monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2010年7月


24/ なんばパークスシネマ 必死剣 鳥刺し
4009
ポイントで鑑賞。
「愛を乞うひと」の平山秀幸監督作品。
2002年来、今作で7作目の映画化。あまり見ない時代劇の中でも飛びぬけて自分に合う作家(藤沢周平)である。
派手な展開ではなく、その時代の人の気持ちを描いた作品。
どうしようもない領主が肩入れした妾が好き勝手に振舞う様に我慢ならなかった主人公の一生。
主演に豊川悦司、共演に池脇千鶴、吉川晃司、岸部一徳他。
クライマックスの殺陣シーンに最近製作されているどの映画より血飛沫が満載で、最高の出来。強烈な高揚感と哀愁を感じる。
★★★★★
24/ シネ・リーブル梅田 ゾンビランド
4008 ZOMBIELAND
ルーベン・フライシャー初監督作品。
ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン主演。
暴走爆走するゾンビ達。その苛酷な環境を生き残った人間の逃走劇を、ライトなタッチでスタイリッシュに描いている。
それでもゾンビ映画らしい、じらし感満載でホラーとしても十分満足出来るところは特筆。
オープニングから劇中最後までテロップが随所に表示され、そのテロップの効果的な使い方といったら脱帽モノである。
ロメロのいうゾンビとは趣が違うが、こういうスタイルのゾンビ映画もあっていいと思う。
ポストカード
★★★★★
19/ MOVIX京都 エアベンダー
字幕3Dver.
4007 THE LAST AIRBENDER
Mナイト・シャマラン監督作品。
ニコロデオンTVアニメ「アバター 伝説の少年アン」が実写映画化されたもので、イコールお子様向けなんですよね。
まぁ、いつものサスペンススリーラーばかり撮りたくない、という気持ちは分かるけど、あまりにも軽率。
せっかくならもっとゴリゴリのパワーファンタジーにすればいいものを、結局「ハリポタ」「パージャク」と同じくご都合主義を通した残念ね作品になってた。その上、この作品で完結せず続編あるって!?
3Dも一切効果的じゃなかったし。
書家紫舟が心を込めた書の《パワー扇子》
★★☆
19/ T-JOY京都 インセプション
4006 INCEPTION
クリストファー・ノーラン監督脚本作品。
デュカプ主演の脳内の深層部を夢で書き換えたり、盗んだりする仕事をグループで行っているリーダー。
共演に渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=スミス、マリオン・コティヤール、エレン・エイジ他。キリアン・マーフィー、マイケル・ケインはノーラン作品の名バイプレイヤーで今作でも登場。
デュカプは前作の「シャッターアイランド」とキャラがかぶりまくりで、いうほど新鮮味ないけど、脚本の斬新さはけた違いで確実にこっちの方が彼の代表作になるはず。
「バットマンビギンズ」以前の作品と以後の作品で製作費はうんと違うが、ノーラン作品はノーラン作品でしかなくその映像はすばらしい。
★★★★★
19/ 京都シネマ ザ・コーヴ
4005 THE COVE
写真家のルイ・シホヨス初監督作品。
オスカー長編ドキュメンタリー受賞作品。
最新撮影技術で盗撮w地元の和歌山弁が理解できないw
昔は追い込んだイルカを撲殺してたのが、今は背骨を折って即死させているそうです。つまり、家畜と一緒って事で。イルカを食べるのは知ってました。太地では、害獣であり、家畜なんですよね。劇中では金の卵でもある。そこは、どうなん?とは思うけど。
主演になるリック・オリバーのキチガイさが際立っていい感じw
ポストカード
★★★★
17/ TOHOプレックス二条 借りぐらしのアリエッティ
デジタルver.
4004
宮崎駿脚本、米林宏昌監督作品。
イギリスの児童文学「床下の小人たち」をベースに、ニホンを舞台に換え教訓豊かなw作品に仕上げている。
その教訓から空気感までジブリらしい作品に仕上がっている。
何がすごいって小人視点の音響と各種効果をしっかり練って表現してるところ。小人サイズになると表面張力が強力に作用するため、水を注ぐのも1滴ずつだったり、初めて聞く広大な空間の音を反響しまくりのステレオで表現しているとか。
一部、ダメなベクトルの作画があって残念。
ミニ読本1
★★★★☆
17/ MOVIX京都 シュアリー・サムデイ
4003
SASポイントで鑑賞。
小栗旬初監督作品。お友達の小出恵介や、勝地涼、小西真奈美、竹中直人、吉田翔太郎が出演。
カメオで、大竹しのぶ、阿部力など出演者の層は厚い。
なんだか勢いで撮ったとしか思えない展開。
一応、悪いことをしたらその結果はいいことはない、というのはしっかり描いてるけどなんだかみんな能天気。
けど、みんな楽しそうだからいいや、的な落ち着く先はどう?
★★★☆
16/ T-JOY京都 ハングオーバー!
消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
4002 THE HANGOVER
日本では今までの作品はほぼ公開されていないトッド・フィリップス監督製作作品。
ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ヘザー・グラハム、ジャスティン・バーサ主演のアメリカではよく題材にされるバチェラーパーティのドタバタを、それも極みのドタバタを描いた作品。
コメディにしては脚本も見事で、細かい登場人物(マイク・タイソン)も効果的で面白い。
広げた風呂敷をエンドクレジットでちゃんと畳んでるのは見事。
★★★★☆
11/ MOVIX京都 トイ・ストーリー3
吹替3Dver.
4001 TOY STORY 3
製作総指揮にジョン・ラセター、リー・アンクリッチ監督作品。
シリーズ3作目は完結編?的な位置の少年から青年になる過程に併せて、おもちゃがどう思っていくかをいかにも観てきたように克明に描いている感動作。
今作は、その成長に併せて取り残されたおもちゃたちの大冒険なのだが、微妙に乗り切れない。40過ぎて現在進行形だからか?w
敵役のおもちゃが最後まで敵役とか微妙に残念。
けど、クライマックス
の別れシーンは感動しまくりです。
携帯ストラップ(エイリアンver.)
★★★★☆
11/ MOVIX京都 バウンティ・ハンター
4000 THE BOUNTY HUNTER
アンディ・テナント監督作品。
ジェニファー・アニストン、ジェラルド・バトラー主演のラブコメディ。
雑な元妻を追う、元警官の元夫。そこに、それぞれを追う輩が絡まって面白いことに…なるはずが、伏線を全然回収せずに終わらせる愚行。これはひどい。
ポストカード
★★☆
11/ TOHOプレックス二条 プレデターズ
3999 PREDATORS
ロベルト・ロドリゲスのトラブルメーカープロダクション製作、「モーテル」のニムロッド・アーントル監督作品。
「プレデター」の続編と言う位置づけの時代設定で、異星を舞台にプレデターの狩りの標的にされる世界各地から集められたある意味殺人者たち。
プレデターと戦闘のプロ達の攻防が面白いけど、結局プレデターって弱くね?w最新技術を持ってる割に、死を持って償う的な前時代的な発想とか、どうよ。
とか思いつつ、いい。すごくいい。人間の中にトリッキーな仕掛けとか、よく考えてると思う。
けど、プレデターって結局弱いよね?
デコレーション・ステッカー
★★★★★
10/ TOHOプレックス二条 踊る大捜査線 THE MOVIE 3
ヤツらを解放せよ!
3998
ROBOT製作、本広克行監督作品。
TVシリーズ、TVSP、劇場版と続いて、劇場版3作目。
湾岸署の引越し中に、ネット犯罪から「THE MOVIE」の猟奇殺人犯(小泉今日子)を絡めてレギュラーの成長を描いた末、なんだか丸く収まった的な仕上がり。
つーか、俺みたいな浅ーい、湾岸ファンにはついていけませんでした。
ポストカードセット(湾岸署ver.)
★★★
9/ TOHOプレックス二条 レポゼッション・メン
3997 REPO MEN
レイトショー価格で鑑賞。
1987年の「レポマン」とは全く違う「レポメン」。
近未来SFと言うテイストは一緒だけど、こっちの過激さのレヴェルが高い。ミゲル・サポチニク初監督作品。
一人の人工内臓回収者の過激な人生を、リワインド、ストップモーションを効果的に使って撮っているところはさすがPV監督出身。
唯一、街中が現代ぽいのが残念だけど、それをも払拭するクライマックス。この勢いは「ミスト」に匹敵する出来。
★★★★★
4/ なんばパークスシネマ イエロー・ハンカチーフ
3996 The Yellow Handkerchief
ウダヤン・プラサッド監督作品。
ウィリアム・ハート、マリア・ベロ、クリスティン・スチュワート主演。
原案は山田洋次の「幸せの黄色いハンカチ」だけど、元々の原作はアメリカのピート・ハミルの短編小説なので、逆輸入的映画になるのか?どうなのか?
ストーリーは、淡々と繋がる小さな出来事で、人によっては退屈かも。自分は、ジェイムズ・アイボリーや市川準ぽくて悪くはないと思えた。
アメリカのロードムービーだけど、南部を中心に展開するので、異国情緒溢れていい感じ。
カメオで桃井かおりも登場!!
ポストカード
★★★☆
3/ MOVIX京都 アデル
ファラオと復活の秘薬
3995 LES AVENTURES EXTRAORDINAIRES
D'ADELE
BLANC-SEC
ポイントで鑑賞。
リュック・ベッソン監督脚本作品。原作はタルディのバンド・デシネ。
女版インディ・ジョーンズぽい趣だけど、主人公の視点が狭い上に、方向が散漫で緊張感もないし、アクションもしょっぱい。冒頭から説明のためにナレーションが多すぎで残念。
いいところを見つけるとすると、特撮くらい。
★★☆
3/ T-JOY京都 ロストクライム
-閃光-
3994
伊藤敏也監督作品。
渡辺大(渡辺謙の息子さんなんやね)、奥田瑛二主演。
水死体から明るみなっていくあの「3億円事件」の背景。それを長年温め続けた古参の刑事と若手刑事のバディムービー。
「3億円事件」自体を扱うことは、そう新鮮ではないけど目線(アイデア)が面白い。
唯一というか、気になるところが台詞。どれもこれも古臭くて説明ぽくて興ざめしてしまう。これさえなければ、往年の東映映画のようなセックスシーンも目をつぶってもいい。
三億円ミニ扇子
★★★☆
2/ MOVIX京都 エルム街の悪夢
3993 A NIGHTMARE ON ELM STREET
レイトショー価格で鑑賞。
サミュエル・ベイヤー監督作品。
今となっては伝説的スプラッター映画のリメイクで、主演のフレディをジャッキー・アール・ヘイリー。
標的になる若者は、「ターミネーター:クロニクルズ」のトーマス・デッカー、「ハーパーズ・アイランド」のケイティ・キャシディ、「トワイライト」シリーズのケラン・ラッツほか、ほどよいゴージャスさ。
ちゃんと狙ったとおりの驚かしだし、意味なく見える無差別殺人もいい感じ。
けど、もっとヘヴィでもいいと思うんだけどな〜。時世なのかな〜。
★★★★☆

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