フタバアオイの花が咲いています

五月に行われる葵祭(アオイマツリ)の名前の由来となった花です

ランナーと呼ばれる地上茎を伸ばして次々に殖え
根を下ろしたところから茎が立ちあがり
二葉の分かれ目に一つ小さな赤い花を付けます

上賀茂神社(賀茂別雷神社)下鴨神社(賀茂御祖神社)をはじめ
全国の多くの神社で神紋に用いられているそのままの姿をしています

(写真をクリックしますと少し大きめの画像がご覧になれます)
上段の画像以外は以前の画像を流用しております

 
本店店頭に飾っております
フタバアオイ
今年は葉も花もすこし小振りです
 
二つ葉の間に花が付きます
中央左は開き始めた蕾
画像は昨年のものです
 
 
    

 

袋のようになった蕾
 
地面を這うように伸びる
地上茎(ランナー)で殖えます
 
 
    

 

上賀茂神社のフタバアオイの神紋
花も描かれています
 
本店の庭に自生するフタバアオイ
鉢植え程ではありませんが
地面にあるのも今年はやや小さいです
 
 
    

葵祭(アオイマツリ)は、古来
「賀茂祭(カモマツリ)」又は単に「祭(マツリ)」と言いましたが
「アオイカズラを身につけ我を奉れ」との賀茂神の神託により
祭礼に携わる人々が葵(アオイ)と蔓(カズラ)を身に着け奉仕した事から
葵祭と呼ばれるようになりました

フタバアオイは平安の頃より上賀茂西賀茂一帯に広く自生していたようですが
周辺が発展したことにより環境が変わり
近年は神社にも自生種は無くなってしまい
上賀茂神社を中心に再生への取り組みが行われております

田丸弥本店の庭の一隅には昔のままのフタバアオイが残っており
花の季節には株分けした鉢を店頭にお出ししてご覧いただいております

このページを閉じる