monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2012年7月


30/ MOVIX京都 スターシップ・トゥルーパーズ
インベイジョン
4364 STARSHIP TROOPERS:INVASION
ハリウッド製作で荒牧伸志監督という混成部隊。
当然映像周りは日本人が務めている。
「ファイナル・ファンタジー」以来の、驚くほどのリアルなCG(あくまでCG)で、ここまで出来るのかと思えるほどの良さ。しかし、それも仇になってるのか、もうずんべらぼうな展開で、面白みが一切ない。主人公の一人が意外な展開になる以外、予定調和が残念な感じ。
観ていて危機感もエグさも「〜1」にあった、ブラックユーモアも一切ない。ある意味、優等生なんだろうね。
「戦闘防護ヘッド」型キーホルダー
★★★
30/ TOHOシネマズなんば メリダとおそろしの森
4363 BRAVE
ピクサー最新作。マーク・アンドリュース初監督脚本作品。
「カーズ」(2006)以来、いまいちぱっとしない作品を作り続けてるピクサーのきりっとした新作。主演を女子にしたのは、ピクサー初。
わがまま王女と、母親の関係を現代でも通用するネタをちりばめて展開する。それを成功させたのは魔法。魔法なんてありえないからこそ、魔法に頼る事によって魔法を悪者にして、母子の関係を修復させた、ある意味、古典的なストーリー。
だからこそ観ていて安心出来るし、出来がよければ一層感情移入できる。
日本人(自分だけかもw)にすると、白人が侍に憧れを持つように、バイキングとかのバーバリアン的な時代は、憧れの対象になるから、そういうところも+要素だね。
上映前に2本も短編(2本とも名作だけど)や、先行予告編をやりすぎで、客をダレさせてるよ。
同時上映:ニセものバズがやって来た
月と少年
前売り特典:”メリダ”ストラップ
★★★★☆
28/ T-JOY京都 ダークナイトライジング
4362 THE DARK KNIGHT RISES
クリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作の完結篇。
主要キャスト、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンに変更はなく、新たにキャットウーマン役にアン・ハサウェイ、ベインにトム・ハーディ、「インセプション」から引き続き、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。
ここまで3部作としての完成度の高い作品は、めったにないのではないかと思うほどすばらしい大団円。
これから続くと見せかけた上で、ちゃんとノーラン版を終わらせた。特にエピローグに感動しまくりです。
生身の人間であるブルース・ウェインをサポートする、財力と、技術力がすばらしい。
原作の印象的なベインとバットマンの決定的な関係をしっかり描いてたり(けど、結果は?だけどw)マリオン・コティヤールの超重要な役とか、ジョセフ・ゴードンのその位置に来たかと言うエピローグとか、キチガイ裁判官にノーラン常連のキリアン・マーフィー(スケアクロウ)がしっかり出てたりと、おいしいとこだらけ。
2時間45分が一切苦にならない名作です。
プレミアムレーザー(IDコード付)
★★★★★
22/ TOHOシネマズ二条 おおかみこともの雨と雪
4361
細田守監督作品。
ジブリ以外で一般的に話題になる数少ないアニメ監督の3作目。
前2作「時をかける少女」「サマーウォーズ」と比べると、狙った感が一切なく素直に全シーンを受け入れられて、なおかつ感動できた。
自然や人の関わりがいとおしく感じる演出は秀逸。
CGを効果的に使っているのは、最近の日本のアニメによくあるけど、ここまでリアリティを感じるのも少ないと思う。
ところで、1作でこんなに子供が吐くシーンを見たのは初めてかもw
おおかみこどものストラップ/雪ver.
★★★★★
22/ T-JOY京都 ぱいかじ南海作戦
4360
椎名誠の同名小説を舞台演出家の細川徹が初長編映画化。
主演に阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希。
椎名誠らしい、ちょっとねじのずれた、けどしっかり見せるそんなドラマ。
脇のピエール瀧とか、舞台監督らしい配役が魅力的。
★★★★
22/ T-JOY京都 THE LADY アウンサンスーチー
ひき裂かれた愛
4359 The Lady
主演のミッシェル・ヨーからリュック・ベッソンに製作の依頼したら、脚本を読んで監督を引き受けたらしいです。
そもそものアウンサンスーチーさんの人生が劇的なんで、そらドラマチックな展開になるわ、というもの。
共演にデビッド・シューリス。
ミッシェル・ヨーがきれいやね〜。
アロマティーライトキャンドル
★★★☆
21/ T-JOY京都 ピラニア・リターンズ
3D字幕ver.
4358 PIRANHA 3DD
びっくりしました。ここまでひどい続編は、観はじめかも。
3D深度も、わざと画面に飛んでくる演出以外、なんもおいしくない。
エロも中途半端で、グロというかホラー要素なんか微塵もないし。
ゲストであるデイビッド・ハッセルホフの使い方も、そもそもの演技もひどい。
3D深度:★★
★☆
21/ T-JOY京都 苦役列車
4357
西村賢太の同名小説を「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督作品。
森山未來、高良健吾、前田敦子主演。マキタスポーツほか。
1986年といえば、自分が社会人になる1年前。コンビニもケータイもなく、PETボトル、お茶飲料もなかった時代。
劇中で細缶でNCAAやSASUKEを飲んでる様だけで一気に昭和に戻れて、懐かしさやむず痒さが満開になった。しかし、自分と比べてもこの民度の差は…。
あまりにも痛い。痛すぎる。だからこそドラマになるんだろうけど、原作者の私小説なんだよね。一層、痛いw
貫多の給料袋:お札メモ付き
★★★★
16/ TOHOシネマズ二条 アメイジング・スパイダーマン
3D吹き替えver
4356 The Amazing SPIDER-MAN
2度目のアメイジング体験。
字幕版と違い、だっさいカタカナのタイトルで冒頭から残念感満載。
クライマックスの警察署長がピーターに告げる、約束内容が字幕版と違い曖昧になってるのが、展開としては納得するけどどっちがほんまやったんか、なんだか微妙。
エンディングの興ざめ日本語歌曲は、本家ではコールドプレイのようで、これはソフト化しないと見れない、ってことか。こちらも残念。
根本的な気持ちは、スパイディを映画化してくれるだけで100点だけど、それだけハードルが上がってしまうので、前「スパイダーマン」と違い、シリーズが進むごとに面白くなってくれれば、それでいいです。
タイトルからのリンク先は、公式フェイスブックです。
3D深度:★★★★☆
3Dグラスケース
★★★★☆
16/ TOHOシネマズ二条 BRAVE HEARTS 海猿
4355
劇場4作目、TVシリーズ1作のシリーズ通して羽住英一郎監督作品。
今回は原点回帰とも言える、地に足付いた設定での展開で、海猿はこうでなくっちゃ、と言うことで満点。
いや、クライマックスの民間船だの、60mの海底でそれ?とか、違和感もあるんだけどね。がんばる公僕が好きなのかもw
前作、前々作がフェリーだったり、海上ブラントだったりと、微妙に規模がでかすぎで、そんなんないないwが先に出てたのが、今作は逆噴射だの、ハドソン川不時着だの、実際に起こった事故をベースにしてるのは明白で、そこでどんだけドラマチックにエンタテインメントに徹せるかというところが見もので、そこはさすがROBOT。そつなくこなしててすごくいい。
出演者は、シリーズ通しての伊藤英明と加藤あい。脇も同様で安心◎。
★★★★★
15/ なんばパークスシネマ ヘルタースケルター
4354
岡崎京子の同名コミックを蜷川実花が実写映画化。
主演に、一挙手一投足話題になる沢尻エリカ。共演に大森南朋、寺島しのぶ、桃井かおり、新井浩文ほか。
わざわざ沢尻を使った意味が分かるような主人公の行動と性格wそれががっつりはまって、まるでバービードールのようですごくいい。共演の桃井かおりの「SAYURI」のやりてばばあを髣髴とさせる演技とか、ニューハーフ役の新井浩文とか、見所満開。
やっぱ後半、前作「さくらん」と同様、アート系に走っちゃって、無駄に時間を消費するが残念。
Photo by 蜷川実花「スーパースター☆ミラー」
★★★★
15/ なんばパークスシネマ リンカーン弁護士
4353 THE LINCOLN LAWYER
ポイントで鑑賞。
アメリカのベストセラー作家のマイクル・コナリーの同名小説を、ブラッド・ファーマンが監督。
マシュー・マコノヘイ主演。ライアン・フィリップス、マリサ・トメイ、ウィリアム・H・メイシーほか。
マイケル・ペーニャ、ジョン・レグイザモのプエルトリカン系も元気なメリケンでは人気の法廷モノ。
中盤からクライマックスに掛けての展開は、さすがベストセラーだけのことはある。と思ったらクライマックスは、微妙に変更してるとかw
シリーズ化してほしいけど、原作はこれ単発だって。
★★★★☆
8/ MOVIX京都 崖っぷちの男
4352 MAN ON A LEDGE
ポイントで鑑賞。
アスガー・レス監督作品。
サム・ワーシントン主演。エリザベス・バンクス、ジェイミー・ベル、エド・ハリス共演。
最近のハリウッド映画の特徴のひとつ、ローバジェット(でもないか)で脚本勝負の最たる作品。
すごい良く出来てる分、映画にしてもよく出来すぎで隙のなさが、なんだかな、と言う感じ。
主演のワーシントンのやっと等身大の当たり役って感じ。
原題は警察用語で飛び降り自殺者の事だそうです。
★★★★☆
8/ MOVIX京都 ラム・ダイアリー
4351 THE RUM DIARY
ハンター・S・トンプソンの自伝を、ブルース・ロビンソンが監督脚本化。
主演に、ジョニデ。共演に、マイケル・リスポリ、ジョバンニ・リビシ、アンバー・ハードほか。
アメリカからプエルトリコにジャーナリスト(新聞記者)として降り立った男。
元々、アルコール依存気味が、不安定な政治と、常夏にやられて、なんだか歯車がおかしなことになっていく。
異国情緒と、1960年代の空気感がすごくいい。
ジョニデもいいけど、さすがジョバンニ・リビシ!と言う感じ。
ポストカード2枚
★★★☆
7/ T-JOY京都 臨場 劇場版
4350
「探偵はBARにいる」の橋本一監督作品。
横山秀夫の同名小説をTVシリーズ2回を経ての劇場映画化。
主演の内野聖陽ほか、メインキャストはTVシリーズから全く一緒。TVから引きずった設定をひけらかすシーンも本筋に関わらず、これが初見人でも大丈夫なんじゃないか。
ゲストは、長塚京三、柄本佑、若村麻由美、平田満ほか。
冒頭から予想外の大迫力で、さすが映画!wと思わせられたのはさすが!!そこから、どうもって行くのかと思えば2年後とくる。さてどうなる、どうなると思ってると、芋づる式にストーリーが展開していって、見事に収束させるという。原作の妙なのか、脚本の妙なのか、とにかくよく出来た話です。
いなくなった人を想った、残った人の感情の表現がすばらしい。
クリアファイル
★★★★★
1/ T-JOY京都 輪廻のラグランジェ
鴨川デイズ
4349
特別料金(1000円)で鑑賞。
2日夜から始まるシーズン2の繋ぎの話を、OVAとして特別興行。
前シーズンで一応の決着が付いたので、戦闘シーンはないだろうと思ったら、しっかりないし。どっちかと言うと、日常をフィーチャー…いや、ずっと日常をフィーチャーしてたか…。
とにかく主人公の年末年始の日常を描いた作品なので、よっぽど好きでないと全く食いつけない。
自分は、シーズン1は観てたけど、結局コレ観るほど好きではなかったか、と改めて認識。
これからウォクス・アウラのフィギュアも続々登場するけど、今になって残念な気がしてきて…。
パンフレットなし
入場特典:キャラクターストーリーカード(ランver.)
★★☆
1/ MOVIX京都 宇宙戦艦ヤマト2199
第2章 太陽圏の死闘
4348
特別料金(1500円)にて鑑賞。
第2章は、ソフトの収録話数に準じて4話をOP、EDを抜いて1本にした状態での公開。なので前作の倍の上映時間のため、見ごたえ十分。
前作で感じたキャラクターの違和感もなくなり、より一層設定やら小物類の扱いにこだわりが感じられ、最高に楽しく仕上がっている。
艦隊戦での被弾時金属にはじける音とか、ヤマトが逆さまで潜水艦モードとか、反射衛星砲の正しい使い方とか、ガミラス星の空気の成分とか、肌の色で優劣が決まる(侵略された側だけかも知れない)とか、冥王星での被弾後間髪いれずに氷柱になるとか。わくわくしっぱなし。
コスモゼロやコスモファルコンの扱いも見事。さすが出渕樋口庵野が関わってるだけのことはある。
入場特典:ステッカー(YUKIKAZE)
★★★★★

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