|
【図形の高校入試問題11】 《三角形の面積比の求め方》
【要点1】
〇 相似図形の面積比は相似比の2乗 (例1) 右図の△ABEは△DCEと相似で、相似比は \(s:t\) △ABEと△DCEの面積比は \(s^2:t^2\)
(例2)右図の△AEDは△BECと相似で、相似比は \(p:q\) △AEDと△BECの面積比は \(p^2:q^2\)
(※対応する辺の長さの比を相似比として使う)(※対応する辺の順序は,角度の順序で確かめる)
【要点2】
〇 高さが等しい2つの三角形の面積比は底辺の長さの比 (例3) 右図の△ABDと△ADCは,高さが等しく,底辺の長さの比は \(s:t\) △ABDと△ADCの面積比は \(s:t\)
(例4)右図の△ABEと△BCEは,高さ(点Bから線分ACにひいた垂線の長さ)が等しく,底辺の長さの比は \(p:q\) △ABEと△BCEの面積比は \(p:q\)
|
【要点3】
〇 1つの頂点を共有している2つの三角形の面積比は,頂点を挟む辺の長さの積の比に等しい (例5) 右図の△ABCと△ADEの面積比は, \(pq:rs\) (∵) \(\displaystyle\mathrm{\triangle ADC}=\frac{r}{p}\mathrm{\triangle ABC}\)
\(\displaystyle\mathrm{\triangle ADE}=\frac{s}{q}\mathrm{\triangle ADC}=\frac{sr}{pq}\mathrm{\triangle ABC}\)
|
|
【問題1】
解答を見る右の図のように,AD∥BCの台形ABCDがあります。辺BC上に点E,辺CD上に点Fを,BD∥EFとなるようにとります。また,線分BFと線分EDとの交点をGとします。BG:GF=5:2となるとき,△ABEの面積Sと△GEFの面積Tの比を,最も簡単な整数の比で表しなさい。 (2021年広島県公立高校入試問題)
• △ABEと△DBEは,底辺が共通で,高さが等しいから,面積が等しい.
• 次に,△DBEの面積は,△DBGと△GBEに分けられる • △DBGと△EFGは,相似比5:2の相似図形だから,面積比は
← 【要点1】
\(\displaystyle\mathrm{\triangle DBG}:\mathrm{\triangle EFG}=5^2:2^2=25:4\)
\(\displaystyle\mathrm{\triangle DBG}=\frac{25}{4}T\)
• △GBEと△EFGは,底辺の長さが5:2で高さが等しいから,面積比は
← 【要点2】
\(\displaystyle\mathrm{\triangle GBE}:\mathrm{\triangle EFG}=5:2\)
\(\displaystyle\mathrm{\triangle GBE}=\frac{5}{2}T\)
これらを加えると\(\displaystyle S=\frac{25}{4}T+\frac{5}{2}T=\frac{35}{4}T\)
\(\displaystyle S:T=35:4\) …(答)
|
【問題2】
解答を見る右の図のように,AB=2cm, AD=4cmの長方形ABCDがある。線分BCを延長した直線上に,∠BDE=90°となるように点Eをとり,2点D, Eを結ぶ。線分AEと線分BDとの交点をF,線分AEと線分CDとの交点をGとするとき,(1)〜(4)に答えなさい。 (1) 略
(2) △ABD∽△DEBを証明しなさい。
(3) 頂点Dから線分AEにひいた垂線と線分AEとの交点をHとする。線分DHの長さを求めなさい。
(4) 四角形BCGFの面積を求めなさい。
(2021年徳島県公立高校入試問題)
(2)
△ABDと△DEBについて • ∠DAB=∠BDE(=90°)
• ∠BDA=∠EBD(平行線の錯角)
対応する2つの角がそれぞれ等しいから,△ABD∽△DEB…(証明終)
\(5\)
\(\sqrt{29}\)
\(2\sqrt{5}\)
\(\sqrt{5}\)
(3)• 直角三角形△ABDについて,三平方の定理により \(\small\mathrm{BD}=\sqrt{4^2+2^2}=\sqrt{20}=2\sqrt{5}\)
• (2)の結果から,BD:DA=EB:BD\(\small 2\sqrt{5}:4=\mathrm{EB}:2\sqrt{5}\)
\(\small 4\mathrm{EB}=20\)
\(\small \mathrm{EB}=5\)
• 直角三角形△ABEについて,三平方の定理により
\(\small\mathrm{AE}=\sqrt{2^2+(2\sqrt{5})^2}=\sqrt{29}\)
DHを1辺とする三角形と,それに相似な三角形を見つけると,相似比を使って,DHが求まる
• △ADH∽△EBA(直角と他に1組の角が等しい)だから
\(\small \mathrm{AD:DH=EA:AB}\)
\(\small 4:\mathrm{DH}=\sqrt{29}:2\)
\(\small \sqrt{29}\mathrm{DH}=8\)
\(\displaystyle\small \mathrm{DH}=\frac{8}{\sqrt{29}}=\frac{8}{29}\sqrt{29}\hspace{2px}(cm)\)…(答)
\(5\)
\(\sqrt{29}\)
\(2\sqrt{5}\)
\(\sqrt{5}\)
\(\frac{8}{5}\)
(4)
△BCD=2×4÷2=4 から
• AB:GC=BE:CEだから
\(\displaystyle \mathrm{\triangle DFG=\frac{FD\cdot GD}{BD\cdot CD}\triangle BCD}\) を引けばよい \(\small 2:\mathrm{GC}=5:1\)
\(\displaystyle \small \mathrm{GC}=\frac{2}{5}\)
\(\displaystyle \small \mathrm{DG}=2-\frac{2}{5}=\frac{8}{5}\)
\(\displaystyle \small \mathrm{\frac{DG}{DC}}=\frac{4}{5}\)
• △ABF∽△GDFだから
\(\small \mathrm{DF:FB=DG:BA}\)
\(\small \mathrm{DF:FB}=\frac{8}{5}:2=8:10=4:5\)
\(\displaystyle \small \mathrm{\frac{DF}{DB}}=\frac{4}{9}\)
• △BCD=2×4÷2=4
← 【要点3】
\(\displaystyle \mathrm{\triangle DFG=\frac{FD\cdot GD}{BD\cdot CD}\triangle BCD}=\frac{4}{5}\times\frac{4}{9}\times 4=\frac{64}{45}\)
四角形BCGF\(=\displaystyle 4-\frac{64}{45}=\frac{180-64}{45}=\frac{116}{45}\hspace{2px}(cm^2)\)…(答)
|
|
【問題3】
解答を見る右の図のように,線分ABを直径とする円Oがある。円Oの円周上に∠CAB=45°となるような点Cをとり,点Aと点Cを結ぶ。線分OB上に点Dをとり,線分CDを点Dの方向へ延長したときの円Oとの交点をEとする。点Aと点E,点Bと点Eをそれぞれ結ぶ。このとき,次の(1)・(2)の問いに答えよ。 (1) △AEC∽△DEBを証明せよ。
(2) 円Oの半径を6cm,CD=2cmとするとき,次の@・Aの問いに答えよ。
@ 線分ACの長さを求めよ。
A 点Bと点Cを結ぶ。このとき,四角形AEBCの面積は,三角形DEBの面積の何倍か。
(2021年高知県公立高校入試問題)
(1)
△AECと△DEBについて • 同一の弧\(\stackrel{\Large\frown}{\mathrm{AE}}\) に対する円周角は等しいから ∠ECA=∠EBD
• ∠CAB=45°で△ABCは直角三角形だから
AC=BC
∠AEC=∠CEB
2組の角がそれぞれ等しいから,△AEC∽△DEB…(証明終)(2) @ ∠CAB=45°で△ABCは直角三角形,OA=6cmだから AC=\(\small 6\sqrt{2}\hspace{3px}(cm)\)…(答)
\(6\sqrt{2}\)
\(8\)
\(4\)
A右図において, • (1)の結果から,△AEC∽△DEBで,相似比は AC:DB=\(6\sqrt{2}:4=3:\sqrt{2}\)
← 【要点1】
\(\displaystyle T+V=\frac{9}{2}S\)
• △AED:∽△DEB=2:1だから
← 【要点2】
\(\displaystyle V=2S\)
\(\displaystyle T=\frac{5}{2}S\)
• △ADC:∽△DBC=2:1だから
← 【要点2】
\(\displaystyle W=\frac{1}{2}T=\frac{5}{4}S\)
以上から,AEBCの面積は
\(\displaystyle T+V+W+S=(\frac{5}{2}+2+\frac{5}{4}+1)S=\frac{27}{4}S\)
\(\displaystyle \frac{27}{4}\)倍…(答)
|
【問題4】
解答を見る右の図のように,∠ACB=90°である直角二等辺三角形ABCと,∠ADC=90°である直角二等辺三角形ACDがある。辺AB上に点Eを,AEの長さがEBの長さより短くなるようにとり,線分EB上に点Fを,∠ACF=∠ADEとなるようにとる。点Gは,DEの延長とCFの延長との交点であり,辺ACと線分DEとの交点をHとする。 このとき,次の各問いに答えなさい。 (1) △BCF∽△CDHであることを証明しなさい。
(2) AB=12cm, AE=2cmのとき,AC=BC=\(\small 6\sqrt{2}\)cm, CF=\(\small 3\sqrt{5}\) cmである。このとき,線分DHと線分HGの長さの比DH:HGを求めなさい。答えは最も簡単な整数比で表すこと。
(2021年熊本県公立高校入試問題)
(1) ==基本★==
△BCFと△CDHについて • ∠HCD=∠EBC=45°…(#1) • ∠ACF=∠ADEだから ∠CDH=90°−∠ADE
∠BCF=90°−∠ACF
により
∠CDH=∠BCF…(#1)
(#1)(#2)により,2組の角がそれぞれ等しいから,△BCF∽△CDH…(証明終)
\(6\)
\(6\)
\(6\sqrt{2}\)
\(3\sqrt{5}\)
\(2\)
(2) ==計算多い★★★==
※前の問題が簡単な問題であるとき,その結果は後の問題のヒントになっていることが多い
• (1)の結果から,△BCF∽△CDHであるから BC:CF=CD:DH
\(\small 6\sqrt{2}:3\sqrt{5}=6:\mathrm{DH}\)
\(\displaystyle \small \mathrm{DH}=\frac{3\sqrt{5}\times 6}{6\sqrt{2}}=\frac{3}{2}\sqrt{10}\)
• 次に,対応する2組の角がそれぞれ等しいことから,△DHC∽△EHAも証明できるから
AH:HC=2:6=1:3
\(\displaystyle \small \mathrm{AH}=\frac{1}{4}\mathrm{AC}=\frac{1}{4}\times 6\sqrt{2}=\frac{3}{2}\sqrt{2}\)
\(\displaystyle \small \mathrm{HC}=\frac{3}{4}\mathrm{AC}=\frac{3}{4}\times 6\sqrt{2}=\frac{9}{2}\sqrt{2}\)
• 次に,対応する2組の角がそれぞれ等しいことから,△DAH∽△CGHも証明できるから
DH:HA=CH:HG
\(\displaystyle \small \frac{3}{2}\sqrt{10}:\frac{3}{2}\sqrt{2}=\frac{9}{2}\sqrt{2}:\mathrm{HG}\)
\(\displaystyle \small \mathrm{HG}=\frac{3}{2}\sqrt{2}\times\frac{9}{2}\sqrt{2}\times\frac{2}{3\sqrt{10}}=\frac{9}{\sqrt{10}}=\frac{9}{10}\sqrt{10}\)
\(\displaystyle \small \mathrm{DH:HG}=\frac{3}{2}\sqrt{10}:\frac{9}{10}\sqrt{10}=5:3\)…(答)
|
|
【問題5】
解答を見る右の図のように,ABを斜辺とする2つの直角三角形ABCとABDがあり,辺BCとADの交点をEとする。また,AC=2cm, BC=3cm, CE=1cmとする。 このとき,次の(1)〜(4)の各問いに答えなさい。 (1) 線分AEの長さを求めなさい。
(2) △AEC∽△BEDであることを証明しなさい。
(3) △ABEの面積を求めなさい。
(4) 点Eから辺ABに垂線をひき,その交点をFとする。
このとき,(ア),(イ)の問いに答えなさい。 (ア) 線分EFの長さを求めなさい。
(イ) △ECFの面積をS1,△BEDの面積をS2とするとき,S1:S2を最も簡単な整数の比で表しなさい。
(2021年佐賀県公立高校入試問題)
(1) ==基本★==
△AECは∠C=90°の直角三角形だから,三平方の定理により \(\mathrm{AE}=\sqrt{1^2+2^2}=\sqrt{5}\hspace{2px}(cm)\)…(答)
(2) ==基本★==△AECと△BEDについて,2つの角がそれぞれ等しいことを示す: • ∠ECA=∠EDB=90°
• ∠CEA=∠DEB(対頂角)
以上から,△AECと△BEDは,2つの角がそれぞれ等しいから相似である…(証明終)(3) ==基本★== 底辺の長さBE=2cm,高さCA=2cmだから,面積は 2×2÷2=2 (cm2)…(答)
(4)(ア) ==基本★==(3)の結果から,△ABEの面積は,2×2÷2=2 (cm2)であるが,これを,\(\small \mathrm{AB}=\sqrt{13}\)とEFを用いて表すと,EFの長さが求まる \(\small\sqrt{13}\mathrm{EF}\div 2=2\)
\(\displaystyle \small\mathrm{EF}=\frac{4}{\sqrt{13}}=\frac{4}{13}\sqrt{13}\hspace{3px}(cm)\)…(答)
(イ) ==計算量あり★★==
\(\sqrt{5}\)
\(\frac{4}{13}\sqrt{13}\)
\(2\)
\(\sqrt{13}\)
FからBCに降ろした垂線の足をGとおくと,△EFG∽△ABCにより
\(\small\mathrm{FG}=\frac{4}{13}\sqrt{13}\times\frac{3}{\sqrt{13}}=\frac{12}{13}\)
\(\small\mathrm{\triangle ECF}=1\times\frac{12}{13}\div 2=\frac{6}{13}\)
△BED∽△AEC,相似比は\(\mathrm{BE:AE=2:\sqrt{5}}\)により,
← 【要点1】
面積比は\(4:5\)\(\small\mathrm{\triangle BED}=1\times\frac{4}{5}=\frac{4}{5}\)
\(\small\mathrm{\triangle ECF:\triangle BED}=\frac{6}{13}:\frac{4}{5}=15:26\)…(答)
|
【問題6】
解答を見る右の図1のように,△ABCの辺AB上に,∠ABC=∠ACDとなる点Dをとります。また,∠BCDの二等分線と辺ABとの交点をEとします。AD=4cm, AC=6cmであるとき,次の各問に答えなさい。 (1) 線分BEの長さを求めなさい。
(2) 右の図2のように,線分∠BACの二等分線と辺BCとの交点をF,線分AFと線分EC, DCとの交点をそれぞれG, Hとします。
このとき,△ADHと△ACFが相似であることを証明しなさい。 (3) 図2において,△ABCの面積が18cm2であるとき,△GFCの面積を求めなさい。
(2021年埼玉県公立高校入試問題)
• ∠ABC=∠ACDを使って,△ABC∽△ACDを示し,それにより,BDを求める
• 次に,CEが∠BCDの二等分線であることを使って,BE:EDを求める (1) ==基本★== △ABCと△ACDについて • ∠ABC=∠ACD
• ∠CABは共通
以上により,2組の角がそれぞれ等しいから,△ABC∽△ACD1) したがって,CA:AB=DA:AC 6:AB=4:6
\(\displaystyle\small\mathrm{AB}=\frac{36}{4}=9\)
BD=5
2) AC:CD=AB:BC6:CD=9:BC
9CD=6BC
\(\mathrm{CD=\frac{2}{3}BC}\)
角の二等分線に関する定理によりBE:ED=3:2
BE=3(cm)…(答)
(2) ==基本★==• (1)の経過において,△ABC∽△ACDが証明されているから ∠ADH=∠ACF
• AFは∠BACの二等分線であるから
∠DAH=∠CAF
したがって,△ADHと△ACFは,2組の角がそれぞれ等しいから,相似である…(証明終)(3) ==計算量多い★★== • AFは∠BACの二等分線であるから EG:GC=EA:AC=6:6=1:1
• AFは∠BACの二等分線であるから
EF:GC=BA:AC=9:6=3:2
• \(\small\mathrm{\triangle EBC=\frac{3}{9}\triangle ABC}\)• \(\displaystyle\small\mathrm{\triangle GFC=\frac{2}{5}\times\frac{1}{2}\triangle EBC}\) \(\displaystyle\small\mathrm{\triangle GFC=\frac{2}{5}\times\frac{1}{2}\times\frac{3}{9}\triangle ABC}\)
\(\displaystyle\small=\frac{2}{5}\times\frac{1}{2}\times\frac{3}{9}\times 18=\frac{6}{5}\hspace{3px}(cm^2)\)…(答)
|
|
【問題7】
解答を見る図Tにおいて,A, B, Cは点Oを中心とする円の周上の異なる3点である。3点A, B, Cを結んでできる△ABCはAB=ACの二等辺三角形であり,頂角∠ABCは鋭角である。Dは,Bから線分ACにひいた垂線と線分ACとの交点である。Eは,直線OCと円Oとの交点のうちCと異なる点である。Fは,線分ECと線分ABとの交点である。EとAとを結ぶ。 次の問いに答えなさい。 (1) △EAC∽△CDBであることを証明しなさい。
(2) AD=5cm, DC=2cmであるとき,
@ 線分BDの長さを求めなさい。
A 線分AFの長さを求めなさい。
(2025年大阪府公立高校入試問題B)
(1) ==基本★==
△EACと△CDBについて,2組の角がそれぞれ等しいことを示す • ∠EAC=∠CDB=90°…(#1)
• ∠AEC=∠ABC
(同一の弧\(\stackrel{\Large\frown}{\mathrm{AC}}\) に対する円周角は等しい) ∠ABC=∠DCB
(二等辺三角形の両底角は等しい) これらから,∠AEC=∠DCB…(#2)
(#1)(#2)により,2組の角がそれぞれ等しいから,△EAC∽△CDB…(証明終)(2)@ ==基本★== △ABDは,∠D=90°の直角三角形だから,三平方の定理により \(\mathrm{AB^2=AD^2+BD^2}\)
\(7^2=5^2+\mathrm{BD^2}\)
\(\mathrm{BD}=\sqrt{24}=2\sqrt{6}\hspace{2px}(cm)\)…(答)
【復習】
右の図で,\(a,b\)から\(h\)を求める問題は,昔からよく出るので,解けるようにしておく方がよい
結果を覚えるのではなく,比例計算の「方法」を参考にする!
\(0\lt k\lt 1\) は小数とする\((h=)ak=b(1-k)\) だから \(ak+bk=b\) \(k=\frac{b}{a+b}\) \(h=ak=\textcolor{red}{\frac{ab}{a+b}}\)
\(\frac{7}{\sqrt{6}}\)
\(2\sqrt{6}\)
\(2\)
\(5\)
\(x\)
(2)A ==計算量多い★★★==(1)の結果から,△EAC∽△CDBであるから \(\mathrm{AC:AE=DB:DC}\)
\(7:\mathrm{AE}=2\sqrt{6}:2\)
\(2\sqrt{6}\mathrm{AE}=14\)
\(\mathrm{AE}=\frac{7}{\sqrt{6}}\)
平行線や垂線を引くと,魔法のように解けることがある!
FからADに引いた垂線の足をGとすると,△ABD∽△AFGであるから \(\mathrm{FG}=\frac{x}{5}\mathrm{BD}=\frac{2\sqrt{6}x}{5}\)
△AEC∽△GFCであるから\(\mathrm{FG}=\frac{7-x}{7}\mathrm{AE}=\frac{7-x}{7}\times\frac{7}{\sqrt{6}}=\frac{7-x}{\sqrt{6}}\)
これらから,\(x\) が求まる\(\frac{2\sqrt{6}x}{5}=\frac{7-x}{\sqrt{6}}\)
\(12x=5(7-x)\)
\(17x=35\)
\(x=\frac{35}{17}\)
次に,\(\mathrm{FG}\) が求まる\(\mathrm{FG}=\frac{2\sqrt{6}}{5}\times\frac{35}{17}=\frac{14}{17}\sqrt{6}\)
最後に,△AFGに三平方の定理を使うと,\(\mathrm{AF}\) が求まる\(\mathrm{AF}^2=(\frac{35}{17})^2+(\frac{14}{17}\sqrt{6})^2\)
\(=(\frac{7}{17})^2\{5^2+2\sqrt{6})^2\}=\frac{7^4}{17^2}\)
\(\mathrm{AF}=\frac{49}{17}\hspace{3px}(cm)\)…(答)
|
【問題8】
解答を見る図4のように,AC⊥BD, AD=3cm, DE=\(\small\sqrt{5}\) cmとする。また,BA∥CFとなるように円Oの周上に点Fをとり,直線BDと直線CFの交点をGとする。 このとき,△ABEと△CGEの面積の比を求め,最も簡単な整数の比で表しなさい。 (2021年和歌山県公立高校入試問題)
\(3\)
\(\sqrt{5}\)
\(2\)
• まず,△ABE∽△CGEであることを示す
← 【要点1】
これにより,求める面積比は,相似比AE:ECの2乗で求められる• 次に,△AED∽△DECであることを示す これにより,相似比AE:ED=DE:ECからECが求まる • はじめに,直角三角形△AEDについて,三平方の定理により \(\mathrm{AE}=\sqrt{3^2-(\sqrt{5})^2}=2\)
• BA∥CFにより,平行線の錯角は等しいから
∠ABE=∠CGE
∠BAE=∠GCE
2組の角がそれぞれ等しいから,△ABE∽△CGEが言える• ∠ADC=90°だから ∠ADE=∠DCE
∠DAE=∠CDE
2組の角がそれぞれ等しいから,△AED∽△DECが言えるしたがって AE:ED=DE:EC
\(2:\sqrt{5}=\sqrt{5}:\mathrm{EC}\)
\(\mathrm{EC}=\frac{5}{2}\)
求める面積比は,相似比AE:ECの2乗だから
\(\mathrm{\triangle ABE:\triangle CGE}=2^2:(\frac{5}{2})^2=16:25\)…(答)
|
|
【問題9】
解答を見るAB=10cm, AB<ADの長方形ABCDを,右の図1のように,折り目が点Cを通り,点Bが辺AD上にくるように折り返す。点Bが移った点をEとし,折り目を線分CFとすると,AF=4cmであった。 このとき,次の問いに答えなさい。 1 △AEF∽△DCEであることを証明せよ。
2 線分AEの長さを求めよ。
3 右の図2のように,折り返した部分をもとにもどし,線分CEと線分BDとの交点をGとする。このとき,四角形BGEFの面積を求めよ。
(2021年愛媛県公立高校入試問題)
\(2\sqrt{5}\)
\(4\sqrt{5}\)
\(6\sqrt{5}\)
1 ==基本★==△AEFと△DCEはいずれも直角三角形 さらに ∠DEC+∠FEA=90°
∠AFE+∠FEA=90°
だから
∠DEC=∠AFE
よって,直角と他に1組の角が等しいから,△AEF∽△DCE…(証明終)2 ==基本★== 三平方の定理により \(\mathrm{AE}=\sqrt{6^2-4^2}=\sqrt{20}\) \(=2\sqrt{5}\hspace{3px}(cm)\)…(答)
四角形BGEFは台形ではない
3 ==基本★==すなわち,FE∥BDではないから,面積を直接計算せずに,長方形ABCDから△AFE,△ECD,△BCGの面積をひく 1の結果により \(\mathrm{FA:AE=ED:DC}\)
\(4:2\sqrt{5}=\mathrm{ED}:10\)
\(\mathrm{ED}=\frac{40}{2\sqrt{5}}=4\sqrt{5}\)
\(\mathrm{BC}=2\sqrt{5}+4\sqrt{5}=6\sqrt{5}\)
それぞれの面積を求めると• 四角形ABCD \(10\times 6\sqrt{5}=60\sqrt{5}\)
• △AFE
\(4\times 2\sqrt{5}\div 2=4\sqrt{5}\)
• △ECD
\(10\times 4\sqrt{5}\div 2=20\sqrt{5}\)
• △BCG
△EGD∽△CGB
その相似比は \(4\sqrt{5}:6\sqrt{5}=2:3\)
高さの比は \(2:3=4:6\)
△BCGの面積は \(6\times 6\sqrt{5}\div 2=18\sqrt{5}\)
結局,四角形BGEFの面積は
\(60\sqrt{5}-(4\sqrt{5}+20\sqrt{5}+18\sqrt{5})=18\sqrt{5}\hspace{3px}(cm^2)\)…(答)
|
【問題10】
解答を見る右の図のような,正方形ABCDがあり,辺AD上に,2点A, Dと異なる点Eをとる。∠BCEの二等分線をひき,辺ABとの交点をFとする。辺ABをBの側に延長した直線上にDE=BGとなる点Gをとり,線分GEと線分CFとの交点をHとする。点Eを通り,辺ABに平行な直線をひき,線分CFとの交点をFとする。 このとき,次の(1),(2)の問いに答えなさい。 (1) △FGH∽△IEHであることを証明せよ。
(2) CE=FGであることを証明せよ。
(2021年香川県公立高校入試問題)
(1)
2つの三角形について,2組の角がそれぞれ等しいことを示す: GF∥IEで,平行線の錯角は等しいから ∠HFG=∠HIE
∠FGH=∠EIH
(※1組は対頂角の組∠GHF=∠EHIで示してもよい)
以上により,2つの三角形△FGHと△IEHについて,2組の角がそれぞれ等しいから,△FGH∽△IEH…(証明終)
一般に,小問(1)が易しいときは,
(2)A) \((1)\longrightarrow (2)\) の形で,(1)が(2)のヒントになっていることがあるが,必ずそうなっているとは限らない B) \(\overset{\large\nearrow}{\searrow}\begin{array}{cc}(1)\\ (2)\end{array} \) の形で,(1),(2)が独立した問題になっている場合もあり,A)の形になっていると決めつけると間違うことがある. この問題では,(1)の前提として,@正方形であることADE=BGであることB角の二等分線になっていること,のいずれも使われていないから,(1)だけから(2)を言うのは無理 • 2つの三角形△CEDと△CBGについて, ∠CDE=∠CBG=90°
CD=CB(正方形の辺)
DE=BG(問題の仮定)
により,2辺とその間の角がそれぞれ等しいから,△CED≡△CBGよって CE=CG…(#1)
• ∠CFG=∠FCD(平行線の錯角)…(#2)
• △CFGについて∠FCE=∠FCG(問題の仮定)
∠ECD=∠GCB(上記合同の結果)
により
∠FCD=∠FCG…(#3)
(#2),(#3)より∠CFG=∠FCG
よって,△CFGは2つの角が等しいから,二等辺三角形で,
FG=CG…(#4)
(#1),(#4)により
CE=FG…(証明終)
|