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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2024年1月 

27/ イオンシネマ京都桂川 あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。
7084
成田洋一監督脚本作品。
福原遥主演。水上恒司、伊藤健太郎、松坂慶子、中嶋朋子、小野塚勇人、嶋崎斗亜、上川周作、坪倉由幸ほか。
母子家庭の主人公が、ちょっとした諍いで逃げ込んだ古い防空壕跡。目覚めると、昭和20年の終戦間近な日本だった。
まぁ、よくある展開だけど、予想以上にしっかり設定されてて、感動させる展開を心得た脚本がエモい。
SNSで若者に流行ってるってことだけど、これは見るべき映画でしょう。
★★★★☆
26/ MOVIX京都 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
DOLBY ATMOS
7083
福田己津央監督脚本作品。
2002年「SEED」2004年「SEED DESTINY」の正当なる続編。新興国ファウンデーションという次のコーディネーターが仕掛けた新しい戦争を描いている。
とにかく戦闘シーンばかりで、何をしてるんだという感じ。前作のキャラクターのイチャイチャと、そこら中にちりばめられた前作のネタをちりばめられたホイホイシステム。
メカ類のCG化はすばらしい。手書きとほぼ違和感はない。

DOLBY ATMOSは鮮明で分かりやすいステレオ効果だったけど、逆効果じゃないかなー。環境音が全然しない宇宙船の中で、一人で喋ってるのは、それはもうスタジオで声優が収録してるのと同じでしょ。
前売り特典:繋がるムビチケ第2弾ティザービジュアルA5クリアファイル
入場者特典:機動戦士ガンダムアーセナルベースPC「PR-175イモータルジャスティスガンダム」
後藤リュウ書き下ろし短編小説「二人の逃避行」
★★★
26/ MOVIX京都 哀れなるもの
7082 POOR THINGS
ヨルゴス・ランティモス監督製作作品。イギリス映画
エマ・ストーン主演製作。マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、クリストファー・アボット、ラミー・ユセフ、ジェロッド・カーマイケル、スージー・ベンバ、マーガレット・クリアー、ハンナ・シグラほか。
自殺した妊婦をその胎児の脳を母親に移植し蘇生させて成長を研究しているマッドドクター。胎児から幼児、児童に進むにつれ自我が強くなり、いよいよマッドドクターが制御できなくなった時、弁護士と駆け落ちし世界を見て回ることになる。
すごい脚本。こんな話、よく書けるなー。また、OPからゴシックアートのような見事な色彩の絵作りもすばらしい。
エマ・ストーンの魅力満載。マーク・ラファロがハルクの時は体毛剃ってたんだ、と分かったりw
★★★★☆
21/ イオンシネマ京都桂川 ゴールデンカムイ
7081
久保茂昭監督作品。
山崎賢人主演。山田杏奈、矢本悠馬、眞栄田郷敦、工藤阿須賀加、柳俊太郎、大谷亮平、勝矢、高畑充希、玉木宏、舘ひろし、永尾柚乃ほか。
日露戦争で生き残った主人公。一攫千金を狙い北海道で砂金取りをしているが、アイヌの隠し金塊の話を知りそれを狙うことになるが、その金塊を狙う輩がほかにも2組いることで大混乱に陥っていく。主人公とアイヌの少女との凸凹コンビの冒険譚。
原作は読んでるので、なるほどこういう展開かとか、ここ端折るのかとか、そもそもここで終わらせるのかとか。思ってしまう。
まぁ、キャラクター造形に関してはそれに余りある仕上がりで、さすがの山崎賢人であり、「ハイロー」の久保茂昭といったところだろうか。
「キングダム」シリーズと同じでナンバリングしないんだ。絶対1作で終わる話じゃないのに…。
★★★★☆
20/ MOVIX京都 サン・セバスチャンへようこそ
7080 Rifkin's Festival
ウディ・アレン監督脚本作品。スペイン・アメリカ・イタリア合作
ウォーレス・ショーン主演。ジーナ・ガーション、ルイ・ガレル、エレナ・アナヤ、セルジ・ロペス、クリストフ・ヴァルツほか。
過去に大学で映画を教えていた主人公。映画の広報の妻と、サン・セバスチャン映画祭に同行することに。そのサン・セバスチャンに行ってから、モノクロの映画のような夢を見るようになっていた。
映画を啓蒙する脚本がすごい。主人公のモノクロの夢も、スタンダートからシネスコまで変形するのも映画に対する愛なんだろうね。
カメオもいい役者が出ててさすがウディ・アレンといったところ。
★★★★
20/ T-joy京都 VESPER ヴェスパー
7079 VESPER
クリスティーナ・ブオジーテ&ブルーノ・サンペル監督脚本製作作品。フランス・リトアニア・ベルギー合作
ラフィエラ・チャップマン主演。エディ・マーサン、ロージー・マキューアン、リチャード・ブレイクほか。
荒廃した地球。凶暴な植物が動物を淘汰した世界。そこで生きる、知性豊かな少女と寝たきりの元軍人の父。
そんなある日、富裕層のグライダーが墜落し、一人の女性を救助することになり、生きるのも大変なこの世界から動き出す。
アメリカでもイギリスでもないSF。それもディストピアとして描いていて、再現度はすばらしい。どう見ても「風の谷のナウシカ」の腐海をイメージした植物群のリアリティがすばらしい。
ストーリーは確かに浅いけど、ここまで描ける地盤ができるようになったんだと思うと感動。
★★★☆
14/ アップリンク京都 エターナル・ドーター【A24の知られざる映画たちpresented by U-NEXT】
7078 The Eternal Daughter
ジョアンナ・ホッグ監督脚本製作作品。マーティン・スコシージ製作総指揮。イギリス・アメリカ合作
ティルダ・スウィントン主演。ジョセフ・マイデル、カーリー=ソフィア・デイビスほか。
映画監督のジュリーが母についての映画を企画するため、その母を連れて人里離れたホテルに2人でバカンスに行く。しかし、その起こっている事が徐々にずれだして…。
その映画監督と母親を、ティルダ・スウィントンが演じていて、そもそも人間離れしてるのにそれが2人もいるもんだから、絵がすごい。
全編、不穏な空気が流れてて何かが起こるのかと思ったら、クライマックスに放り込んできた。
なるほど、そういうことか。
入場者特典:3作見るとオリジナルクリアファイル、ポスター
★★★
13/ TOHOシネマズ二条 ある閉ざされた雪の山荘で
7077
飯塚健監督脚本作品。
重岡大毅主演。中条あゆみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗ほか。
東野圭吾原作のミステリー。片田舎の山荘に次回公演の出演を賭けた劇団員6人と、別の劇団から参加した一人の7人が劇団主催者からの指示に従い3日間共同生活をする。
途中で森川葵が出てきた時点で、彼女が最終選考に残ってないという事が異常なんで、あーこれは何かあったなと思わざるを得ない。つまり配役のミスですね。重岡大毅も頑張ってたけど、イマイチ立ち位置のわからないキャラにしか見えなかったし。
★★★☆
13/ TOHOシネマズ二条 アクアマン:失われた王国
IMAX3D字幕ver.
7076 Aquqmqn and the Lost Kingdom
ジェイソン・モモア監督原案製作作品。アメリカ映画
ジェイソン・モモア主演。パトリック・ウィルソン、アンバー・ハード、ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世、ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレン、ランドール・パーク、テムエラ・モリソンほか。
アクアマンとしては2作目になる。ブラックマンタが逆恨み的な理由で、地球を破壊する凶行に出るところを、アクアマンほかアトランティスの住民たちが阻止するという展開。
DCエクス店デッド・ユニバースの最終作に当たる今作。ザ・アメコミというほどのごちゃごちゃな絵作りと、ストーリー展開。派手なアクションとほぼ全編VFXというすばらしい仕上がり。
アクアマンの私生活も見せつつ、大冒険あり、危機一髪ありとてんこ盛り。
「アントマン」シリーズでも活躍しているランドール・パークが、おいしいところ全部持っている感もあり。
入場者特典:IMAX限定ポスター
★★★★★
8/ アップリンク京都 ショーイング・アップ【A24の知られざる映画たちpresented by U-NEXT】
7075 Showing Up
ケリー・ライカート監督脚本編集作品。アメリカ映画
ミッシェル・ウィリアムズ主演。ホン・チャウ、メアリーアン・ブランケット、ジョン・マガロ、アンドレ・ベンジャミン、ジェームズ・レグロス、ジャド・ハーシュほか。
駆け出しのアーティストである主人公。その日常の納得いかない日々と、迫りくる個展の準備に追われながら生きている…。
何が起こるわけでもないけど、ほぼ全編眉間にしわを寄せた主人公に共感できないけど、観終わるとなぜかいとおしい。
アメリカの美術学校(大学?)の景色が克明に描かれていて、興味深い上に、なるほどここから芸術家と言われる人が生まれるのかとも思った。
家族全員が芸術家が、ある意味息苦しいというのも感じれたし、芸術を少しでもかじった自分にとっては興味深い作品ではあった。
★★★
8/ MOVIX京都 レザボアドッグス デジタルリマスター
7074 Reservoir Dogs
1991年製作作品。
クエンティン・タランティーノ監督脚本出演作品。アメリカ映画
ハーベイ・カイテル主演製作。ティム・ロス、マイケル・マドセン、クリス・ペン、スティーブ・ブシェミ、ローレンス・ティアニー、エディ・バンカー、カーク・バルツほか。
宝石店強盗後の逃亡劇を独特のテンポとオフビートな笑いで描いている。
タランティーノ監督デビュー作。映画ヲタクらしく台詞に往年の名作(怪作)がちりばめられているところがニクい。
常にだれかが喋りまくって、常にだれかが傷ついている、そんな作品。
入場者特典にチラシって…、宣伝せんとあかんものを使うのってどうなん?
入場者特典:チラシ
★★★★★
7/ T-joy京都 コンクリート・ユートピア
7073 Concrete Utopia
オム・テファ監督脚本作品。韓国映画
パク・ソジュン主演。イ・ビョンホン、パク・ポヨン、キム・ソニョン、パク・ジフ、キム・ドユンほか。
突然起こった地殻大変動で、とにかく無茶苦茶になった大地。そこに奇跡的に残った1棟のマンションに住む住民を主人公にサバイバルが始まる。
主人公である夫婦と、謎の男にフォーカスして進んで行く。日本とは違って、すごい軍隊ぽくて、息苦しい空間が続く。
2時間以上もあるので、フォーカスされたキャラクターが少なくてもっと群像劇にしてほしかったところ。
イ・ビョンホンともめる男の寝たきりの母親が、日本語を喋っててびっくりしたw
前売り特典:ポストカード
★★★★
6/ アップリンク京都 ザ・ヒューマンズ【A24の知られざる映画たちpresented by U-NEXT】
7072 The Humans
スティーブン・カラム監督脚本作品。アメリカ映画
リチャード・ジェンキンス主演。ジェイン・ハウディシェル、エイミー・シューマー、スティーブン・ユァン、ビーニー・フェルドスタイン、ジューン・スキップ。
主人公である初老の父親、NYに移り住んだ上の娘のカップルの家に、感謝祭で伺っている。しかしどこか様子がおかしい。下の娘はパートナーの彼女と別れたところでダウナー状態。母親はなんだか刺々しい。車いすで連れて来られた主人公の母親は、認知症も入って上の空。
戯曲を映画化したので、ある意味シチュエーションムービーで、光量の全く足りない回り階段で繋がった2階建ての不思議なアパートが不気味すぎて、これはあれかホラーか?モンスターか?と思ったら、まさに全く何も起こらない。
しかしその不穏な空気は、2人の娘の知らなかった主人公の過去の出来事が原因だった。なんだか切ないストーリーだった。
★★★
5/ TOHOシネマズくずはモール エクスペンダブルズ:ニュー・ブラッド
TCX Dolby-ATMOS
7071 Expend4bles
スコット・ウォー監督作品。アメリカ映画
ジェイソン・ステイサム主演。シルベスタ・スタローン、カーティス・“50セント”・ジャクソン、ミーガン・フォックス、ドルフ・ラングレン、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、ランディ・クートゥア、アンディ・ガルシアほか。
極秘任務で招集されたエクスペンダブルズは、核爆弾を作れる装置を奪取したテロ組織から奪還することだった…。
シリーズ4作目は、ジェイソン・ステイサムが完全に主人公になって立ち回り、清い展開で進むアメリカらしいアクション映画になっていた。
スタローンもラングレンも、もうよれよれでリタイアしてもいいのではと思ったり。
★★★☆
3/ アップリンク京都 スライス【A24の知られざる映画たちpresented by U-NEXT】
7070 Slice
オースティン・ペセリー監督脚本作品。アメリカ映画
「デッドプール2」のザジー・ビーツ主演。チャンセラー・ベネット、レイ・グレイ、ハンニバル・パレス、ジョー・リーキー(「ストレンジャーシングス」)、マリリン・ドッグ・フランク、キャサリン・カニンガムほか。
アメリカの田舎町キングフィッシャー。ゴーストの住まう地域を人間と分けることによって、うまくゴーストと住み分けしていた。そんな中、ピザ配達員が次々殺されていく。犯人を狼男と断定した警察だが、実は…。
そもそもの、ゴーストと一緒に住んでいる町、というだけで、どゆこと????ってなって、それが普通に進んで行くと、今度は狼男だの、魔女だのが登場して大混乱。てか、主人公も殺されて、すぐにゴーストになってそのままストーリーに入り込んでいくのは新しいw
もうちょいVFXに金掛けられてたら面白くなったはずなんだけどなー、もったいないなー。
入場者特典:3作見るとオリジナルクリアファイル、ポスター
★★★☆
3/ アップリンク京都 ファニー・ページ【A24の知られざる映画たちpresented by U-NEXT】
7069 Funny Pages
オーウェン・クライン監督脚本作品。アメリカ映画
ダニエル・ゾルガードリ主演。マシュー・マー、ジョシュ・パイス、ロン・リフキン、マイルズ・エマニュエル、マリア・ディッツィア、マリシア・デボニス、スティーブン・アドリー・ギアギスほか。
カートゥーンアーティストを目指している高校生。師として慕う高校の美術の先生の死を目前にし、退学し独学でアーティストを目指そうとするが。ダウンタウンの怪しいおっさんと同居したり、怒りが止められない元カラリストの男と知り合いになったりと、大混乱の青春を送ることになる。
アメリカの漫画をよく知らないと、イマイチ分かりにくいかも知れない作品。なおかつ中二を拗らせた主人公に同情できるかどうかもキモ。アメリカン人ってなんでか、どんなに下手な絵を描く人でも自信持ってるよね。そういうやつ。
また、雨鋳込みと言っても、ヒーローの出てくるビッグバジェット(常に一定の収益のあるタイトル)だけではなく、白黒の日本と同じようなコミックもあるんです。そういうのに限ってアート色が強く、アクも強い。劇中でも出てくるマッドマガジン(風刺系コメディがメインのコミック誌)は、安定した売り上げがある雑誌。他に登場するコミックメーカーが、イメージ。「スポーン」とか「ウォーキング・デッド」とかが有名。
主人公の描く漫画の勃起したチ〇ポを使った下品なギャグの繰り返しとか、師のフルチンのデッサンモデルとか、同居人の得体のしれんおっさんのオナニーとか哀しくなったわ。
★★☆

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