monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ 佳作、万人受けしないけど名作
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2010年3月


29/ 京都シネマ フィリップ、きみを愛してる
3948 I Love You Phillip Morris
ジョン・クレア&グレン・フィカーラ監督作品。
ジム・キャリー、ユアン・マクレガー主演。
実話を元にしているにしては、あまりに奇想天外。主人公(ジム・キャリー)の背徳振りがハンパない。
その上、自分の命を簡単に投げすぎ。そこもすごい。
恋人になるユアン・マクレガーのしぐさがかわいすぎ。
すべてのテンション高すぎで面白すぎ。
★★★★★
29/ TOHOプレックス二条 シェルター
3947 SHELTER
マンス・マーリンド&ビョルン・ステイン監督作品。海外からの有能な手腕をハリウッドに招いて製作させるのが恒例になってるけど、この監督たちもスウェーデン出身。
ジュリアン・ムーア、ジョナサン・リース・マイヤー主演。
わかりやすい展開と、そこそこのホラー感。サスペンスフルで、破綻をしないようにスーパーナチュラル登場、も悪くない。
救いのないクライマックスもLOVEです。
新年度オリジナルカレンダー
★★★★★
27/ MOVIX京都 NINE
3946 NINE
「シカゴ」のロブ・マーシャル監督、製作、振り付け作品。
フェリーニの「8 1/2」に感動した1960年代青年だったミュージカルスタッフ達が、その意思とイメージを受け継ぐ続編として創造された。
と言うことは、原点はヨーロッパ(フェリーニ)映画なんだよね。
と言うことは、今までのミュージカルとは趣が違うと。それを念頭に入れてなかったせいで、あまりにも観念的なファンタジックな作品になっていた。
歌詞が鬱々としてたり、上映時間のほとんどが妄想シーンだったりwこれでは盛り上がれない。
こんなに名優揃いなのに。
プレミアム前売り券(ホログラフ加工)
★★★
26/ なんばTOHOプレックス 噂のモーガン夫妻
3945 Did You Hear About The MORGANS?
ポイントで鑑賞。
マーク・ローレンス監督、脚本作品。ヒュー・グラント、サラ=ジェシカ・パーカー主演の中年ラブコメディ。
超幸せな展開のいかにもハリウッド的なコメディ。さすがのヒューとサラ。
秘書の二人の展開があまり好ましくなかったけど、それはそれ。
★★★★☆
22/ TOHOプレックス二条 マイレージ、マイライフ
3944 UP IN THE AIR
「サンキュー・スモーキング」「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督脚本製作作品。ちなみに父親は、コメディ俳優であり、監督でもあるアーバン・ライトマン。
主演にジョージ・クルーニー。共演に、ヴェラ・ファーミガ(「エスター」)、アナ・ケンドリック(「トワイライト」シリーズ)ほか。
アメリカ全土を飛行機で駆け回って、委託された企業のリストラ宣告を仕事とする男の話。
出張が仕事のようなものだから、家もレンタルワンルーム。彼女も行きずり=家族もない。それが楽しいと思ってた。それが身内の結婚をきっかけに気持ちが変わっていく。
人の人生を操る仕事だからか、結局しっぺ返しを受けたりもするが、それによって厚みを増す自分の人生の描き方が見事。
全米各所の空撮も面白い。
携帯空気枕
★★★★★
22/ TOHOプレックス二条 ダレン・シャン
3943 CIROUE DU FREAK:
THE VAMPIRE'S ASSISTANT
同名児童文学をポール・ワイツが映像化。
クリス・マッソグリア主演だけど、共演が豪華でいい感じ。ジョン・C・ライリー、渡辺謙、ウィレム・デフォー、サルマ・ハエック。
すごくいいヴァンパイア映画。と言うか、スタイルは「X-MEN」。
まぁ、児童文学にありがちな反面教師の主人公の無謀さに、ちょいイラチくるけど、その少年達を相手にするフリークが大人な対応で安心w
特撮もしっかり作りこんであり、見た目も合格。
原作はシリーズなので、確実に続編を作れるので、出来れば観たいな〜。
マダムオクタ ケータイストラップ
★★★★★
21/ シネ・リーブル梅田 東のエデン劇場版U
パラダイスロスト
3942
ポイントで鑑賞。
神山健治監督脚本の、TVシリーズ、映画前編に続く、後編であり完結編。
とりあえずはすべての謎を明かしているが、何の感動も沸かない結末に残念。
1時間半しかないなら、前編と併せて3時間あるかないかだから同時上映すべきだった。
★★★
21/ 京都シネマ ブルーノ
3941 Bruno
サシャ・バロン・コーエンの持ってる番組のキャラクターのボラットに次ぐ2人目である、オーストリアのおかまのファッションデザイナーを主人公に、突撃コメディ。
あまりの突撃さにあきれることしきり。けど、しっかり映画らしい脚本も見え隠れし、適当な製作ではないことが判る。ある意味、そこに好感が持てる。
とにかく、恥も外聞もないとはこの事、と言うことを体現してくれるコーエンに感謝w
★★★★☆
20/ MOVIX京都 TEKKEN
3940 TEKKEN
MOVIXの日価格(1000円)で鑑賞。
ドワイト・リトル監督。「トム・ヤン・クン!」のジョン・フー主演。タムリン・トミタ、ケイリー=ヒロユキ・タガワほか共演。
5点満点でもいいかと思うほどの出来。それは、自分が原作であるゲームをキャラクター設定程度しか知らないのと、それほどそのゲームに興味がないのともあるかと。
とにかく全編アクション。それも格闘。面白い。ゲームキャラのようなもっちりした体型の俳優を使ってるのもいい。まるでCGみたいw
北米を支配してる鉄拳企業は無理やりトルーパーに日本語喋らせてたり、そのトルーパーのスーツが剣道の防具だったりと、トンデモ設定はゲーム原作と言うことで納得ww
★★★★☆
20/ MOVIX京都 時をかける少女
3939
MOVIXの日価格(1000円)で鑑賞。
谷口正晃初監督作品。中里依紗、中尾明慶主演。
完全に大林版「時かけ」の続編というスタイル。冒頭からいきものがかりがカバーした松任谷「時をかける少女」。科学者になった芳山和子とその娘。
娘が快活なのは、アニメ「時かけ」と同じ。と言うか、アニメの声優と同じだし。けど、アニメほどぶっ飛んでないから一層、続編の趣ではある。
そこここに大林版の再現をしたりと、いい意味で引っ張られている。その分、芳山和子が、原田知世ではなく、安田成美というのが残念で仕方ない。
★★★★
14/ MOVIX京都 花のあと
3938
ポイントで鑑賞。
「山桜」に続き藤沢周平原作小説を同じスタッフによって製作。
中西健二監督作品。北川景子主演。
とにかく藤沢周平ありきの作品。とにかく藤沢原作のすべての映像作品が名作です。
主人公が女性ってのは映画化作品の中では珍しく、時代劇でも珍しいのではないかと思う。
その凛とした女性の、一途な思いをゆっくり緻密に描いていて、それはまるで市川準のような作品。
共演の甲本雅裕がすばらしい。
★★★★☆
12/ MOVIX京都 シャーロック・ホームズ
3937 SHERLOCK HOLMES
レイトショー価格で鑑賞。
ガイ・ピアーズ監督作品。ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ主演。レイチェル・マクアダムス、マ−ク・ストロング共演。
ロンドンを舞台に新解釈のホームズとワトソンを描いている。
論理的で破滅的なホームズと、しっかりした医療技術と世話好きなワトソンのコンビが、黒魔術でイギリスの領土を広げる(征服)しようとする伯爵と対決する。
ホームズなんで当然推理モノだけど、昨今の推理モノによくあるんだけど、観客が推理出来ずに結局最後に主人公がすべてを説明して終わるというスタイルは、もういい。面白くない。
推理して、それが外れて、なるほど、って言わしてくれ。
★★★☆
7/ TOHOプレックス二条 プリンセスと魔法のキス
3936 THE PRINCESS AND THE FROG
2003年以来のディズニークラシックでの2Dアニメ。
セルアニメと、CGを融合させているため、隙のない仕上がり。
ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督作品。
ご機嫌なミュージカルチューンは、舞台であるニューオーリンズらしいジャジーなサウンド。
登場キャラクターの爬虫類、両生類が魅力的なのはディズニーでは珍しいのでは。
魔法のミラーストラップ
★★★☆
7/ TOHOプレックス二条 ハート・ロッカー
3935 THE HURT LOCKER
ポイントで鑑賞。
キャスリン・ビグロー監督作品。ジェレミー・レナー主演。
カメオでレイフ・ファインズ、ガイ・ピアーズ、ディビッド・モース。この人たち以外、ほぼ無名の役者でまわっている。ヒロインにエヴァンジェリン・リリー(「LOST」)。
イラク戦争時の爆弾処理班を主人公にした演出も展開も超リアルな戦争モノ。いや戦時中モノ。
けど、リアル=地味でもある。映画としての華が弱いと言うか。
「ブラックホークダウン」のパワーが欲しかった。
★★★★☆
7/ 京都シネマ フローズン・リバー
3934 FROZEN RIVER
コートニー・ハント初監督、脚本作品。
カナダとアメリカの東海岸の国境を舞台に、激しいワーキングプアと、ナバホ族の凍った河を渡って密入国する話。
全編ヘヴィー。蒸発する夫、反抗する長男、レンタル期限の切れるTV、いつまでたってもパート扱い。マジもんのワーキングプアの実態が赤裸々に描かれて、痛い。
けど前向きというか、一本筋が通ってると言うか、いい母親なのだ。そこだけが救いなのだ。
ポストカード
★★★★
6/ 京都シネマ ニューヨーク、アイラブユー
3933 New York,I Love You
「パリ、ジュテーム」の第2弾というスタイルの本作。と言っても「パリ・ジュテーム」は観てなかったり。
ランディ・パルスマイヤー、チアン・ウェン(「鬼が来た!」)、ミーラー・ナーイ(「ミシシッピー・マサラ」)、岩井俊二(「花とアリス」)、イヴァン・アタル、ブレット・ラトナー(「ラッシュアワー」シリーズ)、アレン・ヒューズ(「フロムヘル」)、シェカール・カプール(「エリザベス」)、ナタリー・ポートマン(女優)、ファティ・アキン、ジョシュア・マーストンの11人の監督による群像劇。
出演は、若手でヘイデン・クリステンセン、オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチ、マギーQ、アントン・イェルチン、シャイア・ラブーフ、スー・チー。中堅がロビン・ライト・ペン、イーサン・ホーク、ブラッドリー・クーパー。ベテランでアンディ・ガルシア、ジェームズ・カーン、ジュディー・クリスティ、ジョン・ハート、クリス・クーパー、イーライ・ウォラック、クロリス・リーチマン。
いろいろな形の愛情を詩的に描いている。監督によって、舞台であるNYが、ヨーロッパ的にも、クラシックにも見える。
文庫サイズ・ブックカバー
入場時に大正製薬「アルファネオ」(栄養ドリンク)プレゼント
★★★★

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