monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2007年11月


30/ なんばパークスシネマ ナンバー23
3443 THE NUMBER 23
レイトショー価格で鑑賞。
ジョエル・シューマッカー監督、ジム・キャリー主演のミステリー。共演にバージニア・マドセン他。
タイトルの23と言う数字に翻弄される男を謎満載で描き、ちゃんとまとめてる良作の脚本。
古本屋で見つけた同人誌に執拗にシンパシーを感じる主人公。その小説との自分の人生の合致しすぎる事に独自に調べ始め…。
本筋は極々ベーシック。故に安心して見られるが、その展開が、最近流行の見るものを惑わす作りになっていて面白い。
しかし、最近のジム・キャリーはこういう微妙な作品が好きなのか?
★★★☆
25/ TOHOプレックス二条 ディスタービア
3442 disturbia
TOHOシネマズハッピークーポンで優待鑑賞。
今をときめくシャイア・ラブーフ主演のサスペンス。
D・J・カルーソ監督作品。少ない共演がすごくいい。キャリー・アン・モス、デビッド・モス、アーロン・ヨー、サラ・ローマー。
冒頭が「リバー・ランズ・スルー・イット」でゆったり始まり、場面転換したとたん「ジョー・ブラックをよろしく」の冒頭になってびっくり。そこからは青春モノにシフトして、コメディタッチになりつつ恐怖が近づく。クライマックスの10分はホラー。何本かの脚本のいいとこ取りしたような感じ(w)それがいいかどうかは各人の思うところでしょうね。オレはこういうのもありかと。
★★★★
25/ MOVIX京都 ミッドナイトイーグル
3441
松竹の大作は久々な感じ。監督に、「フライ、ダディ、フライ」の成島出。
主演に大沢たかお、玉木宏、竹内結子、吉田栄作主演のサスペンス。
最近流行のゴリゴリ自衛隊モノではなく、どちらかと言うと山岳アクションと言った趣。
登場するメカも魅力的だけど全部一瞬。特に架空のステルス爆撃機B5は大破した状態のみの登場(w)
まぁ、このタイプの映画にありがちな矛盾と言うか、無理やり感はあるものの、しっかり感動できるし、規模もでかく感じるし上出来だと思う。
とにかく自衛隊員の吉田栄作の自衛隊の姿勢を語るシーンは感動してしまう。
キット・カットとコラボしていて、劇場限定パッケージのキット・カットも出してるんだけど、それ以上にサイト限定で後日談をショートフィルムでWEB公開してるので劇場を見た方は是非(多くは期待しないように(w))
カラビナ・キーホルダー、KitKatオリジナルパッケージ購入
★★★★☆
18/ TOHOプレックス二条 SAW 4
3440 SAW W
ダーレン・リン・バウズマン監督作品。
冒頭から全裸のジグソウの遺体が検死台に横たわっている。それを検死官が解剖してゆく。
全体的に「怖い」と言うより「きしょい」な感じの作品。それは1作目から一貫してる。
今作は前作から引き続いて登場のホフマンとリッグの両刑事をキーパーソンに、より凶悪なトラップを見せてくれる。
まぁ、結果なんで彼がそうなるの?ってところだけど、ホラーだしね。ね。
スペシャル書き下ろしコミック
★★★☆
18/ TOHOプレックス二条 超立体映画
ゾンビ3D
3439 NIGHT OF THE LIVING DEAD 3D
全編赤青3D立体映画。
3Dだから観に行った。DVDを買わない限り劇場でないと観れないので。それ以外期待してない。1500円だかを捨てるつもりで。
で、その通りになった(w)
いや、面白くないことはないのだ。セオリーに則っただけの脚本に残念であり、金が掛かってないのが丸分かりなのも興醒めなだけだ。
納屋でセックスシーン(しかもフルヌード(w))に襲われたり、身内がゾンビ化したりと定番中の定番(w)けど、3D映画なのに3Dが生かされたシーンが全くない。「風」なのはあるけど何の効果も感じられない。
飛び出すポストカード
★★
17/ MOVIX京都 4分間のピアニスト
3438 VIER MINUTEN
ポイントで鑑賞。
劇場で観る純粋なドイツ映画はこれが何本目か。
クリス・クラウス監督作品。出演はモニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルング、スヴェン・ピッピッヒ他。
女性刑務所に殺人で服役中の主人公に天性のピアニストの才能を、大戦からの生き残りの堅物ピアニストおばぁちゃんに見出され二人でサクセスをつかむ…。って思ってたら全然違うし。
主人公に対する風の強さは半端じゃないし、主人公も切れまくりだし、おばぁちゃんはレズだし。
ここまで強烈なのはハリウッドではありないね。けど、ハリウッドリメイクされそうだけど(w)
とにかく必要以上に感情移入できない脚本が面白い。
★★★☆
16/ TOHOプレックス二条 ボーン・アルティメイタム
3437 THE BOURNE ULTIMATUM
レイトショー価格で鑑賞。
シリーズ最終作は、前作から引き続き監督はポール・グリーングラス。3作共通主演のマッデイモン、共演のジョアン・アレン、ジュリア・スタイルズは3作とも登板。他にデヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン。
今作も世界を股に掛けたロケと、肉弾アクションが小気味いい。
前2作を観ておかないと繋がりが分かりにくいとは思うけど、アクションだけで十分おいしい。やはり見た目、アクションしなさそうな役者がフルアクションするのは共感できていい。
★★★★★
10/ MOVIX京都 スターダスト
3436 STARDUST
元々プロデューサーで監督2作目のマシュー・ヴォーン監督、製作、脚色作品。
酷いです。
個々の登場キャラクターは魅力的なんだけど、関わり方が雑で性格が悪いやつばっかり。一切感情移入出来ない。
ミッシェル・ファイファー、デ・ニーロ、最愛(w)のクレア・デインズもなんで出たんだろ、って感じ。
原作も、こんなんなんかなぁ。
スターダスト・パスケース
★★
10/ MOVIX京都 自虐の詩
3435
業田良家原作の4コマを、堤幸彦が映像化。
主演に中谷美紀、阿部寛。共演に遠藤憲一、西田敏行、カルーセル麻紀、竜雷太他。カメオで松尾スズキ、アジャ・コング、Mr.オクレなど。とにかくいっぱい出てる。
気仙沼から大阪の飛田に移り住んだ幸薄い主人公と、元ヤクザで今ヤカラのイタイ男の微妙な愛情をつむいでゆく話。
すごい定番中の定番の展開に、堤のトリッキーな演出。ベタベタな大阪の生活もすごいリアルでいい。
いとおしくなる登場人物。愛を感じる。
てぬぐい、劇場にてペア特別割引ステッカー
★★★★★
9/ TOHOプレックスなんば ALWAYS
続・三丁目の夕日
3434
レイトショー価格で鑑賞。
2年前公開の1作目から4ヵ月後の続編。
驚きの冒頭。
ゴジラに襲われる三丁目界隈。大迫力のフルCG和風ゴジラ。これだけでノックアウト。
出演は前作と同じで、今作の登場は小池彩夢、浅利陽介、吹石一恵、福士誠治他。
今作は主人公茶川竜之介と石崎ヒロミの関係と子供達の生活を大きく取り上げ、そこにイベントとして芥川賞だの、若かりし頃の思い出だのが絡んでくる。
前作同様昭和30年代の景色をCGで補完しているのだが、前作と比べると力技な感じ。ちょっとざらついてるのが残念。
★★★★☆
4/ MOVIX京都 オリヲン座からの招待状
3433
ポイントで鑑賞。
浅田次郎原作の同名短編を三枝健起が映像化。
主演に宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童。共演に原だ芳雄、田口トモロヲ、樋口可南子、中原ひとみ他。
昭和33年から現代まで京都の映画館を中心に人の繋がりを描いている。
「鉄道員」「ラブ・レター」と同様の感動はあるんだけど、がんばって京都弁を喋っているのだが、イントネーションが難しいのかぐずぐずなのがすごく気になる。まぁ、そんなのは少ないだろうけど。
★★★★
4/ MOVIX京都 EX MACHINA
エクスマキナ
3432
士郎正宗原作の「アップルシード」の2度目の映画化。ジョン・ウープロデュース、続投の荒牧伸志監督、音楽監修細野晴臣。
「ベクシル」で日本のフルCGアニメの形が見えたとか思ったけど、こちらの方が数段上だった。表情に立体感、影の付き方のあまりの自然さに感動すら覚える。美女大挙もイヤミなく眩暈がするほど(w)
けど、ストーリーがあれなのだ。やっぱりあれなのだ。そういう意味では前作と比べるとカタルシスが一切なく残念なのだ。
ポスター、海洋堂製デュナンフィギュア
★★★☆
4/ MOVIX京都 バイオハザードV
3431 RESIDENT EVIL:EXTINCTION
シリーズ通して脚本を担当するポール・アンダーソンは、今回も脚本と製作のみで、監督はなんとラッセル・マルケイ(!!)が担当。
主演は、これまたポールの愛妻でつい最近彼との3300gの女の子を産んだミラ・ジョボビッチ。共演に、オデット・フェール、アリ・ラーター、マイク・エップス、アシャンテ、イアン・グレン他。
前作から数年が経ち世界がT-ウィルスに侵され砂漠化した地球でサバイバルし続ける人間達。アリスもアンブレラの監視衛星を逃れながら生き延びている。
3部作の最終作というていでこのラストはどうかとは思うが、今作もオマージュ的要素満載で好きな人にはたまらない展開ではある。
前作から引き続きカルロスに、クレア・レッドフィールドにウェスカー(!)。モンスターは、カラスにスーパーアンデッドにタイラント。CGを多用した特撮も前作より上回っている。
ポストカードセット
★★★
4/ MOVIX京都 インベージョン
3430 THE INVASION
ポイントで鑑賞。
「es」「ヒトラー〜」のドイツ出身のオリバー・ヒルシュビーゲル監督作品。
ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、ジェレミー・ノーサム、ジェフリー・ライト他。
原作は「盗まれた街」というSF小説。今回で3度目の映像化という実は大人気の作品。ちなみに今までの作品名は「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」「SF/ボディ・スナッチャー」「ボディ・スナッチャーズ」。
冒頭からスペースシャトルの事故墜落シーン。そこからは怒涛の展開で静かなる展開も目が離せない。恐怖を感じる「絵」が心地いい。これぞインベーダー映画。
★★★★☆
3/ MOVIX京都 仮面ライダー
THE NEXT
3429
田崎竜太監督作品。黄川田将也、高野八誠主演。今回のメインライダーV3に加藤和樹(仮面ライダーカブトのトンボ)。
舞台挨拶付きのを観たけど、監督と、黄川田、高野の3人で楽しく会話されてたのが印象的だった。
で、本編。
残念ながら、しょうもないシーンが多すぎて、見た目が散漫になってイライラする。「小さき勇者たちガメラ」や「555」を撮った監督とは思えないほど残念。
非日常な話なのに、日常と非日常のどちらを描きたいかと聞かれて、日常を取って演出したように感じた。
前売り特典フィギュアスタンプ、DVD付きパンフレット購入
★★☆
2/ TOHOプレックス二条 クローズZERO
3428
レイトショー価格で鑑賞。
よく知らないんだけど、DQN系の若者に絶大な人気があるらしく、コミックだけでなく関連商品もバカ売れだそうで。
とにかく、高橋ヒロシ原作、三池崇史監督作品。タイトルのクローズは「カラス」の意味。「クローズド・ノート」とは違うのです。
小栗旬、やべきょうすけ、山田孝之主演。共演に三池組から大挙。遠藤憲一、塩見三省、「龍が如く」から続投の岸谷五朗。アンドロイド美人、黒木メイサ。
「ワルボロ」と比べるとスマートなヤンキー。…ってヤンキーはヤンキー。DQNはDQNなんだけど…。
面白いのだ。それはやくざ映画なのだ。昭和の任侠映画なのだ。チョー熱くなるのだ。
出演してる高校生役に知ってる役者がいっぱい出てるのも観てて楽しい。
★★★★☆


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