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ここでは2004年に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2004年10月〜12月 


12/31 カンフー・ハッスル
2966 KUNG FU HUSTLE
チャウ・シンチー監督脚本製作主演作品。
ユン・チウ、ユン・ワー、ドン・ジー・ホワ、シン・ユー、チウ・チーリン、ジア・カンシーほか。
12/31 レディ・ジョーカー
2965
平山秀幸監督作品。
渡哲也主演。徳重聡、吉川晃司、長塚京三、國村隼、大杉漣、吹越満、加藤晴彦、岸部一徳ほか。
12/30 約三十の嘘
2964
大谷健太郎監督脚本作品。
椎名桔平主演。中谷美紀、妻夫木聡、田辺誠一、八嶋智人、伴杏里ほか。
12/26 ターミナル
2963 THE TERMINAL
スティーブン・スピルバーグ監督製作作品。
トム・ハンクス主演。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ、ジャイ・マクブライド、ディエゴ・ルナ、ゾーイ・ソルダナほか。
12/25 インストール
2962
片岡K監督作品。
上戸彩主演。神木隆之介、田中好子、小島聖、中村七之助、菊川怜ほか。
12/25 ULTRAMAN
2961
小中和哉監督作品。
別所哲也、遠山景織子、大隅賢也、裕木奈江、広田亮平、草刈正雄ほか。
12/23 ポーラー・エキスプレス
2960 THE POLAR EXPRESS
ロバート・ゼメギス監督脚本製作作品。トム・ハンクス製作出演。
12/19 ベルヴィル・ランデヴー
2959
フランスアニメ。監督、脚本、絵コンテ、グラフィックデザイン、シルヴァン・ショメ。 アカデミー長編アニメ部門&主題歌賞ノミニー。
登場するキャラクターすべてが強力なデフォルメで夢に出てきそうな醜悪さがまず目に入る。そんな中でもキャラクターに愛を感じずにはいられない。そして丁寧な作画と、ハリウッドにはありえないブラックユーモア、逆にハリウッドを比喩してると思われるシーンが多数ある。
日本人の作るセルアニメと比べても、CGという道具を手に入れてからは、格段に差がなくなった気がする。今作も激しくその恩恵に預かり、無機質の立体物はすべてCG、水などの不定形物もCGで処理し、なおかつそこに彼ら独自のセンスのよさが加わり、ほとんど違和感なく完成されている。
表題の「ヴェルビル」とは、フランスから見たアメリカ(ニューヨーク)であり、せっかく寄与した自由の女神まで肥満にしてしまうほど皮肉っているのは、隣国でありながら微妙にココロから許してないところが、京都から見た大阪の感じに似てる気がする(笑) また原題の「ヴェルビルの三つ子」は、アメリカの歌い手で彼女達の歌が全編にちりばめられ、ジャジーでムーディ、アダルティーな雰囲気つくりに一役買ってる。
とにかく主人公のおばぁちゃんが、かわいいのだ。無言で、弩級の老眼鏡を掛けて、少し足が不自由でも、孫のためにしれっと一肌脱いでいる。そして本筋になるツール・ド・フランスに参加途中誘拐された孫を探す為、またまたしれっとデブ犬ブルーノを連れて太平洋を渡りきってしまう(笑)。おばぁちゃん最強伝説なのだ。
日本人にはなじめないキャラデザインかもしれないけど、この雰囲気とユーモアを味わって、大笑いして感動して欲しいところ。
12/18 ニュースの天才
2958 SHATTERED GLASS
ビリー・レイ監督脚本作品。
ヘイデン・クリステンセン主演。ピーター・サースガード、クロエ・セヴィーニ、スティーブ・ザーン、ハンク・アザリア、メラニー・リンスキー、ロザリオ・ドーソンほか。
12/17 雲の向こう、約束の場所
2957
新海誠監督脚本原作作品。
12/11 僕の彼女を紹介します
2956 WINDSTRUCK
クァク・ジェヨン監督脚本作品。
チョン・ジヒョン主演。チェン・ヒョク、キム・テウ、キム・スロ、チャ・テヒョンほか。
12/11 お父さんのバックドロップ
2955
李闘士男監督作品。
宇梶剛士主演。神木隆之介、南方英二、南果歩、生瀬勝久、田中遊貴、笑福亭鶴瓶ほか。
12/10 エイリアンvsプレデター
2954 ALIEN vs. PREDATOR
試写会
監督は「バイオハザード」で躍進したポール・T・アンダーソン。元々「バイオハザード2:アポカリプス」を監督予定だったのがこちらのオフォーを受け、「バイオ〜」からは脚本と製作のみで監督を退き、この作品に照準を絞った。
ダークホースコミックで長らく連載されている同名作の映像化というよりは、完全なそれぞれの続編をミクスチャーしたような内容で、堅実で好感度が持てる。と言っても、それぞれ(エイリアン1〜4、プレデター1,2)の続編ではなく、最近流行のプリークウェル(前説)にしているあたり、さすがオタク監督といったところ。最近の監督は「オタク」ココロのあるヤツほど期待通りのないようにもって行ってくれるようで、その際たるものがこの監督とピージャクだろう。まるで自分が書いたように原作をファンの期待を裏切らず自在に操り、なおかつ SFXにも長けているのですばらしい「絵」が撮れるという。オタクでもこういう才能はいいね。
物語はビショップ(「エイリアン2」のアンドロイド)の元ネタであるウィランド社の衛星が南極の、ある小島に見つけたピラミッドからの熱源に食いついた事ではじまる。そこに同行したのが、今回の主人公である氷と雪のエキスパート、所謂リプリーに当たる存在のレックス他、各分野の専門家である。それと私設軍。 ピラミッドに潜入するも、数々のトラップにまんまと引っかかりまくる人間。そして、ついに歓迎せざる客と対面することになる。プレデターは100年毎、地球上で成人式のような儀式を、エイリアンを倒すことで行っていた。エイリアンは周到にプレデターに管理され、100年毎にクイーンを覚醒させ必要な分だけの卵(敵)を生ませ、その敵と戦って勝ち残ったものが、真の戦士になれるというものだった。その神聖なる儀式の場に、知らず知らずに踏み入れた非力な人間達。当然、エイリアンにとっては格好の餌であり、プレデターにとっては邪魔な雑魚である。その上、儀式に必要なショルダーレーザーを、人間が勝手に持ち出したせいで余計ややこしくなってゆく。
問題外の人間パワーを圧倒してゆくプレデター。無慈悲な本能のみで人間を餌にしてゆくエイリアン。プレデターの基本着ぐるみと、エイリアンの基本CGの特撮方法が、すごく功を奏し画面に緊張感とリアリティを作り出している。また、巨大なセットとCGの住み分けもうまいと感じた。
プレデターはやっと3作目で、エイリアンはクイーンが3作振りの登場と言うことになる。思い入れもひとしおである(笑)。 スピード感あふれる対決シーン。パワフルな死闘。 ここら辺はさすがポール・アンダーソン。
12/4 ゴジラ FINALWARS
2953
北村龍平監督作品。
松岡昌宏主演。菊川怜、ドン・フライ、水野真紀、北村一輝ほか。
タイトル通り、最終決戦ということでコレを境に当分、劇場新作を作ることはない、と。 で、抜擢されたのが東宝の水なんて一切飲んでなさそうな北村龍平。オーストラリアの映像専門学校に入学し、そこで作った卒業制作が認められ、いわばインディーズデビュー。そこからは破竹の勢いで次々製作が舞い込み、自分の企画も通り、この時代に優遇されてる方だと思う監督が、ついにゴジラムービーを監督することになった。そして彼の思っているゴジラ映画像は、「オール怪獣大進撃」と「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」 のようで、つまり大暴れするゴジラと、怪獣一杯登場ってのが基本コンセプトに あったようですね。
冒頭、総天然色のTOHOシネマスコープの懐かしいタイトルが映ったと思えば、一転カイル・クーパーのオマージュとも取れる歴代ゴジラ映像の斬新なコラージュとともに、業火に焼かれたクレジットがランダムに続いていく。この時点で、かなりノックアウト。そしてプロローグ。轟天号とマンダの「海底軍艦」を切り取ったようなシーン。そして本編。まずは…ゴジラが「強い」まじ「かっこよく強い」。正直、攻撃なんて口から吐く放射熱線だけだし、空も飛べないし、ウィークポイントは山ほどあるはずなのに強い。そして、あの時代の怪獣らしく、ゴジラが何でもする。馬乗りでなぐる。アンギラスが丸くなったボールを日本代表よろしく華麗な足技でさばく。ダッシュする。 そこに、さまざまなデザインの怪獣が絡んでくるのだけど、それがまた今の時代の特撮を反映させて、すばらしく出来が良い。これは、ハリウッドに負けてないと思える。着ぐるみ基本の怪獣だが、そこに操演とCGをうまく加味し、ストレスとか違和感を感じなくさせている。 特に個人が気に入ったのは、カマキラスとミニラ。人の入れないカマキラスは、初登場時は操演しかなく、サンダーバードのようにふらふらした動きだったのが、必要なところをCG化したことで、リアルな動きを再現できていた。またミニラは、着ぐるみの技術が格段に上がったせいなのだろう、スタイルがすばらしくいい。こういうことを言うと変だと思われるかもしれないが、ほんとにいそうな動物らしい皮膚感と動きを再現できていた。
今回の映画での最大の見所が、北村一輝なのである。 「皆月」等、ことあるごとに褒め称えてきた彼が、彼しか出来ない彼のための役を、いかにも楽しそうに見事に演じているのだ。彼は「怪獣大戦争」に登場のX星人の血気盛んな副官を演じ、ゴジラの存在を知らずに怪獣達を操り地球を自分達の家畜惑星(ちなみに家畜は人類だそうで)にしようと企んでいるのだ。 X星人というすばらしい題材を、ここまで楽しげに演じてくれるとは。彼は日本アカデミー賞助演男優賞を受賞すべき対象である。いや取らないとおかしい、とまで言っておこう。
また、豪華キャストのその誰もが違和感なく、演じていたのが好感を持てた。なぜかK-1ファイターが主演からカメオからちょい役まで多数出演してたのには???だったが。そのK-1ファイターであるドン・フライが、異様に存在感があり、自分が見たヴァージョンは吹き替え版だったため、リアルボイスは聴けなかったが、演技も堂に入ったもので始終その存在感を魅せてくれていた。 主演の松岡昌宏と菊川怜も今までのゴジラ映画主演陣でも飛び抜けた演技力ではなかったかと。
最終作にして新世紀怪獣映画「ゴジラ ファイナルウォーズ」是非
12/4 海猫
2952
森田芳光監督作品。
伊東美咲主演。佐藤浩市、仲村トオル、三田圭子、ミムラ、蒼井優、角田ともみほか。
11/28 スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
2951 SKY CAPTAIN and the WORLD of TOMORROW
ケリー・コンラン監督脚本作品。
ジュード・ロウ主演。グィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー、ジョバンニ・リビシ、マイケル・ガンボンほか。
11/27 80デイズ
2950 AROUND the WORLD in 80 DAYS
フランク・コラチ監督作品。
ジャッキー・チェン主演。スティーブ・クーガン、ジム・ブロードベント、カレン・モク、ユエン・ブレムナー、アーノルド・シュワルツェネッガー、ロブ・シュナイダーほか。
11/27 Mr.インクレディブル
2949 THE INCREDIBLES
ブラッド・バード監督脚本作品。ジョン・ラセター製作総指揮。
ピクサー製作の初人間が主演のフルCGアニメ。その上、最近の流行り「アメコミヒーロー」の実写化をまるでパロッたような内容は、さらに盛り上がる。
スーパーヒーローが、スーパーヒーローの仕事を当然のようにこなしていた時代。それは、おせっかいとも取られだし、ついには政府がスーパーパワーを禁止する条例をだし、一般人として生きていかなくてはならなくなっていた…。 そして時は過ぎ2世も生まれて世間に溶け込もうと奮闘している主人公ボブ。 しかし、どうもうまくいかない。そんな時、秘密裏にスーパーヒーローとしての仕事依頼が舞い込む。そして…。
処女作「トイストーリー」から考えると、見違えるほどのモデリングの向上は、無理にCGを動かしていますと言う前作までのモノとは違い、まるで立体化(クレイモデリング)されたような見事な動きを感じられる。そして質感。テクスチャーで誤魔化さない基本モデリングからの質感の向上も見ていてはっきり受け取れる。そしてこれほど作品を重ねてきたピクサーならではのCGキャラクターの個性。セルアニメでもなく、スーパーポリゴンのリアリティ満載のアニメでもない、独特の色と動き。それが人型をメインに持ってきたことによって際立ったと感じた。
しかし必ずしも3DCGが万能とは思えない。例えば、まるでバットマンカーのように変形する主人公ビークルだが、本家バットマンは実写だから変形する事に感嘆も感じえたのだが、3DCGになると何でもアリな訳だから変形する事に違和感は感じない。むしろ簡単な変形ならしない方がまし、と感じるかもしれない。 魅せ方、なのである。
その魅せ方の否の少ない事。大陸間弾道弾のブースター切り離しは、NASAのシミュレーションのようでもあり、街並み、オフィス、主人公宅内は、CADを使って立体化したように簡潔に見える。海の処理はILMの開発したSFXツールにも似たリアリティだし、何より重力感と言うものは抜群である。そこにあくの強いキャラクターが絡んで独特の世界を作り出しているのだ。
絵本のようなほのぼのとした色とキャラクターに、リアルな世界観と空気感がこの作品を盛り上げている。スーパーパワーのひねり方も胴が据わっている。スーパーヒーローは各社コミックでかぶってはいるのだが、個人それぞれの思い入れ度は違うわけで、個人的には色々笑えるネタが多すぎる。主人公の怪力ネタなんかは、もう誰でもしそうなのでパスするとして、妻であり3人の子供の母親でもあるイラスティガール。彼女の全身ゴム化人間は、「ファンタスティック4」のミスターファンタスティック。長女のヴァイオレットは透明化と特殊バリア発生能力で、こちらも「ファンタスティック4」のインビジブルウーマン。長男のダッシュの猛スピードで走れると言う能力は「フラッシュ」のフラッシュから。末っ子のジャックジャックは、「ファンタスティック4」のヒューマントーチ(火だるま男)や「X-MEN」のコロッサス(全身金属男)果ては凶暴化までしてしまう。主人公の親友で黒人のフロゾンは、「X-MEN」のアイスマン。しかし、姿はサイクロップス。
また、ヒーロー以外でもおいしいキャラ満載。007のQ役に当たる、エドナ・モードや、謎の美女ミラージュなど。 今まで人以外のキャラクターを創造してきたピクサーの確実に新しい一面を見れる最新作「Mr.インクレディブル」を是非。
11/26 パニッシャー
2948 THE PUNISHER
ジョナサン・ヘンズリー監督脚本作品。
トム・ジェーン主演。ジョン・トラボルタ、ウィル・パットン、ロイ・シャイダー、ローラ・ハリング、ベン・フォスターほか。
11/23 オールド・ボーイ
2947 OLD BOY
パク・チャヌク監督脚本作品。
チェ・ミンシク主演。ユ・ジテ、カン・ヘジョンほか。
11/23 笑の大学
2946
星護監督作品。三谷幸喜脚本原作。
役所広司主演。稲垣吾郎、高橋昌也、小松政夫、石井トミコ、小橋めぐみほか。
11/21 ハウルの動く城
2945
宮崎駿監督脚本作品。
11/21 TUBE
2944 TUBE
ペク・ウナン監督脚本作品。
キム・ソックン主演。パク・サンミン、ソン・ビョウンホ、チョン・ジュン、ペ・ドゥナほか。
11/20 恋の門
2943
松尾スズキ監督脚本出演作品。
松田龍平主演。酒井若菜、忌野清志郎、小島聖、塚本晋也、小日向文世、大竹まことほか。
11/14 血と骨
2942
崔洋一監督脚本作品。
ビートたけし主演。鈴木京香、新井浩文、田畑智子、オダギリジョー、松重豊、中村優子ほか。
11/13 SAW ソウ
2941 SAW
ジェームズ・ワン監督原案作品。
ケイリー・エルウィズ、ダニー・グローバー、モニカ・ポッター、リー・ワネルほか。
11/13 コニー&カーラ
2940 CONNIE & CARLA
マイケル・レンベック監督作品。
ニア・ヴァルダロス、トニ・コレット主演。スティーヴン・スピネラ、デヴィッド・ドゥカブニー、でびー・レイノルズほか。
11/7 シークレット・ウィンドウ
2939 SECRET WINDOW
デビッド・コープ監督脚本作品。スティーブン・キング原作。
ジョニー・デップ主演。ジョン・タトゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン、チャールズ・ダットンほか。
11/6 キャットウーマン
2938 CATWOMAN
ピトフ監督作品。
ハル・ベリー主演。ベンジャミン・プラット、シャロン・ストーン、ランペール・ウィルソン、フランセス・コンロイほか。
11/6 隠し剣 鬼の爪
2937
山田洋次監督脚本作品。
永瀬正敏主演。松たか子、吉岡秀隆、小澤征悦、田畑智子、高島礼子、田中邦衛ほか。
11/3 スクービー・ドゥー2 モンスター・パニック
2936 SCOOBY-DOO 2:MONSTERS UNLEASHED
ラージャ・ゴスネル監督作品。ジェームズ・ガン脚本。
フレディ・プリンゼ・Jr.主演。サラ・ミッシェル・ゲラー、マシュー・リラード、セス・グリーン、ピーター・ボイル、アリシア・シルバーストーンほか。
11/3 ナイトメア・ビフォア・クリスマス
2935 THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS
リバイバル
ヘンリー・セリック監督作品。ティム・バートン原案製作。
10/31 モーターサイクル・ダイアリーズ
2934 THE MOTORCYCLE DIARIES
ウォルター・サレス監督作品。
ガエル・ガルシア・ベルナル主演。ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロほか。
10/30 コラテラル
2933 COLLATERAL
マイケル・マン監督製作作品。
トム・クルーズ主演。ジェイミー・フォックス、ジェイダ・ピンケット=スミス、マーク・ラファロ、ピーター・バーグ、ハビエル・バルデム、ジェイソン・ステイサムほか。
10/30 エクソシスト ザ・ビギニング
2932 EXORCIST:THE BEGINING
レニー・ハーリン監督作品。
ステラン・スカルスガルド主演。ジェームズ・ダーシー、イザベラ・スコルプコほか。
10/24 予言
2931
鶴田法男監督脚本作品。
三上博史主演。酒井法子、堀北真希、吉行和子、山本圭、小野真弓ほか。
「Jホラーシアター」第1弾といて「感染」と同時公開。
10/24 感染
2930
落合正幸監督脚本作品。
佐藤浩市主演。高嶋政伸、南果歩、佐野史郎、星野真里、真木よう子、木村多江ほか。
10/23 僕はラジオ
2929 RADIO
マイケル・トーリン監督製作作品。
キューバ・グッデン・Jr.主演。エド・ハリス、アルフレ・ウッダード、デブラ・ウィンガー、S・エバサ・マーカーソンほか。
10/23 珈琲時光
2928 珈琲時光
ホウ・シャオシェン監督脚本作品。
一青窈主演。浅野忠信、萩原聖人、余貴美子、小林稔侍ほか。
10/17 トルク
2927 TORQUE
ジョセフ・カーン監督作品。
マーティン・ヘンダーソン主演。アイス・キューブ、ジェイ・ヘルナンデス、ウィル・ユン・リー、モネット・メイザーほか。
プロローグ。マーティン・ヘンダーソン扮する主人公が道幅一杯使ってドラッグレースをしてる車のドライバーにケンカをふっかけられて一言。 「車に乗ってるやつはバカばっかりか??」 「ワイルドスピード」「S.W.A.T.」「トリプルX」と低予算で高収入を決めてきたニール・H・モリッツ製作の、今度はバイクが主人公のアクションムービーの上陸である。 主人公達3人は、何処のバイカー集団にも属さない一匹狼的スタイルを貫く。ゆえに衝突も多い。そんな中、主人公のタイ帰りの理由が徐々に明かされてゆく。そこには「麻薬の密輸」が絡んでいる。ありふれたシチュエーションですが、そこはそれ。見せるところを魅せるためには、ぜい肉をそぎ落とさないと、と言うことで。 その極悪バイカー集団が「アメリカンバリバリ改造集団」もう判りやすすぎで、嬉しすぎです。 麻薬捜査で長年追い続けているハマーを駆る年齢不詳のまるで大学生のような捜査官マクファーソンは、部下の美女を引き連れ執拗に追い続けている。そして主人公に関わるたびに周りを、自分を破壊していく(笑) まるで「X-FILES」のモルダー捜査官のパロディのように。
主人公は、アプリリアのレーシーMille RSVと、HONDA RC51とCBR954の優等生。ソコに絡むのが地元バイカー集団「リーパーズ」を名乗る、アイスT扮する統制の取れたクリーンな集団。 彼はトラのDaytona955i。ちなみに主人公の彼女もトラのTT600を駈る。「リーパーズ」とは、なにかと揉めてはいるが、お互いを信用している関係である。それが、アイスTの放蕩弟の行動により亀裂が出来、悪い方へと進んでいく。そしてバイクチェイス。ここからが本番。レーサーレプリカで、砂漠を爆走!椰子の木の森を爆走!! ありえねぇ〜(笑)。長距離列車の天井にバイクごと飛び乗る。そして、列車上で爆走!!!そのあと、連結部分から車内に移動して爆走!!!! ありえねぇ〜(笑)。
もう、最高です。 こんなことしてみたいです(ウソ)。最後には、ありがちな展開の「ヘリのエンジンを積んだスーパーバイクY2K」景色が飛ぶ飛ぶ。残像のように流れる車群。 ありえねぇ〜(笑)。 スーパースタイリッシュバイクアクションムービー。
10/17 ツイステッド
2926 TWISTED
フィリップ・カウフマン監督作品。
アシュレイ・ウッド主演。サミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシア、デビッド・ストラザーン、ラッセル・ウォン
10/10 モンスター
2925 MONSTER
パティ・ジェンキンス監督脚本作品。
シャーリーズ・セロン主演。クリスティーナ・リッチ、ブルース・ダーン、リー・ターゲセンほか。
10/9 デビルマン
2924
那須博之監督作品。
伊藤央登、伊藤右典主演。酒井彩名、渋谷飛鳥、宇崎竜童、阿木燿子、冨永愛ほか。
10/9 丹下左膳 百万両の壺
2923
津田豊滋監督撮影編集作品。
豊川悦司主演。和久井映見、野村宏伸、麻生久美子、武井証ほか。
10/8 マイ・ボディガード
2922 MAN on FIRE
試写会
トニー・スコット監督製作作品。
デンゼル・ワシントン主演。ダコタ・ファニング、クリスフトファー・ウォーケン、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ラダ・ミッチェル、ミッキー・ロークほか。
メキシコシティでは毎日4件の誘拐が起こっている。誘拐が、一つの職業のような都市である。当然狙われるのは、裕福な家庭の非力な人間達。ヒロインになるダコダ・ファニングもその位置にいた一人の少女である。そんな中過去のあるアメリカのテロ対策部隊に所属していたデンゼル・ワシントンは、先輩であるクリストファー・ウォーケンの紹介で彼女の護衛をすることとなる。心に傷のあるデンゼル・ワシントンは、単に生きる為の仕事として受けたのだが、彼女の天真な性格にいつしか彼の気持ちは純粋に彼女を「守る」という使命に溢れていた。そして事件は起こった。周到に仕組まれた誘拐に、デンゼル・ワシントンは重体。そしてダコダ・ファニングは、誘拐されてしまう。メキシコの腐った警察は、それでも何とか彼女を無事に取り戻そうと画策する。しかし何の手違いか逆に誘拐犯側の身内が射殺され、その上身代金も奪えずダコダ・ファニングはその代償として殺されてしまう。重体で生死の境をさまよっていたデンゼル・ワシントンは、目覚めた時その事実を知り誘拐犯グループに敢然と復讐をしていくのである…。
オスカー受賞作品「トレーニング・デイ」では根源的な悪役を演じていたが、今回は「人」の心を失った純粋な殺戮マシーンを熱演している。日本人には感じ難いかもしれないが、「人」と「悪」の違いを生み出したのは、彼の根底にあった宗教心である。敬虔なクリスチャンである事が逆に、彼女の復讐を正確に行えるのかもしれない。
ダコダ・ファニングの天才的な演技もさることながら、他の出演者達も名優揃いでクリストファー・ウォーケンに、イタリアからのインターポールにジャンカルロ・ジャンニーニ。「ナチュラルボーン・キラーズ」などに出演の警察の不正を暴こうとする女性レポーターに、レイチェル・ティコティン。最近の風貌と併せて怪演がすごいミッキー・ロークなど。
監督は、かのリドリー兄弟の弟、トニー・スコット。さすがなカメラワークです。様々な武器をスマートに使いこなすデンゼル・ワシントンが素直にかっこいい。
10/3 サバイブスタイル5+
2921
関口現監督作品。
浅野忠信、橋本麗香、小泉今日子、阿部寛、岸部一徳、麻生祐未、津田寛治、荒川良々、千葉真一、ピエール瀧ほか。
10/2 ガーフィールド
2920 GARFIELD
ピーター・ヒューイット監督作品。
10/2 ヘルボーイ
2919 HELLBOY
ギレルモ・デル・トロ監督脚本撮影作品。
ロン・パールマン主演。ジョン・ハート、セルマ・ブレア、ルパート・エバンスほか。
第2次大戦のナチの黒魔術による召還を阻止すべく米軍が潜入するも、実験は進み一人(一匹?)の悪魔の子が現代に呼び寄せられる。そしてその子を皆はヘルボーイと呼び、政府の管理下で育てる事になる。 そして60年経った現在。 成長の遅いヘルボーイは、現在20歳。暴れ盛りに手を焼きつつ彼を政府の極秘機関「超常現象調査/防衛局(BPRD)」で自身に関係ありそうなモンスターや、悪魔関係の仕事に就かせていた。そんなある日、ナチの残党が暗躍し始める…。
真っ赤で四角い巨漢ヘルボーイを演じるのは、監督のたっての希望で、ロン・パールマンが好演。その父親代わりの教授が、ジョン・ハート。同僚の自然発火能力の持ち主リズ・シャーマンを演じるのはセルマ・ブレア。 そしてそれをまとめる監督は、スーパーオタク監督、ギジェルモ・デル・トロ。 「ミミック」「ブレイド2」とそつなくこなす才人。
原作でもそうだが、まずキャラクターの魅力が満載。先のヘルボーイの容姿もそうだが、憎めないいたずらっ子に似た行動。子供に人気。その相棒のエイブ、半魚人である。細身の体に水中生物らしい魚眼と、えらを持った、腐った卵が好物の知的人。手を対象物にかざすだけで、イメージがわくと言う超能力も持つ。そして3人目のメンバーがリズ。スポンティニアス・コンバッションの使い手。自然発火である。しかし制御に手こずり、自ら精神病院に入っていた。しかし周りの要請により復帰。その破壊的なパワーはヘルボーイをもたじろがせる。
今作の一番の驚きは、監督のこだわりでもある「ライブ感」。予告で観たシーン、つまり派手なシーンほとんどがCGをメインで実写をサポートしてると思っていたら、なんと実写をメインでCGが効果として使われていると言う事。例えばエイブの瞼や鰓はCGで「らしく」処理してあるが、それ以外は細身の俳優にしっかり演技させている。またヘルボーイが調査員を守る為、車のボンネットを殴り車をばくてんさせるのだが、このシーンの危険さは現代ではCGで仕上げるのが普通のはずが、実車を使いクレーンによって実際に回転させている。 そのリアリティは、どんなにリアルになったCGといっても負ける。やはり「そこにある」と言う臨場感が勝つのだと改めて思える。 日本ではイマイチ乗り切れないかもしれないが、とにかく「無」で観ると面白いのでは。

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