【解説】
■ 辺の長さが等しいことを証明するために,三角形の合同を用いることができます.
上のような,2つの三角形△ABC,△DECについてAB=DEを証明するためには
三角形の合同条件の内の1つが成立することを示す |
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△ABC△DEC
が言える |
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AB=DEが言える |
証明においては,見通しを立てることがとくに大切で,
三角形の合同条件の内の1つが成立するとを示せばよい |
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△ABC△DEC
が言えればよい |
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AB=DEを言うためには |
のように,「〜を示すためには」「〜を示せばよい」という見通しを立てないとできません.
今までに習ってきた
(−3)[−5(x−1)2+{3(x+1)2−5}]
のような計算問題の場合には,とにかく変形していけばできました.しかし,証明問題では,ある結論にたどり着くためには,その前に何を言わなければならないかという形で「逆を読む」ことが大切です.
実際に証明を行うためには,「どの三角形の合同に持ち込むか」を決めることが特に重要です.
仮定から結論を導く方法(証明)は1つだけとは限りません.次のイラストで示すように,いくつかの道筋が考えられることがあります.上の問題(2)は,解答が2つあります.
【解説】
■ 次のような,2つの三角形△ABC,△DECについてAB=DEを証明するために
△ABC△DECを利用するときは,三角形の合同条件
1 対応する3辺の長さがそれぞれ等しい.
2 2辺とその間の角がそれぞれ等しい.
3 1辺とその両端の角がそれぞれ等しい.
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のうち,どれでも使えるわけではありません.辺の長さが分らないから,三角形の合同を利用しているのだから,その辺を使わずに言える合同条件を探します.(「2辺とその間の角」または「1辺のその両端の角」で示すことになります.)
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