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== 数学T.実数と根号(公式と例) ==

 このページは,教科書に太枠で書かれているレベルの公式を一覧表にして,各々の使い方を2題ずつ示したものです.
 高校の定期試験や大学入試問題などと比較すると,内容的に「非常に薄い」ものですので,その点よろしく.
 これらの公式を始めてみる人が,このページだけで身に着けるのは無理です.一度学習した人が,思い出す場合を想定しています.
 もう少し詳しい内容,証明などがあるページはリンクで示しています.
【1. 実数の分類】
【整数の例】
正の整数1, 2, 3, 4, ...
0
負の整数−1, −2, −3, −4, ...
【有限小数の例】
0.7, 1.5, 2.13, 3.456, ...
−0.3, −1.2, −2.04, −13.124,...
【循環小数の例】



【無理数の例】
根号
円周率
自然対数の底

※間違いやすいこと(1)
 有理数と無理数の違いは,有限小数と無限小数の違いではない.すなわち,「有限小数=有理数,無限小数=無理数」と考えていたら,それは間違いです.
 有限小数または循環小数(循環する無限小数)が有理数です.上の例のうち,は循環する無限小数で有理数です.
 これに対して,循環しない無限小数が無理数です.はっきり言えば,「無限」が相違点ではなく「循環する,循環しない」の違いが有理数と無理数の違いです.

有理数無理数
分数との関係
整数
整数
で表せる◎

整数
整数
で表せない

小数との関係循環する無限小数
(有限小数を含む)
循環しない無限小数
 上の表は◎の部分を切口として読むと分かり易いです.
 すなわち,有理数を
整数
整数
で表せるもの

と定義します.
 これを小数に直すときに,「商」ではなく「余り」の方に着目することが重要です.
 正の整数nで割ったときの余りr0≦r≦n−1n種類ありますが,
ア)
のように計算の途中で,余り0が登場したら,割り切れて有限小数になります.
イ)
のように,どこまで行っても割り切れない場合,右図ので示した余りは,0以外7以外の数字1,2,3,4,5,6の6通りあり,で示したように同じ余りが再登場すると,そこから先は同じ割り算の繰り返しになります.したがって,分母がnの分数は,最も長くても循環節の長さがn−1の循環小数になります.
 結局,
整数
整数

で表される有理数は,有限小数になるか循環小数になるかのいずれかです.そうでないものが無理数です.

 実は,0以外の整数や有限小数はすべて循環する無限小数で表すことができます.



このようにして,0以外のすべての「有理数」は「循環する無限小数」で,「無理数」は「循環しない無限小数」であるとも言えます.
 (整数)÷(整数)で与えられる分数の値はすべて有理数ですが,それが有限小数になるのは分母が2と5の倍数だけからできている場合です.それ以外の素因数(3, 7, 11など)が分母に含まれる分数は,循環する無限小数になります.こうした事情は10進法で表しているためで,例えば10進法のは3進法で表せば有限小数になり,は3進法で表せば無限小数になります.
高校1年生には,難し過ぎて分からん!
高校3年間で
他に言える場所がないので
ここに書いています


※間違いやすいこと(2)
 根号で表されるものだけが無理数である訳ではありません.循環しない無限小数であれば無理数なので,次のような小数も無理数です.


 円周率や自然対数の底は,次のような数列の和(級数)で表されます.



代数的無理数超越数

整数や有理数を係数とするn次方程式の解となる無理数整数や有理数を係数とするn次方程式の解として書けない無理数







【2. 根号計算】
…(2.1)
のとき
…(2.2)
…(2.3)
のとき
…(2.4)
【例2.1】


のときではないことに注意
【例2.2】


【例2.3】


【例2.4】



分母の有理化
のとき
…(2.5)
…(2.6)
…(2.7)
【例2.5】


【例2.6】


【例2.7】



二重根号
のとき
…(2.8)
のとき
…(2.9)
【例2.8】


【例2.9】