→ スマホ用は別頁
難易度の目安 基 本:★☆☆
普 通:★★☆
やや難:★★★
|
【問題1】★☆☆
[解説を読む]自然数1, 2, 3, 4, 5, 6, ・・・を次のような群に分ける. | 1 | 2, 3 | 4, 5, 6 | 7, 8, 9, 10 | ・・・ このとき,200は番目の群に含まれる. (2000年度神奈川大 理学部)
このとき,第k群にはk項が属しているから,第1群から第n群の末項までには,
項がある.したがって,200が第n群に属しているときは は単調増加関数で だから,200は,第20群に属している・・・(答) |
【問題2】★☆☆
[解説を読む]数列 (2000年度日本大 薬学部)
次のように群に分ける
このとき,求める項は,第11群の第5項である ところで,第k群にはk項が属しているから,第1群から第10群の末項までには, 項がある.第60項・・・(答) 第9群の末項は,元の数列の 項になる. 第k群の項の和は 第k群までの項の和は これに第10項の4項の和は 結局,27+1=28・・・(答) |
【問題3】★☆☆
[解説を読む]数列 について,第2014項を求めよ. (2014年度津田塾大 学芸学部)
次のように群に分ける
このとき,第k群にはk項が属しているから,第1群から第n群の末項までには, 項がある.したがって,第2014項が第n群に属しているときは は単調増加関数で だから,第2014項は,第63群の第47+14=61項 |
【問題4】★☆☆
[解説を読む]数列 (1) (2) 第2005項の値を求めよ. (2005年度群馬大 工学部)
※ 値が初めてとは・・・例えば,
(1)のように分母が等しい項によって群に分けると,第n群にはn項が属することになる. は第100群の第99項であるが,第100群の第100項までには 項あるから,その1つ前は第5049項・・・(答) (2) 第2005項が第何群の第何項かを調べる 第n−1群の末項までには, となるnを求める. だから,第2005項は1953+52=2005により,第63群の第52項になる |
【問題5】★☆☆
[解説を読む]次のように,第n群がn個の分数を含むように分けられた数列がある. 次の設問に答えよ. (1) 第n群に属するすべての分数の和を求めよ. (2) 初めから数えて, 最初に (3) 初めから数えて,第100項目にある分数を求めよ. (2011年度岡山理科大 理学部)
(1)
第n群に属する分数は,分母がnで分子は, n, n−1, n−2, ...,3,2,1 (2) 最初に 元の数列で言えば,第 (3) 第100項が第n群に属するとすれば ここで, であるから,第14群の第9項 |
【問題6】★☆☆
[解説を読む]数列 を次のような群に分ける. 第1群第2群第3群第n群 (1) 第28群に入るすべての項の和を求めよ. (2) 第n群の最初の項が第何項かを求めよ. (3) 第2016項を求めよ. (2016年度滋賀大 教育学部)
(1)
第28群に入る項は だから,それらの和は (2) 第n−1群の末項までには 項あるから (3) 第2016項が第n群に属するとすれば ここで, であるから,第2016項は第63群の第63項 |
【問題7】★★☆
[解説を読む]
(1) nが偶数のとき,1番上の段の左からn番目の数をnの式で表せ. (2) nが奇数のとき,1番上の段の左からn番目の数をnの式で表せ. (3) 1000は左から何番目,上から何段目にあるか. (2000年度岩手大)
次のような群数列を考える
1 | 2, 3 | 4, 5, 6 | 7, 8, 9, 10 |・・・ (1) nが偶数のとき,第n群に属する項は,右上がりに並んでおり,求めるものは第n群の末項である. 第k群(1≦k≦n)にはk個の項が属しているから,n群の末項は元の自然数の列において 番目の数になる. (2) nが奇数のとき,第n群に属する項は,左下がりに並んでおり,求めるものは第n群の初項である. n−1群の末項までには,元の自然数の列のうちで 項あるから,求めるものはその次の数 (3) 1000が第n群に属するとすれば ここで, n=44のとき990,n=45のとき1035になるから,1000は第45群に属する. 第44群の末項が990だから,1000は第45群の10番目 1番上の段で左から45番目にある項から9個左で進むと「左から36番目」・・・(答) 1番上の段で左から45番目にある項から9個下に進むと「上から10段目」・・・(答) |
【問題8】★★☆
[解説を読む]![]() このとき,次の問いに答えなさい. (1) 有理数 (2) 第160項を求めなさい. (3) 第1000項までに,値が2となる項の総数を求めなさい. (2011年度山口大 教育学部)
次のように群数列に分ける
第k群は2k−1項から成り,そのうちの初めのk項の分母はkで,後のk−1項は過分数で分子がkとなっている. (1) 過分数で分子が11となるのは,第11群.そのうちの分母が8となるのは,(・・・,11,10,9,8)の並びを見れば,第14項. 第11群の第8項は,元の数列では 第114項・・・(答) (2) 第n群の末項までには 項あるから 元の数列の第160項は,第13群の第16項:(・・・,13,12,11,10,..)の並びを見ると,分母は10 (3) 値が2となる項は 偶数に1項ずつ含まれている. だから,第32群の第39項が元の数列の第1000項 (...,32,31,30,29,28,27,26,25,..)の並びを見ると,第1000項は,分母が25で分子が32となり,値は2よりも小さい. したがって,第31群までに含まれる項を数えるとよいから,15項・・・(答) |