「かっこでくくる」という項目は,中学校の教科書であまり重視されていないように思えます.特に,この頁で扱っているようなxの2乗の係数でくくるというような練習は見かけませんが,高校生になったとたんに2次関数の頂点を求める変形の中で「しばしば」登場します.
《問題》
このような変形は,中学校の内にできるようにしておく方がよいでしょう. 〇かっこをはずす操作は,(かっこの前にある係数を)かっこの中のものにそれぞれ「掛ける」ことに対応します. 2(3x+4y)=6x+8y 2(x2+5x)=2x2+10x 〇そこ逆のかっこでくくる操作は,(かっこの前にくくりだした係数で)かっこの中のものをそれぞれ「割る」ことに対応します. 6x+9y=3(2x+3y) 3x2−6x=3(x2−2x) 特に負の数でくくるときは,かっこ内のものはすべて符号が変わることに注意してください. −3x2+6x=−3(x2−2x)
〇初めに「左の式を一つ」クリックし,続けて「右の式で対応するもの」をクリックすると消えます.間違えば消えません.
〇分からないときは[解説]ボタンが表示されているときにそれをクリックしてください. |
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解説 |