邦題「プロフェシー」原題「モスマンの黙示」を観てきました。

本国アメリカでは、ぶっこけたようですが、なかなか一筋縄ではいかない怪作でした。

最近監督自身に「オタ」要素がたぶんに入ったり、思い入れが満載したりした人が多くなってきたおかげで、昔だとどう考えてもネタのない会社の苦し紛れか、B級映画の典型ってな題材を正々堂々と、しっかりした脚本で、魅力的なキャストで撮ってたりする。
M・ナイト・シャマランの「サイン」なんて最右翼。
他では「UMA」とか、「X-FILES THE MOVIE」とかね(こちらは話的にはいまいちだけど)。

昔から未確認物体とか生命体なんてのは、魅力的なんでしょうか、よく話のネタになってます。
その典型が今回の作品。

ジャーナリストである主人公は最愛の妻と新しい家を購入した日に、妻の運転で事故を起こし、妻の脳内の奇病を宣告される。入院してからの妻の挙動不審は、彼女が亡くなってからも気がかりで、2年後のある日、移動中に気がつくと1時間半で6時間分の距離を進むと言う事態を体験してしまう。しそして、その移動して着てしまった町ポイントプレザントでは、まさに亡くなった妻が体験したことと同じモノを見た人が続出していた…。

実話の実体験談を元にひとつの話に練り上げていて、その主軸となるのが原題にも使われている「モスマン」つまり蛾男である。
モスマンはアメリカ先住民族の伝説にも登場していて、1960年代から各地で目撃体験している、2m50cmもある人型の異形のもので、腕の代わりに大きな翼を持っており(腕があるのもあるらしい)、頭の代わりに肩から盛り上がったそこに、丸い大きな赤い目が2つついている。
電波のような人間の言葉を発し、翼を羽ばたかせないで飛ぶと言う。

人によってはエイリアンだとか、エイリアン・アニマル(エイリアンの飼っている動物)だとか、神だとかと言われている。

主人公にリチャード・ギア。
共演にローラ・リネイ。
ウィル・パットン。
アラン・ベイツ。

監督は、前作「隣人は静かに笑う」で砂と銀紙を一緒に噛まされた様な後味の悪い映画を撮った、マーク・ペリントン。

「隣人は〜」でもそうだったが、その映像スタイルは元々のMTV時代のものを彷彿とさせ、不安定でありながら魅力的な絵を撮っているのではないかと思う。
特に、タイトルロールでは、クレジットのたびにその背景に溶け込むように工夫した絵を演出した様は見事(ま、これってカイル・クーパー?って感じだけど)。
伏線と言うか、小技というか、そういう面白い絵を一所懸命撮ってるって感じだ。

この秋のおいしいサスペンスを是非。


11/5/2002

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