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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2022年6月 

26/ MOVIX京都 ベイビー・ブローカー
6204 Broker
是枝裕和監督脚本作品。韓国映画。
ソン・ガンホ主演。カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨンほか。
赤ちゃんポストに捨てられた乳児を転売するいわゆる人身売買を仕掛けようとしてた孤児院の男たち。そこにその母親と、それを検挙しようとする刑事の関係を描いている。
ちょっと地味だけど、ゆっくり描いた人間関係が奥が深くて感動できる。
3作目になるペ・ドゥナと監督の共演も見もの。
★★★★☆
25/ イオンシネマ京都桂川 東京2020オリンピック SIDE:B
6203
河瀨直美総監督作品。
前作「SIDE:A」に続き、東京オリンピック2020の記録映画の後編。
今作は前作とは違い、コロナ、ごたごた、延期、アンチ、無観客などネガティブな部分を差し込みつつ、前作になかった様々なスポーツやオリンピックにまつわる感動シーンを切り取っていていい出来だと思う。
ごたごたの中のオープニング担当した9人の知識人の不協和音が痛々しくて残念な感じ。
★★★★
25/ イオンシネマ京都桂川 鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成
6202
曾利文彦監督作品。
先月の「復讐者スカー」に続き、3部作の完結編となる実写版ハガレンの最終作。
違和感のあった前2作に引き続き、同じ絵作りなのに、後半の対決シーン(名シーン)の連打に、超盛り上がってしまった。
これが見たかったんだよ、って感じ。
入場者特典:スペシャルイラストカード第一弾「本ポスタービジュアル描き下ろしスペシャルイラストカード」
★★★★
19/ TOHOシネマズ二条 炎の少女チャーリー
6201 FIRESTARTER
キース・トーマス監督作品。アメリカ映画。
ライアン・キーラ・アームストロング主演。ザック・エフロン、シドニー・レモン、カートウッド・スミス、ジョン・ビーズリー、マイケル・グレイアイズ、グロリア・ルーベンほか。
1984年公開の同名映画と原作は同じだけど、どうやらこちらの方が改変が激しいようだけど、前作の悲哀が少ないと感じたくらいかな。
やっぱドリューのチャーリーのイメージが強いので、さてどうなるかと思ったけど、そこも悪くはない感じ。
ただ薬の名前がロト・シックスってww
★★★☆
18/ MOVIX京都 峠 最後のサムライ
6200
小泉尭史監督脚本作品。司馬遼太郎原作。
役所広司主演。松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、AKIRA、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、吉岡秀隆、仲代達矢ほか。
日本の夜明けを迎える時期、江戸時代の末期、新潟の長岡藩の河合継之助の生き様を描いている。
日本人同士での戦争をなんとか回避しようとした侍だったけど、結局、巻き込まれる形で戦争をするはめになってしまう。
丁寧に描かれたシーンと、端折るためにナレーションで済ませてるシーンがバランスよく、滑らかな時代劇。
★★★☆
18/ MOVIX京都 PLAN 75
6199
早川千絵監督脚本作品。日本・フランス・フィリピン・カタール映画。
倍賞千恵子主演。磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐沙子、串田和美ほか。
そう遠くない未来の日本。高齢者が増えるなか、実力行使に出る若者が増えだし、政府が75歳を境に生死を決定できる政策を可決実行することになった。
78歳になる主人公は、平和に一人暮らしを謳歌していたが、友人の一人が仕事中に倒れた事により、居場所を失ってしまう。そこでPLAN75に目が行き…。
メインの主人公は78歳の老女だが、そこにPLAN75に勤める青年と、日本に出稼ぎに来ている女性が微妙に絡んできて、ストーリーに厚みが出ている。
あと2年で定年の自分にとっても、ギリギリラインなんで耳の痛い話。じゃあ、生きていけるのかとか、生きていく何かがあるのかとか考えると不透明で、よどんでしまう。そんな気持ちになる映画だった。
倍賞千恵子の歌声を久々に聴いた。すばらしい!!
★★★★☆
11/ T-joy京都 FLEE フリー
6198 Flee
ヨナス・ポヘール・ラスムセン監督脚本作品。デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フランス映画。
アフガニスタンから脱出したゲイである主人公の半生を本人からのインタビューをもとに描いた内容。
その本人の素性を隠すため、実写のシーンは風景だったりアイコン的なシーンだけで、ドラマシーンはアニメに変換されていてオスカーでも長編ドキュメンタリーと長編アニメにノミネートされてて面白い。
現状での人種差別だの、パワハラだの、セクハラだの、言論弾圧だのの荒波にもまれながらも生きている主人公に共感しかない。
★★★★
11/ T-joy京都 はい、泳げません
6197
渡辺謙作作品脚本作品。
長谷川博己主演。綾瀬はるか、麻生久美子、伊佐山ひろ子、広岡由里子、占部房子、上原奈美、小林薫、阿部純子ほか。
タイトルと予告通りなら、カナヅチの中年が泳げるようになるという話か。と思われたけど、その裏に深い人間関係があり、それが主人公と水泳コーチという安易な関係ではない、大人な関係がすごい惹かれた。
見方(演出)によってはホラーにもなりえる展開だけど、それを感動にしっかりぶれずに最期まで持って行ったのがいい。
前売り特典:ムビチケキャンペーン応募資格
★★★★☆
4/ MOVIX京都 冬薔薇ふゆそうび
6196
阪本順治監督脚本作品。
伊藤健太郎主演。小林薫、余貴美子、石橋蓮司、永山絢斗、河合優実、毎熊克哉、真木蔵人、伊武雅刀、坂東龍汰、佐久本宝ほか。
どうしようもない青年のどうしようもなく生きていく様を描いた佳作。
すごい良く作品だけど主人公とその両親に1㎜も共感できないので、一切心が動かなかった。
最近の永山絢斗が、こんな腐った役ばかりやってるように思うんだけど、どうだろ。
なんかデ・ジャブ感あるなと思ったら、坂東龍汰と佐久本宝がTVドラマ「未来への10カウント」に生徒役で出演してるんだ。
★★★
4/ MOVIX京都 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
DOLBY CINEMA
6195
安彦良和監督絵コンテキャラクターデザイン作品。
「機動戦士ガンダム」1stシーズンの15話である「ククルス・ドアンの島」を安彦良和が完全新作として長編アニメ化。
安彦良和の完全新作長編としてはヴイナス戦記以来となると考えると、ゾクゾクしないわけがない。
その上、最新技術と融合した新しいアニメーションとして完璧な仕上がりになっている。
安彦さんの好きな、子供に動物に青いホワイトベースの面々。それに呼応するかのように3DCGで再現されたメカの数々。
こんなにキャッチーな新型モビルスーツとか、キャラクターの表情とか、2022年に感じられるとかなんと幸せな事か。
前売り特典:クリアファイル
入場者特典:Dolby Cinema鑑賞記念ドアン専用ザクA5イラスト
ビジュアルステッカー1/4&プロモーションカードPR-029「ドアン専用ザク」
★★★★★
3/ T-joy京都 東京2020オリンピック SIDE:A
6194
河瀨直美総監督作品。主題曲および国家斉唱に藤井風。
ナレーションのないアスリートにフォーカスしたSIDE:A。
冒頭で、開会前のアンチのデモとか、来たらあかんって言われてるのに、開会式場に集まる奴らとか。ワクチン反対派とかと同じで民度の激低い烏合の衆の集まりも映されている。
また、開会式のセレモニーも、メダル授与式も一切なく、競技もすごく偏って、ある意味取り上げられている選手の国も偏りすぎだと思うけど、結局何が撮りたかったかというところに集約されるんだろうね。
やっぱ、ただのドキュメンタリーでは済ませられない気概というか、モチベーションというかはすごく感じた。
★★★☆

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