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《解説》
■ 2種類の食塩水を混ぜ合わせたときの食塩水の濃度を求める問題では, ![]()
■ 考えるときは,下の図のように,食塩と水を分けて想像した方が分かりやすいでしょう. ![]() 例 12(%)の食塩水と7(%)の食塩水を混ぜて,10(%)の食塩水500(g)を作るには,12(%)の食塩水を何グラム混ぜればよいか. (答案) 《解説》 ■ p(%)の食塩水x(g)と,q(%)の食塩水y(g)を混ぜて,A(%)の食塩水B(g)ができるとすれば, x,y,Bのうち少なくとも1つを含む未知数2つの問題が解けることになり,未知数の組み合わせで,いろいろな問題ができます. 《読み物》いろいろな疑問
水の量=食塩水の量−食塩の量 なので(1)(2)があるときに,さらに(3)を追加しても何も新しい事柄は出てきません. 逆に,食塩水の量=食塩の量+水の量なので,(1)(3)があるときに(2)を追加しても,何も新しい事柄は出てきません. (正確には,(2)(3)から(1)も求まります.) だから,(1)(2)(3)のうち2つで連立方程式を作ります. ここからが大切: しかし、「濃度を使って食塩の量が求められる」ことが重要なねらいなので,ほとんどの問題は,「食塩水の量」と「濃度」で書かれており,(1)(2)でやると簡単になるのです.
p(%)の食塩水x(g)と,q(%)の食塩水y(g)を混ぜて,A(%)の食塩水B(g)ができるとすれば, 食塩の量 → px÷100+qy÷100=AB÷100 すなわち px+qy=AB・・・(1) 食塩水全体 → x+y =B・・・(2) が成り立ちます.ここで,p,qが未知数で,x,y,A,Bが与えられていると, px+qy=AB・・・(1)方程式は(1)だけで,未知数が2つあるので,答が決まらなくなります. 例 p(%)の食塩水100(g)と,q(%)の食塩水100(g)を混ぜて,5(%)の食塩水ができるとき,p,qを求めなさい. → 5(%)と5(%)でも,4(%)と6(%)でも,3(%)と7(%)でも...よい. → p+q=10 を満たすp,q(ただし,p,q>0)なら何でもよい.
p(%)の食塩水x(g)と,q(%)の食塩水y(g)を混ぜて,A(%)の食塩水B(g)ができるとすれば, ![]() 上の問題1 (1)〜(5)の問題と答えを図示すると次のようになります. |