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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2023年12月 

31/ アップリンク京都 フォルス・ポジティブ 【A24の知られざる映画たちpresented by U-NEXT】
7068 False Positive
ジョン・リー監督脚本作品。アメリカ映画
イラナ・グレイザー主演。ジャスティン・セロー、ピアース・ブロスナン、ソフィア・ブッシュほか。
不妊治療に活路を見出すために行った夫の知り合いの有名な不妊治療医。一発で三つ子を授かるも、安全に生むために間引きしろということになり…。
さすがA24製作のグログロストーリー。胎児や帝王切開の画像まで登場するが、それよりなによりその奇妙な違和感の正体が、あのことかと思うとぞっとする。
最少の出演者でうまく回していて、好感度大。
★★★★
30/ MOVIX京都 サンクスギビング
7067 Thanksgiving
ポイントで鑑賞。
イーライ・ロス監督製作原案作品。アメリカ映画
アディソン・レイ主演。パトリック・デンプシー、マイロ・マンハイム、ネル・ヴェルラーク、ジェイレン・トーマス・ブルックス、リック・ホフマン、ジーナ・ガーショウほか。
感謝祭発祥地であるマサチューセッツ州プリマスで、ブラックフライデーでマートで起こった大惨事。その翌年、大惨事を起こした市民を次々惨殺していくジョン・カーヴァーを名乗る謎の男。
「グラインドハウス」で製作されたフェイク予告編を、監督した本人が長編映画化。と聞いてびっくり。そうだったの!?これは見直さないと。
映画自体は、ゴア表現満載の殺戮復讐ムービーだけど、ゴアもリアル感がなく、そこまで怖くない。観やすい感じ。それがいいね。リアルにすればするほど、理性にブレーキがかかるので、これくらいの嘘表現が楽しめる。
★★★★
30/ MOVIX京都 NOCEBOノセボ
7066 Nocebo
「ビバリウム」のロルカン・フィネガン監督製作総指揮作品。アイルランド・イギリス・フィリピン・アメリカ合作
エヴァ・グリーン主演。マーク・ストロング、チャイ・フォナシエル、ビリー・ガスドンほか。
児童ファッションデザイナーの主人公。ある日、皮膚病に侵された野良犬の幻影から知らぬ間にダニをうつされる。そこから体調が悪くなり。8ヶ月たったある日、覚えのないフィリピン人の家政婦がやってくる。そして民間療法で、体調不良が改善していくかに見えたのだが…。
野良犬の登場と家政婦の登場、そこから起こる怪奇現象。一体何が起こっているのか。家政婦が正義か悪かも分からない状態で進んで行き、後半、家政婦のフィリピンでの生活が徐々に明らかになっていくにつれ、恐ろしいほどの闇が見えてくる。そしてクライマックスの恐怖がすごい。
正直なところ、目線はエヴァ・グリーンなんだよ。自分が、どんなにアメリカナイズされた日本人になってしまっているか、つくづく思い知らされてしまった。
★★★★★
27/ TOHOシネマズ二条 仮面ライダーTHE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦
7065
山口恭平監督作品。
本島純政主演。簡秀吉、松本麗世、藤林泰也、安倍乙、冨園力也、熊木陸斗、佐藤瑠雅、星乃夢奈、南野陽子、石丸幹二ほか。
ガッチャードの世界にジャマトが出現して併せてギーツの一行も登場。レヴェル10の最強ケミーが登場したり、桜井景和他3人もケミー化されてしまい、大混乱のなか共闘することになる。
90分以上の上映時間で、ほとんど戦闘シーンで、退屈はしないはずなんだけどお子様には後半退屈されてました。
まぁ、そんな感じ。
入場者特典:ライドケミートレカ(冬映画スペシャルver.)
★★★
24/ TOHOシネマズ二条 ハンガーゲーム0
7064 The Hunger Games:The Ballad of Songbirds & Snakes
フランシス・ローレンス監督製作作品。アメリカ映画
トム・ブライス主演。レイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ジェイソン・シュアルツマン、ビオラ・デイビスほか。
ジェニファー・ローレンス主演で4作製作された「ハンガー・ゲーム」シリーズの最新作でありオリジンを描いている。
主演は前シリーズで大統領(ドナルド・サザーランド)になっていたコリオレーナス・スノーを主演に、10回目で転機を迎えたハンガーゲームが大幅にルール変更され、メンターの責任が重くなった。そんな中、歌姫であるルーシーを受け持つことになり、何とか優勝に導いたが、不正が発覚し…。
2時間半の長丁場で、前半タイトル通りのハンガーゲームで、後半はスノーの動向を追った展開に変わって、一層長く感じてしまった。
ヒロインであるレイチェル・ゼグラーが「ウエストサイドストーリー」から脱してない感じにか見えないのも残念。
★★☆
23/ イオンシネマ京都桂川 PERFECT DAYS
7063
ポイントで鑑賞。
ヴィム・ヴェンダース監督脚本製作作品。
役所広司主演製作総指揮。柄本時生、アオイヤマダ、中野有紗、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和、甲本雅裕、松居大悟、モロ師岡、あがた森魚、芹澤興人ほか。
渋谷区内17か所の公共トイレを改修する「THE TOKYO TOILET PROJECT」の一環としてヴィム・ヴェンダースに動画を依頼したら、気に入って長編映画化されたという顛末。
ヴィムヴェンらしい、ストーリーがあってないような展開。さすがヴィムヴェン。その上、1回ではわからなくくらいのカメオ出演多数。
きれいな公衆トイレってそんなにないと思うけど、今作では毎回ピカピカ。そういうところはスポンサーには配慮してるんだろうな、とは思った。
★★★★☆
23/ イオンシネマ京都桂川 TALK TO ME トーク・トゥ・ミー
7062 Talk to Me
ダニー&マイケル・フィリッポウ監督脚本製作総指揮作品。オーストラリア映画
ソフィー・ワイルド主演。アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バード、ミランダ・オットー、ゾーイ・テラケス、マーカス・ジョンソン、クリス・アロシオほか。
霊力を持った人の手首から先を樹脂で固めたものを手を握って特定の言葉を投げ掛けると、見えないものが見えたり違う人格が入り込んだりする。そんな遊び(と思っている若者たち)が主人公を取り込んでいく。
主演から悪友までアボリジニが演じていて、その上普通の高校生を演じてるのも新鮮。原住民=伝統だからね。そういうところは一切ない。
遊びとして憑依をしていること自体、あほの子のする所業にしか見えないので、申し訳ないですが全く共感できない。
結果、思った通りの展開になって、思った通りのオチに落ち着いて、逆に安心したわ。
ホラー映画としての仕上がりは1級品。
★★★★☆
22/ TOHOシネマズくずはモール 劇場版 SPY × FAMILY CODE:White
7061
片桐崇監督作品。
隣国のスパイが機密情報のマイクロフィルムを持ち出そうとしてアーニャに食われてしまう。一方フォージャー家は、ステラを獲得するためにお菓子つくり実習のため北のフリジス地方に旅行に行くことになる。その先で起こるスラップスティックな展開。
いかにも少年漫画らしい展開で、何の驚きも感動もないまま進んで行く。
映画オリジナル脚本の長編アニメ。集英社の常とう手段という感じ。ということはこれからシリーズ化、するんかねー。
入場者特典:小冊子「SPY×FAMILY CODE:White Film Files」
Spotifyプレイリスト付きカード
★★★
17/ アップリンク京都 市子
7060
戸田彬弘監督脚本編集原作作品。
杉咲花主演。若葉竜也、森永悠希、渡辺大知、中村ゆり、宇野祥平ほか。
和歌山の山中で白骨死体が見つかった。市子が失踪した。彼がたどっていくと知らなかった過去が次々と明るみに出てくる・・・。
和歌山が舞台。杉咲花の演技が素晴らしい。
定期的に話題になる
戸籍ない問題にフォーカスした、しかも闇の深い環境が辛い名作。
★★★★☆
16/ TOHOシネマズ二条 屋根裏のラジャー
7059
百瀬義行監督作品。
声に寺田心、鈴木梨央、安藤サクラ、仲里依紗、杉咲花、山田孝之、高畑淳子、寺尾聰、イッセー尾形ほか。
A・F・ハロルドの小説「僕が消えないうちに」をスタジオポノックがアニメ化。
子供のころは誰にも持っている想像の友だち「イマジナリーフレンド」。主人公とイマジナリーフレンド、ラジャーの関係をベースに、大人になってもイマジナリーフレンドを持ち、イマジナリーフレンドを食べることで生きているミスター・バンティング追われたりと大冒険が始まる。
冒頭からアニメでしか表現できない演出で一気に引き込まれ、クライマックスまで分かりやすく感動できる展開にやられた。
これは名作。
★★★★★
16/ TOHOシネマズ二条 ウッシュ
3D吹き替えver.
7058 Wish
クリス・パック&ファウン・ビーランスンソーン監督作品。アメリカ映画
声に生田絵梨花、福山雅治、山寺宏一、檀れい、鹿賀丈史ほか。
ディズニー100周年記念作品。同時上映「ワンス・アポン・ア・スタジオ100年の思い出」
魔法使いマグニフィコが王として統治する島では、島民の「願い」を糧にしていた。それに気付いた主人公が、王妃と共に立ち上がり「願い」を奪還しようとする。
焦点のブレたプリンセスものという感じ。ストーリーも演出も悪くはないんだけど、全体に魅力がない。なんでだろう。
同時上映の短編には感動したけどね。
久々のIMAX以外の3D上映もいいね。
3D深度:★★★★☆
入場者特典:短編映画「ワンス・アポン・ア・スタジオ100年の思い出」特製ポストカード(A5サイズ)
★★★☆
10/ MOVIX京都 ナポレオン
7057 Napoleon
リドリー・スコット監督製作作品。アメリカ映画
ホアキン・フェニックス主演製作。バネッサ・カービー、タハール・ラヒム、マーク・ボナー、ルパート・エヴェレット、ユーセフ・カーオアほか。
ナポレオンの成り上がりからその最後までを描いた大河映画。
近年の再現度と同じようにゴア表現はがっつり目。そしてヒーローでも英雄でもないナポレオンを緻密に描いていて歴史映画としては1級の仕上がりと感じた。
しかしこの時代に生きたくないわー、というのが最終的な意思w何でもかんでもギロチンってありえん。
バネッサ・カービーの美しさは変わらずやね。
★★★★☆
9/ TOHOシネマズ二条 ウォンカとチョコレート工場のはじまり
IMAX2D字幕ver.
7056
ポール・キング監督作品。アメリカ映画
ティモシー・シャラメ主演。ヒュー・グラント、キャラー・レイン、キーガン=マイケル・キー、パターソン・ジョセフ、マット・ルーカス、ローワン・アトキンソン、ジム・カーター、サリー・ホーキンス、オリビア・コールマンほか。
「チャーリーとチョコレート工場」に繋がるオリジンの物語。若いころのウィリー・ウォンカがチョコレート工場を作るまでの話で、がっつり繋がるつくりになってる。
前作同様、微妙なファンタジーで、どこに視点を置けばいいのか迷うところではある上に、冒頭からミュージカル(結局ミュージカル映画ではない)のスタンスで始まったので、え??ってなった。
オリボア・コールマンが、思った通りの役を演じていてすばらしい。ティモシー・シャラメは、もっと不思議ちゃんになるべき。
★★★☆
9/ TOHOシネマズ二条 怪物の木こり
7055
三池崇史監督作品。
亀梨和也主演。菜々緒、吉岡里帆、染谷将太、渋川清彦、柚希礼音、みのすけ、中村獅童、堀部圭亮ほか。
弁護士の主人公。彼は自分のためなら平気で人を殺せるサイコパス。並行して脳が抜き取られる猟奇連続殺人が起こっている。そして主人公も同様に襲われ、生き延びるも脳チップが埋められていることを知る。
なるほど、設定がおもろいね。ただのサイコパスと殺人鬼の対決のような予告編からは1歩も2歩も踏み込んだ設定で感心しきり。
もっとゴアシーンがあるかと思ったけど、全部ぼかしだった。これでシッチェス、スタンディングオベーションだったの?
入場者特典:海外ヴィジュアルポスター(シッチェス国際映画祭用A3サイズ)
★★★★☆
3/ MOVIX京都 バッド・デイ・ドライブ
7054 Retribution
ニムロッド・アーントル監督作品。製作にジャウム・コレット・セラ(「ブラックアダム」「ジャングル・クルーズ」「エスター」)。イギリス・アメリカ・フランス合作
リーアム・ニーソン主演。ノーマ・ドゥメズウェニ、リリー・アスベル、ジャック・チャンピオン、エンベス・デイビッツ、マシュー・マディーンほか。
ドイツでトレーダーをしてる主人公は、ある日、子供を通学に送る際に、車に爆弾が仕掛けられたのを見知らぬ電話で知ることになる。その間に同僚3人が次々と爆死。誰が何のために…。
いつものリーアム・ニーソンと思ってたけど、舞台はドイツだしなんだか展開がミニマムだしどういうことかと思ったら、イギリスとフランスが関わった合作だったのか。
けどリーアム・ニーソンの立ち位置は同じだったw唯一、なめてた相手、というわけではない感じだけどw
あと爆発する車が全車、別のメーカーだったような…。気を遣ってるんかねー。
★★★☆
2/ MOVIX京都 隣人X 疑惑の彼女
7053
パリュスあや子原作の同名小説を、熊澤尚人監督脚本編集作品。
林遣都主演。上野樹里、ファン・ペイチャ、野村周平、川瀬陽太、嶋田久作、バカリズム、原日出子、酒向芳ほか。
地球外知的生命Xが日本に移住しアメリカがそれを承認したせいで、日本も同じように承認してしまうがXに対して懐疑的な週刊誌が人間の中に潜むXをあぶりだそうとする。
主人公が張る2人のXと思しき女性が軸になって進むので、2つのストーリーが並行して進行することになる。合間合間にそのストーリーが交差して、後半マスゴミに振り回される主人公達の運命が揺れ動く。
さすが原作が人気なだけの脚本。後半の立ち位置の逆転しまくるところなど、感心してしまった。
VFXをほぼ使わないSFもいいもんです。
★★★★
2/ MOVIX京都 エクソシスト 信じる者
7052 The Exorcist:Believer
デビッド・ゴードン・グリーン監督脚本製作総指揮作品。アメリカ映画
レスリー・オドム・Jr.主演。アン・ダウド、ジェニファー・ネトルズ、ノーバート・レオ・バッツ、リディア・ジュエット、オリビア・オニール、エレン・バースティンほか。
そしてカメオでリンダ・ブレア登場!!
50年振りの続編ということで、エレン・バーンスティンが自伝を出版し、それによって娘のリンダ・ブレアが家出してしまっている時代。
主人公である無神論者のカメラマン、ハイチで地震に遭い身重の妻を亡くすが娘は助かり、一緒に暮らして12年。白人の敬虔なクリスチャンの一家の長女と親友になり、亡き母と会いたいがため降霊術を始めて…。
前半の悪魔に憑りつかれるまでが長くて、今風じゃない。このままトロい展開で進むのかと思ったけど、中盤からは最近のセオリー通りで悪くない展開。しかもゴア表現も納得。
怖さというより気持ち悪いホラーという感じ。
★★★★
1/ TOHOシネマズくずはモール 青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない
7051
ファーストデー(1000円)で鑑賞。
増井壮一監督作品。
TVシリーズから2作劇場版の続きになる今作。高校を卒業するシークエンスで、高校編の最終作に当たる。
相変わらずすごい普通の話。なんといっていいものか・・・。
入場者特典:鴨志田一描き下ろし小説「青春ブタ野郎はスプリングデイズの夢を見る」
★★☆

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