と同じように恐ろしいほどの作画力にウハウハ。
特別料金(1200円)
★★★★★
29/ TOHOプレックス二条 怪盗グルーの月泥棒
4046 Despicable Me
元々アメコミ作家だったり、アニメのストーリーデザイナーだったりしたクリス・ルノー初長編監督作品。
メリケンらしい個性的なキャラクターデザインと、むやみやたらにリアルな作画の、フルCG3Dアニメ。
ストーリー自体は、子供向けのわかりやすい展開ではあるが、一筋縄ではいかない面白さ。というか、ストーリーが進みにつれどんどんキャラクター全員に感情移入でき、激しく面白い。
メリケンはフルCGという技術を手に入れて、俳優を自由に動かせる立場になった事によって、今まで以上にストーリーをコントロールして思い通りを演出してると思った。その成功例のひとつである。
ミニオン・ストラップ
★★★★★
23/ MOVIX京都 桜田門外の変
4045
ポイントで鑑賞。
「男たちの大和」の佐藤純彌監督作品。
まぁ、歴史の弱い自分にとってすごくわかりやすい展開の内容でした。
その分、エンタテインメントに欠けて眠くなったりもしたけどw
冒頭で桜田門外の変が起こり、その成り立ちと、その後を立体的に描いていくところは新しい。
出演者に華のない人が多くて、さすが東映って感じ。
「龍馬伝」と併せて観ると、いっそう深く理解できる作品です。
★★★★
23/ MOVIX京都 インシテミル
7日間のデスゲーム
4044
米澤穂信の同名小説を中田秀夫が監督。
主題歌に「マクロスF」のMay’n。
10人のメインキャストに、主演に藤原竜也、綾瀬はるか。
こういうシチュエーションスリラー(サスペンス)って、やっぱどっかひずみがあると思うんですけど、どうでしょう?
出演者が演技派が多いので、それが救いかな。
デジタルデータ
★★★☆
22/ TOHOプレックス二条 雷桜
4043
マンスリーパス(12回目)で鑑賞。
廣木隆一監督作品。岡田将生、蒼井優主演の、恋愛特撮時代劇。
設定時代が江戸時代なだけで、その時代である必要はまったくない、完全に腐女子向けといわざるを得ない。
けど、時代劇をなめてはいない、見た目は悪くはない。
何がすごいって、蒼井優。ってやっぱり蒼井優。いや渋めの演技で柄本明、宮崎美子もいい。
★★★☆
17/ MOVIX京都 シネマ歌舞伎
大江戸りびんぐでっど
4042
宮藤官九郎脚本演出の創作歌舞伎(っていうの?)。
歌舞伎役者総出演で、まるで現代劇というか小劇団を演じているw
くさや始まりの展開から、すでにとぼけていて、台詞のそこここに現代の若者の言葉をちりばめてるから、歌舞伎風であれは反則ww
またクドカンらしく、そこらじゅうに仕掛けのような笑いが仕込まれていて、今まで見たシネマ歌舞伎にない軽妙さ。いや、クドカン脚本が以前もあったけど、こっちはより小劇団風味に仕上げられてるからそう思うのかもしれない。
特別料金(前売り1800円)
★★★★☆
17/ TOHOプレックス二条 おまえうまそうだな
4041
マンスリーパス(11回目)にて鑑賞。
宮西達也原作の同名絵本を「忍たま乱太郎」の藤森雅也が劇場アニメ化。
正直、確実にお子様向けなのでどうしようかと思ったけど、なんだか引っかかって見てみたら、大当たり。
まず、原作と違いより親しみ易い丸いデザインに変わり、それがすごくよく動く。
そして納得なのが、方向として恐竜全般の生態のウソをついてないところ。確かに、異種同士で喋ってたり、異種に育てられたり、そもそも知能がある描き方、まで言い出すとしらけてしまうけど。
現在、研究されている最新の生態を取り入れてるところが、恐竜好きにも納得だと思う。
主演のハート(T-REX)に人気声優を使い、脇に原田知世や、加藤清史郎、別所哲也を使うあたりも大正解。
父、母、兄弟愛に溢れる映画。
★★★★★
16/ TOHOプレックス二条 エクスペンダブルズ
4040 THE EXPENDABLES
マンスリーパス(10回目)にて鑑賞。
シルベスタ・スタローン監督脚本主演作品。競演にジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、エリック・ロバーツ、ミッキー・ローク。カメオで、アーノルド・シュワルツェネガー、ブルース・ウィリス。
おっさん臭満開の鬼盛りアクション映画。女性は2人出てくるけど、ほとんど印象に残らないw特にヒロインは、クライマックスのドアップで、ここまでブサイクやったっけ?的な展開の上に、ダメ押しのスタローンの一言ww
主演は、一応スタローンとステイサムだけど、おいしいとこ取りはラングレン。
エンドロールで日本限定で長淵のオリジナル曲が流れるのもおっさん志向で◎?ww
★★★★★
11/ なんばパークスシネマ REDLINE
4039
原作脚本に石井克人、監督に小池健。声優に木村拓哉、蒼井優、浅野忠信ほか。
時間掛けてるだけあって、とにかく絵がすばらしい。サントラも見事。
ストーリーの骨になってるカーレースが、何でもありという創造するに安直な設定にしてるのが唯一、残念。そこをしっかり設定してくれてれば100点満点なんだけど。
リーゼント鬼盛り!ウルトラ純情携帯マスコット
★★★★
10/ TOHOプレックス二条 ナイト&デイ
4038 KNIGHT & DAY
マンスリーパス(9回目)にて鑑賞。
ジャームズ・マンゴールド監督作品。トム・クルーズ×キャメロン・ディアスのアクションコメディ。
良質なアクションと、良質なコメディで、メリケンでは大コケしてしまったというのは、すでにこういうスタイルは、古い?求めてない?ってこと??なんか残念。
まぁ、よくあるアクションでもあり、よくあるコメディでもあるから、完璧ではないんだよね。そこがダメなのかしら。
★★★★☆
10/ TOHOプレックス二条 アイルトン・セナ 音速の彼方へ
4037 SENNA
マンスリーパス(8回目)にて鑑賞。
「セナ生誕50年にあたる今年、彼の意志を受け継いだアイルトン・セナ財団と、フォーミュラー・ワン・アドミニストレーションの全面協力のもと」製作されたとのこと。
アシフ・カパディア監督作品。
話にしか聞いた事がなかったシーンが画像付きで見れる!これはすごい。例えばネルソン・ピケがイヤミ満載でドライバーズミーティングでセナを揶揄して、セナが怒って出て行くシーンとか、ステュアートとのインタビューで質問に対して激昂するシーンとか。
クライマックスに向かって、そのクライマックスを知ってるだけに、どんどん暗雲というか悲壮感というかが増していくのが心苦しい。分かってることなんだけどね、ドキュメンタリーなんだから。
来日した様子や、日本でのCM、訃報を伝える心穏やかでない日本のインタビュアーと、日本のシーンが多いのもセナならではかと。
パンフなし
★★★★★
10/ TOHOプレックス二条 美女と野獣
ディズニーデジタル3D
4036 Beauty and the Beast
マンスリーパス(7回目)にて鑑賞。
1991年作品を、なんのひねりもなく3D化した作品。いや、ちょっとはひねってるのかもしれない。遠近感を出す為に遠景をぼやけさせたり、手前の雪を多くしたり。けど、そんな瑣末な事で、3D化大成功!!なんて言わないでほしい。
そもそもどういう目的で3D化したのか。1991年のディズニーアニメと言えば、2作前の「リトル・マーメイド」でやっと復活したところで、技術力の低下が今作でも如実に出てる。初めてCGを使用した作品でもあるけど、CGも稚拙。
セル画を直すのは無理にしろ、CGを直すのは今の時代見栄えを良くする為の常套手段じゃないの?
そんなこともしないで、とりあえず3D化したって納得いかない。
その上、パンフも製作されてない上に、公式サイトもない。なんて扱いだ。
パンフなし
★★★
3/ TOHOプレックス二条 食べて、祈って、恋をして
4035 EAT PRAY LOVE
マンスリーパス(6回目)にて鑑賞。
TVドラマ「Glee」の製作監督ライアン・マーフィー。
ジュリア・ロバーツ主演の実話を基にした女性の意識向上映画。とでも言う感じ。
びっくりするほど薄い展開に、2時間以上の上映時間は辛い。
★★
3/ TOHOプレックス二条 ガフールの伝説
3D吹き替え版
4034 LEGEND OF THE GUARDIANS
THE OWLS OF GA'HOOLE
マンスリーパス(5回目)にて鑑賞。
「ドーンオブザデッド」「300」「ウォッチメン」のザック・シュナイダー監督作品。
児童文学「ガフールの勇者たち」シリーズの1作目を映像化。
ストーリーは取り立てるほどでもなく、3Dの深度も言うほど良くないが、自然現象の表現、火、水、雪、フクロウの羽の表現がすばらしい。
何が一番ダメかと言うと、表情が目でしか表せないので、目だけ人間なのだ。キモイのだ。せめて「ビアンカの冒険」のアホウドリくらい人間化するか、完全に鳥化するかして欲しかった。
それと主人公フクロウのメンフクロウは、かわいくないんだよね。ギリシャ神話でも神だけど、イマイチ感情移入できない。共演wしてたサボテンフクロウとアナホリフクロウはすごいかわいいけど。
★★★☆
2/ TOHOプレックス二条 十三人の刺客
マンスリーパス(4回目)にて鑑賞。
がちがちの時代劇台詞じゃなく、今風に仕上げた脚本が、さすが一級品。全編で一番の存在感はやっぱ松方弘樹。生き生きした目がすごい。
それと伊勢谷友介は、人間じゃなく神様が遣わした何かだと思った。妖怪でもいい。人間の荒れた世を直すのを少しでも身近に見たい神様が遣わしたのだと思う。
ちなみに、うちの近所でロケ(8月2日分)してたシーンが分かった。冒頭の内野聖陽の割腹シーンだった。
★★★★★

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