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== 資料の整理と活用4(高校入試問題) ==
このページの教材のレベルは
〜基本から応用まで〜
ワンポイント・レッスン.箱ひげ図
• 資料を小さい順に並べて,四分の一ずつにある点(25%点,50%点,75%点)を順に第1四分位数,第2四分位数,第3四分位数という.ただし,第2四分位数は中央値である.
• このとき,最小値,第1四分位数,第2四分位数,第3四分位数,最大値を次のように視覚的に表したものを「箱ひげ図」という.
• 最大値と最小値の差を「範囲」という.
• 第3四分位数と第1四分位数の差を「四分位範囲」という.
• 範囲や四分位範囲によって,資料の散らばり具合が分かる.
 理屈の上で,四分位数は上記のように定義されるが,具体的に整数個の資料が与えられたとき,四分位数は次のように決める.
(1) 資料の総数が奇数個で,その中央値を取り除いた残りもそれぞれ奇数個であるとき
【例】合計11個の資料の場合
@ABCDEFGHIJ
⇒Eが中央値
 これを取り除いて,「小さい方の半分」「大きい方の半分」に分けて,それぞれ中央値を決める
@ABCDの中央値はB,FGHIJの中央値はH
⇒最小値=@,第1四分位数=B,第2四分位数=E,
 第3四分位数=H,最大値=J
(2) 資料の総数が奇数個で,その中央値を取り除いた残りがそれぞれ偶数個であるとき
【例】合計9個の資料の場合
@A|BCDEF|GH
⇒Dが中央値
 これを取り除いて,「小さい方の半分」「大きい方の半分」に分けて,それぞれ中央値を決める
@ABCの中央値はABの平均,EFGHの中央値はFGの平均
⇒最小値=@,第1四分位数=(A+B)÷2,第2四分位数=D,第3四分位数=(F+G)÷2,最大値=H
(3) 資料の総数が偶数個で,中央値で2つに分けた組がそれぞれ奇数個であるとき
【例】合計10個の資料の場合
@ABCD|EFGHI
⇒(D+E)÷2が中央値
 「小さい方の半分」「大きい方の半分」に分けて,それぞれ中央値を決める
@ABCDの中央値はB,EFGHIの中央値はG
⇒最小値=@,第1四分位数=B,第2四分位数=(D+E)÷2,第3四分位数=G,最大値=I
(4) 資料の総数が偶数個で,中央値で2つに分けた組もそれぞれ偶数個であるとき
【例】合計8個の資料の場合
@A|BC|DE|FG
⇒(C+D)÷2が中央値
 「小さい方の半分」「大きい方の半分」に分けて,それぞれ中央値を決める
@ABCの中央値は(A+B)÷2,DEFGの中央値(E+F)÷2
⇒最小値=@,第1四分位数(A+B)÷2,第2四分位数=(C+D)÷2,第3四分位数(E+F)÷2,最大値=G

(以上は長いので)★要約すると★
 ■(1)(2)⇒全体の資料が「奇数個である」ときは,中央値\(Q_2\)を1つ取り除いたものについて,下半分の中央値を\(Q_1\),上半分の中央値を\(Q_3\)とする.
【例】1, 2, 3, 4, 5のとき
   \(Q_2=3\rightarrow Q_1=1.5, Q_3=4.5\)
【例】 1, 2, 3, 3, 4のとき
   \(Q_2=3\rightarrow Q_1=1.5, Q_3=3.5\)
 ■(3)(4)⇒全体の資料が「偶数個である」ときは,中央値\(Q_2\)は2つの値の平均値になり,その値は取り除かずに,下半分の中央値を\(Q_1\),上半分の中央値を\(Q_3\)とする.
【例】1, 2, 3, 4, 5, 6 のとき
   \(Q_2=3\rightarrow Q_1=2, Q_3=5\)
【例】1, 2, 3, 3, 4, 5のとき
   \(Q_2=3\rightarrow Q_1=2, Q_3=4\)

■中央値■
読んだ本(冊)度数(人)累積度数(人)
0
1
2
3
4
5
6
1
15
16
6
18
16
4
1
16
32
38
56
72
76
76\(\cancel{\hspace{80px}} \)
【問題1】
 右の表は,ある中学校の生徒76人に対し,夏休みに読んだ本の冊数を調べ,まとめたものです。表から,読んだ本の冊数の中央値を求めなさい。
(2025年度 北海道公立高校入試問題)
解説を読む
■最頻数,四分位数■
1日の家庭学習時間
階級(分)度数(人)
以上 未満
30〜60
60〜90
90〜120
120〜150
150〜180
180〜210

3
9
7
10
8
3
合計40
【問題2】
 右の度数分布表は,あるクラスの生徒40人に対して,1日の家庭学習時間を調査した結果をまとめたものである。この度数分布表から読みとれることとして正しいものを,後の@〜Cの中からすべて選び,番号を書きなさい。
@ 最頻値は135分である。
A 第1四分位数は,階級値が105分の階級に含まれる。
B 120分未満の累積度数は,29人である。
C 範囲は180分未満である。
(2025年度 佐賀県公立高校入試問題)
解説を読む

■相対度数■
【問題3】
 下の表は,A中学校の生徒50人とB中学校の生徒20人について,ある日の家庭学習時間の相対度数を表したものである。
家庭学習時間
(分)
A中学校B中学校
相対度数相対度数
以上 未満
0 〜 20

0.02

0.00
20 〜 400.060.10
40 〜 600.100.15
60 〜 800.140.20
80 〜 1000.160.15
100 〜 1200.160.25
120 〜 1400.240.05
140 〜 1600.120.10
1.001.00
 次の(1)〜(3)の問いに答えなさい。
(1) A中学校の家庭学習時間の最頻値を求めなさい。
(2) B中学校で,家庭学習時間が60分以上80分未満の生徒の人数を求めなさい。
(3) A中学校とB中学校の家庭学習時間について述べた文として正しいものを,ア〜エから全て選び,符号で書きなさい。
ア A中学校は,B中学校より,最頻値が大きい。
イ A中学校は,B中学校より,中央値が小さい。
 A中学校は,B中学校より,60分以上80分未満の生徒の人数が多い。
 A中学校は,B中学校より,60分未満の生徒の人数が少ない。
(2025年度 岐阜県公立高校入試問題)
解説を読む
【問題4】
 右の図は,1つのケースに入ったさくらんぼの重さを1個ずつ調べ,その結果をヒストグラムに表したものである。例えば,この図から重さが3g以上5g未満のさくらんぼは3個あったことがわかる。7g以上9g未満の階級の相対度数を求めなさい。
(2025年度 青森県公立高校入試問題)
解説を読む

【問題5】
 次のは,A中学校の3年生男子40人とB中学校の3年生男子80人のハンドボール投げの記録を度数分布表にしたものである。
階級(m)A中学校B中学校
度数(人)度数(人)
以上 未満
10 〜 15
15 〜 20
20 〜 25
25 〜 30
30 〜 35
35 〜 40

2
12
10
10
4
2

8
20
30
10
8
4
4080
 このとき,このから読みとれることとして正しくないものを,次のア〜オの中から1つ選んで,その記号を書きなさい。
ア 度数分布表の階級の幅は5 mである。
イ A中学校の最頻値(モード)は17.5 mである。
 B中学校の中央値(メジアン)が含まれる階級は20 m以上25 m未満である。
 A中学校とB中学校の25 m以上30 m未満の階級の相対度数は等しい。
 A中学校とB中学校の15 m以上20 m未満の階級までの累積相対度数は等しい。
(2025年度 茨木県公立高校入試問題)
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■累積相対度数■
表2
階級(時間)相対度数
以上 未満
0 〜 5
5 〜 10
10 〜 15
15 〜 20
20 〜 25
25 〜 30

0.11
0.18
0.21
0.28
0.19
0.03
1.00
(注)相対度数は小数第3位を四捨五入したものである。
【問題6】
 表2は,2年1組から2年3組までの生徒105人について調べた結果を,相対度数分布表にまとめたものである。表2について,度数が最も多い階級の累積相対度数を求めなさい。
(2025年度 静岡県公立高校入試問題)
解説を読む

■四分位範囲■
【問題7】
 次のデータは,山下さんが釣り場で釣った11匹の魚の重さを軽い方から順に並べたものです。このデータの四分位範囲は何gですか。
 103 108 112 121 123 125 128 134 139
 147 150
(2025年度 広島県公立高校入試問題)
解説を読む
【問題8】
 3 9 \(x\) 4 15
 5 8 4 9
 右のデータは,9人の生徒それぞれが1学期に読んだ本の冊数を示したものである。9人の生徒それぞれが読んだ本の冊数の中央値が8冊であり,四分位範囲が6冊であるとき,データ中の\(x\)の値を求めなさい。
(2025年度 大阪府公立高校入試問題B)
解説を読む

■箱ひげ図■
【問題9】
 ある中学校の3年A組と3年B組の生徒全員を対象として,11月に図書館から借りた本の冊数を調べた。次の図は,調べた結果を学級別に分けて,箱ひげ図に表したものである。生徒数は,3年A組が23人,3年B組が22人である。
 この箱ひげ図から読みとれることとして正しいものを,下のア〜オからすべて選んで記号を書きなさい。
ア 3年A組の中央値は,3年B組の中央値と等しい。
イ 3年A組の最大値は,3年B組の最大値と等しい。
 四分位範囲は,3年B組のほうが3年A組よりも小さい。
 借りた本の冊数が3冊以上5冊以下の人数は,3年B組のほうが3年A組よりも多い。
 借りた本の冊数が6冊以上の人数は,3年B組が3年A組の2倍以上である。
(2025年度 秋田県公立高校入試問題)
解説を読む
【問題10】
 ある日,A農園とB農園では,みかんを200個ずつ収穫した。図2は,その200個それぞれの重さのデータを,農園ごとに箱ひげ図に表したものである。
 図2から読みとれることとして,次の(T)〜(V)は,それぞれ正しいといえますか。下のア〜ウの中から最も適切なものを1つずつ選び,その記号をかきなさい。
(T) A農園の第3四分位数は60g以上70g以下である。
(U) データの範囲は,A農園よりB農園の方が大きい。
(V) B農園では,60g以下のみかんを65個以上収穫できた。
ア 正しい
イ 正しくない
ウ この図からはわからない
(2025年度 和歌山県公立高校入試問題)
解説を読む

【問題11】
 A中学校の3年1組の生徒39人と2組の生徒38人に体力テストを実施した。右の図は,体力テストの得点の分布のようすを箱ひげ図に表したものである。
 このとき,次のア〜エのうち,箱ひげ図から読みとれることとして正しいものを1つ選び,その符号を書きなさい。
ア 四分位範囲は,1組のほうが2組よりも大きい。
 20点以上70点未満の人数は,1組のほうが2組よりも多い。
ウ 第1四分位数は,2組のほうが1組よりも大きい。
エ 60点以上の人数は,2組のほうが1組よりも多い。
(2025年度 石川県公立高校入試問題)
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■ヒストグラム→箱ひげ図■
【問題12】
 花子さんは,1組から4組の各クラスの生徒30人の通学時間を調べ,そのデータを,組ごとに,ヒストグラムと箱ひげ図にそれぞれ表した。下の図1のヒストグラムは,1組のヒストグラムである。下の図2の㋐〜㋓の箱ひげ図は,1組から4組の箱ひげ図のいずれかに対応している。図2の㋐〜㋓の箱ひげ図のうち,1組の箱ひげ図はどれか。正しいものを1つ選んで,その記号を書け。

(2025年度 香川県公立高校入試問題)
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【問題13】
 図4は,15個のみかんの1個ごとの重さのデータをヒストグラムに表したものである。例えば,80g以上85g未満の重さのみかんは,1個である。このデータを箱ひげ図に表したものとして適切なものを,図5のア〜オから1つ選び,その記号を書け。
(2025年度 奈良県公立高校入試問題)
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【問題14】
 右の図は,ある野球選手が1年間に打ったホームランの本数の13年分の記録を,ヒストグラムに表したものである。このヒストグラムから,たとえば,記録が0本以上10本未満の階級に入る年は4回であることが分かる。
 このヒストグラムをつくるのにもとにした記録を,箱ひげ図に表したものとして最も適切なものを,次のア〜オから1つ選び,記号で答えなさい。
(2025年度 山形県公立高校入試問題)
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