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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2020年11月 


29/ アップリンク京都 アンダードッグ-後編-
5949
同時公開の前編からの後編。
お笑い芸人のシークエンスが前作で終わったので、今作はロートルのプロボクシング選手と、新人プロボクサーの話にフォーカス。
復活するロートルと、それに呼応するように前向きになる父親。孤児でチーマーあがりの新人は、チーマー時代の仕返しに前途を絶たれる。
ロートルが働いているデリヘル店の危機など見どころ満載。
同時撮影されているからテンションがそのまま持ち越されてて、クライマックスの決戦まで素晴らしい展開。
往年の東映ぽくていい感じ。
★★★★★
28/ MOVIX京都 ガメラ 大怪獣空中決戦
Dolby Cinema
5948
金子修介監督作品。
伊原剛志主演。中山忍、藤谷文子、小野寺昭、蛍雪次郎、本田博太郎、長谷川初範、本郷功次郎、久保明、松尾貴史、袴田吉彦ほか。佐藤二朗がヘリコプターパイロット役として駆け出しで出演してるのが確認できた。
1995年作品を4Kデジタル修復しDolby Cinemaで限定上映。
久々に観た平成ガメラの1作目。当時の思いが激しく蘇って色々複雑な気持ちになった。
まだまだCGが主流じゃない時代、モンスタースーツとギニョールとミニチュアメインで作られた特撮映画。確かに稚拙に見える部分もあるけど、CGとは全く違い役者同様の存在感がある。
入場者特典:フィルムしおり
★★★★★
28/ アップリンク京都 アンダードッグ-前編-
5947
「ホテルローヤル」の武正晴監督作品。
森山未來主演。北村匠海、勝地涼、瀧内公美、二宮隆太郎、熊谷真実、水川あさみ、風間杜夫、柄本明、友近、山本博ほか。
ロートルのプロボクシング選手、プロテストを受ける新人、お笑い芸人で番組企画でプロテストを受けた青年のそれぞれのボクシングに関わりながら周りと生きてゆく様を描いている。
ボクシングという世界に関わった3人だけど、その裏にあるのはそれぞれの違う立場。そこの抗えない運命が切なくて痛い。
ボクシング映画に間違いなしと言われるほど、さすがのいい出来。
★★★★★
27/ MOVIX京都 佐々木、イン、マイマイン
5946
内山拓也監督脚本作品。
藤原季節主演。細川岳(共同脚本)、萩原みのり、游屋慎太郎、森優作、小西桜子、河合優実、鈴木卓爾、井口理、村上虹郎ほか。
祖母と2人で暮らす主人公。その親友、佐々木。美術部で運動はうまくなく、そんなに背も高くなく、しかし佐々木コールでどこでもフルチンになるお調子者。
その2人を軸に「青春」という生き方を精一杯生きてゆく。
佐々木の父子家庭なのに、帰ってこない父親を待ちわびているさまや、祖母の洗濯機に入れっぱなしの雑巾臭い服に苛立ちを隠せなかったり、チャリンコで走行中に空気を揉むとおっぱいのそれと同じなることを試したり。
思い当たる青春がそこここにあり、心が締め付けられる。その上、佐々木の不器用すぎる生き方が一層心に刺さって愛おしくなる。
★★★★★
23/ イオンシネマ京都桂川 ばるぼら
5945
手塚眞監督編集作品。
稲垣吾郎、二階堂ふみ主演。渋川清彦、石橋静河、美波、大谷亮介、渡辺えりほか。
謎の女性ばるぼらに翻弄される小説家の話。
アバンギャルドな脚本と演出が古く感じてちょっと辛かった。
ヌードシーンが多いのも久々に見た感じ。
★★☆
21/ MOVIX京都 さくら
5944
矢崎仁司監督作品。
北村匠海主演。小松菜奈、吉沢亮、小林由依、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也、寺島しのぶ、永瀬正敏ほか。
1家族の力強く生きていく様を描いた作品。
3人兄弟が言いえない深い何かを持っている。そこに「さくら」という1匹の犬が入ることによって緩衝材というか、接着剤というかそういうものになって,
バラバラにしかなりえなかった3人が繋がり止めている。そこがすごい。
すごいけど、どうしようもない人の考えを観たくはない。しんどくなる。こんなに歯がゆく感じた映画はあまりない。
★★★☆
21/ MOVIX京都 泣く子はいねぇが
5943
佐藤快磨長編初監督脚本作品。是枝裕和企画。
中野太賀主演。吉岡里帆、寛一郎、山中崇、田村健太郎、古川琴音、松浦祐也、高橋周平ほか。
どうしようもなく空回りして、どうしようもなく未練たらしい男の物語。
もう、どうしようもなさすぎてイライラする。その上、ド田舎(いや日本)のいつまでも根に持つ人間たちに虫唾が走った。
今の時代、ちょっとでも失態をひけらかすと、総バッシングされるんだ、と改めて思った。腐った時代だ。
最後に未練を断ち切ったかのように演出してるだけが救い。
★★☆
20/ MOVIX京都 STAND BY ME ドラえもん 2
5942
八木竜一監督作品。山崎貴共同監督脚本。
声のゲストに妻夫木聡、宮本信子、バカリズム、羽鳥慎一。
原作エピソード「おばあちゃんのおもいで」をベースに再構築された3DCG作品。
分かりやすい、というか古臭いというか、新しみがないというか、いや、これが日本人の根底にある何かと言われればそうかもしれないけど、予測できる展開と、安っぽく見える3DCGが残念すぎてもったいない。
前作にもまして面白みがない。
★★★
15/ MOVIX京都 THE CAVE サッカー少年脱出までの18日間
5941 The Cave
トム・ウォーラー監督脚本製作作品。
ジム・ウォーニー(本人)、ノパドン・ニヨムカ(本人)、タン・シャオロン(本人)、エリック・ブラウン(本人)、エクワット・ニラトウォラパンヤー、ジュンパー・センプロム、マギー=アーパー・パーウィライほか。
2018年タイで実際に起こった洞窟に閉じ込められた13人を救出するまでの実話を、実際に関わった人も同じ役で登場させた、バラエティでよくある実話再現ドラマのような映画。
目線はタイ人でも、救出する側でもないので、主人公が誰かわからないくらいドキュメンタリーぽい。
監督の力量か、脚本がいいのか、すばらしい仕上がり。
★★★★☆
14/ TOHOシネマズ二条 ホテルローヤル
5940
「嘘八百」「銃」の武正晴監督作品。
波留主演。松山ケンイチ、余貴美子、夏川結衣、安田顕、友近、岡山天音、伊藤沙莉、正名僕蔵、内田慈ほか。
北海道の釧路湿原の脇に建つラブホを舞台にした群像劇。
ホテルを建てた夫婦の一人娘が一応主人公だけど、2時間もない上映時間で、従業員の一人であったり、宿泊した客であったりのバックグランドも丁寧に描いていて感動してしまう。
特に主人公の親とホテルの成り立ちがすばらしく、正直、よくこんな地味な娘(主人公)に育ったな、と思うほど。
★★★★☆
14/ TOHOシネマズ二条 ドクター・デスの遺産 BLACK FILE
5939
深川栄洋監督作品。
綾野剛主演。北川景子、岡田健史、前野朋哉、石黒賢、青山美郷、柄本明、木村佳乃、田牧そらほか。
日本では安楽死は認められてないので、連続殺人者として捜査し始めると次々と被害者が浮かび上がってくる。
タイトルロールが2時間ドラマ感満載で、予想外の犯人にちょっと上がる。
主人公の激情的な性格がめんどくさいけど、最近バラエティでおかしなテンションで出演している木村佳乃が素晴らしい演技で見直した。
★★★
14/ 京都シネマ 詩人の恋
5938 The Poet and the Boy
キム・ヤンヒ初監督脚本作品。
ヤン・イクチュン主演。チョン・ヘジン、チョン・カラム、キム・ソンギュン、パン・ウニ、ソン・イナン、ペク・ジウォン、キム・ジョンスほか。
詩人のスランプと妊活がストレスになって、偶然出会ったドーナッツ20代の男の子に恋(のようなもの)をしてしまう。
済州島ののどかな港町と自然、韓国文化が味わえる。
とにかくヤン・イクチュンがかわいい。
前売り特典:オリジナルノート
入場者特典:辛ラーメン(袋)
★★★
13/ T-JOY京都 ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
5937 Missing Link
「コラライン」や「KUBO」のライカ製作のストップモーションアニメ。
クリス・バトラー監督脚本作品。
声の出演にヒュー・ジャックマン、ザック・ガリフィアナキス、ゾーイ・ソルダナ、エマ・トンプソン、ティモシー・オリファント、スティーブン・フライほか。
何度見ても驚愕のストップモーション。さすがにCGで補間はしているとしても、基本のストップモーションの滑らかさは見事。
ストーリーも今までの退屈な展開と違い、ライカ作品の中で一番の面白さ。
入場者特典:ポストカードセット
★★★★☆
8/ MOVIX京都 十二単衣を着る悪魔
5936
黒木瞳監督作品。
伊藤健太郎主演。三吉彩花、伊藤沙莉、田中偉登、LiLiCo、伊勢谷友介、山村紅葉、笹野高史、沖門和玖、戸田菜穂ほか。
ぼやーとした主人公。60件近く就職面接に落ち、日雇いの光源氏のイベント設置をした帰り、その時代、その場所に飛ばされてしまう…。
よくあるタイムスリップモノ。けど目線が全編優しくてすごいゆったりした内容に仕上がっている。
特に主人公のタイムシップした後の恋愛劇の顛末はすばらしい。
最近はタイムスリップは、したことが歴史の改変になるとまで言われる時代、おおらかな展開でそういうのを気にせず楽しめるw
★★★☆
7/ MOVIX京都 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
5935 羅小黒戦記 The Legend of Hei
MTJJ監督脚本作品。
中国のオリジナルアニメ長編。
「AKIRA」や「ドラゴンボール」などのオマージュとも取れるシーンが散見し、トゥーンレンダぽい抑揚のない太目のキャラクターの線が受け付けないが、ストーリーは中国の未開地に住んでいた妖精の人間に対する復讐を阻止しようとする主人公たちの話で悪くない。
個人的に気に入っているシーンは、掛け軸から飛び出した妖精の使いが現実の妖精と戦うシーン。すごい中国っぽいタッチのキャラクターが縦横無尽に動くのが楽しい。
入場者特典:イラストカード
★★★
7/ イオンシネマ京都桂川 おらおらでひとりいぐも
5934
沖田修一監督脚本作品。
田中裕子主演。蒼井優、東出昌大、濱田岳、宮藤官九郎、青木崇高、田畑智子、黒田大輔、山中崇、六角精児ほか。
最愛の夫に先立たれ数年経ち、子供たちも独り立ちして寂しくなった主人公。心の寂しさや、怠惰が具現化したり、日々の生活の中で若かりし頃を思う中新たに生きていく意味を思うという展開。
冒頭、地球の動物の進化のアニメから始まって、一体何事かと思ったら、主人公の老後の楽しみの一つで進化の過程を勉強している景色を描いていて、それも劇中にたびたび登場(アニメのマンモスとか)する面白い展開。
しかし今の高齢化社会を描いた切ない展開に胸が苦しくなった。もっと軽い、明るい内容かと思ってた…。てかそういう内容を観たかった。
クライマックスが救いにはなるけど。
★★★☆
6/ MOVIX京都 ビューティフル・ドリーマー
5933
本広克行監督作品。押井守原案。
75分の中編。
小川紗良主演。藤谷理子、神尾楓珠、内田倭史、ヒロシエリ、森田甘路、伊織もえ、かざり、斎藤工、秋元才加、池田純矢、飯島寛騎、升毅ほか。
アニメ「うる星やつら/ビューティフル・ドリーマー(夢みる人)」を原案にし、アニメの主人公を劇中劇にした大学の映研の青春物語。
劇中劇の台詞がヲタク丸出しで、自分の黒歴史を見るようで虫唾が走る。今時?な感じだ。
主演格の俳優は若手だけど、劇中劇に参加する役者はそこそこ売れてる(名前の知れてる)役者で面白い配置。
アニメを実写化、ではなくアニメの奇想天外なところをどう現実で補完していくか、というところは見もの。
★★☆
2/ イオンシネマ京都桂川 とんかつDJアゲ太郎
5932
二宮健監督脚本作品。
北村匠海主演。山本舞香、伊藤健太郎、ブラザートム、伊勢谷友介、片岡礼子、栗原類、浅香航大、加藤諒ほか。
ウェブ専用コミック原作としたTVアニメ化のあとの実写映画化。
稚拙な絵と面白くない展開でTVアニメは途中で観るのを辞めたが、実写だと違うだろうと思い、観たけど正解だった。
全然よく出来てる。下手な絵が動くのではないだけで、話が面白い(というかあまりにベーシックすぎて万人受けしやすい)ので十分楽しめる。
★★★☆
1/ シネマート心斎橋 スタートアップ!
5931 START-UP
映画の日(1200円)で鑑賞。
チェ・ジョンヨル監督脚本作品。
パク・ジョンミン主演。マ・ドンソク、チョン・ヘイン、ヨム・ジョンア、チェ・ソンウン、キム・ジョンスほか。
なんか売り方がマ・ドンソク主演になってるけど、違うよね。主演はパク・ジョンミンだよね。
とにかく出演者のメイン格部分が全員愛らしくて憎めないところがいい。
韓国の風俗や食文化にも触れられるし、アクションシーンもあるしwすごい楽しい。
ラストシーンから先の希望に繋がる道が、最近なんでも説明する映画と比べて、ワクワクが止まらなくて感動する。
★★★★★

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